2001年9月8日〜14日
栗ごはんです。沈黙

9月8日(土)
曇りのち雨。久々にメインパソコンの前に腰を下ろして仕事をする。30分おきに寝っ転がり、腰を伸ばす。やれやれ。
水底、焼きトビウオと干し椎茸、人参、玉葱で汁をつくり、ワカメや小松菜などが入ったにゅうめんをこしらえる。夜は、この残ったそうめんに、ナス、ピーマン、玉葱でそうみんちゃんぷるーをつくる。沖縄コショウのヒバーチやニョクマムを使うことでそれっぽくする。にゅうめんの汁には豆腐を入れて、汁にしたてる。飯を食う。

届きもの:栗、ナス、梨、白サツマイモ、芋がら、ニンニク、玉葱

食:16時、にゅうめん。
食:23時、ご飯、そうみんちゃんぷるー、豆腐汁、枝豆、マカロニサラダ、茄子とミョウガの味噌炒め、広島菜漬け。


9月9日(日)
雨一時晴れ、やはり雨。水底、なにを思ったかわずかな晴れ間を見て洗濯をはじめる。台風が来ているのに。あんのじょう雨が降り出す。しかも大雨。夜、本棚の傾きを直そうとして脚立に乗り、転ぶ。痛い。踏んだり蹴ったりである。大事にはいたらない。
昨日栗が届いたので、水底が栗入り赤飯をこしらえようと準備する。小豆を煮たところで餅米を出してみればしっかりと大量の虫の餌場になっていた。やむなく餅米を買いに行くが、時節柄、餅米がスーパーにない。結局、栗入りご飯とカボチャと小豆のいとこ煮に化ける。
昼は、九州で買ってきたソフト麺の天ぷらうどんに揚げと小松菜とワカメを入れて食べる。夜は、芋がらとナスと油揚げの味噌汁、ニラとナスのオムレツをこしらえる。ニラとナスを細かく切って、炒めて塩をふり、それを卵に混ぜてオムレツを作るのである。おいしい。これに、水底のご飯とカボチャ。いとこ煮は甘くておいしい。

食:14時、天ぷらキツネうどん、ご飯、広島菜漬け、マカロニサラダ。
食:21時、栗入りご飯、カボチャと小豆のいとこ煮、納豆、味噌汁、広島菜漬け、ナスとニラのオムレツ。


9月10日(月)
雨。降ったりやんだりしながら1日中の雨。降るときにはかなり強い。台風はゆっくりと接近中。風はそれほど気にならない。水底、餅米を求めて外出。たこ焼きを買って帰る。そこで、ご飯は、たこ焼きをおかずにする。油揚げとワカメ、小松菜の味噌汁が添えられる。夜は、玉葱と人参をつかったカボチャのポタージュを水底がこしらえる。ナスをフライパンで炒めて醤油味にしたもの、小松菜とトマト、ベーコンが入ったスパゲッティが台所から飛び出してくる。7月に買ったカボチャを今頃食べているのだが、とにかく甘い。ポタージュはケーキのように甘い。そして、おいしい。

購入:たこ焼き、餅米

食:14時、ご飯、たこ焼き、カボチャと小豆のいとこ煮、味噌汁、広島菜漬け。
食:23時、ご飯、トマトスパゲッティ、いとこ煮、カボチャポタージュ、ナスのフライパン炒め、広島菜漬け。


9月11日(火)
晴れ。夜、インターネットのニュースサイトで一報を見る。テレビをつける。23時。原因も背景も真相も私に語る言葉はない。
世界が、この日、また、変わった。
あまりに非現実なテレビからの映像に、感情すらわかなくなる。これは映画ではない、現実なのだ。
民間航空機がハイジャックされワールドトレードビルに。もう1台がもうひとつのビルに。ペンタゴンに。
ビルが燃え、ビルが崩れ、人が落ちる。
世界は一瞬凍りつく。これからおこるであろうことに。またおおくのひとがしぬのだろうか。たくさんのたてものがこわれるのだろうか。ひとびとのしこうがとまりきょうふとぎしんあんきにおそわれるのだろうか。
台風一過で気温湿度が高くなったためカボチャのポタージュがあっという間に傷んでしまった。呆然とする水底、私は冷やし中華をこしらえることにした。ワカメ、トマト、コーンを具にする。夜は、水底、ナスとじゃが芋のチーズ焼きをこしらえ、焼きナスをこしらえ、じゃが芋とワカメと芋がらの味噌汁をこしらえ、ご飯を炊き、飯を食らう。私も食らう。焼きナスはうまい。そうそう、これにサンマの塩焼きがつく。サンマの塩焼きはまことにうまい。日々これ幸せである。

購入:サンマ、長葱、ヨーグルト。

食:14時、冷やし中華、トマトスパゲッティ残り、いとこ煮、ご飯、広島菜漬け。
食:22時、ご飯、サンマの塩焼き、焼きナス、ナスとじゃが芋のチーズ焼き、味噌汁、納豆、広島菜漬け、いとこ煮。


9月12日(水)
晴れ。世界は忙しく、株価は日経平均10000円をあっさり割り込み、私は寝不足だが、日々は動き、仕事も動く。
昼、水底妹がやってきてたこ焼きを持ち込む。これをおかずに残り物でご飯を食べる。夜は、ご飯を炊き、先日と同じ麻婆ナスをこしらえようとする。あ、豆板醤がない。豆板醤がないと困る。悩む。結局、テンメンジャン、オイスターソース、椎茸だし、醤油、ニョクマム、トマトケチャップで、そういう味を出す。なかなか家庭的な麻婆豆腐ができあがる。味噌汁は、人参、大根、芋がら、オクラ、昆布を入れてみる。
いつもよりも多めにミネラルウォーターを買い求める。
友人から梨が届く。二十世紀梨。21世紀になっても名前は変えないらしい青梨である。いまは赤梨がはやりなので、二十世紀梨をみかけることが少なくなったが、この味わいは捨てがたい。21世紀を乗り越えて続いて欲しい品種である。

届きもの:二十世紀梨。

購入:みかんジュース、ヨーグルト、水。


食:14時、ご飯、たこ焼き、いとこ煮、サンマの塩焼き、焼きナス、チーズナス、広島菜漬け。
食:22時、ご飯、麻婆ナス、納豆、いとこ煮、広島菜漬け、味噌汁。


9月13日(木)
雨。市ヶ谷で会議。はじめて痛み止めを飲む。さすがに効く。でも、痛い。胃腸に負担をかけないようあまり効かない痛み止めを処方してもらったからだ。かかっている医者は、説明と自己責任を基本にしているようで、いろいろ話が聞けておもしろい。そのかわりかなり待たされる。ひとりひとりに時間がかかるからだ。
麻婆ナスと味噌汁とご飯をレンジでチンして食べ、外出。夜は、水底と落ち合い、「一兆」にてラーメンを食べる。モヤシ、海苔、チャーシュー、葱が入った鶏豚骨である。コラーゲンが必要なのだ!
夜中、キャベツの千切り、サバ味噌缶でご飯を食べる。

宅配:モロヘイヤ、ニラ、トマト、インゲン、えのき、生落花生、キュウリ、チンゲン菜、キャベツ、デラウエア、リンゴ

食:13時、麻婆ナス、味噌汁、ご飯。
食:19時半、ラーメン(外食)
食:24時、ご飯、キャベツの千切り、サバ味噌缶


9月14日(金)
曇。頓珍漢なできごと。千葉県で狂牛病の疑いをもつ乳牛が1頭みつけられ、農水省が大慌てで全国を調査している。これまで、日本では狂牛病が発生する可能性はないと言い切っていたからである。ちなみに、ヨーロッパの報告では日本もヨーロッパ同様の危険性があるとされていた。さて、今日になって、消却されていたはずのこの乳牛が、脳も含めて家畜用飼料として再生されていたことが判明した。第一報の毎日新聞では、『同県の担当者は「高温で加熱処理されプリオンは感染する力を失っている。また、牛の肉骨粉を使った飼料は牛への使用が禁止されているため、問題はない。安心してほしい」と話している』という記事が流され、すでに流通している可能性も高いとのことだった。その後の各紙の記事で、流通はされておらず、農水省が含まれている可能性があるものすべてを焼却するよう命じたとしている。それにしてもお粗末である。あきれかえってものがいえない。初歩的なミス、基本的なミス、一番ちゃんとやらなければならないところをすっかり、うっかり、している。そして、分かった後の開き直り。この国の行政システムは、やはり、どこか狂っている。これで、安心しろと言われて安心できるものではない。
昆布とアジ干しだしのうどんを食べる。ワカメ、油揚げ、葱を入れる。油揚げがうまさを引き立てる。夜は、栗入り赤飯。煮干しと干し椎茸のだしに人参、大根、えのき、油揚げ、インゲン、サツマイモ、葱をいれた汁で食べる。味付けは、薄口醤油とみりん、うどんの味付けも同じであった。濃いか薄いか、だしに何を使うかの違い。いずれも美味。秋である。梨も食う。 コーヒーを飲み、ブルーベリーケーキを買って食べる。

購入:煮干し、葱、ブルーベリーケーキ他。

食:16時、パン。
食:18時、うどん、ご飯。
食:24時、栗入り赤飯、秋の汁。


ぬくいそうめんだ これでもいとこ。まったく違うものもあわさるとうまいのだ
そーみんちゃんぷるー。文化はごたまぜ 冷やし中華。頭を冷やして
焼きナス。おいしいものを食べよう うどん。汗をかいて、食べる

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