2001.1.16〜22 |
2001.1.17(WED) 最高気温:23℃ 最低気温:13℃ 湿度:70% 天候:はれ ねずみごはん: (共通・1匹あたり) ニッパイハード1個、こりこりコーン小さじ1、ハトのえさ、モルト小さじ2分の1、ひまわりの種1粒、りんご もじごはん: トマトのスパゲティー、煮物(さといも・ごぼう)、ベビースターラーメン、じゃがりこ、りんご など |
そういえば昨日はねずみのことを書いていない。 そもそもりんごを買いに行ったのは、ねずみにくれるためで、食べるさまが可愛らしいとか目がキラキラしているとかなんとか書くつもりが、八百屋の話だけで終わってしまった。 導入長すぎ。あの八百屋のことになると、つい脱線してしまう。 私は前世が東南アジアのフルーツコウモリだったのではないかと危ぶまれるほど果物が好きで、春はイチゴ、夏はスイカ、秋は梨だけで生きていってもいいくらいだが、冬の果物だけはそんなに熱狂的に好きというわけではない。 りんご、みかん、あと柿とか。あれば食べるけど、わざわざ買ってこない。 そんな私がせっせとりんごを買ってくるのは、ひとえにねずみちゃんのためだ。 自分はそれほど甘いものが好きでもないのに、妻や娘の喜ぶ顔が見たくてケーキ買ってきちゃうお父さんのようなものだろうか。 この話のオチがどこにあるかというと、つまり、「りんごを食べるねずみちゃんは毎日見たいほどカワイイ」ということです。 そして、そんなねずみを見ながら食べるりんごはうまい。 ---------- あきもせず燃えジャス観戦。 今日は時間切れのモーションについて書こう。 これは制限時間内にどちらかの体力がゼロにならなかった場合に見られる動作のことで、基本的に全員すごくがっかりしている。 そのがっかりの表現方法がそれぞれらしくて面白いのだ 。野球少年は膝をついて涙をぬぐい、巨乳金髪美人はぺちゃんこ座りでいやいやをし、まじめな女生徒は体育すわりでしゃがみこんでしまう。 普段やる気まんまんな彼らのそういう様は、なんだかとてもかわいらしいのだ。 だが、頭を抱えて崩れ落ちる生徒会長や、うつぶせに倒れてピクピクと痙攣している番長を見たときは、さすがにちょっと心配になった。あなた、なにもそこまで。 ちなみに、いまいちばん好きなのは新聞部員の女子が地面をケっとばしてつま先イテテ、となるやつである。 |
2001.1.18(THU) 最高気温:22℃ 最低気温:14℃ 湿度:62% 天候:はれ ねずみごはん: (共通・1匹あたり) ニッパイハード1個、こりこりコーン小さじ1、インコのえさ、モルト小さじ2分の1、ひまわりの種1粒、りんご もじごはん: 冬のくちどけポッキー、かっぱえびせん、クッキー、りんご など |
夜半ふと気づくと、ねずみがみんな平べったくなっていた。わあ。 どうしたみんな、しっかりしろ。毒ガスとかか。でも私平気。 ねり子なんか、特にぐでぐでだ。 そういえば、このぐでぐでポーズは前にも見たことがある。 夏の暑いとき。 ねずみ液化現象の原因は、電気毛布がずっと『強』になっていたからだった。 ねりぺち水槽に当たる部分は、はじっこなので折れ曲がっていて、暖かさが増幅したらしい。 暑かったかなあ、悪いことしたなあと思ったが、ねずみたちはみなそれぞれ、水槽内で最も暖かいと思われる場所(カド)に巣を作っている。 不快ならば、避けるだろう。あの平ぺったくなっていたのは、我々人間にしてみればホットカーペットでだめになる状態だったのだ。 ムーシュが巣にちんまりとおさまってうとうとしていたので、頭をくりくりと撫でる。 しずみんからの情報どおり、彼は普段はビビリだが、眠たいときにはさわり放題だ。 首の皮をつまんでも「むふー」というお顔でじっとしている。かわいい。手触りもよい。 ---------- 思いがけず、お菓子をいただく。岡山のおいしいお菓子屋さんの焼き菓子だとのこと。 名物として広く出荷されているものを別にすると、自分が住んでいる地域以外の場所のお菓子というのはめったに食べる機会がないので、とても嬉しい。デパートの物産展とかにも出ないおいしいものが、まだきっとたくさんあるのだろうと思うと、ふつふつと旅行がしたくなる。 神戸にもまた行きたい。ケーキがおいしかったし、あの長い長い、消失点が見える商店街の端まで私はまだ到達していない。 |
2001.1.19(FRI) 最高気温:22℃ 最低気温:13℃ 湿度:70% 天候:はれ ねずみごはん: (共通・1匹あたり) ニッパイハード1個、こりこりコーン小さじ1、インコのえさ、モルト小さじ2分の1、かぼちゃの種1粒、りんご もじごはん: 焼きビーフン、梅酒、りんご など |
今日も今日とてりんごをむいて、ねずみたちに配給。 いい匂いで、眠っている子もすぐに起きて、鼻をひくひくさせながら寄ってくる。 と、ぺち子の様子が少しおかしい。右目だけ開いていない。 すごく心配になる私。もしや怪我でもしたのか。 でも、こういう場合は無理に開けたりしない方がいいって『ハムスターの研究レポート』にも書いてあったし。 しばらく見てたら、思い出したようにパカッと開いた。フー。 しかし、こんな小ねずみの片目がどうこうくらいのことで面白いくらい動揺していた自分がなんだかくやしい。 織田信長はとても貴重な茶碗をうっかり落としてしまったとき、割れなかったにもかかわらず「こんな小茶碗の分際で余の心臓をどきつかせるとは不届き!」とかいってあらためて叩きつけて割ってしまった。という話を前に聞いたことがある。 私もぺち子に………できるわけない。 ---------- 焼きビーフンがブレイクのきざし。(私の中で) 具は干し椎茸。ぬるま湯で一緒にもどして、胡麻油・オイスターソース・マヨネーズなどで炒めている。 完全に自己流なので、きっともっとおいしい、正しい調理法があるに違いない。調べてみよう。 |
2001.1.20(SAT) 最高気温:21℃ 最低気温:13℃ 湿度:65% 天候:雨のち雪 ねずみごはん: (共通・1匹あたり) ニッパイハード1個、こりこりコーン小さじ1、インコのえさ、モルト小さじ2分の1、りんご もじごはん: 焼きビーフン、コーヒー牛乳、にくまん、りんご など |
ゆうべはサーバーエラーで更新できず。来てくださった方、すみませんでした。 ねずみは相変わらずカワイイですよ。 ガラス瓶トイレにして、困ることひとつ。 ねずみが走り回ったり、あちこち掘りくり返すので土管やエサ鉢などが動き、それがトイレとぶつかり合ってうるさい。 巣材を多めにして、家具が固定されるようにすればいいのだろうが、モミガラがもうあまりないのだ。 ---------- 雪だ! 今年に入ってはじめての雪は帰省のためにすべりこみアウトで見られなかったが、今日はばっちり降るとこから。 なんだかやけにうきうきしてしまい、急いで防寒装備を固めて、傘を片手に表に出た。手袋は片方しか見つからなかったけど、傘をさすほうだけでいい。 川沿いのサイクリングロードから、真っ白な河原に下りて1時間半ほど歩いた。 雪を踏むと、ほんとにキックキックと音がするのだな。 途中1回前のめりに転んだ。でも痛くなかった。すごいぞ雪。寒いけど。 |
2001.1.21(SUN) 最高気温:21℃ 最低気温:15℃ 湿度:60% 天候:はれ ねずみごはん: (共通・1匹あたり) ニッパイハード1個、こりこりコーン小さじ1、インコのえさ、モルト小さじ2分の1、りんご もじごはん: バジルのスパゲティ など |
ねりぺちが完璧な陰陽マークのかたちをして眠っていた。 図→ 私の絵だからこんなものだが、実際どれだけかわいいか、あなたにおわかりになるだろうか。 おまえたちは、こんなに私をメロメロにして、どうするつもりなのだ。ええ!? と詰め寄りたい。 あてもなく。 そして、まめちゃんはすごくニヤニヤしながら眠っている。 ---------- ねずみバカ姉妹のメールのやりとりを、往復書簡形式でご紹介するページを作りました。 どうぞこちらへ。→ |
2001.1.22(MON) 最高気温:20℃ 最低気温:18℃ 湿度:60% 天候:はれ ねずみごはん: (共通・1匹あたり) ニッパイハード1個、こりこりコーン小さじ1、インコのえさ、モルト小さじ2分の1、カヤの実 もじごはん: おかゆ、焼きうどん、マカダミアナッツチョコ、じゃがりこ、サーモンサンド、ポテチ など |
ねりぺちに腕登りのリハビリをさせる。 まず、長袖のできるだけ体にフィットした服を着る。つるつるした素材よりも、綿や毛糸のようなひっかかりのあるもののほうが登りやすいのでよい。 そして、水槽のふたを開け片腕を中に入れてじっとしていると、まずねり子が駈け上がってくる。ねり子はまったく物おじしない子なのだ。 ぺち子はおずおずとひじのあたりまで登り、降り、また登りを、もたもたと何度かくりかえすが、肩のあたりまでくればもうあとはふっきれて、背中といい頭といいかまわずに、元気よくちょろつきだす。 はじめのうちは、ねり子が登ってもどうしても怖くて登れなかったぺち子だったが、ねり子と一緒に肩に乗せたら、急速に慣れていった。 二匹一緒というのがコツなのかもしれない。 登られている間、私はとくにすることもないので、背中や頭でねずみのステップを感じながら、じっとしている。 さすがに10分もすると(私が)飽きるので、水槽に戻すのだが、ねずみ姉妹たちは飽きるということを知らないようだ。 ---------- お茶を飲みながら、こうの史代さんの漫画を読みかえして過ごす。コミティアで買った自費出版の何冊かである。 この人の漫画の魅力は、洗練された描線やしみじみとしたストーリーもさることながら、なんといっても台詞回しが絶妙なところにあると私は思う。読んでいると知らず知らずに声に出している。(その点では黒田硫黄作品に近いところがあるかも) いちばん好きなのは『街角花だより』シリーズ。女店員・清川りんさんがすごく情けなくて、すごくカッコイイから。店長のうららさんが知人にとてもよく似ているので、ページを開くたびに笑いがこみ上げてくるのも理由のひとつ。 そして、いちばん衝撃的に忘れられないのは『ナルカワの日々』だ。 主人公が恋人に向かっていう台詞があざやかすぎる。 「あんたといるとまったくいやになる」 なんでこの場面でこんな言葉を考え出せるんだろう、と初めて読んだとき絶句し放心し、その気持ちは今でも変わらない。 (ここだけ抜き出すとひどい言葉のようだけど、話の流れ上、全然そんなことはないです) 多くはないが、他にもそういう言葉がある。先輩のはたのさんがむかし書いた短編小説で、作品自体とても忘れがたいものであるが、中のこのフレーズがいつまでも溶けない雪のように心に残っている。 「出来損ないの羊だから、失敗なしに人生なんて送れないのは当たり前です」 はたのさんにも、また文章作品を書いてほしいものだけれど、本人にその気があるようでないようで、残念である。 こうのさんは2月11日のコミティア55にも参加なさるらしい。 行きたいが、その日は別の用事が。どうしよう。 |
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