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2004年9月13日月曜日 新汐秋刀魚とは (はる食日記)

9月13日(月)
晴れ。夕立。人吉。朝、新汐秋刀魚を焼いてもらう。ぬか漬けと味噌汁とともに朝の一日をはじめる。新汐秋刀魚とは、汐さんまの新物である。汐 (塩)さんまとは、山国で昔から食べられていた秋刀魚を丸ごと塩漬けにしたもので、現在は、塩水漬けや冷凍塩水漬けで流通している。今年の秋も、 秋刀魚が獲れてきたのでさっそく汐秋刀魚が流通したというわけである。もちろん、現在では生秋刀魚も売られているが、やはり、 塩してあるほうがうまみがあるという「常識」があり、今では秋になると新汐秋刀魚の登場となるのである。もちろん、山国育ちの私も賛成。
午前中、柚子胡椒の実演教室。父から作り方を教わる。やはり大切なのはそのときの材料を元にした勘なのである。経験がものをいう。
昼はちゃんぽんを食べに行く。私が以前行って、カレー粉が入っていると見破ったもの。もちろん、おいしいのだ。餃子も食べてみる。
夜は餃子。水底が心より愛し、私の血肉となっているあの餃子である。ご主人も奥さんも元気そうでうれしかった。 予約してあるのを貰いに行くとき話をしていたら、葡萄を2ふさいただく。ありがたし。ところで、この餃子の秘密がだいぶわかる。まず、 なにより必要なものは、人吉球磨地方のにんにくである。あの独特の香りが、この餃子の味を作っているのだ。それから、推測なのだが、先日、 水俣のだご汁のだごが、もち米粉と中力粉でできていてふっくらふわふわ、煮くずれなかったのを思い出し、もしかすると、この餃子の皮も、 もち米粉が結構入っているのではなかろうか。今度やってみることにする。
実家で母が煮しめを煮る。土産に持っていった佐渡の新焼きあごを使ったもの。干し椎茸、なす、じゃが芋、厚揚げ、 こんにゃくの初秋らしい煮しめであった。

食:8時、ごはん、味噌汁、新汐秋刀魚、ぬか漬け、なまいりこ。
食:12時、ちゃんぽん、餃子。
食:18時、ごはん、煮しめ、餃子、なすの辛子漬け、猪汁、猪の肉焼き。

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[はる食日記 |2004年9月13日 ]

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