クル・ファスリエ(KURU FASLIYE)


トルコの家庭料理です。豆をコトコト煮たヘルシーで優しい食べもの。腹もちがよく、繊維質もたっぷりです。


材料(4人分)

白いんげん豆…1カップ
玉ねぎ…大1個
牛ひき肉…100g
トマトペースト…大さじ2
塩・こしょう…適宜
オールスパイス(粉末)…少々
ヨーグルト…適宜
パセリ…適宜
ピラウ…適宜
(1)白いんげん豆(乾豆)は前の晩から水に浸けておく。「白てぼ豆」と書いてあるものを使うとよい。


(2)玉ねぎはみじん切りにする。


(3)牛ひき肉。小さめの角切りや羊肉でもよい。


(4)トマトペーストは、大さじ1杯分ずつパックになったものが便利。チューブもある。トルコの味噌のようなもので、あらゆる料理に使う。缶詰もあるが、空けてしまうとあまりもたないのだ。


(5)ひまわり油。なければオリーブ油やサラダ油で代用。ほんのり甘味があって、料理にコクが出る。写真のものは、\100ショップダイソーで扱っているもの。


(6)鍋に油を熱し、強火で玉ねぎを炒める。


(7)玉ねぎがしんなりしたら、牛ひき肉を加えてよく炒める。


(8)肉の色が完全に変わるぐらいまで。


(9)炒まったら、トマトペーストを入れてさらに炒める。オールスパイスがあれば加える。


(10)ペーストを油とよくなじませると甘味が出る。


(11)水でもどしておいた白インゲン豆の水を切り、炒め合わせる。


(12)全体がよく混ざったら、


(13)熱湯をかぶるぐらいに加えて煮る。


(14)沸騰したら弱火にして、気長にことこと煮る。


(15)煮詰まってきたら湯を足して、豆がつぶれるぐらいに煮る。塩・こしょうで味をととのえて、


(16)できあがり


(17)皿にピラウも盛り、クル・ファスリエをかけていただく。好みでプレーンヨーグルトやパセリのみじん切りそ添えて。※ピラウは、油と塩を入れて炊いたごはん。写真のものは、米1.5合、押し麦0.5合、ひまわり油大さじ1、塩小さじ1で炊いたもの。


(18)食後には甘いチャイがすてき。



メモ:
白インゲン豆は、日本のものはたぶんトルコ産のと種類が違いますが、「白てぼ豆」という品種で作ってみたところおいしくできました。
煮込みすぎて崩れ、あんこになってしまわないように注意です。(煮えるのに2〜3時間はかかります。圧力鍋や保温鍋が便利。)

漫画家の高橋由佳利さんの書かれていたレシピを参考に、アレンジして分量を割り出したものです。
トルコ料理は日本人の口に合うものが多いので、ぜひ試してみてください。