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1998年11月3週

22日のピエンロー風。ビーフンのかわりに春雨が…。

11月15日(日) 晴
 さすがに忙しくなって、わたわたしている。11月が半分終わったのに、部屋の片づけも、仕事も終わっていない。焦燥感のピーク。この山を越せば楽になれるはずだと思ってがんばる。
 そう言いつつも、料理には凝ってしまう。昼には、先日好評だった人参入り炒り豆腐をあらためてこしらえたり、豆を数種類と塩豚を利用した豆カレーを前日から仕込み、人参、ジャガイモ、豆腐を揚げて入れてみたりと、思いつきと工夫の情熱は料理に向ってしまう。
 昔から、そういう人間なのだから、しかたがないが。

食:11時、ご飯、春菊のごまよごし、春菊と豆腐とワカメの味噌汁、人参入り炒り豆腐、昆布納豆。
食:21時、豆カレー、あわご飯、豆腐揚げ、納豆昆布(水底は卵)。


11月16日(月) 曇り
 仕事のピーク! うわおう。
 夕食には久々の鍋。今年は暖かいねえ。まだ、本格的な鍋が2回目だ。今回の鍋は、鶏肉をメインに、キノコ、白菜、カブ、里芋、小松菜、豆腐、豆モヤシ、そして、うどんという組み合わせ。たれは、これまでと同様、水底が、ごまだれ中心、私が、酢醤油中心で、これに、ゆず、ゆずコショウ、唐辛子などを組み合わせたもの。

食:12時、豆カレー、あわご飯、昆布納豆、インスタントラーメンにキャベツとモヤシをたっぷり入れたもの。
食:20時、鶏の水炊き(鍋)、ご飯。


11月17日(火) 曇りのち晴
 今日は、休みである。なぜならば、夜中に流星雨を見るからだ。わざわざ車を借り、群馬県の榛名の山中にある有機農業生産者の畑に行くことにした。
 仕事はとりあえず、小休止。また、明日からがんばろう。でも、明日も使いものにはなるまい。徹夜だろうからね。
 夕方、焼肉を食べる。ふたりでセットを頼んだのだが、我々は、肉だけを食べることができない。味が付いている肉には、必ず、一口のご飯が必要なのだ。肉の量が多くなると、当然、ご飯の量も多くなる。肉は少なくて、ご飯がたっぷりある方がよいのだ。しかし、これを店でやると、ただの貧乏にしか見えない。今回は、肉が多かったので、必然的にご飯が多くなって、大飯ぐらいにしか見えなかっただろうが、そのような感覚は釈然としない。
 そりゃあ、経済的に裕福ではないが、なぜ、このような光景が貧乏に見えるのだろう。
 肉がたっぷりで、野菜や米はちょっとというのが、一般的な外食光景になっているからだ。しかし、穀物と野菜をたっぷり食べて、豆によってタンパク質を摂取し、適度の魚肉タンパクと油脂の存在が食卓に花を添えるという食事こそ、ごちそうではないだろうか。
 そのあたり、どうだろうかねえ。
 さ、星を見よう。

食:12時、鍋の残りにラーメンと豆モヤシを入れたもの、しょうゆ味ベースに。
食:18時、焼肉定食。


11月18日(水) 晴
 見た! 見た! 見た! 群馬県榛名郡の山中は、最高の状況だった。途中雲が出たものの、すぐに引いて、0時から4時過ぎまで、たっぷりと堪能させていただきました。気温が0度近くまで下がる中、よくもまあ、外で寝っころがっていたものよ。しかし、ちゃんと主な流星はすべて見ました。火の玉! 全天が一瞬にして光るさまは壮絶だった。これが、人工灯のない頃ならば、寝ていても目が覚めるような明るさであっただろう。
 明け方数時間寝て、生産者の畑で唐辛子、白菜、ブロッコリー、ほうれん草、水菜、人参、キャベツなどをいただいて帰る。
 昨夜からろくなご飯を食べていないので、いただいた野菜を使って鍋にする。夕方、あまりいい魚がなく、ワタリガニとサンマを買ってきて、ワタリガニでだしをとり、サンマを叩いて、つみれにする。白菜、水菜、豆腐、うどん、長葱のいたって素朴な鍋。

食:1時、カップ麺。
食:6時、味噌汁、パン。
食:11時、だるま飯(水底)、わっぱ飯(私)。
食:19時、あわご飯、海鍋。


11月19日(木) 晴
 やはり疲れていたのだろう、12時間ほど眠り続けた。今日は仕事である。とにかく、仕事。そして、引越しの準備あるのみ。日常はこうして帰ってくる。
 昼は、水底がブロッコリーとアサリのスパゲッティとほうれん草のおひたしを作る。小さなほうれん草だが、とても味が濃くて甘い。さすが、土がしっかりしているのだな。
 夜は、残った鍋に味噌と餅、水菜の残りを入れ、味噌汁を仕立てる。また、油揚げをかつおぶしと昆布と干し椎茸のだしで煮て、さらに、葱を入れたきつねを作って、どんぶりにする。
 油揚げというのはよくしたもので、焼いてもうまい、煮てもうまい。同じようにご飯にのせて食べるのでも、まったく違う味と食感になる。油揚げはとても心地よい食べ物だ。
 そういえば、私の実家は母方の祖母の隣にあったのだが、この祖母は、晩年近くに親類の油揚げ屋さんの手伝いをしていて、よく油揚げをもらったものだ。
 油揚げはおいしい。それは、豆腐がおいしくて、油がおいしいから。つまりは、大豆がおいしくて、ゴマやナタネがおいしいからでもある。あ、ナタネはあるていどきちんと精製する必要がありますけどね。

食:14時、ブロッコリーとアサリのスパゲッティ、ほうれん草のおひたし。
食:21時、あわご飯、鍋味噌汁、きつねどんぶり。卵(水底のみ)。


11月20日(金) 晴
仕事と片づけ。あと1週間だ、がんばろう。
夕飯に、里芋とサツマイモを入れた味噌汁をつくる。サツマイモと人参のキンピラは好評だった。

食:13時、焼きそば
食:22時、ご飯、芋汁、納豆、芋キンピラ、サンマの蒲焼き、ほうれん草のおひたし


11月21日(土) 晴
仕事と片づけと23日のコミティア(同人誌即売会)出展のための準備。
今日は、カレー。セロリをたっぷり使う。水底は、いろんな豆とカッテージチーズを使ったサラダをこしらえる。

食:13時、芋汁の残り、納豆、芋キンピラの残り、キャベツコンビーフ
食:20時、カレーライス、ほうれん草のおひたし、豆サラダ


11月22日(日) 曇り、雨
本日は、片づけとコミティア準備。
夕飯は、ピエンローを行なう。豚バラ肉と鶏肉と干し椎茸と白菜、ビーフンでつくるシンプルで奥の深い鍋である。
レシピは、こちら。

食:11時、カレーライス、ほうれん草のおひたし、豆サラダ
食:20時、ご飯、ピエンロー、キャベツとターツァイと油揚げの炒め物、ジャガイモ塩豚炒め、ほうれん草のおひたし。



22日のキャベツと大菜炒め 21日の芋キンピラ
22日の豆サラダ 22日のカレー

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