1999年12月1週


12月1日(水) 曇り
早朝起きて、ふたりして外出。筑波にある農水省の研究所で稲の品種改良についての話を聞く。研究者が実際に生産者や消費者と話し合いをして、開発する品種を決めることはないそうだ。基礎研究として多収米などの研究の意味は分かるが、どうも話を聞いていて、何の目的で品種を開発しているのかが分からない。これについては、後日、別のところでレポートすることになる。市民向けの室内展示場もあったが、場末の博物館パビリオンといったところ。誰がこんなところに来るのだろう…??あ、我々か。
町中を歩いたり、駅に行くだけでタバコの臭いがすごい。空気が汚くて、肌が気持ち悪い。住んでいるところが多摩川に近い山の中腹なので、主要道路のそばでも空気がきれいである。よけいにつらい。
朝が早かったので、コンビニでパンを買い、ホームで食べる。昼は、同行の人たちと筑波の飯屋で食べる。盛りがよく、定食にはすべて生卵がついていた。水底がアジフライ定食、私が鶏から揚げ定食を頼み、おかずを半分ずつ分ける。帰宅後、一休みして夕飯とする。水底がつくる。ご飯を炊き、ニンニク、トマトジュース、里芋、カブ、ニンジン、タマネギのシチューと、昨日のグラタンにジャガイモとチーズを加えて増量したもの、それに春菊のごまよごしである。

食:7時、パン(コンビニ)
食:13時、アジフライ定食、鶏から揚げ定食(外食)
食:20時、ご飯、トマトスープ、増量グラタン、春菊のごまよごし、キムチ、ふりかけ。



12月2日(木) 雨のち曇り
冷え込む。窓の外の紅葉が美しい。葉っぱがどさどさと降っている。仕事をする。昨夜も明け方まで仕事。今朝も早くから仕事。仕事仕事。休みをたくさん取るから、仕事もたくさんあるのだ。ありがたや。夜、水底の友人来る。鍋をする。水底が買い物に出かけ、予定の雑誌を買い忘れ、イワシ10尾を買ってくる。ばら売り1尾30円で安かったらしい。小ぶりだが、身はいい感じ。10尾を選んでいたら、横のおばさんがそんなに買うのかという目で水底を見たらしい。小ぶりなマイワシなど、10尾くらい食べるでしょう。その結果、鶏鍋の予定をつみれ鍋に急きょ変更。うれしい限り。
水底友人に、「あけがらし」をもらう。米こうじ、粗糖、唐辛子、からし、麻の実、塩でできた飯の種である。庄内の生産者に、米、餅、豆餅を注文。届く。お正月は安泰の予定。

宅配:レタス、白菜、いんげん、小松菜、カブ、ニンジン、里芋、ミカン、リンゴ、長葱、春菊、油揚げ、豆腐、鶏肉、鶏手羽先、男爵芋、玉ねぎ、砂糖。

宅配:米10kg、餅、黒豆餅

もらい物:あけがらし。

購入:イワシ10尾。


食:13時、醤油チャーハン、レタスケチャップチャーハン、レタス炒め、トマトグラタンスープ。
食:21時、イワシのつみれ鍋、うどん、ご飯、あけがらし、キムチ。



12月3日(金) 晴れ
昨夜から今朝にかけて暴風。朝、窓を開けたら、遠くの方まで見通せた。葉っぱが落ちてしまったのだ。一晩で、冬景色である。ベランダは落葉樹の枯れ葉に埋まってしまった。寒い1日。打ち合わせがあるので食事後外出。食事は、昨日の鍋に稲庭うどんとご飯を入れたもの。雑炊うどん。夜も鍋。鶏肉の鍋である。鶏肉、干し椎茸、白菜、小松菜、里芋、人参、糸こんにゃく、油揚げが入る。お椀に鍋汁を入れ、味噌を溶き入れて味噌鍋として食べる。時折、酢やごまだれやゆずなども入れてみる。うまい。ご飯をがつがつと食べる。鍋がおいしい季節なり。水底風ポテトサラダいんげん添えごまふりかけもうまい。

食:12時、雑炊うどん。
食:21時、ご飯、鍋、あけがらし、キムチ、ポテトサラダ。



12月4日(土) 晴れ
水底の友人宅で忘年会。私も参加したかったのだが、仕事を考えて断念。大豆トラストのメンバーでもあり、大豆と水底を車に積んで午前中の東京を走る。前夜から3時間ほどしか寝ていないので、しんどい。車の中で、チョコレートやポテトチップスを食べる。帰宅後、ジャコとタマネギの醤油チャーハンと鍋の残り具・スープに春菊を足したインスタントラーメンを食べる。実は、チャーハンに卵を入れようと思ったのだが、前日、水底がケーキをたくさん焼いていたので15個ほどあった卵がひとつ残らず消えていた。あとには、紙の卵トレーだけ…。残念無念。
その後仕事。古いパソコンにスカジーカードを認識させるために四苦八苦する。途中であきらめて、別のパソコンに導入し、作業を進める。途中、バナナやミカン、リンゴを食べる。水底が帰ってから、水底は腹が減っていないというのでキャベツとジャコ入りの焼きそばを作って食べる。心が満たされない。夜中、リンゴとカップ麺を食べる。満たされないまま、カロリーを取ってしまった。やはりご飯を炊いた方がよかったか。
夜中まで仕事。

もらい物:レバ刺、サバのフィレ。

食:12時、醤油焼きめし、鍋ラーメン(私のみ)
食:12時〜、鍋などのおいしいもの(水底、外食)
食:18時、焼きそば(私のみ)
食:25時、カップ麺。



12月5日(日) 晴れのち曇り夜一時雨
一日仕事。午後、仕事がらみで新宿に行く。人ごみにへきえきする。歩きタバコはやめよう! 食事は、午前中にご飯を炊き、味噌汁をつくる。
今回いつものあきたこまちではなく、別の生産者のササニシキ。我々はあっさりした食感の米が好きである。コシヒカリのような粘りと甘みの強い米ではなく、どんなおかずにもあう、白い感じなご飯とでも言えばいいのだろうか、いくらでもおかわりできる米が食べたいと常々思っている。ササニシキは寿司屋で使われるぐらいであり、コシヒカリよりもあっさりして白い感じのご飯である。しかし、我々が常食するあきたこまちよりも、この生産者のササニシキの方がちょっと重かった。おいしいのである。一般的には、とてもおいしいと言ってよい。香りといい、つやといい、舌触りといいうまいのである。しかし、ご飯がおいしいと自己主張してはいけない。これはあくまで好みの問題であり一般的ではなかろうが、ご飯をたくさん食べるためにおかずがあり、おかずとご飯が口の中で混ざり合ったときもっとも光るご飯こそ、我々二人の食卓に望まれる常食の米であるのだ。
味噌汁は、おとといの鍋の汁と残っていた干し椎茸、昆布をベースに使い、白菜、いんげん、里芋、カブ、油揚げを入れる。水底が先日購入し、腹を抜いてぴちっとシートで冷蔵庫干しをしていたイワシを焼いて食べる。水底は、朝からレバ刺しに挑戦。しかし、1時間後、あえなく敗退。体調がよくないところに重たいものを食べるからだ。
そこで、夜は、れば刺をればカツにすることとした。ついでに、牡蠣を買ってきて、牡蠣フライを作ろうと思い立つ。さらに夜になり、支度をはじめたところで、ジャガイモをゆでてシンプルなジャガイモだけのコロッケを作ろうと思いはじめ、最後には、ニンジンの天ぷらとサツマイモのフライまでに行き着く。これに雑穀入りご飯を炊き、味噌汁をつくる。ジャコのだしと、ニンジン、白菜、里芋、カブ、いんげんの味噌汁である。
ちなみに、ればカツは、醤油、ショウガ、みりんに軽く漬け込んだもの。コロッケは、ジャガイモを茹でてつぶし、塩、コショウをしただけのものであり、タマネギや肉などは入れない。ジャガイモがおいしければ、このコロッケがもっともおいしいのである。

購入:牡蠣、卵、インスタントラーメン。

食:12時、ご飯、味噌汁、れば刺し、イワシの丸干し、キムチ、アオノリ、ふりかけ、あけがらし。
食:21時、ご飯、味噌汁、ればカツ、牡蠣フライ、コロッケ、ニンジンの天ぷら、サツマイモのフライ。



12月6日(月) 曇りのち雨
本日まで仕事。8日から海外に行くため、その準備に追われる。いや、旅行の準備ではなく、いなくなっても問題がないようにするための準備である。本日の料理は、ニンジンの焼きそば風を選ぼう。これは、ニンジンを細長く切って、いわゆる焼きそばソースで味付けしただけのものである。焼きそばを作るとき、添付のソースはほとんど使わないため、たまにはこういう料理を作ってみる。食べてみると、市販の焼きそばはただ、ソースの味が食べたいだけだということがわかる。ニンジンが嫌いな人におすすめしたい。これに、豚肉とキャベツを炒め合わせるとよかろう。

食:13時、ご飯、焼きめし、しめサバ、キムチ、ればカツとコロッケの残り、味噌汁(油揚げ、小松菜、人参、カブ、里芋)
食:21時、ご飯、味噌汁(呉汁の素、カブ、小松菜、ニンジン)、しめサバ焼き、ニンジンの焼きそば風、キムチ、納豆。



12月7日(火) 晴れ
寒い。仕事終了。髪を切る。ようやく本格的に旅行の準備を行う。残り物を処理するために、生クリームと卵を使ってカルボナーラを作る。ベーコンがないので、ツナ缶を開け、タマネギを炒めて加える。少し醤油をたらして美味。

食:11時、タマネギ入りツナカルボナーラ
食:23時、カツカレー(私)、コロッケカレー(水底)(外食)


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