これがめしたき鍋だ!




めしたきなべ
焼き物の先生をしている友人が焼いてくれた、めし炊き専用の土鍋。
土鍋は熱保ちがよいので、めし炊きに最適です。
なんたって、ラク。火加減やむらし加減、水加減が多少いい加減でも、おいしく炊けちゃいます。
市販のものを選ぶなら、なるべく底がころんと丸く、深さがあって、厚手のものを選ぶとよいでしょう。
市販のものだと、このへんがおすすめです。(最近あちこちで炊飯土鍋が出ていてうれしい傾向。)
土鍋炊飯の方法は、こちら

羽釜をイメージしたフォルム。
フタは落ち込み式で、ふきこぼれない。
取っ手はいもむしデザイン
よく見ると、カッパやお魚の彫り物が。
容量は3合炊き。
きれいな青の釉薬。
カニ穴
カニ穴があいて、おいしそうに炊けますよ





めしたき鍋でおいしいごはんを炊こう

【白飯】

材料/
白米…3合
水…700cc前後

炊き方/

(1)米3合は、よくといでおく。これを鍋に入れ、水を注ぐ。
このまましばらく吸水させてもいいし、すぐに炊き始めてもよい。

(2)鍋を強火にかける。
鍋の底が濡れていると割れやすいので、注意。


※鍋があまり厚手でない場合や、1合程度の小さな土鍋の場合、すぐに水が沸騰して、米に十分吸水がされないままに蒸発してしまうことがあります。
そんな時は、水を心持ち多めに入れ、弱火で炊き始めます。
ゆっくり水がお湯に代わる間に、米に水が吸われ、中まで火が通ってゆきます。
沸騰したら箸で底からかき回して熱の通り具合を平均にしてやり、濃いオカユ状になったら火を止めてむらします、むらし時間も長めにとってやります。
スチロールの箱に入れたり、厚手のバスタオルでぐるぐるにくるんでやるのもよい方法です。(スチロールや化繊が溶けないように、鍋敷きをかますこと。熱を持った土鍋はかなり熱いです。)

(3)沸騰してフタのすき間から蒸気が吹き始めたら、そのまま3〜4分ほどおく。

(4)火を止めて、15分ほどそのまま放置する。

(5)しゃもじで底からよく混ぜ、いただきます。

※水量は、「米の合数×200cc+アルファ」。
新米は少な目に、古米は多めにしましょう。
※残りごはんは別容器に移しておいた方が、ごはんが固まりにくくてよいです。
※火を止めるタイミングがわからないときは、フタを開けて様子を見てもかまいません。
表面に重湯のようなものが少し残ったおかゆ状になっていれば、もう火を止めて大丈夫。
むらし時間に、かなりの調理が行われるので、「ゆるいかな〜」程度で火を止めて平気です。火にかけすぎると、底が焦げます。
※かなりの保温力を持っているので、熱い鍋に注意。
かならずミトンを使って運び、木製や金属製の鍋敷きを使って置いてください。
私は畳を焦がしました。
※使った後の鍋は、水を張ってごはんをふやかした後、たわしで洗います。
洗剤はあまり使わない方がいいでしょう。(洗剤を吸う可能性があるので)




もち米を使ったおこわ類も、おいしく炊けますよ。
 赤飯

【赤飯】

材料/もち米…3合
あずき…3分の1カップ
あずきのゆで汁と水を合わせたもの…450〜500cc

炊き方/

(1)あずきの下準備をする。
あずきと500cc程度の水を鍋に入れて火にかけ、沸騰したらざるにあげる。
再びあずきと500ccの水を鍋に入れて火にかけ、沸騰したら、あずきが踊る程度に火加減を落として15分ほど煮る。
あずきがほくっと食べられる程度にゆだったらざるに上げる。
ゆで汁は捨てずに、おたまですくっては落としながら冷ます。
(空気に良くさらすと、いい色になる)

(2)もち米はよくといで、ざるに上げる。
あずきのゆで汁を500cc量り(足りないときは水を足す)、もち米、あずきをいっしょに鍋に入れて1時間ほど吸水させる。

(3)鍋を火にかけ、白米と同じように炊く。



 「水底亭厨房」にもどる

 ホームにもどる