わんこのかぼちゃパン

生地にかぼちゃペーストを練り混んだ、ほんのり甘くて香ばしいわんこパンです。

材料(8個分):

強力粉…200g
インスタントドライイースト…3g
かぼちゃフレーク…10g
ぬるま湯…140g
オリーブオイル…15g

※人間用に作る場合は、上記のレシピに
塩…3g
砂糖…5g
を入れるとおいしい。
わんこのかぼちゃパン


(1)フレーク状のかぼちゃとぬるま湯、イーストを混ぜる。

生のかぼちゃを使う場合は、蒸すかゆでるかして裏ごしにかけ、ペーストにして冷ましておく。(このペーストを30g使う。)
これをぬるま湯130gと混ぜ、イーストも加えて混ぜる。

(2)ボウルに強力粉を入れ、まんなかにインスタントドライイーストを置く。
イースト部分にぬるま湯でのばしたかぼちゃペーストを注ぎ、まず指でイーストを液体に溶かすようになじませる。
周囲から粉をさくさくとかき寄せてなじませていく。


(3)手がべとべとするとこねにくいので、カードでこまめにべとべとをこそげるとよい。ボウル壁面にくっついた粉もこそげて生地に混ぜていく。

(4)生地がだいたいまとまったら、オリーブオイルを練り混んでいく。

はじめはつるんつるんとすべって混ざりにくいが、たたんで押す、たたんで押す、を繰り返してこねていくと最終的には混ざる。
オイルがきれいに混ざって生地に弾力が出、つるんとした感じになったらこねあがり。(こね時間は10分程度)

(5)発酵用のボウルにオリーブオイル(分量外)をぬる。

(6)こねあげた生地を丸くきれいにまとめる。周囲から生地を真ん中に寄せるようにもっていく、きんちゃくのようにきゅっとまとめて閉じたら、とじ目を下にして発酵用ボウルに入れる。

(7)発酵用ボウルより小さいボウルに40℃ぐらいのお湯を入れて湯せんしながら一次発酵させる。
ボウルの底がお湯にひたらないように、湯気で温まるようにすると熱くなりすぎない。
夏場は湯せんしなくても大丈夫。
ぬらしてしぼったふきんや手ぬぐいを上にかけて、生地が乾燥しないようにする。
※寒い台所でなく、あたたかい居間などに置いてください。

(8)60分ほどで一次発酵完了。
目安は、2まわりぐらいふくれていること、指でつついてみて、生地が弾力ですぐ戻るようなら発酵不足。もう少しおく。
しゅーっと中のガスガぬけてしぼんでしまうようなら発酵しすぎ。過発酵の場合はリカバーはきかないので、ピザにでもする。
発酵が完了した生地を周囲を軽く指ではがしてからボウルを逆さにしてパンマット(目の粗い生地)の上にあけ、ひっくり返して表面のべたつう部分の水分をマットに吸わせるように軽く手で転がしてから、軽く押してガスを抜く。

(9)生地を分割する。
スケッパーやカードでスパッと上から一気に切る。
厳密にやりたい人は一度生地全体の重さを量り、分割個数で割って計量しながら分割する。適当で構わない人は目分量。
今回は8分割(1個40〜42g程度)。

(10)分割した生地を手のひらにのせ、角になった部分を中央に折り返して寄せるようにおおざっぱに丸め。閉じたところを下にしてふんわり丸くした手のひらで軽く転がす。
さらに指の腹で軽く転がし、ちょっと楕円形にしてから休ませる(ベンチタイム)。
休ませる時は上にぬらして固く絞ったふきんや手ぬぐいをかけ、生地が乾かないように気を付ける。
※ホネ型やロール型にせず、丸いシンプルなパンにしたい場合は、丸めただけで成形完了です。

(10)5〜10分ほど休ませた生地はリラックスして成形しやすくなっている。
(生地が延びにくい時は、ぬれぶきんをかけて少し休ませながら成形する)

■ホネ型
楕円生地を指の腹で転がし、ひも状にする。
15cmぐらいにのばしたら、端から5cmぐらいまでカードですぱっと切れ目を入れ、2本のひもをそれぞれ外巻きにくるくる巻いてやる。
これを両端やると、ホネ型になる。

■ロール型
バターロールと同じ成形。
ひも状にした生地の片端だけ少し細くし、細長いしずく型にする。
麺棒で軽く平たくしたら、太い方からくるくる巻いてやり、巻き終わりをつまんで閉じ、とじ目を下にして天板に並べる。る。

(11)成形の終わった生地は順次オーブンシートを敷いた天板にならべ、乾かないようにぬらしてしぼったふきんをかけておく。
成形が終わったらふきんをかけたままあたたかいところで40分ほど仕上げ発酵。
下にホットカーペットを敷いたり、お湯を入れたバットをかませてもよい。

(12)ひとまわりぐらいふくらみ、指でつつくと軽く跡が付くぐらいが発酵完了。
200℃に予熱しておいたオーブンに入れ、190℃に落として12〜15分ほど焼く(ガスオーブンの場合)。
電気オーブンの場合は火力が表示温度より弱い場合があるので、少し高めの温度で長く焼くなどして調節する。

(13)焼きあがったら網に載せて冷まし、できあがり。
保存料無添加につき、カビやすい。冷凍保存して少しずつあげるとよい。



メモ:
塩を入れない生地なので多少べとつき、扱いにくいかもしれません。適宜打ち粉などして調整してください。
国産小麦粉などを使うと吸水性が悪く、よりべとつきます。水分は生地の様子をみながら、こねつつ調整してください。
この成形は8分割にしていますが、小型犬の場合は12〜16分割ぐらいの小さいパンの方が食べやすいです。