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01月07日木曜日 1999年1月1週 (はる食日記)

1月1日(金)  晴
快晴できりりとした冷たい空気がおいしい新年。ベランダから雪をかぶった富士山を拝んで初詣とする。今年もおいしく過ごそう。
朝からパソコンを叩いて仕事はじめ。サッカーの天皇杯で横浜フリューゲルスが清水エスパルスを破り、天皇杯を抱えたままチーム解散を迎える。 人の意志の力はすごい。午後、水底と静かな町を散歩し、夕方から年賀状づくり。毎年元旦の恒例になっている。
お昼には、昨夜食べる予定だった年越しそば第二弾・かけそば編を、お雑煮に先立って食べることにする。
用意していたお節料理は、黒豆煮、かわり栗きんとん、煮しめ、豚バラの白煮、酢ゴボウ、紅白なます、それに小田原鈴廣の伊達巻きである。
それぞれに解説を加えると、黒豆煮は水底の作で、戻した黒豆を薄味の調味液に漬け込み、一昼夜置いてからことこと煮て、 仕上げに蜂蜜で照りと甘みを足したもの。まったく皺がよらず、つやつやとして美しい。
かわり栗きんとんは、常より重箱の角に残るきんとんをあわれに思っていた水底が、きんとんを余さずに食べようと考え出したもの。 きんとんを丸餅のように丸め、その上に栗をのせてオーブンで焼きしめたのである。きんとんのしっとり感を残したまま、手でもつまめ、 飾りにもなる。ちなみに、栗は国産の水煮のいただきもの、芋は鹿児島産の紫芋を用い、紫と黄色の色合いを楽しんだ。
煮しめは私の田舎風で、昆布、干しタケノコ、干しシイタケ、干しワラビ、干し芋ガラなどの乾物を用いる。今回は、一部材料の調達が間に合わず、 昆布、干しタケノコ、干しシイタケ、水煮ワラビ、人参、里芋、ゴボウ、レンコン、コンニャク、油揚げとした。味付けは、薄口醤油、みりん、 日本酒、ざらめ糖のみ。コツは、具が動かないようにうまく鍋につめることと、およそ煮えたら火を止めて、 そのまま味がなじむまで鍋から出さないことである。あと、言うまでもなく、よい素材を選ぶことが肝心。味は、 調味料とダシと具のうま味が渾然一体となって生まれるものだから。
豚バラの白煮は、友人から教えてもらった料理。豚バラ肉の角切りを塩と黒コショウで煮込むだけなので、素材の味がそのまま出てくる。塩は自然塩、 黒コショウは粒を挽き、肝心の豚肉は仙台黒豚会のもの。子豚期以後の投薬や飼料添加物を使わず、こまやかに育てた豚をおいしくいただく。 腰を据えてじっくりと煮込むべし。
酢ゴボウは、水底のリクエスト品。いわく「煮たゴボウを調味液にひたし、最後にすりゴマをまぶしたもの」とか。 調味液は水底がそばつゆ用にこしらえた二番だしを拝借し、それに醤油と酢と砂糖を入れてみた。こちらも半日漬け込むことで味がしみ込み、 ゴマの香りに包まれて実によい。
紅白なますについては簡単なので省略。
ちなみに、鈴廣の伊達巻きは高かったが、添加物を使わず後口のよい上品な味。他商品の倍以上するお値段は理由があってのこと。これは、 ぜいたくではないと思うのだが。
お節料理を三段の小さなお重につめ、そばをゆがく。そばは昨日打ったもので、そば粉が古かったためにちょっと失敗。そばつゆは、 水底作のかえしと、一番だし、二番だし、鶏のもも肉を茹でたもの。すこぶる美味。薬味は、葱、ゴマ、海苔、七味。
そして、夜。お正月はまだまだ続く。年賀状作りに一区切りをつけ、ちらし寿司とお雑煮を仕込む。すでに、 昼ご飯の準備と合わせてちらし寿司の具と、お雑煮のだしはとってあったのでそれほど時間はかからない。いつものように土鍋でご飯を炊き、 むらし時間を見て風呂に入る。
ちらし寿司を4合つくる。人参、レンコン、ゴボウ、鶏肉、干しシイタケを醤油とみりんと日本酒とざらめで煮込んだ…あれ。 ほとんど煮しめと同じだ。飯台にご飯をとり、合わせ酢をなじませたあと、具を混ぜこんでできあがり。薄焼きの錦糸卵と海苔、三つ葉、 いりゴマを添えて…あれ、そばの薬味とほとんど同じだ。料理って使い回しだということを、お節料理と正月料理で実感。
お雑煮も煮しめ同様に私の田舎風。干しエビと干しイカ、もといスルメ、干しシイタケをダシにするのだが、準備しそこねたので、 干し桜エビと干し貝柱で代用する。具には、人参、鶏肉、三つ葉、豆モヤシが欠かせない。水底が、「去年とほぼ同じ味」と言ってくれたので、 代用品成功である。
そして、台所では、豚の白煮の煮汁に鶏ガラと長葱、ショウガが加わり、ぐつぐつと出番を待つのであった。
ところで、水底と散歩に行ったのは、年賀状が少々不足するためコンビニエンスストアで無地の年賀状を探すのが目的だったのだが、 水底には心の奥底に隠れた目的を抱えていた。セブンイレブンを経由し、ファミリーマート方面に向ったところで、水底は歌い始めた。 CMソングである。水底は、ファミリーマートに入るなり、「ドッチモイタリアーノ」というお弁当をひとつ買っていた。新年早々とほほ。
帰ってからこれを食べた水底は、自分で作るしかないと心に決めるのであった。

食:12時半、かけそば、三段お重のお節料理、麦入り冷やご飯。地ビール (私のみ)。
食:17時、栗ドラ焼き、ミカン、お茶、コンビニの軽食。
食:22時、ちらし寿司、お雑煮、三段お重のお節料理、御前崎トンボマグロ刺身。ドリンクヨーグルト。

煮しめ。おせちの基本です

チラシ寿司。

右下がかわりきんとん。左上の伊達巻きのみ市販品。

お節のなます

 


 

1月2日(土)  晴
 本日も快晴。昼前に目を覚ます。ベランダにつながれていた大型犬がいなくなっていた。この犬は、故があってこの家の庭につながれており、 我々が入居する際に転居いただくはずだったのだが、なかなかそうもならず、正直言って困っていたところである。
 愛玩犬として一番大きな犬であり、人なつっこいのでも知られている。ともかく、 誰に対しても吠えかからずにかまってくれるものと信じてしっぽを振るような奴であり、我々のことも、 時々エサをくれる人ぐらいに思っていたのであろう。ともかく、いなくなってほっとした。エサ用の器をはじめ、 彼の持ち物も一緒に消えていたので安心である。
 水底は、12時間ドラマ「赤穂浪士」をずっと見ていた。12時間! 途中、贈り物のクッキーを焼いたりしていたが、あとはずっとテレビ!  水底は、江戸物に弱いのだ。
 とはいえ、本日はまず水底が台所に立ち、昨日の山風雑煮ではなく、水底田舎の海風雑煮をこしらえた。昨年と同じ展開である。 水底の雑煮の一番は青海苔がたっぷり入ることであろう。一番だし、二番だしに塩と醤油少々、それに人参、大根、小松菜などの野菜、鶏肉、 青海苔である。ふわりと磯の香りがして実によい。山育ちには考えられない味わいであるがうまいのには変わりない。これに、 昨夜のちらし寿司を食べたのだが、一晩で酢などがじっくりと染みた寿司というのは、これまたうまい。作りたてとは違ったうまさがある。 二度目のうまさというのは、1回の料理でふたつの味が楽しめるわけで、実にすばらしいものだ。最近は、 2食同じ物を食べるのが手抜きのようで嫌だという風潮らしいが、この二度目のおいしさを忘れているとは残念至極。
 午後遅く、水底クッキーやミカンなどで腹をごまかしつつ、ご飯の支度をする。夜は私が台所に立ち大麦入りご飯を3合炊く。そして、 ぐつぐつと昨日から火を入れたり止めたりしていた豚鶏ショウガ長葱スープを元にラーメンをこしらえる。スープにそば用のかえしと魚醤、 醤油を加え、豆モヤシ、キクラゲ、豚バラ白煮などで味を出し、ごま油を入れて香りを出す。最後にゆで卵、煎りゴマ、海苔、 青葱を散らしたものである。麺は油揚げのちぢれ麺を使い、具は九州、麺とスープは関東風的なラーメンとした。

食:12時、水底風海の雑煮、ちらし寿司、三段お節。ビール(私のみ)、 ドリンクヨーグルト。
食:18時、水底クッキー他、お茶、ミカン。
食:21時、麦入りご飯、ラーメン、三段お節、チラシの具の残り、キムチ、ドリンクヨーグルト、お茶、ミカン。

海のお雑煮。今年もおいしく過ごせますように

1月2日のラーメン。麺が見えない…。

 


 

1月3日(日)  晴
本日も晴天なり。空気乾燥す。昼前に起床。
昼は、鶏豚スープに大根、春菊、長葱を入れ、キムチ、コチュジャン、唐辛子、豚バラ白煮で韓国風の汁物をこしらえる。また、 水底雑煮汁の残りに豆腐を入れ、ダブル汁物でご飯を食べる。
夜は、鍋。昆布、手羽先、大根、里芋、白菜、油揚げ、小松菜の水炊き。それに、大麦入りご飯3合を鍋で炊く。鍋物をするときには、 土鍋がふさがってしまうので、ご飯を普通の鍋で炊くことになる。火の通り加減が土鍋と普通の鍋ではまったく違うので、このあたりを気にしつつ、 炊く。大ざっぱに言えば、土鍋はいい加減でもなんとかなるが、鍋の場合は時計を少々見なければ炊けない。土鍋とはよくできた道具である。
ついでに火鉢に炭を入れ、できた鍋物を温めながらいただく。火鉢の熱はじんわりとしていて実に気持ちがよい。これもまたよい道具である。 一酸化炭素には気を付けよう。

食:12時半、麦入りご飯の残り、キムチ汁、水底豆腐汁、黒豆、 かわり栗きんとん。
食:21時、麦入りご飯、キムチ、かわり栗きんとん、揚げそばがき。

 


 

1月4日(月)  晴
夕方から強風。しかし晴れている。どうしたことか。
明日、パソコンのマザーボードなどを入れ替えるので、バックアップに努める。何も忘れていなければよいが…。
大麦入りご飯を3合炊き、飯を食う。
夕飯は、塩豚とキャベツ、タマネギ、ニンニク、ショウガを炒め、ケチャップとお好みソース味の焼きそばをつくり、 最後にオムレツのように卵でくるんだもの。それに、鍋の残り汁に春菊と油揚げを加えた味噌汁でご飯。
食:14時半、大麦ご飯、キムチ、納豆、鍋の残り、ちらし寿司の具の残り。
食:20時、ご飯の残り、オムソバ、キムチ、鍋の残り味噌汁。

 


 

1月5日(火)  晴
秋葉原にN氏と行く。私のパソコンの調子が悪いのでなんとかするのだ。マザーボードを、と思ったら、 いつの間にか手にしていたのはハードディスクとグラフィックカードとTVボード。おや? まあいい、これで何とかなるのなら…。
数時間後、なんともなりませんでした。N氏はすごすごと帰っていき、あとには、元のスペックを少し落とした状態のマシンがひとつ…。ふふふ。 土曜日にリターンマッチだ。
食事は、昨夜テレビで見たラーメンの作り方をヒントにして朝からラーメン。そば用のかえし、練りゴマ、テンメンジャン、刻み葱、ごま油、それに、 数日来の鶏・豚スープで作ったらことのほかおいしかった。
この日、今年はじめての食材購入。4人の会食のため、ラーメン麺2、焼きそば麺3、豚バラ肉薄切り300g、豆モヤシ、モヤシ、それに、 シュークリーム用の生クリームを購入。普段、豚肉はブロックしか買わないのだが駅前のスーパーにはまっとうな豚肉が売っていないので、 スライスで我慢する。
夕食は、N氏とS氏を合わせて4人で、本当はビールを飲みながらゆっくりと思っていたが、上記のような状態で、パニック。なんとか食べた。
水底がシュークリームとレッドキドニービーンズとひよこ豆入りトマトペンネ、私がラーメン… 今度はテンメンジャンのかわりにコチュジャンと味噌にしたもの、それに、キャベツとモヤシと豚肉の焼きそば。そして、3合のご飯を食べる。 S氏はひとりでビールを飲んでいた。ちょっとうらやましい。

食:9時、ラーメン。
食:20時、シュークリーム、ラーメン、焼きそば、ご飯、ジャガイモのソテー、キムチ、豆入りトマトペンネ。

ペンネ。


 

1月6日(水)  薄雲の晴
今朝はすこぶる寒い。本屋などを回る。まだ、幕の内だが世の中は今日あたりから本格的に始動しているようで、町に出ると挨拶まわりの人々が多く、 せわしなく感じる。
水底は、ピーナッツオイル、タマリンドペースト、コーンスターチなどを購入。
パソコンの方は、メモリを半分に減らしたら、ずいぶんと調子がよい。明日は、メモリを元に戻して動かしてみることにする。どうなることやら。
このところ油と肉の比率が、我が家にしては多かったため、昨日の夜は調子を崩してしまった。そこで、 今日から元のまっとうな食生活に戻ろうと決意。
しかし、まだ、お餅も残っているし、昨日のスープも、ゆでたジャガイモも、ペンネも残っている。まずは、スープにモヤシと塩・ コショウを入れていただき、餅やジャガイモ、ペンネ、冷やご飯を食べる。
夜は、麦入りのご飯を3合炊き、ほうれん草のおひたし、豆モヤシのナムル、黒白豆(レッドキドニービーンズ、ひよこ豆) と紫芋と人参のつぶつぶサラダ、そして、煮干しでだしをとり、そのまま具にした、ゴボウ、大根、カボチャ、 油揚げに呉汁の素を入りの味噌汁を完成させる。豆、芋、穀類と野菜中心の食に戻ることができた。
食:12時、冷やご飯、ペンネ、ジャガイモ、モヤシの鶏スープ、餅(ヨモギ、豆) 。
食:21時、麦入りご飯、味噌汁、豆モヤシのナムル、ほうれん草のおひたし、つぶつぶサラダ、納豆、キムチ。

のつぶつぶサラダ。紫芋がきれい。


 

1月7日(木)  晴
強い寒気がやってきて、突風が吹くはずだったのだが、そうでもなかった。意外と穏やかな夕暮れ。午後から打ち合わせのために六本木へ。そのまま、 夕食を数名とともにする。水底は、水底妹と映画。
ご飯を3合炊き、冷や飯と合わせて食う。味噌汁は、カボチャとジャガイモと大根に呉汁の素と油揚げを加えた根菜汁。白菜を油揚げと炒めて、 醤油で味付けし、とろみをつけたチャプスイをつくってみる。ちょっとゆるかった。

食:12時、麦入りご飯、味噌汁、つぶつぶサラダ、納豆、キムチ、 白菜のチャプスイ。
食:18時、立ち食いそば(私)。
食:20時、居酒屋、ビール、キムチうどん、レンコンサラダ、鶏から揚げ、銀だら煮、里芋煮、タケノコ煮など(私)。
食:19時、トルコ料理屋、ピラフ、エクメック(パン)、豆のペースト、アレクサンダー大王煮など(水底)。

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01月14日木曜日 1999年1月2週 (はる食日記)

1月8日(金) 晴
打ち合わせのため、朝早くから市ヶ谷へ。今日から学校もはじまるようだが、8時台の電車はそれほど混んでいなかった。打ち合わせの後、 中華料理屋にて会食。五目チャーハンを頼んだが、ひとりの方が高齢で食が細いとかた焼きそばを半分以上譲ってくださった。ちょっと食べ過ぎ。 残すことができない自分を哀れむ。
ところで、かた焼きそばは、日本の中華料理界では花形スターのようである。しかし、考えてみれば、 日本人の食からするとあれはおかずではなかろうか? 麺を揚げてあるため、どうも主たる食事にはならないような気がする。 子ども菓子のベビースターラーメンのようではないか。ぱりぱりばりばり音を立てながら、食べすすめると、 やがて少ししんなりした麺が迎えてくれる。おいしいのだが、腑に落ちない。インドネシアのエビセン・クルプックを思い出す。
このかた焼きそばは家庭でも簡単にできる。茹でた麺が残ったら、それを好みの形にまとめ、たっぷりの油で揚げるのだ。それに、 中華丼の具と同じような野菜のあんかけをつくり、かければよい。素麺や蕎麦などが夏場余ったら、このようにして食べることもあるのだ。
午後は、自宅でせっせと仕事する。どうやら4月頃まで忙しくなりそうであり、明日でいいことを今日やる体制にしているが、 それがあだになるのかも知れない。ともかく、年始ぐらいは一生懸命仕事をしよう。
夜は、いつものご飯。糸コンニャク入りキンピラと、ジャガイモの煮っ転がしをこしらえる。ご飯は昨夜の残りなので、少々足りない。そこで、 タマネギを炒め、残っていた焼きそば麺を醤油で味付けし、さらに、水底が昼に食べたスパゲッティのソースが余っていたのでそれをかけて、 洋風あんかけ焼きそばにする。

食:8時、キムチ、白菜のチャプスイでつくる雑炊(私のみ)。
食:11時、スパゲッティ・ヨコイのソースに人参と長葱入り。雑炊の残り(水底)。
食:12時、五目チャーハン、かた焼きそば(私のみ、外食)。
食:21時半、ご飯、味噌汁(サツマイモ、人参、大根、油揚げ、呉汁の素)、糸コンニャク入りキンピラ、ジャガイモの煮っ転がし、キムチ、納豆、 洋風あんかけ焼きそば。

洋風あんかけ焼きそば

糸こん入りキンピラ

ジャガイモ煮っ転がし

 


 

1月9日(土) 晴
寒い朝。用事がない朝は、決して起きないことにしている。もちろん、水底も起きない。水底は、起きないのが得意なのだ。かくして朝は消えてゆく。 昼前に目を覚まし、早速ご飯。「人間所詮糞袋」とは水底が常々口にする言葉。
我が家は、有機野菜などの宅配を「有機農産物専門事業体」にお願いしているのだが、その初荷が届く。
さて、冷たい水に閉口しながら3合の米を研ぎ、押し麦を入れ、火にかける。我が家では米に吸水させる時間をとらない。たまにするが、面倒なので、 そのまま火にかける。ただし、火は弱火にしてゆっくりと加熱していく。そうすると、吸水と同じ効果が得られるのだ。
ご飯を炊きながら、大根葉を2本分みじん切りにし、桜エビ、ジャコを用意する。鍋に水を張り、火にかけ、煮干しを入れる。 冷凍しておいたシシャモのオスを4尾とりだし、焼きはじめる。前の家と違って、コンロが二口なので、準備と手際が問われるのだ。 鍋の水が湧いたら、煮干しはそのままにレタスを手でちぎって入れる。ご飯が炊きあがったら火から下ろし、ごま油で大根葉、桜エビ、 ジャコを炒めはじめる。ある程度炒めたら、日本酒、みりんを入れ、ニョクマム、醤油で味付け、最後にゴマをたっぷり散らしてできあがり。 味噌汁の方は、レタスをよく煮て、それから呉汁の素を入れ、豆腐をくずしてひと煮立ち。最後に味噌を溶いてできあがり。 レタスをよく煮るとうまいだしがでる。
その後水底は都心へ買い物に。私は仕事。水底の帰りに合わせて駅前のスーパーで買い物。
ところで、水底は町にでたところでマクドナルドのグラコロ(グラタンコロッケバーガー)を食べている。水底は、 CMソングとキャラクターに弱いのだ。かわいい、そして、そそるキャラクターが歌って踊っていると食べたくなるのだ。 今のところ分かっているのは、グラコロとファミリーマートのアジアご飯、ドッチモイタリアーノである。食べるまでは気分が盛り上がっているのに、 食べた後は、自分で作ろうと決意を新たにするのである。「グラコロを自分ちで作ったら、ご飯のおかずになるよね」とは、水底の弁。
夜は、その水底によるカレー。ラム肉、ジャガイモ、タマネギ、ニンジン、ニンニク、ショウガ、セロリ、マッシュルーム、大根、 アーモンドを細かく切り、クミン、ターメリック、カレー粉などを使って煮込んだものである。これに、マカロニ、フライドオニオンを添えて食べる。 ご飯は3合炊いた。

今週の宅配:大根2本、ジャガイモ1kg、長葱一束、それにセット野菜の大和いも400g、 大根1本、レタス1個、ほうれん草一束、マッシュルーム1パック、グリーンセロリ3分の1株、リンゴ2個、富有柿1個、サツマイモ2本、 豆腐2丁、ねり物1袋、麦味噌500gである。ちなみに、言い訳めくが、麦味噌を購入したのは、年間の味噌消費量に対し、 我が家の生産量が足りないためである。今ちょうど昨冬仕込みの米味噌を使用しているので麦味噌とブレンドするのだ。
本日の購入品:明日のおでんに合わせて牛すじ肉、コンニャク、油揚げ、竹輪、卵、それに、ラム肉、ミカン、牛乳、マヨネーズ、納豆大粒2パック、 油揚げ中華麺4食分、棒ラーメン2食分、エビセンを購入。コンニャク、油揚げ、卵は宅配の買い忘れ。


食:12時半、麦入りご飯、レタスの味噌汁、大根葉炒め、シシャモ、冷や奴、キムチ、納豆、 糸こん入りキンピラ。
食:16時、ハンバーガー(水底のみ)。
食:22時、カレーライス、大根葉炒め、キムチ。


 


 

1月10日(日) 晴
寒い。凡庸な一日とする。
おでんを仕込む。昨日から煮ていた牛すじ肉の煮汁の表面には、脂が冷めて固まっている。これを取り払い、肉を取り除き、昆布を入れて火にかける。 すじ肉の方は、細かく切り、楊枝に刺してまとめる。男爵芋、タマネギ、ニンジンを加えてしばらく煮る。その後、自家製のかえしを入れて、 さらに煮る。
夕方になってから、メークイン、大根、コンニャク、ゆで卵を入れて煮る。最後に、竹輪、ねり物、油揚げに餅を入れた巾着を煮てできあがり。うん、 うまいっす。ご飯は、新しい5kg袋を開けた。大麦を入れて3合炊く。

食:13時、カレーライス、キムチ、大根葉炒め。
食:21時、おでん、ご飯、キムチ。


 

1月11日(月) 晴
とても寒い。ちょっと風邪気味になってしまう。寒くて、乾燥しているとインフルエンザウイルスに感染しやすい。また、 ちょうど学校や会社がはじまり、全国から全国に移動していた人々が相互にウイルスをまき散らすのもこの時期である。 1月後半からインフルエンザが流行する理由はこんなところにもあるのだ。といっても、風邪が治るわけでもない。
ネギやショウガを中心にたっぷり栄養をとり、暖かくして寝るのが一番である。
ともあれ、おかずは作り置きしているので、夜に、大根葉と長ネギをジャコと桜エビで炒めた定番のふりかけを作り、いつもの納豆にネギを加え、 さらに、スパゲッティを少々ゆでておでん汁をかけるぐらいにしておいた。ご飯は、翌日も考え、大麦を入れて4合炊く。

食:11時、おでん、ご飯、キムチ、カレー。
食:20時、おでん(大根・巾着追加)、キムチ、カレー、大根葉とネギの炒め、納豆とネギ、おでん汁のスープスパゲッティ。

 


 

1月12日(火) 晴
打ち合わせのため飯田橋へ。打ち合わせの後、そのままその事務所でビールが登場。その後、焼き肉屋に行き、焼き肉とビール状態。水底は、 タマネギ入りケチャップスパゲッティにゴマをふって食べていた。また、野菜の煮物(大根、ゴボウ、レンコン、人参、ジャガイモ、昆布、干し椎茸、 ショウガ)、豆腐、糸コンニャク、昆布、キクラゲ、ゴマ、桜エビ、セロリ、自家製切り干し大根を具に、豆腐、練りゴマ、砂糖、みりん、 スリごまでつくる白和え、それにネギと味噌とカツオ節とゴマ、みりん、酒でつくるネギ味噌、ジャガイモとワカメの味噌汁を作っていた。
が!
それほど食べなかったはずだが、ビールと肉だけの組み合わせは今の私が消化できる食べ物ではなかった! 夜、帰ってから気分が悪くなり、 それから先数時間に渡り、胃の中の物を戻してしまった。もったいない! ああ! ということで、水底の料理は翌日回しへ。

今日の購入:シュークリーム2個とショートケーキを買って帰る…。

食:12時、残りご飯、キムチ、カレー、大根葉とネギの炒め、納豆とネギ、おでん。
食:20時、スパゲッティ(水底のみ)。
食:20時、焼き肉、ビール(外食、私)。
食:23時、シュークリーム(水底のみ、購入物)。

 


 

1月13日(水) 晴
昨日が辛かったので、おとなしくする1日。
まずは、昨日のご飯3合を炊くところからはじめよう。そして、ご飯を食べ、パソコンに座る。
水底は1日中イラストを書き続ける。夕方小腹がすいたようだったので、冷や飯にネギ味噌を入れ、おにぎりをつくる。 手に取りやすいように海苔でまく。私も食べたが、米がおいしいので、おにぎりがうまい!

夜は、ふたたびご飯。大麦を入れて3合の飯を炊く。レタスと長ネギ、呉汁の素を使って味噌汁をつくったのだが、 ここでハプニング。我が家の自家製味噌は、とてもよくできていて、約1年寝かせたのにカビひとつついてはいない。その理由は、 味噌になる過程でどうも一部がアルコール発酵してしまったようなのだ。たまたま今日の味噌汁は、野菜を煮た後に火を止め、 味噌を溶き入れた正統派の作り方をしたのだが、これがいけなかった。わずかであれ、アルコールが揮発し切れていなかったのだ。水底は、 まったくアルコールに耐性のない身体である。気づきもしないようなアルコール濃度で酔ってしまう。ということで、ご飯を食べ終わった水底は、 部屋がぐるぐるすると言って倒れたのであった。
このレタスとネギと呉汁の素の味噌汁は、とてもおいしかっただけに、水底も気づかずに一気に食べてしまったのだが、それが敗因だろう。

食:12時、ご飯、ジャガイモとワカメの味噌汁、葱味噌、野菜の煮物、納豆、白和え、 スパゲッティの残り。
食:15時、シュークリーム、ショートケーキ(購入物)、お茶。
食:17時、冷や飯おにぎり。
食:23時、大麦入りご飯、レタスと葱と呉汁の素の味噌汁、葱味噌、野菜の煮物、白和え、キムチ。

水底の野菜煮物

水底葱味噌(肉は入っていない)

水底白和え、うまい

 


 

1月14日(木) 晴
白菜、干し椎茸、豚肉をひたすらことこと塩とコショウだけで煮ただけの野菜スープを食べる。私の母親が時々作ってくれたのだが、 野菜汁が旨いという自覚をもったのは、このスープだった。簡単でうまい。これにご飯を入れてもよい。
明日、幕張メッセで行なわれるイベントの手伝いで、夕方から外出。途中、いつものラーメン屋に水底とふたりでふらふらと入る。幕張では、 打ち合わせの後で食事をとろうと思ったが、22時になるとどこも店じまいとなり、まるでゴーストタウン。 ようやく1軒のファミレス風イタリア料理屋に入り、ハンバーグ定食のようなものを食べる。仲間達はビールを飲んでいたが、私は控えることに。 この店で、翌日の朝食を購入。

今週の宅配:里芋1kg、大根1本半、レンコン2本、グリーンセロリ、ひらたけ、三つ葉、 ほうれん草、小松菜、長葱、男爵芋小玉1kg、ミカン1袋、リンゴ1個、豆腐1丁、丸鶏1羽。

食:12時、麦ご飯、白菜と干し椎茸と塩豚のスープ、葱味噌、野菜の煮物、白和え、キムチ。
食:16時半、ラーメン(外食)
食:22時、ニンニク乗せハンバーグ、ミックスベジタブルやベーコン添えのご飯(外食)

 

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01月21日木曜日 1999年1月3週 (はる食日記)

1月15日(金) 曇りのち一時小雨(幕張)
目が覚めて、飯を食おうと昨日のテイクアウト箱を開ける。丸いパンにミート餡が入っている食べものだ。が、まず、そのパンが塩辛い。その上、 ミート餡がまずくて、塩辛い。どうすればいいのだ。5時半から夕方まで働きづめになるのに、このような塩辛い物を食べるわけにはいかない。 半分ほどであきらめる。水底も同様。
幕張で早朝から交通整理などにいそしむ。純粋なボランティアである。たまには、人助け、人助け。腹をすかし、昼食へ。昼食はお弁当支給。 ご飯でよかった。フライや煮物などの普通のお弁当。空腹がなによりのごちそうである。
18時過ぎ、ようやく開放され、水底とふたりへとへとになりながら、近くの喫茶店へ。とりあえず、パンしかないので、それを食べて一服。 帰ってから、まっとうなご飯を食べる。
大麦入りご飯を3合炊き、土鍋に昆布を敷いて、大根、白菜、豆モヤシ、長葱をくつくつ煮る。30分以上煮て、 野菜のうまみをたっぷり引き出してから、最後に三つ葉を散らした鍋。醤油やごまだれなど好みで食べる。ふう、落ち着く。

食:5時、ミート餡入り丸パンのようなもの。
食:13時、幕の内お弁当
食:19時、パンとコーヒー(私)、パンと紅茶(水底)。
食:22時、大麦入りご飯、野菜鍋、キムチ。

 


 

1月16日(土) 晴
身体が痛い。予定では友人宅でパーティだったのだが、幸いなことに中止になった。午後遅くまで眠る。
起きてから、昨日の鍋を煮立たせ、残ったご飯を入れ、塩とコショウ。最後に卵を溶いてお雑炊。はふはふと食べる。
夕方、水底と散歩がてらの買い物に行く。それだけの1日だが、水底は小豆を煮ていた。夕飯も、水底が鶏モツとトマト缶、レッドキドニービーンズ、 セロリ、タマネギ、ジャガイモ、人参をことこと煮てシチューを作る。私はおひたしと焼きシシャモに3合のご飯。おいしくいただく。

今日の購入品:納豆8パック、牛乳1リットル、生クリーム200g、人参4本、油揚げ2枚、 こんにゃく1個、パン粉1袋、食パン1斤、フランスパン小1個、あんこ入りクルミパン、卵1パック、葛きり1袋。

食:15時、野菜雑炊、キムチ。
食:19時、あんこ入りクルミパン、お茶。
食:22時、ご飯、鶏モツのトマト豆シチュー、ほうれん草のおひたし、納豆、焼きシシャモ(オス)、キムチ、葱味噌、ふりかけ。

 


 

1月17日(日) 晴(清里)
講演のため清里に行く。朝早く起きると、身体が痛い。まだ筋肉痛だ。あまり体調はよくないが、仕事である。
昨日買ったパンをトーストにして、その上に納豆+醤油+マヨネーズ+葱という壮絶な食べ物をお茶で流してから寒い外に出向く。清里は寒かった。
講演は、環境問題に関心がある人たちへ、日本の野菜の流通や有機農産物のこと、自給率や食の安全性についてなどを知っていただくためのもの。 「流通」がテーマだったため、少々難しくなる。時間が足りなくなり、早口になったのは反省。
お昼は、みなさんとともに食べる。ご飯、味噌汁はそこそこおいしかった。エビフライ、牡蠣フライ、ホタテフライにポテトサラダ、 キャベツの千切り、トマト、レモン、タルタルソース。エビフライは、とても食べたかったので嬉しいが、水底と「食べよう!」 という話をしていたので、ちょっと申し訳ない。
夜は、水底がターメイヤというエジプトの豆料理を作っていた。さらに、私の得意料理であるレンコンのマヨサラダまで。うーむ、やられた。しかも、 ゴボウ、ニンジン、里芋、大根の味噌汁までも! 私は、3合の飯を炊くだけであった…。

食:7時、パン、納豆、お茶(私のみ)
食:
食:12時半、フライの定食(私のみ)
食:20時半、ご飯、レンコンサラダ、ターメイヤ、味噌汁、キムチ。

ターメイヤ、中はすべて豆の緑色です

レンコンサラダなり


 

1月18日(月) 晴
ちょいと疲れているが、本日も夕方から取材のためえっちらおっちらと外出。水底に夕飯を作ってもらう。本日は鍋なり。大根、白菜、ニンジン、 しめじ、里芋、葛きりを昆布だしでいただく。さらに、肉なしジャガができていた。肉ジャガはおいしい料理だが、あのうまさは、 実はタマネギとジャガイモの組み合わせであることが本日発覚。肉がなくても実にうまい。ばくばくと大根、里芋、ジャガイモなどをくらう。 ご飯は3合炊いた。
水底は、しめじ、ニンジンを「肉」扱いとすることを宣言。豆類に加えて、肉の範囲は広がっていく。

食:12時、パン、昨日の味噌汁、ブルーベリージャム、白菜と豆モヤシの野菜炒め。
食:18時、うどん、豆寒天。
食:23時、ご飯、鍋、肉なしジャガ、キムチ。

 


 

1月19日(火) 曇り
久しぶりに東京の空が暗い。久しぶりに一日家で仕事をする。こういう日に限ってあちこちから電話がかかってくるのはなぜだろう。それでも、 仕事に励む。仕事をするから忙しいのか、忙しいから仕事をするのか…。
夕方、水底が白玉をつくってくれ、数日来鍋でぐつぐつ言っていたぜんざいとともに食う。
夜は、ゆで卵と豆が入った水底キッシュをメインにして、鍋の残り汁に大根と油揚げと葱と小松菜を加えた味噌汁、 肉なしジャガイモの残りなどとする。ご飯は、大麦を入れた3合飯を炊く。
米を購入している秋田の生産者から餅の切れ端をたくさんいただく。とても嬉しい。実は、餅が残っていたら購入しようと電話したのだが、 ないというので諦めていたところ、こんなにくいことをしていただく。まさしく、我々が望んでいたのは、この切れ端である。 かき餅にしたかったのだ。
水底は、キッシュだけでなく、リンゴのカップケーキなども焼いている。どこかに届け物にするらしい。

本日の届き物:米20kg、餅(切れ端)大袋3つ。

食:13時、うどん鍋、冷やご飯、肉なしジャガ。
食:18時、白玉入りぜんざい。
食:22時、麦入りご飯、キッシュ、味噌汁、肉なしじゃが、キムチ。

水底キッシュ! 外には2種の豆がぎっしり

中は、目玉焼き状態の卵が! が! が!

 


 

1月20日(水) 晴
今日は、とても暖かかった。世間ではインフルエンザが流行のきざし。例年通り、これから3月の頭まで心配である。とにかく暖かくして、 水分をたっぷりとっておこう。
水底は、朝から友人宅へソーセージを手作りに行った。夜中に帰ってきて、成果をさっそく食べさせてもらう。うまい!  いかにも手作りという感じであるが、腸がぷりぷりして、中身はジューシー。決してくどくないし、口の中にあくが残ることもない。さらに、 アメリカンオールドスタイルのソーセージ原型料理というものも食べた。これは、皿にソーセージの中身をぶちまけて、 豆とスパイスなどを表面に散らし、そのままたき火の中に埋めて調理するものらしい。ソーセージ味の素朴なミートローフといったところか。 茹でる工程がないため、ソーセージよりもがっしりした食感。
さて、私の方は、午後打ち合わせがあり市ヶ谷へ。その後、友人宅へ、彼の壊れたパソコンを安く引き取りに行く。 どうやらマザーボードがいかれているようだ。これをベースに、新しいパソコンにするのだ。今度こそ!
さて、その友人を待つために駅の某最大手ファストフード屋に入る。あまりに久しぶりなのと、1時間ほど時間をつぶす必要があったので、 そこのセットメニューでハンバーガーとポテトとコーヒーを頼む。ゆっくり観察しながら食べたのだが、 ハンバーガーのパテの中に赤く四角い小さな粒があったのは、あれはなんだろう。そして、どうしてこういう味がするのかな?  ポテトから合成洗剤のような香りがしたのはなんだろう。油に何か入っているのかな? 入ってくるお客さんの一定割合が、 とてもとても横に大きな人だったんだけど…。うーむ。ということで、全部食べられず、半分以上残してしまう。どんなものでも、 食料であることには変わりない。ごめんなさい。反省します。そして、友人が登場したので、勧めてみたが、彼は一口食べてそっぽを向いた。彼は、 独身で料理は好きなのだが忙しさのため、外食が多いと聞く。それでも食べないか。
その後ふたりで、関西風お好み焼き屋さんに入り、ビールを飲んで、焼きそばとミックスお好み焼きを焼きながら食べる。

食:8時半、味噌汁おじや(水底)、ご飯と味噌汁(私)、キッシュ。
食:12時、キムチ入り残り味噌汁にインスタント麺を入れたキムチラーメン(私)。
食:13時、四川マーボー豆腐(水底友人作)、ナムル2種、おから(以上2品、別の友人作)、ご飯、キッシュ(水底、友人宅にて)。
食:18時、某ハンバーガー、ポテト、コーヒー(残す、反省、私)。
食:19時半、お好み焼き、焼きそば、ビール、キウイ(私、外食)。
食:21時、ご飯、ソーセージ、アメリカンオールドオープンソーセージ、牡蠣フライ、あけがらし(辛子と糀などを混ぜたもの)、 モヤシとミョウガの梅酢あえ(水底)。
食:24時、餅、納豆、ソーセージ、アメリカンオールドオープンソーセージ(私)。

アメリカンオープンソーセージ。なかの粒はこれまた豆


 

1月21日(木) 晴
昨日は帰宅後ずっとパソコンをいじってみた。うまくいきそうで、いかない。午前中、あらためてパソコンをいじるがだめだった。やはり、 マザーボードなどを交換するしかないか。あきらめて仕事に励む。
ご飯を3合炊き、ニンジン、里芋、大根葉で味噌汁をつくる。ソーセージを茹でたり焼いたりして食らう。本来保存食だったソーセージは、 今や料理法ともなっていて、野菜やスパイスがたっぷり入ったものは独特の食感でおいしい。長いもをすりおろし、とろろにする。水底は、 味噌汁でとろろをのばす習いがあり、本日もそうなる。
夜もご飯を3合炊き、白菜と大根とソーセージを煮込む。1時間ほど煮込むと、野菜の甘さとソーセージからでるうまみがとてもよい感じ。 家中においしい香りが立ちこめる。ついでにオーブンで芋も焼いてみた。芋を洗い、 そのまま水分をふき取らずにアルミホイルに包んで250度約20分。おいしく焼ける。マヨネーズやケチャップをつけてご飯のおかずにしてもいい。

本日の宅配:長芋、ニンジンたくさん、長葱たくさん、小松菜、ほうれん草、ひらたけ、チンゲン菜、 セロリ、生姜、キウイ4個、ポンカン3個、ミカン1kg、ゆず4個、納豆2パック、油揚げ3枚、豆腐1丁、飲むヨーグルト1リットル、 卵1パック、ケチャップ1本、レモン汁1本、青のり、焼きのり、手羽先肉300g。

食:13時、大麦入りご飯、焼きソーセージ、ゆでソーセージ、オープンソーセージ、 ほうれん草のおひたし、とろろ、味噌汁、キムチ。
食:23時、大麦入りご飯、ソーセージの白菜大根煮込み、オープンソーセージ、ほうれん草のおひたし、キムチ、焼き芋(サツマイモ、 紫サツマイモ)。

手作りソーセージの白菜・大根煮。うまし。

| カテゴリ:はる食日記 | 1999年1月3週 | 1999年1月21日

01月31日日曜日 1999年1月4週 ()

誕生日のコロッケ! 私はコロッケが好きだ。

 


 

1月22日(金) 晴
昨日の残りスープにニンジン、タマネギ、ニンニク、セロリ、ゆでた2種の豆、ソーセージを入れ、塩とコショウでことこと煮込み、 そこにご飯をいれて煮込み洋風雑炊にする。酸味のすすんだキムチ汁を加えて辛くするのもまたよし。
このところ、水底が豆をいつも水煮状態で2種類ほど常備しているので使い勝手がよい。ちょっと豆を入れるだけで、料理の幅が広がる。すばらしい。
仕事部屋の窓から、東京方面の風景が見える。夕焼けが美しい。ようやく、午後5時になっても明るさが残るようになった。少しずつ日が長くなる。
夜、餅を焼き、醤油、マヨネーズ、海苔で食う。
その後、大麦入りご飯を3合炊き、レンコンのマヨネーズサラダ、小松菜のおひたし、ジャガイモの中華風炒めなどをつくる。味噌汁は、 長葱と油揚げと呉汁の素。
レンコンのマヨネーズサラダとは、レンコンを薄くスライスし、歯触りが残るくらいに軽く茹で、それに白コショウ、マヨネーズ、 酢を合わせてよく混ぜたものである。これが、クリームっぽくなってうまい。我が家のレンコン料理として一番人気だ。味噌汁も、 長葱と油揚げの組み合わせは、素朴な甘さがでるので人気が高い。投票数2票といったところである。
ジャガイモの中華風炒めは、ジャガイモをスティック状に切り、ごま油で炒め、紹興酒、塩、ゴマ、醤油、そして最後にごま油をふりかけたもの。 途中、少し水を加えてもよい。気長に炒めること。炒めくずれするぐらいがおいしい。

食:13時、洋風雑炊、キムチ汁、納豆、焼き芋(紫)。
食:20時、餅、海苔。
食:22時、麦入りご飯、レンコンのマヨネーズサラダ、小松菜のおひたし、ジャガイモの中華風炒め、キムチ、オープンソーセージ。

 


 

1月23日(土) 晴
午前中、少し雲が出るもののやがて晴れた。昼頃、ベランダに2匹の猫が出たと水底が騒ぐ。2匹とも同じ柄の子猫で、 1匹は驚いてベランダから飛び降りたが、もう1匹は怖くて飛び降りられず、かといって、人間のいる横をすり抜けることもできず、 うろたえていたという。そういえば、先日、食事をとっていたら、窓の外からこちらを窺っていた猫と目が合った。彼はうろたえて走り去ったが、 同じ猫であろうか。野鳥が多く、茂みもあるので猫が庭先まで入り込むのだろう。猫に見られていると、 こちらが動物園の檻の中にいるような気にもなる。
午前中、一仕事をして、昆布、煮干し、ニンニク、ショウガ、かえし、テンメンジャン、ねりゴマ、塩豚に葱をたっぷり入れラーメンスープをつくり、 インスタント麺をゆでて食べる。最後に海苔とごま油、キムチ汁を入れて韓国風に。
困ったことに、私が風邪気味になってしまう。どうしたことだ。まずい。そこで、ミカンやポンカンを食らう。夕食も、風邪退治食にしようと考え、 まずは、味噌汁を。大根、人参、サツマイモ、里芋、ジャガイモ、ショウガ、油揚げ、長葱をぐつぐつ煮込んで野菜の味噌汁。それに、 ゴボウとニンジンのキンピラ、豆2種とジャガイモのポテトサラダをこしらえる。水底のリクエストで、オムライスも。ちなみに、ご飯は4合炊いた。
夕方、水底が買い物に出る。粉などを買って帰る。

本日の購入:薄力粉2kg、けしの実100g、グリーンペッパー(酢漬け)、セージ(粉末)。

食:13時、麦入りご飯、ラーメン、ジャガイモ中華炒め、小松菜のおひたし、オープンソーセージ。
食:22時、ご飯、オムライス(ニンニク、ショウガ、タマネギ入り)、野菜味噌汁、豆入りポテトサラダ、キンピラ、焼きリンゴ、焼き芋 (ムラサキイモ)、納豆。

 


 

1月24日(日) 雨
冬の雨。実に今年はじめての雨である。昨日から餅を干していたので慌てて取り入れる。カラスが餅のそばでうろついていた。まずい。 あんな硬いものまで狙うとは。以前に、唐辛子をほとんど食い散らされたので、要注意である。
チャーハンをつくる。ニンニク、ショウガ、タマネギ、ニンジン、セロリをみじん切りにして、ジャコ、桜エビとともに強火で炒める。 よく中華鍋を熱し、油もきちんと熱してから炒めるのがコツ。炒め上がったら、油を足し、よく熱してからご飯を入れる。 ご飯が焼けるまでは返さない。返しはじめたら、うまく全体にかき混ぜて、最後に中華鍋に卵を炒れ、半熟になったら、ご飯と混ぜる。そして、 醤油を鍋肌から入れて、軽くかき回すと完成。ケチャップやサンバル(インドネシアの辛いトマトソース)などをつけながら食べると美味。 味が薄めでも、ジャコやセロリなどがおいしさを出してくれる。これでは普通の食卓には薄すぎるので、野菜を炒めたところか、 ご飯を炒めたところで、塩・コショウをふるとよいでしょう。
夕食は、大麦入りご飯を3合炊き、ジャガイモの煮っころがしをつくる。味噌汁は、ニンジン、大根、長葱、油揚げ、呉汁の素に、 アオサを加えたもの。水底が作って冷凍しておいたターメイヤを焼く。
水底実家より、自家製切り干し大根と里芋の親芋大をひとついただく。親芋は、人の頭ぐらいの大きさがあった。うおう。

本日の届きもの:里芋親芋大1、切り干し大根

食:12時、チャーハン、昨日の野菜味噌汁、キンピラ、豆芋サラダ
食:22時、大麦入りご飯、味噌汁、納豆、とろろ、ジャガイモの煮っころがし、ほうれん草のおひたし、ターメイヤ、焼き芋(ムラサキイモ)。

正統派のキンピラ


 

1月25日(月) 雨
二日続けての雨となった。雨になったらなったで鬱陶しい。まったくもってわがままである。ちと、仕事をし、ちと、飯を食う。本日の第一食は、 大いに手を抜く。水底が懸賞で当てたおでんセット、それに、冷凍うどんをつかい、干し椎茸、昆布、煮干しと我が家のかえしでつゆをつくり、 葱をたっぷり入れたうどん。昨日の残り物である。
夕食は、水底がカレーをつくった。タマネギ、ニンニク、ショウガに加え、セロリが入った手羽先ベースのカレーだが、 タマリンドやココナッツミルクが入っているらしく、甘酸っぱいような味がする。これに、 ジャガイモをつぶしてスパイスを織り込んだオーブン焼きや豆腐と大根のサラダ、カリカリに揚げたタマネギなどを加えて食べるのだ。まさに、 インドネシアの日常食ナシ・チャンプルーである。ちなみに、何度も繰り返すが、ナシはご飯、 チャンプルーはチャンポンや沖縄のチャンプルーと語源が同じで、まぜこぜの意。
ある京都の人いわく、おばんざいと同じだそうだ。すなわち、ご飯をおいしく食べるために、いくつかのおかずを乗せて、 味と味の組み合わせを楽しむもの。米食いらしい発想である。だいたい1品はしっとりと汁をもっている。今日でいえば、カレーがそれにあたる。 そして、昨日のジャガイモ煮っ転がしやほうれん草のおひたしなども加わって、ぐちゃぐちゃのおいしさが生まれるのだ。
ちなみに、ご飯は3合。大麦入りだ。ご飯だけは私が炊く。土鍋で炊くのだが、別にこだわっているわけではない。 電気炊飯器の部品がひとつなくなって以来そうなっているのだ。土鍋で炊くと、炊きあがりはおいしいし、炊飯時間が短くてすむ。ただ、 ついていなければならないのは大いなる難点だが…。なお、ひとつの家に、飯炊きはひとりでいいと水底。ふたりいるとかまどの神様が困るらしい。

食:12時、冷やご飯、うどん、おでん(ねりもの、つくね、こんにゃく、大根、 いろいろ入ったきんちゃく)、もち、ジャガイモの煮っ転がし、ほうれん草のおひたし。
食:21時、大麦入りカレー、鶏の手羽先カレーインドネシア風、ジャガイモのオーブン焼き、豆腐と大根のサラダ、ジャガイモの煮っ転がし、 ほうれん草のおひたし。

手羽先カレー

奴大根サラダ

 


 

1月26日(火) 晴のち曇り
おだやかな天候の1日。今日と明日は休日とする。そこで、前夜はSFを1冊読み上げる。今年はじめてのSF。アン・マキャフリーの『フリーダム・ ランディング』(早川書房)である。設定はともかく、はじめての土地で、人間や異星人が食べる姿をよく描写しているSFである。この作家は、 女性を描くのに定評があるが、植民地、この場合は植民惑星だが、そこでの日常生活描写が実にすぐれている。つまり、 簡単な理解と想像の範囲を超えず、わくわくさせる技術を持っている。
夜は、映画を見に行く。オフィス北野の『生きない』である。「明日あなたが死ぬと分かっていたら、あなたはどういうふうに過ごしますか?」 というのを特殊な状況の中で悲喜劇として描いている。ここでも、食べものは重要な要素をとして描かれる。あなたなら、何を食べたいですか?
昼は、ご飯を3合炊き、ニンジンとチンゲン菜と豆腐、呉汁の素の味噌汁をつくる。
映画のために、外食。何回か入ったことのあるイタリア料理店に行く。すいている。おいおい。最近はどこもこんな調子だろう。不況の風が冷たい。 おいしいパスタなのに。

本日の購入:ベーコン、豚挽肉1パック、納豆大粒2パック(4食)、納豆小粒1パック(2食)、 ピクルス1瓶、油揚げ3枚、炒り大豆1袋、生クリーム1パック。

食:13時、ご飯、カレー、ジャガイモのオーブン焼き、大根サラダ、ジャガイモの煮っ転がし、 ほうれん草のおひたし、味噌汁。
食:20時、スパゲッティペペロンチーノ(私)、ナスのトマトスパゲッティ(水底)、タコマリネ(外食)。
食:24時、オムライス、ケチャップライス、残りもの。

 


 

1月27日(水) 曇りのち晴れ
34歳になりました。映画を見ようと起きたもののいつもよりも早いので、朝食が作れず、コンビニのお世話になってしまった。私は、 パンといなり寿司、水底は、おにぎり系をふたつ。それにヨーグルトをかかえ、『アルマゲドン』へ。取り急ぎ、 入るなりプラスチックの袋をすべて開き、映画でもっとも忌まわしい「パリパリ、グシャグシャ音」をなくしてから、 時間までの数分で食べてしまった。そして、映画。NASAと米軍全面協力のアメリカ版大政翼賛映画であるが、おもしろい。フロンティア精神とか、 チャレンジ精神とか、不屈の人間精神への信頼などが前提にあり、わくわく、どきどき、はらはらと映画として単純に楽しめてしまう。 こういう近未来SFを荒唐無稽ではなく、なおかつ難しくなく、大衆向けの演芸として成立させることができるのはとてもうらやましい。
私は、日頃、環境問題などに少々足をつっこんではいるが、だからといって科学技術を否定してはいない。科学の進歩は急激で、 知らない内に生活まで一変させてしまうものだ。たとえば、このパソコンのように、これなしでは日本における日常生活が大きく異なってしまうし、 この恩恵にあずかっている。ただ、科学技術は、すべて諸刃の剣である。いいこともあれば、悪いこともある。あんまりよく分かっていなくても、 ついつい使ってしまうこともある。そんなときに、節度や立ち止まって考えてみるという姿勢が必要だと思っているだけだ。病気になれば、 誰だって直したいと思う。よくなって欲しいと思う。じゃあ、それが高じて健康なうちに、病気になりそうだったら、 その要素を除去したいという欲求や行為につながるのは悪いことだろうか? 否。では、病気になりそうな人の遺伝子を操作して、 その子孫の病気を防ぐことは? どこまでならば、社会的に許しますか?
問いかけているのは、そういうことである。食べものでもしかり。大量に生産し、均一に味を整えるために使われる添加物、 大量に生産するために使われる農薬。それによる害や、それに頼るしくみを、どこまでなら社会的に許しますか、ということだ。もっと、 別の方法や別の智恵があるのではなかろうかと思ってしまったから、有機農業や、伝統的な加工技術の智恵を再発見したいと考えている。それもまた、 科学技術である。
とりわけ、微生物や化学的な物質循環、生態的な物質やエネルギーの循環については、まだまだ、科学や技術が未発達な分野である。今、 大企業はバイオブームであるが、近代の工業社会にみられた「固い」「生きていない」ものを扱うような発想で、これらの「柔らかい」「生きている」 ものを扱おうという科学技術の発想には危惧を感じてしまう。
そういうことだ。
人間は、様々な智恵を磨き、ここまできた。科学技術もそのひとつ。そのことを否定するのは寂しいではないか。その智恵があるからこそ、 多様な思考と発想と行動が生まれる。私はそのはしくれのひとつでありたい。今の社会の本流とは少々異なるかも知れないが、 未来のひとつの潮流であるとは思っている。
やれやれ、楽しい映画に触発されてついつい難しく考えてしまった。
ちなみに、この映画と同じような感動を得るには『たったひとつの冴えたやりかた』ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア、や『冷たい方程式』トム・ ゴドウィンといったSFをどうぞ。こちらは、もっと繊細で、もっと抑制の効いた人間の利他心を描いています。
夕食は、水底にコロッケとエビフライを所望。誕生日の役得である。ついでにクリームシチューもつくってもらう。コロッケは、 表面が細かいパン粉で、中は、芋中心の肉やタマネギが控えめなやつ。シチューは、ジャガイモ、タマネギ、人参、セロリ、豆、 ベーコンを自家製ホワイトソースでのばしたもの。それぞれ下ごしらえに見た目より手間がかかる料理である。ご飯は3合炊いた。ちなみに、 揚げるのは私の役となっている。
心ゆくまでコロッケを堪能。

本日の購入:キャベツ1個、ブラックタイガー8尾、卵10個、シシャモ(オス)8尾。

食:12時半、パン、おにぎりなど(コンビニ食)。
食:20時、ご飯3合、コロッケ、エビフライ、キャベツの千切り、クリームシチュー、葱味噌。

誕生日のエビフライ。たまには、食べたい

細かい衣がたまりません

 


 

1月28日(木) 晴
業者さんが換気扇を取り替えに来た。この家もいろいろある。まあ、貸し主側が面倒見てくれるので文句はない。午前中はその作業を手伝う。 こういう取付工事なども、細かい技があっておもしろい。ネジの締め方、ハンマーの打ち方ひとつとってもとても勉強になる。
夕方、いつもの宅配以外にもうひとつ宅配便が届く。秋田のコメ農家に、大豆を15kgお願いしておいたのだ。味噌をつくるのだが、 3kgは知人に依頼された分である。これで味噌を仕込んだり、いろいろな料理をつくるつもりだ。親切に味噌を3kgばかり送ってもらった。 明日にでも早速試してみよう。
朝は、残りご飯を食べる。さらに、昨日食べきれなかったお誕生ケーキを食べることにする。私のリクエストで、 ジャム2種類の生クリーム入りロールケーキである。もちろん、生地から手作りなのは言うまでもない。水底はきっと簡単すぎて不満足なのだろうが、 食べたいものがこれだったのだから仕方がない。換気扇取り替え作業の業者さんにも食べてもらったが、生地がおいしいといってくれた。
夕方、大麦入りご飯を4合炊く。コロッケ丼をつくる。めんつゆに追いガツオして、長葱を煮、それにコロッケを入れて軽く煮たら、 溶き卵を入れて半熟になればできあがり。うまいのだ。これは、油揚げ丼など、油が含まれている食品ならばなんでもOK。ニンジンとゴボウ、 油揚げ、小松菜の味噌汁を添える。
夜中、突然ふたりともお腹がすいたので、軽く食べることにする。わさびふりかけのお茶漬け、納豆、葱味噌で黙々とご飯を食う。 水底は納豆に卵の黄身を入れていた。夜に、シフォンケーキを贈り物として焼いていたので、卵の白身だけを使って、黄身が余っていたのだろう。 しかし、ご飯だけというのも美味しい。おかずがなくても、飯は食える。
届いた豚バラブロックの半分は、水底が塩漬けにした。我が家の定番保存方法である。

本日の宅配:塩3kg、豚バラブロック1kg、油揚げ3枚、豆腐2丁、納豆4パック、大根2本、 長葱、白菜、卵10個、ゴボウ、レタス、小松菜、セロリ、マッシュルーム、伊予柑2個、絹サヤ、里芋、パセリ。大豆15kg、味噌3kgぐらい。

食:9時、残りご飯、コロッケ、クリームシチューの残り、葱味噌。ロールケーキ。
食:17時、コロッケ丼、味噌汁。
食:24時、お茶漬け、納豆ご飯、葱味噌ご飯。

コロッケ丼。いかが

ねぎみそ。風邪予防にも

 


 

1月29日(金) 晴れのち曇り
水底はずっと寝ている。のそのそと起き出した私は、パソコンに向ってぱたぱたやりながら、数日前に焼いた焼き芋の残りをもしゃもしゃ食べる。 どうして傷まないんだろう。ただ、日がたつと、中心がちょっとねっとりしてくる。悪くなった感じではなく、なじんできたという感じで、 焼きたてとは違ったうまさがある。もしゃもしゃ。
あちらも、こちらも、風邪ばかり。私のスケジュールも、人の風邪で狂ってしまう。しかし、我々は今のところなんとか持ちこたえている。 喉が痛くなったり、ちょっと頭痛がしたり、ちょっと鼻が出たり、と、2日に1度は何らかの症状が出ることもあるが、生活に支障はない。 睡眠と食事のたまものであろう。
水底が起き出してきたので、食事とする。昨日の夜にご飯を食べたので、残りご飯が少ない。やむなく雑炊とする。 残っていたベーコン1枚とニンジン、大根、長葱、油揚げを入れ、塩、こしょう、醤油、魚醤で味をつけて飯を煮る。キムチを刻み、 豚バラ肉とキャベツと炒め合わせる。水分が足りなかったので、酒をおぎなって炒める。
夜は、大豆を共同購入したH氏が遊びに来る。3kgの大豆を渡す。H氏は、サラソーを作って持ってきて、我が家で薫製をはじめた。サラソーとは、 私がアメリカン・オールド・オープン・ソーセージと名付けたあれである。皿に詰めたソーセージなので、サラソーだという。今後、サラソーに統一。 さて、本日のサラソーは、中東のキョフテやパキスタンのハンバーグに似た味付けであった。鶏肉とひよこ豆などが入っている。H氏には、この他、 鶏肉、ビーフン、水菜、ビール、ワカメなどを持ってきてもらう。
水底が、鶏肉と豚バラ肉、白菜をつかってピエンローをつくる。干し椎茸のだしと鶏、豚バラのうまみ、 白菜の甘みだけをぐつぐつ40分ほど煮込む鍋である。これにビーフンを入れ、最後にごま油をたらして、塩と唐辛子で食べるのだ。実に、まことに、 本当にうまい。
また、水底がつくった紫芋やセロリ、ひよこ豆などのサラダ、ニンジン、大根葉、セロリの白和え、 マッシュルームのニンニクオリーブオイル漬け焼きなどを酒のつまみとする。
ビールを飲む。なお、ご飯は3合炊く。
ピエンローにはその後水菜と長葱が加わったという。この時点でピエンローではなくなるが。

本日のいただきもの:鶏肉、水菜、ビーフン、ビール、ワカメ、サラソー。

食:11時、焼き芋(私のみ)。
食:13時、雑炊、豚キャベキムチ。
食:18時、ご飯、ピエンロー、その後水菜入り鍋、芋豆野菜サラダ、白和え、マッシュルームのオリーブオイル、サラソー、キムチ、ビール。

 


 

1月30日(土) 晴
お家で仕事。食事のことだけ記録する。
まず、残り鍋に大根、小松菜を足し、餅を焼き、残り物とともに食べる。
夜は、大麦入りご飯を3合炊く。鍋の残りに油揚げ、レタス、カツオブシ、煮干しを入れて味噌汁にしたてる。豚バラ肉とキャベツ、キムチを炒める。
オーブンで紫芋を焼く。豚肉に味噌を付けてホイルで焼く。これらは、のちのおかず。
水底が、キウイとリンゴを生クリームであえてデザートをつくる。

食:12時、ご飯、鍋、白和え、芋豆野菜サラダ。
食:21時、麦入りご飯、味噌汁、白和え、納豆、焼き海苔、梅干し、豚キャベキムチ、フルーツデザート、伊予柑。

 


 

1月31日(日) 晴
お家で仕事。1月最後である。ここ数日、外出していない。明日は外に出よう。
食事は充実。まず、私が大麦入りご飯を3合炊き、大根、里芋、ジャガイモ、人参を、干し椎茸と昆布、かえし、日本酒、醤油で煮る。シシャモ (オス)を焼き、昨日の味噌汁の残りに、油揚げ、小松菜、長葱、呉汁の素を加えて新味噌汁へ。これに昨日の残りや納豆を添えて食べる。
夜は、水底がアイリッシュシチューをつくる。が、ブラジルナッツや以前作っていた肉団子が入っていき、次第に違うものへ。しかし、ニンニク、 タマネギ、ニンジン、ジャガイモ、セロリ、塩豚、肉団子、キヌサヤがたっぷり入ったシチューは身体が温まってよろしかった。 アイヨリソース水底風も絶品。これと、昨日作った豚のみそ漬け焼きをご飯のともにして食べる。

食:13時、麦入りご飯、味噌汁、野菜の煮物、シシャモ(オス)、豚キャベキムチ残り、納豆。
食:17時、紫芋焼き芋。
食:21時、ご飯、アイリッシュシチュー水底風、豚のみそ漬け焼き、キムチ。

野菜の煮物

アイリッシュシチュー水底風

味噌豚。学生の頃よくつくったものだ

| | 1999年1月4週 | 1999年1月31日

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