2001年3月1日〜7日

嫌いな人、ごめんなさい。私も7年前まで食べられませんでした あんかけ焼きそば。ソバの焼き目がうまい。

2001年3月1日(木)
雨。世界ではいろんなことが起きている。日本でも株価が下がり、経済の負の側面がまたまた表に顔を出している。とうの以前から予想されていたことが、ちゃんと現実になるのに、誰もそれまでに手を打たない。なにか、悪魔に見つめられて身動きができなくなっているかのような世の中の状態である。あきらめているのだろうか。みんな。
合鴨が届く。山形の農家Oさんに頼んでおいたものだが、身がやせていると言ってただでくれた。頭と足が落としてあり、羽もむしってある。もちろん内臓も。ありがたくいただく。玉葱をきざんでマリネでおいておく。後日焼くのだ。
夕方起きて、昨日の鍋で雑炊をつくる。夜は、小松菜と里芋と油揚げの味噌汁。キャベツと魚肉ソーセージのウスターソース炒め、レンコンスライスを茹でてマヨネーズ、白コショウ、酢で和えたサラダに納豆。さらに、水底のリクエストで目玉焼きもこしらえる。ずいぶん久しぶりにつくる。片面をちゃんと焼いてから、少しだけ水を入れ、フタをして黄身の上に白い膜ができたらできあがり。白身はきちんと火が通り、黄身は半熟に限る。まっとうなご飯。

届きもの:合鴨1羽

購入:キャベツ、人参、里芋

宅配:人参、長葱、白菜、ブロッコリー、蓮根、ほうれん草、小松菜、里芋、リンゴ、ポンカン、卵、納豆、豆腐、油揚げ

食:16時、雑炊うどん。
食:23時、ご飯、味噌汁、キャベツソーセージ炒め、目玉焼き、レンコンサラダ、納豆、雑炊の残り。


3月2日(金)
晴れ。昨夜から風が強い。物干し竿が落ち、太い木の枝が折れていた。打ち合わせで六本木へ。途中で立ち食いそばを食べる。午後いっぱい会議。水底と下北沢で落ち合い、久しぶりにまっとうな外食にする。ワタリガニのトマトクリームスパゲッティがおいしいイタリア料理店へ。自家製のパンもおいしい。夜中、インスタントラーメンと冷やご飯を食べる。昨日の残り物と小松菜、葱を入れた。貧乏性。

購入:春雨、カレーフレーク、マレーシアインスタント麺。

食:12時、立ち食いそば(外食、わたしのみ)
食:17時、ワタリガニのスパゲッティ、鰯のスパゲッティ、ソーセージ、前菜、サラダ、プディング、シャーベット、コーヒー(外食)
食:0時、インスタントラーメン、ご飯、レンコンサラダの残り。


3月3日(土)
曇り。寒いような一日。午後、駅前でS氏と打ち合わせ。その後帰宅して仕事。髪がぼさぼさに伸びている。早く切りに行きたい。アフガニスタンでバーミヤンの仏像が爆破される。スペースシャトルの次期モデルは開発中止になる。狂牛病・口蹄疫騒ぎに揺れるヨーロッパ。狂牛病の恐れがあるとしてドイツで緊急屠畜された大量の牛肉は人道的援助に化けて北朝鮮に送られることとなった。ドイツ人は食べていけないが、北朝鮮人はいいらしい。そして、恐らくは冷凍ピラフ、牛丼などに化けて韓国経由、中国経由で日本にも入ってくるのだろう。21世紀初頭のひとこまである。
昼はスコーンとコーヒー。水底は夕方ベーコンとアスパラガスのスパゲッティを食べる。ちょっとだけもらう。夜は、水底がタイ米を炊き、玉葱に漬け込んでいた合鴨にバリ風のスパイスをまぶして焼く。キャベツと合鴨の春雨スープもバリ風。ブロッコリーと人参の茹で野菜、ゆで卵、ジャガイモフライにクルプックをつけて、バリ風なロースト合鴨の世界。肉は赤く、かたい。しかし、うまみがぎゅっと詰まっている。

食:14時、コーヒー、スコーン(外食、私のみ)
食:17時、ベーコンとブロッコリーのスパゲッティ。
食:23時、ご飯、合鴨ローストバリ風、茹で野菜、ゆで卵、ジャガイモフライ、クルプック、合鴨とキャベツのバリ風スープ。


3月4日(日)
雨のち晴れ。夕方起きる。昨日の残りを食べてから、買い物に出かける。トマト缶やパスタなど、輸入食材を仕入れるためである。また、近隣では手に入らないものを購入。帰宅して、昨日の合鴨の残りを煮る。あんかけ焼きそばをつくる。あんかけ焼きそばは、まず、焼きそば麺をフライパンで焼く。それを皿にとり、今度は具を炒める。今回は、ニンニク、長葱、キャベツ、人参、白菜、小松菜、油揚げ、干しエビ。塩と胡椒、少々の砂糖で味付けし、干し椎茸だしと崩した干し椎茸を入れて一煮立ちさせる。最後に水溶き片栗粉を加えて煮立てたらできあがり。焼きそば麺に乗せていただく。酢やウスターソースをかけてもよい。古いご飯があったので、こちらは、ただ少しの油を入れたフライパンで炒めて同じように食べた。水底のリクエストでポテトサラダもこしらえる。

購入:トマト缶、パスタ、サフラン、桜エビ、長粒米の粉、カレーフレーク、オリエンタルマーズカレールー、ストレート蜜柑ジュース、サンマ蒲焼き缶、ごま油、インスタント寒天プリンの素、根生姜

食:16時、ご飯、合鴨ロースト、茹で野菜、ゆで卵、ジャガイモフライ、クルプック、合鴨とキャベツのバリ風スープ。
食:あんかけ焼きそば、残りご飯炒め、ポテトサラダ。


3月5日(月)
晴れ。風が強い。昨夜ずっと仕事をしていたので、朝、1、2時間だけ寝る。午前中、風の勢いがそれほどでもなかったのでついつい洗濯してしまう。ご飯の準備をして、食べて外出。外出中に、風の勢いが増して、物干し竿が落ちる。水底頭に当たる。大丈夫だったからよかったが、本人はまた少し頭が悪くなったと言っている。帰宅して、ご飯を食べ、仕事をしようとがんばるが、仕事の録音テープを聞いていたら、パソコンの前で気絶するように寝てしまった。やむなく仕事を中断、寝る。
昼には、大麦入りご飯を炊き、かつおだしの味噌汁をつくる。イリコがなくて、カツオの厚削りがあったからである。具は、油揚げ、小松菜、葱。これに、キャベツの千切り、ふりかけ、ポテトサラダで食べる。水底はあとから同じものを食べたという。夜は鍋。干し椎茸、昆布、鶏の手羽元、蓮根、里芋、人参、白菜、葱、豆腐である。うどんも入れる。ご飯も炊く。

食:12時、ご飯、味噌汁、ポテトサラダ、ふりかけ、キャベツの千切り。
食:20時、鍋、ご飯。


3月6日(火)
晴れ。午後、昨日の鍋の残りを食べてから外出。新橋でふたつの打ち合わせ。ある弁護士事務所の会議室で判例などが並べられて立派なガラス戸付き書庫にチョコエッグのおまけである日本の野生動物フィギュアが20体ほど並べられていた。くすくす。ここには3人の弁護士と数名のスタッフがいる。誰の趣味だろう。打ち合わせの後、帰宅。夕飯は簡単に済ます。鍋の残り汁に醤油を入れてスープに仕立てる。キャベツの千切りやジャガイモの茹でたのやサンマの蒲焼き缶をあける。大麦入りの飯をわしわしと食べる。
食:13時、ご飯、鍋の残り。
食:22時、ご飯、鍋汁スープ、サンマ缶、キャベツの千切り、ジャガイモ、ふりかけ。


3月7日(水)
晴れ。午後から風が強くなった。自宅で仕事。円は下がる。景気も停滞。なんぞ国では現在の状況を「デフレ的」と言っているらしい。なぜ「的」かというと、「デフレ」にはきちんとした定義があって、その中には景気の後退、悪化というのが含まれているからである。単に物価が下がるだけではないのである。でもさすがに今の状態を「デフレ的」というのはまずいと思ったのか、この「デフレ」の定義から景気の悪化の部分を取り去り、連続した物価の下落を「デフレ」ということにして景気の後退、悪化についてはデフレとは関係ないように見せるよう検討しているらしい。その新しい定義ができたら、はれて今の日本経済は「デフレ」になるのだという。ふうん。ふうん。ふうん。ばっかじゃないの。ふうーん。というような日本経済の影響を受けて生きる人間の反応を作り出し、なんかもうどうでもいいやあと思わせるあたり、高度な政治技術なのだろう。まいった。
夕方起き出して焼きそばをつくる。キャベツと魚肉ソーセージと油揚げでつくる大量のソース焼きそば。むさむさと食べる。夜は水底がつくる。大麦入りご飯。ほうれん草のおひたし。葱と里芋とワカメの味噌汁。韓国風春雨野菜炒めサラダチャプチェには、牛肉、干し椎茸、人参、山芋、ピーマンが入る。昨日に引き続き魚缶詰をあける。本日はサバの味噌煮缶。おいしい。

食:16時、焼きそば、ご飯、ふりかけ。
食:23時、ご飯、味噌汁、チャプチェ、ほうれん草のおひたし、納豆、サバの味噌煮缶、ふりかけ。


まず、こういうスパイスが用意される バリの石臼、杵ですりつぶす。
これをスパイスに鴨を焼く 合鴨のナシチャンプルー

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