2003年7月1日〜5日

初夏の煮もの たこ、スパゲッティにからみつく

7月1日(火)
曇り。水底妹が見舞いに来る。百貨店で、水餃子、餃子、焼売を購入してくる。それをいただき、軽めの昼とする。夜は気合いを入れて煮物をこしらえる。干し椎茸、鶏もも肉、かぼちゃ、じゃが芋、玉葱、ピーマンを塩と胡椒だけで煮る。ご飯を炊き、めかぶや冷や奴などとともに食う。夏の煮物である。

購入:豆腐、牛乳、チーズ、納豆、葱、真だこ。

食:14時、水餃子など。
食:21時、ご飯、夏野菜と鶏の煮物、めかぶ、冷や奴、牛すじ煮の残り、キムチ、納豆。


7月2日(水)
晴れ。久しぶりに晴れる。六本木で打ち合せ。英語の本を読むのに電子辞書を購入する。六本木への往き道、電車で新聞を読む。小さな記事に目を奪われ、あごが落ちそうになる。「家庭でも作れる泥だんごセット」というのを玩具メーカーのトミーが発売したという。商品名は二十一世紀のどろだんご「コロット」で、売価は1200円。はじめ土150g、みがき土30g、ボール1個、スプーン大小各1個がついていて、ぴかぴかの直径5cmぐらいの泥だんごが1個できるという。トミーのプレスリリースによると、別売りのコロットのもとが、はじめ土、みがき土のセットで480円。
引用すると、
「どんな土で作ればいいのか?」「どうやって作るのか?」「光沢はどうやって出すのか?」「公園の砂場は雑菌が心配で」…もろもろの疑問や心配事を全て解消した「泥だんご」製作キット
だそうである。
幼稚園の頃、よく泥だんごは作った。何日も土の中に埋めたり、砂の中に埋めたりして、磨き、育て、そして、そのできばえやかたさを競い合った。その記憶はある。しかし、それは、想像力であり、技術力であった。たとえ5歳でも。
このキットの存在を、私には理解できない。
夜、プールに行く。細く、折れそうな月が赤く浮かんでいた。新月明けである。
昼、パンに鶏ハムをはさみ、ホットサンドメーカーでジャッフルにして食べる。夕方、豆餅を焼いて食べ、プールへ。夜、たこをぶつ切りにして、にんにく、醤油、酢、ごま油で炒める。たこのアドボと命名。スパゲッティを茹で、たこ、にんにく、唐辛子、マッシュルーム、塩で炒め、最後にバジルを添える。水底、レバーペーストカレー味をこしらえる。
水底、懸賞で山形産さくらんぼをもらう。

もらいもの:さくらんぼ。

購入:鶏レバー。


食:12時、鶏ハムジャッフル
食:18時、豆餅。
食:22時、ご飯、たこペペロンチーノ、たこのアドボ、夏野菜と鶏の煮物、納豆、レバーペーストカレー味、キムチ。


7月3日(木)
曇りのち雨。原宿の外苑中学校近くにある会場でカナダのシュウナイダー氏の講演を聞きに行く。モンサント社から遺伝子組み換えナタネをライセンスなしで作付けしていたとして訴えられている人である。シュウナイダー氏は、ナタネ生産者であり品種開発者でもある。彼は、買ってもいない、植えてもいない遺伝子組み換えの除草剤ラウンドアップ耐性ナタネが他家受粉あるいは虫や鳥、風による種子の飛散によりナタネほ場に生えてしまい、それにより、自分の開発している種子が汚染されたにもかかわらず、逆に、遺伝子組み換えの知的所有権を持つモンサント社に訴えられ、すでに仮処分申請により、汚染された土地、自分のものだったにもかかわらず汚染された種子でナタネを栽培することすら禁じられてしまった。現在は最高裁判決を待つところである。北米大陸では、かつて一度もラウンドアップ耐性ナタネを作付けしていないにもかかわらず、ラウンドアップをまいても、2−4Dをまいても枯れないナタネや雑草がいたるところにはびこっているという。そして、モンサント社と契約していない農家の土地であれば、それは、モンサント社の知的所有権を侵害する行為なのである。農民は、契約をせまられ、その契約書には、種子と農薬や化学肥料などをモンサント社からのみ買うことなどを義務づけられる。もちろん、ライセンス料も払わなければならない。モンサントポリスというライセンスなしにモンサント社の種子を「作付け」した農家を探し、契約をせまる人々さえ雇用されているという。しかし、その「作付け」は、農家の土地の汚染なのである。めちゃめちゃだ。それが、北米大陸の現実だと、氏は訴える。「我々は選択権を失ってしまった。もし、大豆、菜種、綿に加え、小麦までラウンドアップ耐性が認可されれば、どこにもモンサント社の種子に汚染されていない土地はなくなるだろう。それは、すべてをモンサント社に牛耳られるということだ」と氏は言う。そして、「まだ、あなた方には選択権が残されている」とも。氏はすでに70歳を超える高齢であるが、農民の自由に種を持ち、開発し、植えるという当然の権利を求めて戦い続けている。
日本でもすでに試験栽培は米や大豆の試験栽培が行われており、大豆は、デモンストレーション栽培で、花がつくまえまで育てて埋めるという行為を各地でやっている。反対運動や自治体の懸念もあり、今年は知られる限り茨城県谷和原村1カ所である。
朝、キャベツと焼きそば麺で焼きそばを作り食べる。夕方帰宅して、餅とカップ麺を食べる。夜、乾麺のうどんを茹で、いりこだしをつくり、両方冷やして葱、しそ、生姜、揚げ玉で食べる。とうもろこしやトマト、冷や奴も食べる。

宅配:ミニかぼちゃ、枝豆、トマト、ミニトマト、ズッキーニ、きゅうり、サニーレタス、にら、おかひじき、スモモ(2パック)、乾麺讃岐うどん、素麺、豆腐、油揚げ、豚レバー、牛すじ、鰻白焼き、なす、バナナ、とうもろこし。

食:10時、焼きそば、ご飯、キムチ。
食:18時、豆餅、カップ麺。
食:22時、ぶっかけうどん、冷や奴、トマト、とうもろこし。


7月4日(金)
曇り。お家で仕事と夜プール。原稿を書く。昨日あたりから、ひぐらしが夕方1回だけ鳴く。
暴走族に入りたいと息子に言われた元暴走族の父親が、暴走族の恐ろしさを知らせようと、暴走族と一緒に暴走行為をして警察に逮捕される。九州の小倉で密入国した韓国人のふりをして日本語がわからない様子を見せ、不法入国容疑で逮捕され、翌朝、通訳が韓国語で話しかけても分からないため、日本人とばれて釈放される。前日起こったとほほな事件。 ご飯を炊き、久しぶりに味噌汁をこしらえる。いりこ、じゃが芋、かぼちゃ、玉葱、油揚げ。かぼちゃを天ぷらにする。きゅうりとわかめの酢の物をこしらえる。トマトを切る。枝豆を茹でる。夜はご飯を炊き、鰻の白焼きを田舎の鰻の骨で煮た鰻たれで煮る。煮鰻と呼んでいる。これでご飯を食べる。

食:14時、ご飯、味噌汁、かぼちゃの天ぷら、冷や奴、納豆、トマト、枝豆、きゅうりとわかめの酢の物、たこのアドボ、キムチ、ピクルス。
食:22時、ご飯、煮鰻、枝豆、ピクルス。


7月5日(土)
晴れのち曇り。日中、じいじいと蝉が1匹だけ鳴く。少し早く出てきたのだろう。終日自宅。昼、焼きめしをこしらえる。水底がいつの間にか買い置きしていたベーコンとアスパラガス、玉葱と卵、葱、にんにくを塩と胡椒、少々の醤油で味付け。きちんとつくってあるベーコンはおいしい。
夜はうどん。ぶっかけにする。いりこだしをとる。具は、葱、昨日かぼちゃの天ぷらと一緒につくった揚げ玉、焼き油揚げ、ごま、生姜。少しだけゆず胡椒を入れるとさらに美味。このゆず胡椒は実家製のもの。おかひじきを茹でる。

食:14時、焼きめし、キムチ、ピクルス。
食:22時、ぶっかけうどん、おかひじき。


たこのアドボ。でも、フィリピン人はたこを食べるのか? ピクルスが仕込まれた
焼きそばが焼かれた 色は変わったが、味は良くなった
うどんの多い年 胃腸のためにも納豆を食べておく
大豆はいろいろして食べる 暑くなくてもうなぎは食べる
飯、焼きましょう うどんばかり食べているような…

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