2000年11月3週
この下にはマカロニグラタンがぐつぐつ

11月15日(水)
晴れのち雨。神奈川の乳業メーカーを見学。高温殺菌のところだが、殺菌温度がやや高めに設定されている。もはや近郊には酪農家が少なく、不足時には千葉や茨城、北海道などから原乳を仕入れるという。ただの装置産業になっているようだ。やれやれ。帰宅し、ぴゅあきっちんへ行く。水底がチョコレートケーキを焼いて持っていく。このところ、いつも飲んでいるお茶が切れていたので、玄米茶を飲んでいた。我慢できなくなって煎茶を買いに行く。一昨年は、この生産者から直接購入していたが、ぴゅあきっちんができたので、そこを通すことにしている。この煎茶が一番おいしい。夜は、昨日の鍋にサトイモ、白菜、春菊、ネギ、大根、ゴボウを入れて味噌汁にする。ごま油を少々たらす。ちょっと古くなりかけて水の切れていた豆腐があったので、鶏の挽肉を解凍し、タマネギ、ショウガ、ニンニクと炒め、ドウチ、豆板醤、醤油、ニョクマム、オイスターソースで味付けして水を足し、少々煮て、豆腐を加え、水溶き片栗粉を入れて、鶏の麻婆豆腐をこしらえる。食べる。

購入:酢、国産スパゲッティ、ユズ酢、無農薬煎茶

食:8時、パン(コンビニ)
食:12時、牛丼(外食)
食:21時、発芽玄米入りご飯、鍋味噌汁、麻婆豆腐、納豆。


11月16日(木)
曇り時々雨。会議で市ヶ谷に行く。打ち合わせ後、水底と落ち合う。買い物をして帰宅。昼は昨日の味噌汁鍋にご飯を入れ、煮込んで雑炊にする。最後に溶き卵を落とす。それに麻婆豆腐。おいしい。夜は、ご飯を炊く。このご飯、12年度産の新米である。昨日まで食べていたのは、10年度産米。つまり、古々米である。今、わが家には12年産米と11年産米が届いている。いつもは古米を食べるのだが、久しぶりに新米を食べてみることにした。よく考えれば、11年産新米は食べていなかったので、唐突に2年飛ぶ。新米はねっとりしている。もちろんおいしいが、やはり少々枯れた古米の方が好きかも知れない。おかずは、ナメコと大根と豆腐の味噌汁、サトイモ、ジャガイモ、ニンジン、ダイコン、タマネギと厚揚げ、野菜天ぷら(ねりもの)の煮物。だしは干し椎茸。味付けは醤油とみりんのみ。これに、ハクサイと油揚げ、野菜天ぷらでつくった菜焼きとする。味付けは醤油のみ。ふたりでご飯を楽しむ。

宅配:ダイコン、ハクサイ、水菜、ナメコ、ピーマン、サトイモ、ミカン、洋梨、小松菜、サツマイモ、ゴボウ。

購入:鶏のぶつ切り、野菜天ぷら(ねりもの)、ねりもの、ショウガ、シュレッドチーズ、冷凍うどん。


食:13時、雑炊、麻婆豆腐。
食:22時、ご飯、納豆、味噌汁、野菜の煮物、菜焼き、ほうれん草のおひたし。


11月17日(金)
雨が強く降っていた。午前中に家を出て、新幹線に乗り、新潟へ。新潟からジェットフォイルで佐渡・両津港に行く。明日からのシンポジウム準備をして、かんぽの宿へ。夕食を食べた後、しばらく仕事をして部屋へ。個室だったので、テレビを見る。いつの間にか深夜になっていて、柳美里の出産と深いつながりのある男性の死についてのドキュメントを見てしまう。その後、持ってきたSF、菅浩江『永遠の森』を読了。ふたたびテレビで藻類のドキュメントを見る。風が強く、きっちりしまっているはずの窓を高い音でぴゅうぴゅう鳴かせる。明け方眠る。

購入:地物スルメ、イカの一夜干し、しそみそ、塩もずく。

食:11時、かつ弁当(東京駅、私のみ)
食:14時、そば(新潟駅、私のみ)
食:19時、ご飯、ビール、刺身、茶碗蒸し、天ぷら、牛肉しゃぶしゃぶなど(かんぽの宿)


11月18日(土)
朝方風と雨がぴたりとやみ、青空が広がる。午前中一時あられが降る。その後、終日強い風が吹く。朝、トキ保護センターに行く。関係者ということで、モニターだけでなく、ガラスごしに双眼鏡で直接トキを見る。トキ保護センターは24時間誰かが滞在している。全ケージをモニターで追っている。もちろん、録画もされている。トキの自然復帰についてのシンポジウム。終日忙しかった。地元の人に聞いたら、昨日の風が秋から冬への季節の変わり目を教える天候不順のはじまりらしい。海も荒れ始める。夜、少しだけ雪が舞っていた。

食:7時半、ご飯、納豆、味噌汁、さよりの焼いたの、おひたし、サラダなど、バイキング朝食(かんぽの宿)
食:11時、お弁当(会場にて)
食:18時、おにぎり(会場にて)
食:21時、ご飯、味噌汁、牡蛎フライ、海産鍋、刺身など(かんぽの宿)


11月19日(日)
昨夜はずっと強風。朝は曇り。旧トキ保護センターから生椿地区までを歩く。10月に一度同じコースをたどったが、今回は、スタッフのひとりの子どもで4歳の男の子がいたため、私は最後尾としてゆっくりと歩く。到着時には先頭から約1時間が過ぎていた。しかし、彼はひとことも泣き言を言わず、楽しみながら自分の足で歩き続けた。立派。私が4歳の時には2時間、大人でもつらい山を歩き通すことはできなかったに違いない。昼には、コンビニのおにぎりとサンドイッチ。それに、地元の人がこしらえてくれた豚汁と山ぶどうの甘い発酵物。疲れを癒す飲み物である。その後、山を下りて両津港へ。帰る。
帰宅したら、水底がチキンカリーと昨日食べたというグラタンの残りをつくってくれる。チキンカリーは、すべて手作りの本格派。私にはできない。グラタンももちろん、すべて手作り。私にはできない。冷蔵庫には、アジを開いて干物にする準備と、イカの塩辛がつくられていた。水底の手仕事。

購入:アジ、イカ。

食:7時、ご飯、納豆、味噌汁、おひたし、サラダなど。(バイキング・かんぽの宿)
食:13時、おにぎり、豚汁、サンドイッチ。
食:22時、チキンカリー、グラタン、ご飯、イカの塩辛。


11月20日(月)
ぐったりと午後まで眠る。夕方買い物に出る。今夜は鍋ということにして、加熱用牡蠣を購入。鍋は、昆布と干し椎茸だしに、サトイモ、ダイコン、ハクサイ、ミズナ、ネギ、油揚げ、豆腐、牡蠣を入れる。酢醤油やごまだれ、ゆずコショウなどでお好みに食べる。イカのエンペラがあったので、これをニンニク、オリーブオイル、バター、醤油で炒める。おいしい。

購入:牡蠣、牛乳、シュレッドチーズ。

食:15時、チキンカリー。
食:22時、鍋、ご飯。


11月21日(火)
雨など曇りなど。遺伝子組み換えの集会で八丁堀に行く。遺伝子組み換えの動きは早い。生産者と生薬原料仕入会社の人を引き合わせたり、人のパソコンのメンテナンスをしていたら集会が終わる。その後、参加していた提携米のメンバーと交流会。
昨日の鍋の残りに、アジ煮干しでだしを加え、醤油、めんつゆ、みりんを加え、冷凍うどんを入れ、卵を落として食べる。体が温まる。

食:12時、立ち食いソバ。
食:18時、ビール、焼きそば、おにぎり、サトイモの煮物、チヂミなど(居酒屋)
食:23時、鍋うどん、ご飯。


赤のシリーズ麻婆豆腐 赤のシリーズチキンカリー

copyright marume haru 1998-2002