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04月07日水曜日 1999年4月1週 バリ島スペシャル (はる食日記)

4月1日(木) 晴
 明日からバリ島である。掃除をしたり、洗濯をしたり、残っていた仕事を片づけたりして過ごす。2日の朝が早いので、寝ずに過ごすつもりだ。 だから、昼前まで寝ていて。あ、いつものことか。
 昼には、豆もやし、小松菜、ブラウンしめじ、玉ねぎの使い残し、長葱を煮て、韓国インスタントラーメンにコチュジャンを加え、 味を整えて食べる。
 夕方、近くのとんこつラーメン屋に行き、メンマ、刻み長葱、海苔、チャーシュー入りの細麺を食べる。コショウとすりゴマをたっぷりかける。 ここのスープは濃厚で、どろりとしている。が、それがおいしくて病みつきになっている。
 深夜にはカレーショップでカレーライスを食べる。水底は、普通のポークベースカレーライスに鶏煮込みと生卵、私は、 ご飯を多くしてロースカツのカレー。チェーンなので、それなりの味。ご飯に対してルーが多い。我々が飯食いということもあるのだろうが、 やはりカレーの中心はメシであろう。このようなチェーンでもメシのみ追加などにも対応するとよい。
 今日からバリ島旅行なので、日記の形式も少々変更する。まず、お金を使ったものには、値段を記す。それから、 食べものの材料や味などについても詳しく書きたいと思う。さて、日付も変わり、いよいよ出発だ。2週間わが家を離れる。ちょうど、 桜が咲きはじめ、緑が芽吹きはじめた頃の出発。戻ったら、景色は様変わりしているだろう。
 そうそう、春先、桜の季節と言えば、90年にヨーロッパからアジアを旅したときも、3月に出国して、6月に帰ってきたのだから、 日本の春をひとつとばしたことになる。考えると春に海外に出るのはそれ以来だ。仕事での海外は、6月から8月、10月から12月、 それに2月であった。バリ島も、前回が6月から7月、その前の、水底初海外旅行で行ったときには10月で、どちらも乾期であった。今回は、 雨期のまっただ中。どういう味に出会えるのだろう。どういう風景に出会えるのだろう。楽しみである。

食:12時、自宅にて。野菜たっぷり韓国インスタントラーメン、残りご飯。
食:18時、ラーメン屋にて。ラーメン(490円×2)
食:23時、カレー屋にて。私、カツカレー(750円)、水底、鶏煮込み生卵カレー(800円)

 


 

4月2日(金) 晴
 午前4時半、西に傾いた十六夜の月は、東の少し明るんだ空に負けず、外灯よりも世界を照らしていた。桜がぼんやりと光っている。 夜半過ぎから吹いた強い南風で思ったよりも暖かい早朝である。
 新宿から成田エクスプレスで成田空港第2ターミナルへ。チェックインを済ませたところで、搭乗予定機の遅れが判明。 出発予定は11時だったのだが、現在11時半、まだ、デンパサールからの便の姿はない。12時半発の予定になっているが、あやしいものである。 私の勘によれば、早くても出発は13時半。ひょっとすると14時になるかもしれない。17時20分(インドネシア時間)に到着する予定が、 このままでは、19時半から21時になるかもしれない。すると、ウブドゥに着くのは21時から22時頃。やれやれ。
 10時に空港内のカレー屋で食事をとる。私は、ポテトグラタンカレーとコーヒー、水底はトマトソースオムライスと紅茶。 ポテトグラタンカレーとは、普通の業務用カレーライスの上にジャガイモを茹でて半割りにし、チーズを溶かしかけてあるもの。味は、 そういう味である。ちなみに、トマトソースオムライスは、量があるものの、トマトソースがただのケチャップであった。 サンプルにはおいしそうなトマトソースがかかっていたが、どうだろう、商道徳的に誤っていると思うのだが。
 さて、ようやくガルーダが到着した。
 ガルーダのために付け加えておくと、到着してからは早かった。あっという間に整備を終え、掃除を済ませて、 予定通り12時過ぎには搭乗に入った。作業をしたのは日本の請負会社なのだが、少なくとも予想よりは早く飛び立ったのである。
 ウェルカムドリンクのオレンジジュースを飲み、飛び立つと、すぐに機内食のお時間。うなぎごはん長葱添え、山椒付きをメインに、 シュリンプとマヨネーズ和えマカロニサラダ、鶏の竜田揚げレモン添え、オレンジムース生クリーム添え。それに、パンとバター。 前回よりもわずかにグレードダウンしているのはガルーダとインドネシアの現状であろう。
 到着して、タクシーでウブドゥへ。途中、タイヤがパンクするハプニングもあったが、どうってことはない。 昨年逗留したJATIホームスティに入ったのが現地時間の午後9時であった。昨年の6月には1泊30000Rpだったのだが、 50000Rpになっている。どうも、あちこち値上がりしているらしい。わからんが。
 とりあえず荷をおろし、それから、スーパーに行って蚊取線香や石けん、水などを購入し、開いていたバンブーレストランに入って遅い夕食。
 私が食べたナシチャンプルーは、ご飯、テンペとナンカの炒めもの、豆腐とナスのケチャップマニス炒め、 もやしと緑の野菜の中国醤油とショウガ炒め、ツナの甘辛煮、ヤングココナッツのかき揚げ、クルプックで構成されていた。

食:10時、空港カレー屋にて。私は、ポテトグラタンカレー(800円)とコーヒー(400)、 水底はトマトソースオムライス(980円)と紅茶(400円)。
食:14時、機内食、私はオレンジジュース、水底は緑茶。
食:18時、機内食(ライトミール)、紅茶、緑茶。
食:22時、バンブーレストランにて。私は、ナシチャンプルー(12000Rp)とパパイヤジュース(3500Rp)、 水底は鶏のココナツカレー風野菜炒め添え(12000Rp)とトマトジュース(3500Rp)


 


 

4月3日 晴
 昨夜は、深夜から雨が降りはじめた。JATIの前に広がる田んぼに舞っていた螢があわてて右往左往しはじめる。雨の音を聞きながら就寝。
 9時前に水底が起き出してきて目が覚める。
 JATIの朝食は、フルーツの盛り合わせとバナナケーキ。フルーツは、パイナップル、バナナ、パパイアで、以前と変わりなし。バナナケーキは、 ココナッツの実とバナナを黒砂糖蜜で軽く煮たものをパンケーキ生地でクレープのように巻いたもの。
 これに、中国製魔法瓶に入った紅茶がついている。
 町にでてみる。車が多くなっている。工事中の店も多い。まるで、高度成長期にいるかのようだ。しかし、田には稲が植わり、ところによっては、 穂をつけはじめた田もある。その景色は変わらない。田では、白や茶色の鳥が餌を求めて慎重に歩いている。
 水底が腹をすかせたので、早めの昼食を食べる。午前11時。BENDIの2階に行く。ここは、水底がかつておさる食堂と名付けた場所であり、 水底のお気に入りである。水底が一番気に入っているのが鶏とサツマイモのフライにトマトソースがかかった料理である。 鶏の揚げ方が実にうまいのと、フライドサツマイモがたっぷりでよいのだ。この皿には、 レタスとトマトとキュウリとパイナップルのサラダがついてくる。メシはついてこないので、別に頼む。ナシ・プティという。ナシがメシで、 プティが白。つまり、白メシ。サンバルは頼むと自家製のを持ってきてくれる。エビや玉ねぎフライや青唐辛子を絶妙に炒めて味付けしてあり、 このサンバルだけでもメシがすすむこと請け合い。
 私は、ナシ・チャンプルーを頼む。こちらは、割とシンプル。葉っぱとココナツの和えたのがたっぷり。それに、豚の空揚げトマトソースと、 ピーナッツだれの焼鳥であるサテ、目玉焼き、トマトとキュウリが一切れといったところ。そのかわり安い。それに、野菜がたっぷりなので嬉しい。
 その後、前回の旅で知り合いになったニョマンおばちゃんの店に行く。この店は、いわゆるお土産物屋さんで、布などを売っている。別に、 ロスメンも経営していて、誘われていたので一度見ておこうと思ったのだ。部屋は3室で、1室は狭いらしい。値段はJATIと同じ50000Rp。 こちらは、純粋なホームステイと言っていいぐらいの規模で、バリの普通の家庭を見るにはいいかも知れない。水底もそれを狙っている。そこで、 月曜日から入ることになった。本当は今日からでもいいらしいが、こちらにも都合があるため空けておいてもらえることになる。悪いことをした。
 ここで、コカコーラ、バリコピ、それにお供えの果物と緑色ケーキをごちそうになる。果物は、アルマジロのような鎧を着たサラックやリンゴなど。 ちょっとお腹いっぱい。水底は、コカコーラがとても嫌いなのだが、ここのコーラは炭酸が薄いのでなんとか飲む。
 その後、明日のJEGOGツアーを予約する。ここから2時間半ほどかかるヌガラに行き、竹のガムランを聞くのだ。しかし、ひとり35ドル。 ふたりで70ドルだから約6000000Rpくらいか。1泊5万として12泊分の価格。つまり、今回の宿泊費と同じ額を1日で費やすのだ。 ひいい。
 JATIに戻る。シャワーをあび、紅茶を飲む。昼寝。

 えと、ここで事故発生。ここから、4月5日夕方までのデータが飛んでしまった。バックアップはこまめにしましょう。日頃気をつけながらも、 ちょっとゆだんすると、このありさま。ということで、水底の日記を元に、簡単なメモに代える。結構いっぱい書いたのになあ。

 ヤギ屋でスープとサテの夕食を食べる。ここは地元の人ばかりの店である。スープは内臓肉をスパイスで煮込んだものに、 とろみのある甘い醤油をかけただけのもの。好みでレモンを絞る。うまい。サテは、炭火で焼いた肉に甘いピーナッツだれがかかったもので、 これにご飯でセットとなっている。
 別の店で一服してから、グヌンサリのレゴンダンスへ。途中、大雨が降ってきた。屋根付きの会場でよかった。

食:9時、JATIにて。バナナパンケーキ、フルーツ、紅茶。
食:11時、BANDIにて。私は、ナシチャンプルー(5000Rp)とミックスジュース(2500Rp)。水底は、 フライドチキン+フライドスイートポテト+トマトソース(9500Rp)とナシプティ(1500Rp)、エステ(アイスティー、1700Rp)
食:12時半、おばちゃん家にて。コカコーラ、バリコピ、サラック、緑色ケーキ。
食:17時、カンビン(山羊)屋にて。ご飯、サテ、スープ、ゆざまし(ふたりで、14000Rp)
食:18時、ワルンRAHAYUにて。私がミックスジュース(2500Rp)、水底がエステ(700Rp)

JATIで毎朝出てくるフルーツです
4月3日、BENDIのナシチャン。卵の下にご飯が

 


 

4月4日(日) 晴のち雨のち晴
 ここで、さらに事故発生。4日の分を書き直したところで、また飛んだ。今度は不可抗力。どうも、副電池がやばいようだ。そのせいで、 リセットがかかっている。ちょっと蓋を閉じてしまったのが敗因。
 気を取り直そう。3度目の書き直し。
 ムンブルスのアイスクリームは、ウブッで一番有名。そこで私が食べた、バリバニラとアラックには、バリ産のバニラが粒と莢の両方入っていた。 莢を1センチ長に切って入れてあるのだ。贅沢だが、よく分からない感性。アラックは蒸留酒なので、これは、酒風味バニラアイスである。
 昼は、チャンデリにて。ここは、最初のバリ訪問からよく通っているところで、ねーちゃんの愛想がよい。西洋人が多いのは、 安くておいしいからだ。ここで、私は、鶏肉をやわらかくボールにして揚げたものを頼む。このつけ揚げ(さつま揚げ) のようなもののことをベルデゲルという。これに、トマトソースをつけて食べるのだ。皿には、他に、キャベツと豆の野菜炒め、ご飯。 水底のチキンカレーは、ジャガイモたっぷり。
 夜は、ヌガラ村へ大型バスで3時間かけて竹のガムランであるジェゴクを聞きにいく。夕食は、ヌガラに着きジェゴクの会場で、 箱入りナシチャンプルー。メシが多くてうれしい。おかずは、インスタント麺のミーゴレン、鶏の揚げたの、ゆで卵、牛肉のつくだに、野菜炒め、 ソーセージ、と、まさに基本。これに、ソースがかかり、サンバルがついていたら言うことなし。さらに、バナナが1本付き、ミネラルウォーター、 お菓子、バリコピもついてくる。お菓子は、見た目が和菓子のような飾り付け。中身は、バナナを揚げたピサンゴレンと、 赤い生八ツ橋といった風の中に黒蜜をまぶしたココナツフレークの入ったもの、それに、バナナの葉で巻いたバナナ入りチマキ。
 もちろん、お弁当やお菓子だけでなく、ジェゴグは実にすばらしかった。35ドルの価値はある。巨大な竹の楽器を全身で叩く。 竹から大地をゆるがす音が出てくる。不思議な共振がはじまる。音の波が打ち寄せてくる。低く、低く。これは、すごい。録音できるものではない。 身体で感じる音ほどの大きさなのに、心地よい。電気的に増幅したスピーカーの音ではなく、自然のままの大音声である。
 それから、忘れないうちに、ガルーダ豆についても書いておこう。ガルーダ豆とは、 小さなピーナッツにニンニク塩風味のタピオカコーティングしてある豆菓子である。ガルーダピーナッツというメーカーが作っているので、 我々はそう呼んでいる。もちろん、他のメーカーからも出ているが、ガルーダのが一番おいしい。そこで、他のガルーダ豆のことを、 にせガルーダ豆と呼ぶことにする。ちなみに、なぜ、にせよりガルーダがおいしいかというと、コーティングのデンプン質による。 タピオカ粉は一番高いので、どうも、別の粉を混ぜてあるようなのだ、そうすると、味が落ちる。食感が変わるのだ。にせは安いが、 安いのには理由があるというわけだ。

食:9時、JATIにて。トーストサンド(卵とチーズ入り)、フルーツ、紅茶。
食:11時、MUMBUL’Sにて。私がバリ・バニラ&アラックアイス(14000Rp)、水底がココナツアイス(12000Rp)
食:12時、CANDERIにて。私が、Belgedel Meat(7000Rp)とエステ(2000Rp)。水底がチキンカレー (12000Rp)とエステ(2000Rp)。
食:16時、バス中にて。にせガルーダ豆。
食:19時、ヌガラ・ジェゴク会場にて。お弁当、お菓子、バリコピ、水。


 


 

4月5日(月) 晴のち雨
 JATIで朝食を済ませたあと、おばちゃん家にうつる。正式にはニ・ニョマン・ワリニ・バンガローという。バンガローというのは、 せいぜいロスメンとかホームステイぐらいの意味にとっておくといい。
 昼は、パダン料理屋に行く。パダン料理とは、ジャワ島のパダン地方の料理という意味である。店先には、 20ほどの料理が調理されて山積みになっている。本来は、この料理をすべて小皿に出し、テーブルに並べ、 手をつけた料理だけお金を払うというシステムになっている。しかし、現在のウブッでは、自分でいくつかの料理を選び、それとご飯、 緑の葉っぱを煮たサユル(野菜)、チャベ(唐辛子煮)がついてくるものである。多くの人が、ここで、ブンクス(お弁当)にしてもらっている。 パダンは他のナシ・チャンプルー店よりもちょいと高めなので、みな真剣におかずを選ぶ。我々は、中で食べた。
 本日は、いわゆる厄日であった。
 夕食時には大雨が降り、雨の中を歩いていたら、水底は車に水をはねられてしまう。びしょびしょ。それにもめげず、カフェ・ デワタというオシャレなレストランに入る。私は今回の旅行ではじめてアルコールをいただいた。ブルムという米からつくる醸造酒である。水底は、 アボガドジュースを頼んだ。若いメロンをねっとりさせたような味で意外とうまい。食事は、私が今回はじめてナシゴレンを注文し、 水底は鶏などが乗ったナシチャンプルー状態のものを注文した。
 両方の料理が届いた頃、最悪の悲劇が水底を襲った。細長い胴の手足が長い甲虫が水底の料理の上を歩いた。水底はこともなげに「あ、 これはカメムシの種類だ」と分析。が、しかし、虫は肝心の鶏肉の上にいる。足をとられているようで、わたわたしている。 水底がやむなくつまみ上げ、脇へ放った。
 悲劇であった。カメムシは、匂いを出す。カメムシの匂い成分はタンパク質を変性させてしまう。そうして匂いが手や鶏肉に残った。 私も鶏肉を食べたが、舌が化学的にやけどをしてしまったようだ。それでも、水底は、鶏肉を除いて食べ、食べ終わって悲しそうな顔をした。そこで、 もう一軒メシのハシゴをする。私は、ミーゴレン、水底は、ミークワ。まあ、インスタントの焼きそばとラーメンだと思ってもらえばよい。
 さて、食べて帰って早めに就寝。ところが、夜中に隣の日本人女性ふたりが酔っ払ってぶつぶつくだを巻いている。その声が聞こえて、 目が覚めてしまう。2時間ほど眠れずにいやな気持ち。

食:9時、JATIにて。フレンチトースト黒蜜添え、フルーツ、紅茶。
食:11時、おばちゃん家にて。フルーツ、紅茶。
食:12時、パダン屋にて。ご飯の盛り合わせ、エステ、クルプック(合計17800Rp)
食:13時、カフェ・トロピカーナにて。私はレモンジュース(4000Rp)。水底はエステ(1800Rp)、チョコアイス(4000Rp)。
食:20時、カフェデワタにて。私は、ブルム(5500Rp)、ナシゴレン(鶏、野菜、エビ入り焼き飯、目玉焼き添え、9250Rp)。水底は、 アボガドジュース(4000Rp)、ナシクニンチャンプルー(黄色いご飯、小豆の揚げもの、インゲン・キャベツ・モヤシ・ニンジンの炒めもの、 鶏、薄焼き卵、削りココナッツ、キュウリ、トマト。9250Rp)
食:21時、アルティニワルンにて。私がミーゴレン(6000Rp)、アイスティー(1000Rp)。水底がミークワ(6000Rp)、 アイスティー。

 


 

4月6日(火) 晴
 朝食のナシ・チャンプルーは市場で買ってきてくれたもので、我々が好きなブタ料理屋のものであった。豚皮の揚げたの、豚肉、血のソーセージ、 内臓の串焼き、野菜と豚の辛いフレークなどである。実にうまい。これに、フルーツサラダがついてくる。フルーツは、 ここでもパイナップルとバナナとパパイヤだが、レモンのかわりに、削りココナッツと黒蜜がついてくる。
 朝食を食べ、シャトルバスでクタに行くことにする。クタは、バリ一にぎやかなビーチで、観光客も、それ目当ての物売りも一番多い喧騒の町だ。 ここで、偶然、今日の便で日本に帰るT氏とその子どもに会う。我々よりも一足早くバリに入っていたのだ。ウブッで会うかと思っていたが、 よりによって人の多いクタで会うとは。
 昼飯は、マタハリデパートのフードコートにする。水底は、ナシゴレン、私はナシチャンプルー、それに、ふたりで、タフ&テンペゴレンを食べる。 ナシチャンプルーには、白身魚の素揚げが入っていた。なかなかおいしい。何が出てくるか分からないところが、ナシチャンプルーの楽しさである。 この他、ゆでテンペ、テンペの甘辛煮、なにかのつけ揚げが入っていた。ここも自家製サンバルでおいしい。さて、テンペだが、 ゆで大豆をクモノスカビで無塩発酵させたまこと不思議な食材である。インドネシアの納豆と紹介されることが多いが、 これで発酵させて味噌をつくることもできるし、糸を引くわけでもない。このテンペを薄切りにして、揚げたものがテンペゴレンで、 独特の風味と豆の味がある。今回、しっかりと食べたのは今日がはじめて。うまい。やはり、大豆と米は合う。
 夕方、バス待ちで、オープンレストランに入る。ここもなじみで、レジのねえちゃんが覚えているような顔をした。ここは、食べものがとても高く、 鶏とトマトのジャッフルで約10000Rpする。日本のサンドイッチなどと変わらない。
 それにしても、クタはすべてが高い。
 夜は、ウブッで食べる。私は、ナシソトアヤム、つまり、ご飯と鶏スープである。水底は、鳩の丸焼きを注文。 マッシュルームとニンジンとショウガの添えソースが絶妙の味である。鳩の皮は黒い。日本の鳩と違って、味にコクがある。姿揚げなので、 一見グロテスクだが食べる価値はある。ソトアヤムは、鶏、ゆで卵、春雨、長葱、ショウガ、ニンニクなど。中華料理ですね。

食:8時、おばちゃん家にて。ナシチャンプルー、フルーツ、紅茶。
食:10時、ウブドラヤカフェにて。私がフルーツラッシー(5500Rp)、水底が小倉アイス(9500Rp)。
食:13時、マタハリフードコートにて。私が、ナシチャンプルー(5000Rp)エステ(1000Rp)、水底が、ナシゴレン(7000Rp)、 スイカジュース(3500Rp)、それにふたりでタフ&テンペゴレン(4000Rp)。
食:15時、マタハリ横のカフェ。私がコカコーラ(3500Rp)、水底がエステ(4000Rp)。
食:17時、カフェPRAWITAにて。私がバリコピ(2000Rp)とジャッフル(9750Rp)、水底がエステ(5750Rp)。
食:21時、カフェARIにて。私が、ナシソトアヤム(6000Rp)、アップルジュース(3500Rp)、水底が、鳩焼きご飯付き (14000Rp)、パイナップルジュース(3500Rp)、フルーツサラダ&アイスクリーム(5000Rp)。

6日の朝食、豚ナシチャン。卵みたいなのは、 豚皮揚げ


 

4月7日(水) 晴のち雨
 結局宿を移ることにする。前夜も夜中に日本人の女性ふたりが騒いでいて、眠りを妨げられたからだ。おばちゃんには悪いが、 こちらも観光客である。睡眠の快適さはなにものにも代えられない。
 おばちゃん家でナシチャンプルーの朝食。クウシンサイとモヤシとインゲンの野菜炒め、鶏のバリ風サテで鶏つくねとココナッツを混ぜたもの、 タフゴレン、テンペの細切り揚げ、ピーナッツ揚げ、自家製サンバル。それにフルーツサラダと紅茶。
 その後JATIに戻る。JATIでは、明日、ボスのところでお祭りがあるようで、たくさんの親戚が集まっていた。そして、 昨年こしらえていた寺? に、クバヤを着た女性たちがさまざまな食品などを飾り付けはじめていた。さらに、 夜には子豚などが袋に入れられて運ばれてきた。きっと、バビグリンにするのだ。
 昼は、5日のリターンマッチでカフェ・デワタに行く。店の中に鶏が入って走り回り、店の人がおいかけていた。
 私は、チキンカレーを注文。ニンジンとジャガイモがたっぷり入り、あっさりした感じ。鶏肉のかたまりは実においしい。 セロリも味をひきたてている。水底は、ウラップ・ウラップを注文。モヤシなどの野菜炒めとタフゴレン、テンペゴレン、クルプックという、 ベジタリアン用ナシチャンって感じ。
 午後は、アルマ美術館に行く。蒸し暑く、だらだら絵を見る。昨年は夕方に来たので駆け足だったが、今回は2時間かけて楽しむ。しかし、 客が少ない。ツアーの日本人が2~3グループ、わずかな時間いたぐらいである。せっかくウブッに来るのだから、ぜひ、 こういうすばらしい芸術作品を見るといい。歴史や、文化、それに、絵を買いたい人には、大いに参考になるはずだ。
 夕方、おばちゃんの店でだらだらする。水底は、屋台のロントンを食べる。その場で揚げたトウフとバナナの葉に包んだ米だんごを、 モヤシとピーナッツソース、サンバルにからめて食べるのだ。水底は、屋台料理がたまらなく好きである。私も一口食べたが、 味噌だんごのような味である。おいしい。
 その後、水底はJATIに戻り、私は、市場前の公衆電話でリコンファーム。そして、市場前で踊りチケット売りのおばさんやおじさんに再会。 ケチャダンスのチケットを買って戻る。6時頃から激しい雨。ケチャは7時からであり、あきらめかけるが、一応行こうと7時前に出る。 でたとたんに雨がやむ。ケチャは、集会場の横の屋根つき場で行なわれていた。しかし、踊り手などは実に狭い感じ。 ケチャはずいぶんとはしょってやっていた。ファイヤートランスダンスもはしょっていた。しょうがあるまい。やる気もそがれよう。 数日しかいない観光客のためには、やることに意義があるのだ。
 夜は、ハノマン通りのパダン屋に行く。ここはうまいのだ。私は、テンペゴレン、アヤムゴレン、コロッケ、それに野菜とチャベとソース。水底は、 同じ組み合わせで、コロッケがナスの水煮になったもの。実に、何もかもがうまい。ひとつひとつがご飯のおかずとして完成しているが、 ひとつの料理ではなく、ごはんのおかずという位置に徹底している。それをソースと唐辛子が調和させ、 ここのおかずのどんな組み合わせでもうまさを引き出す。うまいぜ。

食:8時、おばちゃん家にて。ナシチャンプルー、フルーツサラダ、紅茶。
食:12時、カフェデワタにて。私が、チキンカレー(8750Rp)、パイナップルジュース(4000Rp)。水底が、ウラップ・ウラップ (6750Rp)、ミックスジュース(4500Rp)。
食:14時、カフェアルマにて。アイスティー(入場料に入っている)
食:15時、おばちゃん店の前の屋台。ロントン(2000Rp)
食:18時、JATIにて。ガルーダ豆と紅茶。
食:20時半、パダン屋にて。いろいろ、水底はコピ、私はエステしめて、17000Rp。

7日のチキンカレー。あっさり素材重視味。

 

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04月14日水曜日 1999年4月2週 バリ島スペシャル (はる食日記)

4月8日(木) 晴のち曇り
 今日はJATIで家族の赤ちゃんの3カ月目儀式が開かれる。昨日からアヤしい雰囲気だったのだが、今日はみなどこかよそよそしい。 皆正装しているし、もう、料理もしていないみたいだ。何が、どうなっているのやら、さっぱり。
 我々は、午前中に買い物と食事をして一度戻る。JATIでは、なにやらやっていそうで、やっていなさそうで、よく分からない。午後、 しばらくゆっくりしてから外出。日本人のたまり場となっている喫茶店に行き、水底はマンガを、私は新聞を読む。 新聞はだいたい2日に1度購入され、合計2部置かれているのだが、ひとつのテーブルで読みもしないのに、キープしてしまって、 まことに腹立たしい。彼らが帰ってからようやく新聞にありつけた。まあ、別に大したできごとが起こっているわけではない。こちらは、 6月の総選挙にむけてすでにかなり盛り上がっているが、日本はすでに選挙期間にもかかわらず、それほど関心は高くなさそうである。せいぜい、 東京都知事選挙が全国的に注目されているが、それも、石原某や明石某、評論家殿が立候補し、保守も中道も割れてしまっているぐらいである。 こちらでは、すでに、旗を持ちいたるところを走り回っている。選挙=政治活動という感がある。昨年、 スハルト大統領を引きずりおろした政変よりも、さらに激しく混乱するのではないか。ついに、インドネシアにも政治の季節がやってくるのだ。 どれくらい人が死ぬのだろうか。できるだけ、早く、穏やかに、そして、怨恨を残さない形で収束すればよい。内戦になぞならないことを切に願う。
 さて、本日の食事だが、朝は、JATIで、フレンチトーストとフルーツ、紅茶。昼は、クブク・カフェで、ベジタリアン・ ナシチャンプルー風のナシ・グデを食べる。クブクはベジタリアンが中心で、ご飯は分付きの赤米、クルプックも大豆入りの植物性。そして、 ここで一番おいしいのは、ナンカの煮ものである。ナンカはジャックフルーツ。これをうまく煮ると、ちょうどマグロのトロを煮たような食感になる。 このほか、モヤシとカンクンの炒めもの、ゆでたインゲンなどが入っていた。それに、水底はパンプキンスープをたのむ。これは、シンプルな塩味で、 ちょっとナツメグかなにかが入っていた。それに、ガーリックトーストがついている。
 夕方、腹が減ったので、ザ・ヌードルズまで足を運ぶ。少々遠いのだが、 ここは手打ちの麺とよくできた鶏スープを食べさせてくれる数少ない店である。ここで、鶏とフクロタケ、 小松菜が入ったミーアヤムスペシャルを食べる。私は、トマトジュースを頼み、水底は、エス・テレラというものを注文。 水底は練乳ドリンクだと思っていたらしいが、これは、かき氷に練乳をかけ、アボガドとナンカをたっぷり切り入れたものであった。
 夜は、ガボールダンスを見たあと、BENDIに行き、今度は私が、鶏揚げとサツマイモフライを食べる。水底は、ミーゴレンすなわち焼きそば。

食:8時、JATIにて。フレンチトースト、フルーツ、紅茶。
食:12時、クブクカフェにて。ナシ・グデ(12000Rp×2)と、スイカジュース(3500Rp)、パンプキンスープ(6500Rp)と、 パイナップルジュース(3500Rp)
食:16時、ザ・ヌードルスにて。ミーアヤムスペシャル(10500Rp×2)、トマトジュース(3950Rp)、かき氷(3850Rp)
食:17時、アンガサ(喫茶店)にて。私は、イリアンジャヤ・ミルクコーヒー(7500Rp)、水底はマンゴージュース(6000Rp)、 エステ(6000Rp)
食:21時、BENDIにて。私は、ビール(7000Rp)、鶏揚げ芋揚げ(9500Rp)、メシ(1500Rp)。水底は、ミーゴレン (4000Rp)、フルーツサラダ(2500Rp)、レモンジュース(2500Rp)。

8日、ヌードルスにて。これに、 鶏スープをかけて食べる


 

4月9日(金)
 早朝市場に行く。3日に1度の大きな市が立つ日で、生きた鶏や豚、家鴨や鳩などがずらりと売られている。みんな観光客などに構う余裕はなく、 真剣に自分が目当てとするものを買っては、頭の上に大きなかごをかついで、バイクやベモで帰っていく。どの顔も真剣そのもの。なかには、 周辺の村でワルンをやっているらしいおばちゃんたちの集団が、さまざまなまとめ買いをして、軽トラックに乗り込んでいたりもする。
 午前中だらだら過ごし、午後はネカ美術館へ行く。夜は、サダ・ブダヤのバロンダンス。JATIのクトゥ君にどこのワルンがおいしいか、 いくつかアドバイスを受ける。明日から、それに従ってみたいと思っている。さて、JATIの1号室には、2~3匹の先住者がいる。 体長20~25センチのトッケー氏であるが、いずれも鳴かない。つまり、メスであろう。ベッドの上にしきりと糞を落とすのが難点。 顔の上には落ちないで欲しい。
 食事は、朝食をJATIで、チーズと卵のジャッフル(ホットサンド)にフルーツ、紅茶。市場で水底が、緑色のお菓子を買う。 餅のような食感に中は黒蜜ひたしのココナッツである。中国菓子の生菓子に似ている。昼は、ワルンでナシチャンプルーを食べる。 鶏とナンカのスープ、豚肉、鶏肉、ソーセージ、ココナツと葉の煮まぜたもの、それにレモン汁を飲む。夜は、ジャラン・ラヤ・ ウブドのパダン屋にて。チャベ(唐辛子煮)が全然辛くないのが残念。それにしても、サンバルがほとんどどこでも売られておらず、 料理も全般に辛さが抑えられているのはなぜだろう。この10カ月で何があったのだろう。

食:9時、JATIにて。卵とチーズのジャッフル、フルーツ、紅茶、市場で買った緑色のお菓子 (2000Rp)。
食:12時、ワルンカチュにて。ナシチャンプルー、エス・レモン(合計14000Rp)。
食:16時、ガルーダ豆。
食:18時、パダン屋にて。私は、テンペゴレン、アヤムゴレン、コロッケ、チャベ、サユル(野菜)、ソース、エス・テ(アイスティー)、水底は、 私のアヤムゴレンの代わりにルンダン(牛肉の柔らか煮)。(しめて、13500Rp)。

9日、ワルン・カチュのナシチャン。うまい


 

4月10日(土) 晴、曇
 水底は、本人いわく「女の風俗」であるマッサージへ。全身マッサージと花が浮かんだ湯あみなど2時間たっぷり過ごしてきた。私は、その間、 日本人向けツーリストサービスで借りた椎名誠の「シベリア追跡」をJATIで読む。すでに、こちらに来て4冊の本を読んでいる。 だらだら過ごすにはとてもよいのだ。
 午後は、買い物。竹風鈴を購入。
 夜は、チャロナランダンスを見にマワァン村へ。今回の観客は、我々ふたりと、アメリカ人のカップルふたり。マワン村のチャロナランダンスは、 とても素朴である。最初に、ふたりの女性とひとりの聖職者が登場し、祈りをささげ、生卵を割ったり、椰子の実を割ったりする。次に、 木のウロに打ち木を挟んだ低い音を出す鈴のような楽器を持った集団が現れ、その単一の音をうまく使ってリズムを奏でる。彼らが去ると、 たいまつを持った男たちの大集団が踊りながらガムラン隊とともに登場し、しばらくステージを回ったあと、下手から退場。そして、劇がはじまる。
 5人の女性が踊り、猿が登場し、茶々を入れる。
 ふたりの村人が登場し、喜劇を演出する。
 ふたたび、猿が登場し、その村人が猿を殺す。
 殺された猿を笑わせながら解体し、運び出す。
 ふたりの村人が再登場し、ランダの娘も登場。
 その後、村人、王様、ランダ、変身した5人の踊り手、病人、葬式の列などが次々に登場し、村が疫病に冒され、村人が困り果てている様や、王が、 その原因を探り、ランダを追い払おうと努力する様が演じられる。とりわけ、葬式の列と音楽は、本物の葬式以外で見たり聞いたりする機会はない。
 最後は、クバヤを着た村の女性たちの大集団が舞台の先にある寺院に、お供えものを頭にかついで入っていき、舞台には、それまで劇を見学したり、 劇に参加していた子どもと男たちがあぐらを組んで座る。そして、ひとりひとりに聖職者が聖水を与え、村人を浄化する。とりわけ、 不浄なものに狙われやすい子どもたちは、正式の形であろう数度ささげた両手に聖水をいただき、口にし、頭にいただく儀式を真剣に執り行う。
 全員が済み女たちが、寺院を後にしたところで、チャロナランダンスは終わり、我々も席を立つことができる。
 週に2回、これが行なわれているわけだが、これは、見せ物であると同時に、村の儀礼でもある。 村の中でも相当数の人々がこのチャロナランに登場している。商売では、決して採算が合うものではない。基本は、村人の行事なのであろう。
 それゆえに、将来までこれが続くかどうか、少々心配でもある。
 こんな、踊りの原点を見ずにウブッを去るのはもったいない。ぜひ、見て欲しいのだが、今回は4人、昨年見たときはたしか10人もいなかった。 残念である。送迎付きであるし、決して夜遅くなることもない。ウブッの近場で行なわれる劇やダンスと変わらない時間に戻れるので、機会があれば、 他をさしおいても見て欲しい。なぜなら、他のダンスは、時に日本でもみられるが、チャロナランばかりは、 その村に行かなければ見ることができないのだから。
 さて、食事である。朝は、JATIのバナナパンケーキ。昼は、クトゥ君に教えてもらったデワ・ワルンに。キッチンにはコンロがひとつだが、 バリ料理、中華、スパゲッティなど、メニューは豊富。ちょっと混むと忙しい。ナスのカレーを食べる。ニンニク、ショウガ、セロリ、長葱、 ニンジン、ナスに、コショウ、塩、ターメリック、コリアンダーぐらいのスパイスで、黄色く、とろみがつけられていて、 パッと見には日本のカレーっぽい。しかし、味は、コショウが効いたあっさり味でおいしい。ここは、NO MGSの店である。つまり、 グルソーを使わないのだ。驚いたことに、油はココナツ油ではなく、ゴマ油とサラダオイルをブレンドしたような感じだった。安くて、 おいしい店である。
 夕方、ハノマン通りがウブド・ラヤ通りに突き当たる交差点の土産物屋の2階にあるベジタリアンレストランに入る。ここのナシチャンプルーは、 テンペとタフを細切りにして揚げたものとモヤシや野菜をいためたもの。なかなかうまい。水底は、テンペとタフを三角にして揚げたものを食べた。
 さらに、夜、アリレストランに行き、ちょいと酒を飲む。ウブド・スペシャルという、ブルムにレモンジュースを混ぜたもの。それに、 豚肉のナシゴレンを食べる。これには、豚肉、葱、玉ネギ、卵が入っている。ケチャップ味。水底は、お腹がすいていないと言いつつ、 ナシソトアヤム、つまり、鶏スープに白ご飯、さらには、ピサンゴレン(バナナ揚げ)まで食べる。おそれいった。

食:9時、JATIにて。バナナパンケーキ、フルーツ、紅茶。
食:12時半、デワワルンにて。私は、ナスカレー(3000Rp)、バナナジュース(1500Rp)。水底は、テンペトマトソース・メシ付き (3000Rp)、パイナップルジュース(1500Rp)、ピサンゴレン(2500Rp)。
食:17時半、ベジタリアンの店にて。私は、ナシチャンプルー(4500Rp)、エステ(1750Rp)。水底は、サテ・KAZIKAZU (4500Rp)、パパイヤジュース(1750Rp)。
食:21時、アリレストランにて。私は、バビナシゴレン(6000Rp)、ウブドスペシャル(4000Rp)。水底は、ナシソトアヤム (6000Rp)、ミックスジュース(3500Rp)、ピサンゴレン(3500Rp)。

10日、ベジタリアンの店で。豆腐とテンペ炒め。


 

4月11日(日) 晴のちちょい大雨
 おばちゃん店で大量の買い物に挑む。作ってもらっておいたパンツや子供用クバヤをはじめ、サロン、シャツ、巻スカートなどなど。 意地になって買う。合計550000Rp、ところが、別の場所で日本人の女性ふたり組が会話をしているのを聞いて愕然とする。 値切っても10万円!はするビーチのホテルスイートに1泊するだの、カードで後から明細が来るけど、 3000円ぐらいのがいくつもあるって感じね、とか。えっと、3000円とは、210000Rpぐらいだよな。で、10万円となると、えっと、 7000000Rp。ちなみに、ほとんどお土産を買い終わり、現在までに両替しているのが4万円で、2800000Rp。 70ドルのヌガラ行きジェゴグを加えても、3400000Rpで、おそらく、あと5千円も両替すればよいのである。ふむ、 同じ日本人でも持っている者は持っているなあ。
 この他、ふたつのスーパーで200000Rpほどの買い物をする。すごいや。大袋2袋である。買ったのは、石けんやガルーダ豆など。 1個1個は50円や100円であるが、つもりつもって、3千円近くになった。買い物の詳細は水底の日記に詳しい。 次回のバリ本に掲載される予定なので、それまでお待ちを。
 この日は、ワヤンクリッを見に行く。オカ・カルティニというギャラリー&ホテルで開催されるのだが、 昨年同じウブッで見たもうひとつのワヤンクリッとは異なり、最初に英語で影絵のキャラクター説明がされ、とても分かりやすい。また、 難しいシーンは少なくして、善と悪の戦いを長くしてあるので、子どもにも楽しめる内容になっている。
 食事の方は、朝、JATIで、フレンチトーストを食べる。昼は、ワルン・オカのバビグリン(子豚の丸焼き)定食を食べる。ここは、 前回よりもさらに混雑していて、地元の人、中国系観光客、観光ガイド、それに、一部の日本人が入っている。もちろん、 この店にはイスラム教徒は来ない。さらに、犬も待ち構え、てんてこまい。しかし、ここはうまい。豚肉、パリパリの豚皮、豚の血などのソーセージ、 内臓肉、それに、ココナッツと葉の混ぜ物と唐辛子。メシも大盛りでよい。インドネシア語しか通じないのが難だが、 なんとか一度は食べる価値のあるメシ屋である。
 夕方は、山羊屋を再訪。やはりうまい。JATIの従業員であるクトゥ君は、ここの山羊内臓スープは嫌いらしいが、串焼きのサテ・ カンビンは大層お気に入りであるという。一度は、10000Rp分もサテだけを買い求め、自分の部屋でスプライトを飲みながら、 メシも食べずにサテばかりを食べたという。
 そのクトゥ君に聞いたのだが、ここでは、鶏、牛、豚のほか、山羊、犬、馬、カエル、ヘビ、家鴨、鳩、雀と、獲れるものは大抵食べるという。 食べないのは猫だけだと言う。また、川魚、川エビも好むらしい。この水が豊かで、米がとれ、ココナツやバナナ、 多彩な果物と南国の生物に満ちた土地では、実にすばらしい食生活を楽しむことができるようだ。現に楽しんでいるように見受けられる。ただし、 人前で欲望を表に出すのは失礼であり、皆、こそこそと食べている。家族でも一緒に食事を取ることがないというあたり、徹底している。一方で、 善い神、悪い神へのお供えものは豪華であり、食べられるものである。これらが、お供えということで、毎日大量に捨てられ、犬猫を喜ばせている。 やはり不思議な土地だ。
 ところで、ワヤンクリッの後、オカカルティニに近いパダン料理屋でお弁当であるナシ・ブンクスをつくり、持って帰って、 今日4度目の食事をしている。ここのパダン屋は安くておいしいとクトゥ君に教わっていたのだ。たしかに味はよく、安く、メシは多かった。しかも、 スイカの切り身をおまけにつけてくれるという親切ぶり。隣の屋台では揚げバナナのピサンゴレンを売っていたのでそれも買って食べる。
 残り少ない日数なので、胃の具合を確かめつつ、できるだけおいしいものをたくさん食べておこうと思っている。

食:8時、JATIにて。フレンチトースト、果物、紅茶。
食:12時、ワルン・オカにて。バビグリン(子豚の丸焼き)定食、エステ。(ふたりで合計16000Rp)
食:17時、ヤギ屋にて。カンビン(ヤギ)定食。ソトとサテとナシ、湯さまし付き。(ふたりで合計14000Rp)
食:18時、ブッダカフェにて。私が、ミックスフルーツラッシー(5000Rp)、水底がハニーラッシー(5000Rp)。
食:22時、パダン屋でブンクス、JATIにて。私が、コロッケ、テンペゴレン、鶏煮、野菜、唐辛子、ソース。水底が、オタック(羊の脳みそ)、 テンペ煮、アヤムゴレン。(合計13500Rpにおまけのスイカ)、ピサンゴレン小5つ(1000Rp)

 


 

4月12日(月) 終日晴
 雨が降らなかった。次第に雨季が終わりつつある。雨期の終わりにバリ島を訪ねて思ったのだが、来るなら乾季か、乾季の終わりがよい。一昨年、 はじめてバリ島を訪ねた10月末というのは、とてもよい季節だったのだ。雨季の問題は、あたりまえだが、雨が降ることである。とりわけ、 夕方に降る。そのため、肝心の踊りに大きな影響が出るのだ。まず、野外でしかできないものが中止になる。また、通常野外で行なわれるものが、 屋根付きの場所にかわり、たいてい狭くなるので、踊りが小さくなる。また、ガムランの音も屋根でこもってしまい、興がそがれる。
 雨が降るのをぼうっと見ているのは、風情としてよいが、洗濯ものは乾かない。
 雨は嫌いではないが、今年のバリ島は、唐辛子が不作になり、高騰するほど雨が降ったそうだ。それで、サンバルも品不足だったのだ。なるほど。 それは大変だろう。昨年は、雨が降らずに困り、今年は、雨で困っている。世界中、どこも異常気象である。異常気象というか、 人間の思うような理想の季節はめったに見ない。
 さて、今朝も早起きして市場に行く。市場はいい。人がいきいきとしている。売り手も買い手もさまざまで、見飽きることがない。ここで、 スモークチキンのご飯屋に行き、ナシチャンプルーをふたつブンクスしてもらう。人気の店であり、行ったときはちょうどご飯が切れていた。 数分待つと大きな編みかごに山盛りのごはんがどこからともなく運ばれてくる。しかし、優に2升をこえる炊いたご飯を、 若い娘が頭の上に乗せて運んでくるのだ。もちろん、バリ米を湯炊きしてあるのだから、日本のごはんよりもパラパラになる。ちょっとでも傾けば、 メシ山の頂上あたりは崩れるかもしれない。幼い頃からの鍛錬であろうが、首が太くなるわけではない。すらりとしたままに、力仕事をこなす。 なんとまあ。
 一日中あちらこちらを歩き回る。
 食事は、朝が、そのブンクス。スモークチキンの肉や皮、軟骨、塩卵の黄身、煮た鶏、それにインゲンとココナッツを和えたものとご飯。それと、 水底が市場で買った、餅のようなお菓子。4種類買ったが、3つは、ココナッツまぜ黒蜜入り。ひとつは、甘みのある味噌餅のようなもの。それと、 JATIの緑色パンケーキにフルーツ、紅茶。よく食べた。
 昼は、デワ・ワルンにする。先日、西洋人がスパゲッティナポリタンを食べていたので、それをご飯のおかずに選ぶ。さらに、 私が先日水底が食べていたものを、水底は、先日私が食べたナスカレーに近い、テンペカレーを選ぶ。スパゲッティナポリタンは、一度麺を茹で、 トマト、玉ねぎ、ニンニクたっぷりの甘いソースでその麺をしばらく茹でて、麺に赤い色をつけて出す。ご飯のおかずだ。
 夕方、プリアタンの食堂で夕食。私はカレー味で鶏を揚げたものとご飯を食べる。水底は、ナシソトアヤム、すなわち、 鶏のスープ春雨入りとご飯を食べる。このナシソトアヤムは、スープの中にご飯をどばどば入れて食べるのがよいとされている。 水底好みの食べ方である。
 踊りを見た後、カフェ・デワタに行き、軽く食べる。私が食べたミーゴレン、すなわち焼きそばは、白菜、ニンジン、さやインゲン、キャベツ、 ネギ、ニンニク、鶏肉、エビが入り、麺はインスタントだが、野菜が麺より多くてよろしかった。水底の春巻はちょっと太めで、 生地がパンケーキっぽかったが、これが、こちら風である。カフェの兄ちゃんと姉ちゃんがインドネシア語でいちゃついていたらしく、 水底が言葉を理解して笑っていた。

食:8時、JATIにて。鶏ごはんブンクス(ふたつで5000Rp)、おやつ (1個200Rpを5個)、緑色パンケーキ、フルーツ、紅茶。
食:12時、デワ・ワルンにて。私がテンペトマト野菜ご飯定食(3000Rp)、レモンジュース(1500Rp)、水底がテンペカレー (3000Rp)、レモンジュース(1500Rp)、ふたりで、スパゲッティナポリタン(6500Rp)。
食:17時半、CIPTA RASA 食堂にて。私が、アヤムゴレンとご飯(6500Rp)、エステ(1500Rp)、水底がナシソトアヤム (3500Rp)、エステ(1500Rp)
食:21時、カフェ・デワタにて。私が、ビール(6850Rp)、ミーゴレン(7750Rp)。水底が、パイナップルジュース(4000Rp)、 春巻(6250Rp)。

12日、市場の鶏めしブンクス。うう、 本当においしい


 

4月13日(火) 晴昼過ぎより雨、夕方には晴、 星空
 いよいよ最終日。最終日だからといってとりわけしなければならないことがあるわけでもない。JATIで朝食をとり、あたりをうろつき、 スーパーに行き、ムンブルスでアイスクリームを食べ、アンカサでコーヒーを飲み、モンキーカフェでご飯を食べ、 どこかの店で水底のワンピースを買い、雨が降りだし、ロータスレーンに逃げ込み、そこの高さに唖然として、うんざりしながらお茶を飲み、 雨が小降りになったのでJATIに戻り、汗を流し、荷物をまとめ、APAに借りていた本を返し、ついでに、1冊プレゼントし、 おばちゃんところであいさつし、ARIでご飯を食べ、部屋のチェックアウトをし、クトゥ君が4月23日に28歳になることなどを知り、 パダン屋に行って、ご飯をブンクスしてもらい、戻ってJATIの親戚であるライさんに空港まで送ってもらい、 芸術高校でインドネシア語を教えている彼といろいろ話し合い、そうして、空港に到着し、チェックインして、イミグレーションを通り、 水底が求めていたある物を買い、ブンクスを食べ、深夜の飛行機を待ちながら、テレビを見ている、今。とりあえず、買うものは買い、 食べるものは食べた。
 これで、今回の休暇は終わる。
 さて、また日本でお金をかせいでこちらでのんびりしよう。

食:8時、JATIにて。卵トマトホットサンド、フルーツ、紅茶。
食:10時、ムンブルスにて。私がココナッツアイス(7000Rp)、水底がナンカアイス(7000Rp)。
食:11時、アンカサにて。スマトラコーヒー(各7500Rp)。
食:12時半、モンキーカフェにて。バリ料理の小皿盛り合わせ二人分(20000Rp)、スイカジュース(2500Rp×2)
食:14時、ロータスレーンにて。私がマンゴージュース(9000Rp)、水底がジャワティー(7000Rp)。
食:17時、ARIレストランにて。私がナシチャンプルー(10000Rp)、レモンジュース(3500Rp)。水底が、 アヤムゴレンとサツマイモ揚げ(10000Rp)、春巻(4500Rp)、ご飯(1500Rp)、エステ(2500Rp)。
食:21時、空港にて。(パダン料理をブンクス)、私が、アヤムゴレンとベルデゲル(コロッケ)、水底が、ルンダン(牛肉煮)とナス(ふたりで、 14500Rp)

 


 

4月14日(水) 晴
 早朝、機内でたたき起こされ、サンドイッチを食べてぼうっとしているうちに、日が昇りはじめる。それから、機内食。こちらは、 オムレツとベイクドポテトにソーセージ、パンという西洋式。ほとんど食べずに残す。
 日本に到着し、高速バスで新宿を経由して帰宅。ふう。
 まずは、米を3合研ぎ、飯を炊く。あるものでごはんをつくる。塩ワカメを戻し、玉ねぎとともに味噌汁へ。 コチュジャンとごま油を使って韓国風にしたてる。ひじきと切り干し大根を戻し、干し椎茸、ジャコとともに甘辛く煮る。 玉ねぎと冷凍しておいた鶏皮も甘辛く煮る。それに、冷凍していた辛子明太子、プレーンオムレツを使ってご飯。 唐辛子を使って少々エスニックを混ぜておいた。
 夕方、買い物へ。
 夜は、アサリ、玉ねぎ、ニンニクを使ったスパゲッティ。塩、唐辛子、コショウでシンプルな味付けに。それに、ポテトサラダをつくる。

本日の購入:人参、玉ねぎ、ジャガイモ、豆モヤシ、小松菜、大根、豚バラ肉ブロック、鶏もも肉、 豆腐、納豆×8パック、油揚げ、アサリ貝

食:5時、機内にて。サンドイッチ、水。
食:7時、機内にて。機内食、お茶。
食:14時、ご飯、ワカメの韓国風味噌汁、切り干し大根とひじきの炒め煮、鶏皮と玉ねぎの炒め物、辛子明太子、オムレツ。
食:20時、ご飯、アサリのスパゲッティ。

| カテゴリ:はる食日記 | 1999年4月2週 バリ島スペシャル | 1999年4月14日

04月21日水曜日 1999年4月3週 (はる食日記)

4月15日(木) 晴
 午前中は、JAS法改正について農林水産省に話を聞く会合に出席。午後は、かつてお世話になった団体の広報担当の方と意見交換。1日中働く。 ちょいとさすがに疲れた。
 でも、その団体の方に、オーガニックコーヒーをいただいたので、うれしい。
 何かいいことはあるものだ。
 朝は、ご飯を3合炊く。人参、ジャガイモ、大根、大根葉、油揚げで味噌汁をつくる。それに納豆で軽く済ませて出動。昼は、 新宿のラーメン屋でラーメン。夜は、水底が、ご飯を3合炊き、ニンニク、ショウガたっぷりの鶏、豚に、人参、ジャガイモ、玉ねぎ、 コリアンダーでつくるあっさりカレーをつくる。それに、大根とツナと豆モヤシのサラダ。
 
食:8時、ご飯、味噌汁、納豆(私のみ)
食:10時、ご飯、味噌汁、納豆他(水底のみ)
食:13時、ラーメン(私のみ、外食)
食:21時、ご飯、カレー、ツナ大根サラダ、切り干し大根とひじきの炒め煮残り。

水底作のどこかのカレー

 


 

4月16日(金)
 水底は、日本の気候に負けて風邪を引いてしまった。喉をやられて寝込む。私は、自宅でだらだらと仕事。ところが、私も夜には風邪になる。 私はお腹に来た。
 ふたりとも寝込んではしょうがない。

食:12時、ご飯、カレーの残り、ツナサラダの残り。
食:20時、おかゆ、りんごジュース。

 


 

4月17日(土)雨
 本日もふたりとも寝込む。よろよろと近くて遠いコンビニまで行き、最低限のものを購入。

購入:ポカリスエット、オレンジジュース、リンゴジュース、卵、牛乳。

食:なんか食べた。おかゆを食べたぞ。

 


 

4月18日(日)雨
 本日も寝込む。ふうふう。それでも、車で大きなスーパーに出かけ、血となり肉となるものを購入。

購入:ヨーグルト、キャベツ、チーズ、オレンジジュース、のど飴、豚バラ肉固まり、鶏がら、葱、 トマト、バナナ、インスタントラーメン。

食:ヨーグルトを食べたり、バナナを食べたり、おかゆを食べたり、お、 水底がインスタントラーメンをすすっている。夜には、キャベツをゆでて普通のご飯を食べたぞ。

 


 

4月19日(月)雨
 私、復活! お腹の調子はヨーグルトによって完全に治る。私は何年かに1度、風邪と疲れで腸炎を起こすことがある。どうも、 腸が動きをやめたり、急に動きすぎたりするのだ。そういうときにはヨーグルト。ヨーグルトは偉大だ。
 水底は、まだ寝込んでいる。熱はそうないのだが、咳が出るのだ。でも、快方には向かっている。
 仕事で、新橋へ。精力的に打ち合わせをする。

購入:バナナ、シュークリーム、ヨーグルト。

食:10時、ご飯、大根とジャガイモの味噌汁、納豆、ヨーグルト、バナナ、茹でキャベツ(私のみ) 。
食:14時、何かうどんのようなものを食べたらしい(水底)。
食:18時、シュークリーム(水底)
食:20時、ご飯、味噌汁の残り、茹でキャベツ、小松菜のおひたし、豚バラ肉白煮。

 


 

4月20日(火)晴
 本日も外出。元気です。私は。でも、私もちょっと喉がいたいかも。
 晴れたので、精一杯洗濯して外出。
 水底もそろそろ復活。

購入:コロッケ類

食:10時、ご飯、豚バラ肉入りうどん、茹でキャベツ、バナナ、ヨーグルト。
食:20時、ご飯、コロッケ、ゆでキャベツ、小松菜とジャガイモの味噌汁、(水底は生卵も)。

 


 

4月21日(水) 晴ときどき曇
 晴れる。布団を干す。仕事をする。水底も復活。
 水底がなかなか起きてこないので、インスタントラーメンをつくり、昨日のご飯とともに食べようとしたら、起き出して来た。 私が食べているのを見て、水底も同じことをする。
 夜は、ご飯を炊き、トマトチーズオムレツをつくる。鶏ガラのスープをベースにして、ニンニクショウガ玉ねぎ人参を入れ、 味噌を入れた鶏味噌スープをつくる。さらにこの中に、残っていた豚バラ白煮を入れて完成。真冬の食べ物である。それから、 イリコをゴマと一緒にから煎りし、醤油をたらしたおかずも完成。

食:12時、ラーメン、ご飯。
食:20時、ご飯、トマトチーズオムレツ、納豆、豚入り鶏味噌汁、いりイリコ、梅干し、焼き海苔。

 

| カテゴリ:はる食日記 | 1999年4月3週 | 1999年4月21日

04月30日金曜日 1999年4月4週 (はる食日記)

4月22日(木) 快晴
 今度は、水底がひいていた風邪を私がもらう。とほほ。終日、仕事。
 昼は、鶏スープをもとに、ショウガ、玉ねぎ、トマト、醤油を入れ、ご飯を入れて煮る。どこか中華風のトマト鶏雑炊。
 夜は、ご飯を3合炊き、キンピラゴボウ、豆腐とキュウリとチンゲンと玉ねぎのトマトケチャップ炒め、里芋と大根と油揚げの味噌汁をつくる。
 夕方、落花生をたくさん食べる。

購入:卵、ヨーグルト

宅配:わらび、三つ葉、チンゲン菜、小松菜、リンゴ、人参、ゴボウ、里芋、大根、ショウガ、豚バラ肉、鶏手羽先、鶏もも肉、豆腐2丁、油揚げ、 納豆4パック(大)、卵、キュウリ


食:12時、トマト鶏雑炊。
食:17時、落花生、オレンジジュース。
食:20時、ご飯、味噌汁、きんぴらゴボウ、豆腐と野菜のケチャップ炒め、梅干し。

キュウリを炒めるのもまたよし


 

4月23日(金)雨
 大雨。午後外出してうち合わせ1本。鼻風邪がひどくてやりきれない気持ち。
 水底が寝ていたので、またもや、インスタントラーメンをこしらえ、ご飯や昨日のおかずとともに食べていく。ちなみに、 インスタントラーメンなのだが、昨日の味噌汁をベースにしてつくる。あまりものに幸あれ。
 夜は、水底が、切り干し大根を煮ていた。そして、ワカメたっぷりの味噌汁。

購入もの:ポテトチップス、キャベツ、豆モヤシ、灰干しサンマ、氷菓子。

食:12時、インスタントラーメン、ご飯、きんぴらゴボウ、豆腐炒め。
食:20時、ご飯、切り干し大根煮、味噌汁、きんぴらゴボウ、豆腐炒め、大根と玉ねぎの梅酢和え。
食:24時、ポテトチップス、オレンジジュース、ヨーグルト。

 


 

4月24日(土)雨
 どうしても昨日中に仕上げなければならない仕事がある。明け方までかかる。風邪がひどくなる。ぐずぐず。終日寝る。やれやれ。
 水底友人より病気見舞いとして手作りのメロンパンがたくさん届く。むさむさと食べる。うまい。
 ご飯は、まず、灰干しサンマを水底が焼き、里芋と三つ葉の味噌汁とともにいただく。なかなかうまいサンマであった。
 夜は、私が寝ている間に、水底が豚バラ肉と大根、豆腐を炊き合わせていたのでそれを大根おろしと小松菜を添えて食べる。 先日来のキンピラや切り干しなどおかずがいっぱいあってうれしい。食欲があるので、風邪はまもなく消える予定。

届き物:メロンパン

食:12時、メロンパン。
食:13時、ご飯、灰干しサンマ、味噌汁、切り干し大根煮、きんぴらゴボウ、大根玉ねぎ梅酢和え。
食:21時、もやしご飯、豚バラと大根・豆腐の煮物、小松菜のおひたし、切り干し大根煮、きんぴらゴボウ、豆モヤシのナムル、味噌汁、 大根玉ねぎ梅酢和え。

水底が盛りつけるとこうなる

和食だってちゃんと作ります。私

 


 

4月25日(日)曇り
車で友人の家へ。遠い。コーヒーを飲んで帰る。途中、我々が好きなスーパーで大口の買い物。圧搾しぼりの油や、 無農薬米から昔ながらの醸造方法でつくった酢など、日常使用する調味料を買いに行く。ついでに、サバなどが安かったので買う。サバは、 水底が塩してくれた。明日から楽しみだ。
ご飯は、昼に、キャベツと豚バラ煮で焼きうどんをつくる。夜は、ご飯を炊き、ゴボウと人参、里芋、チンゲンの味噌汁、灰干しサンマ、それに、 チーズオムレツをつくる。

購入:ごま油500g、菜種油1kg、酢1升、サバ3尾、鶏ガラ、ビスケット、厚削り、ごまだれ、 サンマ缶5個、カレールー、サツマイモ、セロリ。

食:13時、焼きうどん、ご飯、きんぴらゴボウ、切り干し大根煮、豚バラ煮、もやしナムル、 味噌汁の残り。
食:23時、ご飯、灰干しサンマ、チーズオムレツ、味噌汁、納豆、きんぴらゴボウ、豚バラ煮、切り干し大根煮。

 


 

4月26日(月) 晴
お家で仕事。水底が、サバを干す。昨日開いて塩をしておいたやつを立て塩してから外に干す。
昼は、キャベツと玉ねぎ、卵で焼きめしを作り、食べる。味付けは、ニョクマムと醤油のみ。シンプルかつ豪快に。
夜は、水底が、サバを焼いてくれる。これがうまい。やはり手作りの干物はうまい。全然生臭くない。これに、ワラビのおひたし風、ミネストローネ、 豆セロリサラダ、納豆がついて、どん。

食:13時、焼きめし、味噌汁の残り、灰干しサンマ1尾、切り干し大根煮の残り。
食:20時、ご飯、サバの一夜干し、ワラビのおひたし風、ミネストローネ、豆セロリサラダ、納豆。

サバ。水底は魚を料理するのがうまい

ワラビの和え物。これも水底

セロリ大根豆サラダ。水底ですわ

 


 

4月27日(火) 晴
仕事で朝から外出。夕方戻る。立ち食いそば、サンドイッチを時々食べる。夜は、 パンと焼きサバにミネストローネの煮詰まったのをかけたものと豆サラダとサツマイモフライとご飯。

購入:パン。

食:9時、バナナ(私のみ)。
食:10時半、立ち食いそば(私のみ)。
食:15時、サンドイッチ(私のみ)。
食:15時半、パン(水底のみ)。
食:20時、ご飯、サツマイモフライ、豆セロリチーズサラダ、焼きサバ、パン。

サツマイモフライ。インドネシアが恋しくて


 

4月28日(水)雨
仕事で、昼から外出。またも外食。丼屋でカツ丼を食べるが、カツがおいしくない。ご飯も、味噌汁もおいしくない。 おいしい外食が手軽に食べられない。これが日本のイヤなところだ。
夜は、まっとうなご飯をつくる。サバを焼き、サツマイモとゴボウと人参と里芋の味噌汁をこしらえる。納豆を混ぜる。キャベツを炒める。 おいしいご飯とおいしい味噌汁と焼き魚、さあ文句あるか!

食:12時、カツ丼(私のみ)。
食:20時、ご飯、サバ、豆セロリチーズサラダ、味噌汁、キャベツ炒め、納豆。

 


 

4月29日(木)曇り
宅配が届く。嬉しい。野菜がいっぱいなのは、心底嬉しい。
昨日、水底が、セロリ、玉ねぎ、キャベツ、鶏、昆布、ジャコでスープをとっていたので、まずは、細めのスパゲッティを茹で、ニンニク、ショウガ、 テンメンジャン、練りごま、醤油、青ネギなどで味付けをして、中華風スープスパゲッティ、まあ、ラーメンみたいなものをこしらえる。
夜は、カレーライス。スープをベースに、鶏肉を使い、セロリ、ジャガイモ、玉ねぎ、人参という実にシンプルな日本のカレー。これに、 キュウリの小口切りとキャベツの千切りを塩でもんで、マヨネーズで和えたサラダという、まあ、まあ、まあ、まあ、というレシピ。でも、 食べたかったんだもん。めしまんへ

購入:タケノコ

宅配:鶏1羽、豆腐、油揚げ、納豆×4、玉ねぎ、ジャガイモ、大根、キャベツ2個、カブ、葉付き人参、レタス、小松菜、チンゲン菜、キュウリ、 青ネギ、マッシュルーム、リンゴ、柑橘2種、海苔、卵。


食:13時、スパゲッティラーメン、ご飯。
食:20時、カレーライス、キャベツとキュウリのサラダ、豆セロリチーズサラダ。

ざ、日本のカレー。こういうのも食べたくなります。

コールスローというにはあまりにも現代日本食な感じ

 


 

4月30日(金)晴
働く。あ、4月が終わる。今月は、前半にたくさん書き込んだので、後半がメモ程度になってしまった。読む人は実につまらなかったに相違ない。 誠に申し訳ない。そういう時もあるということでご容赦願いたい。実のところ、風邪を引いて体調を悪くしたり、仕事が立て込んでいたり、 天候が不順だったりと、やれやれ、といったところだったのだ。
まあ、それでも、体調は回復し、ゴールデンウィーク中に働いてなんとか遅れは取り戻せそうだし、天候もようやく少しはまともになりそうだし、 すべては収束に向かっていることは間違いない。
そうそう、昨日の夜や今日の付きは明るく、丸く、木星だったか火星だったかを伴って明るく照っていた。たしか、1カ月前、 バリ島に行くころもそうだった。当たり前だが。1カ月、短いものである。月は満ち、月は欠ける。何事もそういうものだ。
というわけで、来月は五月晴れのように晴れ晴れとして、日記にも精力を注ぎたい。

本日の購入:ホットケーキミックス、ポテトチップス、ヨーグルト、ちくわ、ソーセージ。

食:12時、カレーライス、レタスサラダ。
食:20時、ご飯、サツマイモと里芋と油揚げと大根と小松菜の味噌汁、キャベツとキュウリのコールスロー、レタスサラダ、納豆、カレーの残り。

| カテゴリ:はる食日記 | 1999年4月4週 | 1999年4月30日

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