2002年1月17日〜24日

雑炊のために鍋は行われる キムチの奥深さにはいつも感動

1月17日(木)
雨。阪神大震災から7年経過。肌寒い。午後から会議のため六本木へ。遅く起きたので何も食べずに夕方まで過ごす。帰宅してかに雑炊。これだけのために昨日鍋を食べたのである。

宅配:長芋、大根、芽キャベツ、春菊、薩摩芋、キウイ、白菜、ごぼう、長葱、人参、えのき、青梗菜、醤油、豚バラ、豆腐、油揚げ、納豆、さつま揚げ、鶏モモ、鶏手羽先、牛筋。

食:18時、焼酎少々、チヂミ少々、その他少々。 食:23時、カニ雑炊、キムチ。

1月18日(金)
曇のち晴れ。朝から六本木で会議。歯医者に行く、今週はプールを休んでしまった。さすがに3日続けて外出だと足に痛みとしびれが走る。まだまだである。水底、仕事で出張。おとなしく暮らす。朝は、いりこ、呉汁の素、葱、油揚げで味噌汁をつくり、それとご飯とキムチを食べて外出。水底は後に味噌汁を食べて外出。夜まであるはずだったがすっかりなくなっていた。昼はいつものように六本木の雲南料理店にてタンタン麺を食べる。美味。こういうふうには作れない。さすがプロ、という味わいである。何度でも何度でも食べてやる。いつか、この味を再現するのだ。夜は、大麦入りご飯を4合炊く。面倒なので、一時に炊いておくのだ。いりこ、葱、厚揚げで味噌汁をこしらえ、白菜の菜焼きをこしらえ、キムチ、焼いた油揚げ、納豆などでひとり寂しく、でも、いつもの夕食。

食:6時半、ご飯、味噌汁、キムチ。
食:12時、タンタン麺(外食)
食:19時、ご飯、味噌汁、納豆、菜焼き、キムチ、油揚げ焼き。


1月19日(土)
曇り、ときどき晴れ。水底は出張中。プールに行く。午後起床、車のメンテナンスに行く。仕事をする。昨日作ったものを食べている。夕方、賞味期限が切れかけた冷やし中華をつくって食べる。夜中、小腹がすいたので、国産そば粉100%、化学調味料不使用の油揚げインスタントそばという、不思議なものを作って食べる。生協や有機農産物などの産直団体、自然食品業界では、即席麺も出している。私も以前開発・販売に立ち会っていたことがあるので知っているのだが、市販のものとの間で一番大きなハードルは「だし」である。ほんもののだしは、加熱、袋詰めなどの工程を経る間に香りやこく、うまみがなくなっていく。だから、市販のものはグルタミン酸ソーダ(味の素、アミノ酸調味料)で強烈なうまみを引き出し、時には香料を使ってそれをおぎなう。自然食品系のものがものたらない感じになるのは、だしが飛んでいるせいである。そこで、たとえば追いがつおでもすればよいのだが、そうなると即席麺の即席性はどこにいくのだろう。

食:13時、ご飯、味噌汁、菜焼き、キムチ。
食:18時、ご飯、冷やし中華、菜焼き、キムチ。
食:22時、ご飯、味噌汁、菜焼き。
食:26時、即席そば。


1月20日(日)
曇り。仕事をする。深夜になって水底帰宅。午後に起床。小大豆もやしと魚肉ソーセージをウスターソース味に炒める。葱と卵の塩味焼きめしをつくる。昨日の味噌汁に薩摩揚げを入れて煮込み、食う。夜、ご飯を炊き、いりこだしで葱と油揚げの味噌汁をこしらえる。納豆、梅干し、海苔の佃煮でご飯を食べる。

食:14時、焼きめし、もやしと魚肉ソーセージのソース炒め、味噌汁。
食:22時、ご飯、味噌汁、納豆、梅干し、海苔の佃煮。


1月21日(月)
嵐。暴風、突風、豪雨、雷雨、雷鳴、雷光。そして、寒かった。昼、昨日の味噌汁に豆腐を入れる。仕込んであったキムチを刻む。大根と豚バラ肉を昆布、塩、胡椒だけで煮る。納豆を食べる。夜、ひじきの煮物を作る。干し椎茸、昆布、大豆、人参、油揚げを醤油、日本酒で煮る。味噌汁は、いりこ、豚肉、薩摩芋、里芋、人参、葱、ごぼうの味噌汁。ご飯ももちろん炊く。ご飯をたっぷりと食べる。気持ちよく過ごす。寒い1日。
水底友人より長崎五島産の焼きあごが届く。小ぶりのものを丸ごと焼き干しにしてある。うどんに使うのだ。

届きもの:焼きあご。

食:14時、ご飯、味噌汁、冷や奴、納豆、キムチ、大根と豚肉の煮物、ふりかけ。
食:22時、ご飯、味噌汁、大根と豚肉の煮物、ひじきと大豆の煮物、海苔の佃煮、キムチ、ふりかけ。


1月22日(火)
晴れ。本日は暖かい。プールに行く。歯医者にも行く。買い物に行く。仕事もする。昼、ありものでご飯を食べる。夜、水底がご飯を炊く。半日ほど昨日いただいた焼きあごを水に漬けておいて、弱火にかける。沸かさないようにゆっくり火にかける。日本酒、みりん、薄口醤油、塩で味を付ける。竹輪、油揚げ、葱、昆布を用意し、冷凍うどんを茹で、うどんを食べる。ついでに菜焼きも作った。

購入:油揚げ、豆腐、竹輪、卵、鰺、いか、炒り大豆、ごませんべい、チーズ。

食:14時、ご飯、冷や奴、キムチ、ひじきと大豆の煮物、海苔の佃煮、昨日の味噌汁に豆腐を入れたもの。
食:20時、ご飯、うどん、菜焼き、ひじきと大豆の煮物、キムチ、海苔の佃煮。


1月23日(水)
晴れ。寒い。新宿でうち合わせ、その後新橋の事務所へ。朝、寒かったので昨日のうどん汁に葱、刻み昆布、竹輪、冷凍うどんを入れ煮て食ってでかける。午後、腹が減ったので有機野菜利用サンドイッチというものをコンビニで買って食う。パンなどは普通のものらしい。変。水底が新宿のデパートでやっている全国の駅弁販売会に行き、いろいろ買ってくる。帰って、味噌汁、残りご飯、ひじきと大豆の煮物などと一緒に食べる。味噌汁は、豚肉、ごぼう、人参などが入っていた。いかと里芋の煮物もできあがっている。いかと里芋はとても相性がよろしい。
さてさて、本日の時事ニュースは怒りを通り過ぎ、悲しみを通り過ぎ、あきれを通り過ぎ、呆然となってしまった。雪印乳業の子会社である雪印食品が、狂牛病判明で売れなかったオーストラリア産牛肉を、狂牛病発覚直後、検査開始前の国産牛といつわって国の緊急買い取り品として国からの対策金を得ていたという。詐欺事件である。昨年10月に実行された事件が明るみに出たのは、その片棒を背負わされた倉庫会社の社長が告発したからであり、内部告発ではない。倉庫会社の社長は、焼却処分前に告発しなければ証拠が残らないとこの時期に発表したという。そもそも、このような国の対策金には抜け道があり、裏で金儲けができやすくなりがちである。しかし、そうであるにしても、大手企業、ましてや、社会的信用が失墜し、信用回復への道を歩み始めたばかりの食品会社が、ふたたび、社会的信用を大きく失墜させるようなことを実行し、それを内部では止められず、見つけられなかったことに、何ともやりきれなさを覚える。このニュースを聞いた畜肉・乳業関係者、酪農家の心情はいかばかりであろうか。悲痛である。これにて、また、国産の農産物、食品にけちがついた。すなわち、大手食品企業は何をやっているかわからない、国内の農業生産、流通は本当には信用ならないという不信である。
食の基本は、生産者を知ることである。誰が、どこで、どのように作っているのか、売っているのか、知ることである。お互いに知り合うことである。それが一番の信頼である。その信頼をつむいでいくことをひとりひとりが考えたほうがよろしい。そして、あいだに立つもの、流通、配送、卸、加工業などは、最初の生産者と最後の消費者の両側から、信頼の鎖をつないでこそはじめて成り立つ、存在しうるものであることを深く考えよう。考えるのは、間に立つものだけでなく、生産者、消費者に求められていることである。 食べものは命である。間違ったものを食べたら、健康を害し、最悪は死に至る。そのことを考えてみれば、うかつなものは食べられないはずである。
話がそれてしまった。雪印食品が起こしたできごとは、はからずも生産者と消費の間にある暗い部分を明らかにしてしまった。そして、その象徴として雪印のブランドは今後忌み嫌われるのではなかろうか。雪印乳業グループで働く人にとって、その関係取引先にとっては不幸であるが、同社グループの商品が排斥されることを防ぐことはできないだろう。

食:10時、うどん。
食:15時、サンドイッチ。
食:21時、ご飯、駅弁(たこ飯、押し寿司)、いかと里芋の煮物、ひじきと大豆の煮物、味噌汁、キムチ、きゅうり漬け。


1月24日(木)
晴れ、寒い。プールに行く、車のメンテナンスにいく、病院にも行く。昼、昨日の味噌汁に豆腐とチンゲン菜を加えて増量。菜焼きを作る。夜、ご飯を炊き、いりこだしと呉汁の素、油揚げ、葱、チンゲン菜の味噌汁をこしらえる。さつまいもと昆布、豚バラ肉を醤油、砂糖で煮る。大きな赤かぶがあったので、人参と一緒になますをこしらえる。のこりはしのかぶと人参と竹輪をソース炒めにする。たくさんのおかずに囲まれて幸せにご飯を食べる。

宅配:チンゲン菜、菜花、大根、あさつき、白菜、レタス、えのき、セロリ、キャベツ、里芋、りんご、いりこ、油揚げ、豆腐、鶏もも。

食:12時、ご飯、味噌汁、いかと里芋の煮物、菜焼き、キムチ、キュウリ漬け、冷や奴。
食:18時、せんべい。
食:22時、ご飯、味噌汁、いかと里芋の煮物、菜焼き、大赤かぶのなます、竹輪とかぶの炒め物、豚とさつまいもと昆布の煮物、納豆、キムチ、キュウリ漬け。


いかと里芋も鍋の中で出会うとは思うまい 鮮やかななますは大赤かぶ

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