かこにっき
2001.8.16〜31
下にまいります まんなかへんに降りる


2001.8.23(THU)
最高気温:25.5℃ 最低気温:21.6℃ 最高湿度:55% 最低湿度:43% 天候:晴れのちくもり
ねずみごはん(共通・1匹あたり):
ニッパイハード+ニッパイプレミアムダイエット:計4g、ハトのえさ1g、もりもり野菜2g、小松菜1くき(さくらちゃんはおべんとうひと袋+小松菜1くき)
本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、笹の葉
わたしごはん:えびだしそうめん、なすの煮びたし、なすの揚げびたし、ポテトサラダ、ニガウリのぽん素和え、さば寿司 など
東京・ムギムギ♪

21日夜、旅より帰る。
22日の昼間に、ねずみたちを迎えに行った。
水槽3つに、プラケースのお輿に入ったジャンガリアンハムスターのさくらちゃん。
関西方面に旅行中の友人・パパママさんからの、大切な預かりものである。
私の旅程と1日だけ重なってしまったため、妹がひと晩預かっていてくれた。
びちびちと元気なスナネズミに慣れた身には、おっとりしたお嬢様のさくらちゃんは新鮮だったらしく、さくらちゃんさくらちゃん、とめろめろになっていた妹である。
それも無理はない。
プラケースをのぞき込むと、

「……あら、なにかしらねえ……?」

とゆっくりこちらを見上げる黒くまん丸な瞳。
おっとりした優雅なしぐさ。
羽根より軽い体。
ホイップクリームに粉砂糖を振ったようにやわらかいこの生き物。
私もめろめろだ。うわーーっ。

さくらちゃんばかりにかまけていて、うちのねずみたちが暴れ出すといけないので、努めて冷静に、平等にふるまう努力をする。
しかし、さくらちゃんの小さなうんちが入ったトイレ砂を替えながら、思わずゆるむ口元。
がんばれ、わたし。

パパママさんは、きちんとさくらちゃんのおべんとうを準備していてくれたので助かる。
うちのねずみたちより、ほんの少しいいものをもらっているようだ。
ハムスターは、スナネズミよりもたんぱく質を多めに必要とするのだ。
小さなえさ鉢にちょんぼり入り込んで、ほお袋につめつめするさくらちゃん。
ああ、新鮮だ、ほお袋。
以前まめが使っていた35cm水槽を、しずみん宅御用邸に使っていただくことにする。
回し車も小さいので、全ての家具を収めても遊び場が残る。
ちいさいなあ、ちいさいなあ。

ねずみたちは妹の世話のおかげで、皆元気である。
ムーシュは移動が嫌いなねずみなので、帰宅後はしばらく機嫌をわるくしてココハウスにこもっていたが、今日はいつも通りタービンを回していた。
とろもちょびちょび遊んでいるし、むぎはあいかわらずどんがらどんがら乱暴にドライブ。
まめちび父子は、相変わらずいちゃいちゃしている。
ねずみ世界に、すべて事もなし。

※留守中のねずみホームステイ日記は、下記の「Patchy Place」→「企画連載」→「スナネズミ日記・第3期」へ。

もじさいと
----------

先週から、深夜にNHK教育テレビで『宇宙船レッドドワーフ号』の再放送をやっている。
SFドタバタコメディであるこの作品は、でイギリスBBCの製作で、イギリス人らしいブラックでシュールな笑いにあふれたドラマである。
残念ながら今回のクールは今夜でおしまい。
国内にもファンサイトがあり、続編の放送が待たれている。
こういう作品こそ、DVDにしてほしいんだがなあ。


ちょんぼりと
すわる、姫。
ここはどこかしら おむぎさまも
忘れるな
トロ・
ボッサリーノ
くたびれムーシュ くつろぐ
まめズ

※画像クリックで大きいネズミ



屋上、ペットショップとビアホールでございます いちばん上にのぼる
ひみつの半地下人 いちばん下まで降りる


2001.8.24(FRI)
最高気温:27.1℃ 最低気温:24.7℃ 最高湿度:54% 最低湿度:44% 天候:晴れ
ねずみごはん(共通・1匹あたり):
ニッパイハード+マルカンリスハムの主食:計4g、こりこりコーン1g、もりもり野菜2g、(さくらちゃんはおべんとうひと袋)、小松菜1くき、枝豆1粒
本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱
わたしごはん:なすの煮びたし、なすの揚げびたし、ニガウリのぽん素和え、焼きさば寿司、れんこんサラダ、ナスキャビ など
こころのこり

旅先の熊本で、国道沿いの「S」というホームセンターに寄った。
ペットコーナーには小鳥を中心に生体も置いていたのだが、珍しいことにスナネズミが1匹いた。
グレイとも茶色ともつかないミックスカラー・黒目の男の子で、生後2ヶ月以上は経っている大きさだ。
えさ鉢にはあふれんばかりのひまわりの種、それと高脂肪のフード。
住まいはケージで、彼はずっとずっと檻をかじっていた。
この環境はハムスターたちも同じで、小さなロボロフスキーやジャンガリアンの中には鼻に擦過傷ができてしまっていた。
店員の女性はプレーリードッグを目を細めながら世話していたので、決して動物が嫌いなわけではない。
知識がないのだ。また、店の経営サイドに、ペットコーナーについてきちんとやっていこうとする向上心もないのだ。
濡れたような悲しげな黒い瞳で檻をかじり続けるその子を、よほど連れ帰ろうかと思ったが、旅先でもあり、安全に連れ帰ったり、責任持って幸せに手を抜かずに飼ってあげられる自信がないので、後ろ髪をひかれる思いで別れた。
情けないが、私には今の数のねずみで精一杯だ。

地方のホームセンターなどに多いことだが、小鳥や小動物などのペットコーナーは、園芸といっしょくたにされているふしがある。
農薬のニオイがぷんぷんする棚の隣で小さなプラケース入りのハムスターが売られていることはざらだし、当然空調もない。
水もえさも満足にあたえられず、そうじも行き届いていない。
けがや病気の個体は生ゴミといっしょに廃棄される。手当てして回復してからまた売り場に出すのでは、コストが合わないからだ。
季節もの商品のスズムシなどと同じ扱いなのである。
店員に環境改善を訴えたところで、「へんな、うるさい客が来た」とその場で体よくあしらわれることがせきの山である。
こういったショップでの動物たちの環境を改善してもらう可能性は、経営側へのアクションにある。
「動物虐待だ!やめろ!」と声高に批判するのではなく、「消費者の意識はこうなっています、こうした方が店への印象がよくなり、売り上げも上がりますよ」と提案するのだ。
チェーンのホームセンターであれば、店舗に直接ではなく、本社の広報などにメールを入れるのが効果的だ。 会社として問題を取り上げてもらえれば、他店舗の環境もいちどきに変えられるし、本部からの通達というものには、支店は弱いものだ。
インターネットにホームページやweb店を持っているところは、比較的早く、丁寧に対応してくれる可能性が高い。
インターネットの怖さを知っているからだ。ネットで店の悪評を流されることの怖さを、彼らは知っている。
脅迫までしなくてもよいが、「生体の扱いのひどい店は、ペットを飼っている消費者に敬遠されがちな傾向にありますよ」と提案してみるのはわるくない戦法だと思う。
また、実際に、安くて便利でも、そういった店ではフードや巣材などを買わないようにするのも、地道だが確実な働きかけではないだろうか。

----------

講談社から月刊誌『イブニング』が創刊されたのだが、どこの本屋にも見あたらない。
前宣伝がすごかったせいで、8/20の発売日に飛ぶように売れてしまったのだろうか。
私の大好きな『What's Michael?』や『リーマンギャンブラー・マウス』が載っているのでぜひ読みたいのだが、ほんとうに史上に並んだのか疑問に思えるほど、どこにもない。
かなしい。
ポッポちゃん…。(マイケルの嫁)


とろちゃん
しんけん
枝豆に
おかおもゆるむ
ムーシュかな
このあまい
においは
なにかしら?

※画像クリックで大きいネズミ





2001.8.25(SAT)
最高気温:26.3℃ 最低気温:24.6℃ 最高湿度:53% 最低湿度:46% 天候:晴れ
ねずみごはん(共通・1匹あたり):
ニッパイハード+WILDフルーツボール:計4g、からむきエン麦1g、もりもり野菜2g、(さくらちゃんはおべんとうひと袋)、小松菜1くき
本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、とうもろこしの皮
わたしごはん:パンドカンパーニュ、れんこんサラダ、ナスキャビ、なすとトマトのチーズ焼き、なすつゆそうめん など
青菜がとっても好きなのん

ねずみたちに、毎日乾燥フードの他に、何かしらの生野菜を与えている。
小松菜かチンゲンサイが主流で、あるときは大根やかぶの葉っぱ。
緑黄色野菜を選んであげるようにしている。
特に好きなのは小松菜で、妹も書いていたが、他のしごとの手を休めて駆け寄ってきて、もりもりと食べる。
いちばんのお気に入りは緑の濃い葉の部分。ここをいっとう先に食べる。
くきの白っぽい部分は、後回しだ。
ねずみの体は小さい胃袋も小さい。
だからだと思うのだが、栄養効率のいい食べ物が好きだ。
脂肪分の高いひまわりの種やナッツ類が好きなのもおそらくそのせいで、野生で生活しているときに、次にいつごはんを見つけられるかわからない場合は、カロリーの高いものを優先的に食べるのが当たり前なのであろう。
水分でおなかをいっぱいにしてしまうと、必要な栄養を摂取することが困難になる。
そこで、「濃い」部分を優先的に食べるのではないだろうか。

さくらちゃんが、草をくわえてうろうろしていた。
私に気づくと、「はっ」という顔であわててハウスに戻ってしまった。
おくゆかしい姫である。
なにをしようとしていたのですか?

無農薬のとうもろこしが届いたので、皮をむいて干しておいた。
これは、ねずみのいいおもちゃになるのだ。
忙しくみんなで裂いて、巣材をこしらえていた。
それに、けっこう食べる。
「こりこりコーン」には、とうもろこしの皮を干したものも入っているのだ。

----------

遅めの夕飯に、なすつゆそうめんをこしらえた。
まず、そうめん用のストレートつゆをこしらえておく。
今回のは、焼きエビとしいたけのだしだ。
できたつゆを温め、さいの目に切ったなすをたっぷり入れて煮る。
なすが柔らかく煮えたら、小口切りの青ネギをたっぷり入れて火を止める。
このあつあつのつゆに、そうめんをつけながら食べるのだ。
すりごまを入れるとおいしい。
冷たいそうめんと熱いつゆで、ほどよい加減になったところがいける。
そうめんだとなかなか野菜を食べられないメニューになりがちだが、つゆにいろいろ入れるという手がある。
オクラ、きゅうり、にんじん、玉ねぎなんかでもいけるものだ。


ダブル
モッサリーノ
ネムル
モッサリーノ
小松菜の
ある暮らし
青春の
光と影
えさばちに
はいってしまう
えんどだえんどだ
えんどだえんどだ

※画像クリックで大きいネズミ





2001.8.26(SUN)
最高気温:26.3℃ 最低気温:24.6℃ 最高湿度:53% 最低湿度:46% 天候:晴れ
ねずみごはん(共通・1匹あたり):
ニッパイハード+イースターどうぶつ村ミニラビフード:計4g、インコのエサ1g、もりもり野菜2g、(さくらちゃんはおべんとうひと袋)、小松菜1くき
本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、とうもろこしの皮
わたしごはん:豆腐チャンプルー、なすと豆腐のみそ汁、牛角の焼き肉 など
みてみてムーシュ

今日は、ムーシュがやけに人目を気にしている日であった。
ココハウスの上にナキウサギのようにうずくまってじっとしてみたり、草の上にのびーっと寝そべってかわいいおしりを見せたり。
かまってほしい日だったのだろうか?
最近、彼は少しずつ同居人に心を開きつつある。
首の後ろをナデナデされて、気持ちよさそうにしているらしい。

さくらちゃんのハウスには、うちの予備分の給水器を入れてあるのだが、今日まで飲んでいる姿を見かけなかったので心配していた。
さっき、ふと見ると、じーっと給水器を見上げた後、こくこくと水を飲んでいる姿を確認することができた。
よかったよかった。大切なお預かりものなので、どきどきする。

しかし、こうしてハムスターとスナネズミをいっしょにお世話してみると、あらためて両者の違いがよくわかる。
生活時間帯、ものの食べ方、かじり具合、回し車の使い方、ヒトへの興味…などなど。
同じげっ歯類でありながら、こうも違うものか。
それとどうじに、ハムスターの飼育マニュアルや生体などの情報から、スナネズミ飼育に得るものも多いな、と思う。
スナネズミに関する情報はまだまだハムスターほど多くないが、ハムスターの飼育書などをいろいろ読んでみるのも、スナネズミ飼育に大いに役立つのだ。
日々、情報集めをなまけてはいけないな。

今日から、奮発してチンチラサンドを使ってみている。
チンチラ用の浴び砂は、『小鳥用健康焼き砂』などとはくらべものにならないくらい粒子が微細で、ぱふぱふしている。
チンチラの密な毛に入り込むには、このくらい微粉でないといけないのであろう。
さっそく蹴散らすねずみたち。軽い砂なので、よく飛び散る。
むぎが気に入って、ずっとずっと掘っていた。おかげで、とろがトイレを使えない。
むぎが外で何か食べたりしている間に、そっとトイレに入るとろだが、すぐに駆け戻ってきたむぎにけり出されてしまうのであった。
かわいそうに。トイレをふたつ入れた方がいいのだろうか?
そうしても、やはりむぎが独占してしまうだろうか。

----------

妹と、近所にできた「牛角」へ。
小皿の焼き肉屋で、安くて種類が豊富との噂である。
日曜日ということもあり、店の入り口で数人客が並んでいた。
店員に名前を告げると、席が空いたら携帯電話に連絡をくれるというので、近所でお茶しながら待つ。
ずっと並んでいなくてもよいというのは、楽でいい。
噂通り、安いのに肉の質はよく、バラエティ豊富でうれしかった。
前半戦は炭の火力が弱くてなかなか焼けなかったが、炭を替えてもらうといきなりゴウゴウと全開火力になり、あせって焼きまくる私たちであった。
カルビ、ハラミ、しいたけ、アスパラ、ピートロ(豚トロ)、どれも美味。
デザートの「ポンテバニラ」という謎の食べ物を頼むと、ブラジルのパン「ポンデケージョ」を半割にしてメイプルシロップをかけたものが出てきた。
これを網で焼いて、アツアツのところにバニラアイスを添えて食べるのだ。
うまいうまい。


あつめなくっちゃ これは… こうね?
「あんたふとんに
なんなさい」
「あい。」
愛して
ムーチョ
ちーちゃんは
ねむいのよ

※画像クリックで大きいネズミ





2001.8.27(MON)
最高気温:最低気温:最高湿度:最低湿度:(温湿度計持ち出しのため、不明)天候:晴れのち雨
ねずみごはん(共通・1匹あたり):
ニッパイハード+ニッパイプチラビットフード:計4g、インコのエサ1g、もりもり野菜2g、(さくらちゃんはおべんとうひと袋)、小松菜1くき
本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、とうもろこしの皮
わたしごはん:ごはん、さばの塩焼き、桜大根、卯の花、中国茶各種、フーケの焼き菓子、コーヒー、アドボ、ナスキャビ、小松菜のお浸し、なすとチンゲンサイのみそ汁、かぼちゃの煮物 など
桜姫全傳曙草紙(山東京伝)

おあずかりしていたさくらちゃんをお届けに、友人宅へ。
割と蒸し暑い日だったので、保温の銀色シートでプラケースを包み、保冷材を添え、温湿度計を付けて出発。
底の振動が伝わりにくいように、スチロール板を底にはりつけた。
やはり外に出ると湿度がすぐにあがる。温度は保冷材のおかげで27度以下に抑えることができた。
なるべく揺らさないように運び、無事到着。
酔いもせず、揺れるバスの中でごはんをもりもり食べるという剛胆な面も見せるさくらちゃんであった。

しかし、こうして「ねずみを運ぶ」という目から見ると、世の中はなかなか暴力的な事象に満ちている。
排気ガスあふれる外気、きつすぎる冷房、歩きタバコ、平気で荷物にぶつかってくる人。
ねずみには生きにくい世の中である。
しかしともかく、無事お届けして胸をなで下ろした。

砂をチンチラサンドに替えてから、ねずみたちがトイレにいる時間が長くなったように思う。
やはり細かい砂は気持ちよいのだろうか。
粉塵が巻き上がり、砂の落ちがわるいので洗うとき面倒で、使い勝手はあまりよいとは言えないが、ねずみが気持ちよいなら仕方あるまい。
たまにはぜいたく風呂もわるくない。

エジプトのお姫様のようにジャスミンのお風呂に入れてあげよう、と思って乾燥ジャスミンフラワーをハーブの店で買ってはみたが、念のためにネットで調べてみると、ジャスミンには毒性があることがあるという。
普通にお茶に入れるぐらいなら問題ないが、精油や生の花は、妊婦や子どもにはあまり用いない方がいいらしい。
乾燥の花なのでさほど危険性はないと思うが、ねずみのことであるし、おそらく見つけたらもりもり食べるであろう。
砂風呂にジャスミンを入れるのはやめておくことにする。
オイルに漬け込んで、石けんでもこしらえよう。

----------

パパママさん宅で腹が減って力つき、ごはんをごちそうになる。
彼女は、突然の来客にもかかわらず、きちんとしたごはんをすぐさま整えられる、ゴハン力のあるひとだ。
こういう能力は、ふだんからきちんとごはんを作り続けていないと培われないものだ。
「いつもはしないけど、いざとなったらできるさ」という人がいるが、あれはうそである。
ふだんやらないのに、いざというときにできるものか。
ああ、おいしかった。


どうしても、
ここでねる。
シルクの感触 おとうちゃんも、
ここがすきだねえ。

※画像クリックで大きいネズミ





2001.8.28(TUE)
最高気温:27.7℃ 最低気温:25.4℃ 最高湿度:70% 最低湿度:52% 天候:晴れ
ねずみごはん(共通・1匹あたり):
ニッパイハード+おおばこフード:計4g、モルト1g、もりもり野菜2g、チンゲンサイ菜1くき
本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱
わたしごはん:アドボ、ナスキャビ、焼きさば寿司、なすとゴーヤのゆでびたし、じゃがいもとワカメのみそ汁、れんこんと里芋の煮物 など
起伏

ムーシュは、床材に起伏を付けるのが好きだ。
特にえさばちの角を集中的にてんこ盛りにし、床の真ん中へんは床ガラスが見えるほど掘ってある。
山あり谷ありの地形をワイルドに楽しんでいるのであろうか。
対して、むぎやまめの水槽は平坦でみっちり平均に床材が踏みならしてある。
個性?

最近、よく「スナネズミを慣らすにはどうしたらよいのでしょうか?」というご質問のメールをいただく。
そんな方法があったら、私が教えてもらいたいぐらいだ。
そもそも、「慣らす」というのはどのくらいの意味合いの事だと、皆さんはお考えなのだろうか?
進んで手に乗ってきたり、名前を呼ぶと出てきたり、いつでもさわれたりすること?
知り合いには、「慣れたら肩に乗せて外に出たりできる?」などと聞いてくる人もいた。
私は、基本的にスナネズミはそういう種類の動物ではないと思っている。
密なスキンシップを取りたければ、もっと別の動物がいいのではないか。いっそ、電子ペットとか。
私は、うちのねずみはじゅうぶん私に慣れていると思っているが、上記のようなことは一切ない。
私がお世話の時に水槽に入れる手に驚いてかみついたり、いつまでたっても隠れ家から出てこない…ということがない、という程度である。
お世話をしているうちに、状況になれてのこのこ出てきて、歩き回るついでに私の手にさわったりすることがある、スナネズミはそれで十分ではないだろうか。
ましてや、びびりの彼らと信頼関係を育むには、ある程度の時間と努力が必要である。
飼い始めたばかりなのに「スナネズミって慣れないってほんとですか?」などと聞かれると、返答に困ってしまう。
強いて答えれば、「努力と適正次第で、いつか慣れてくれるかもしれませんね」という程度である。

『とっとこハム太郎』効果で、ハムスターは自分たちで自由にお散歩したり、どんぐりが大好きだったり(ドングリのタンニンは小動物にはきついのです)、ごはんはひまわりの種だったり…とコドモ達に様々な誤解が広まっているようだが、「ハムちゃんをなでなでしたりお話ししたり抱っこしたり…」というコミュニケーションも、大きな誤解なのではないか。
そして、それを大人たちはきちんと子どもに説明してあげられるのか。
大人も知らずに、ハムスターを子どものおもちゃにしてはいないか。
エキゾチックペットを飼う層が厚くなるのは喜ばしいことだが、情報や知識が薄まったりゆがんでしまったりするのは、なんだか悲しいことである。

----------

九州でなすを30本ほど仕入れてきたのだが、一週間で食べきってしまった。
ほんとに私はなすが好きだなあ。
ナスキャビ、焼きなす、しぎ焼き、ごまみそ和え、みそ汁、ゆでびたし、揚げびたしなどなど。
もうすぐ秋だ。ラストスパート。


もりもり
とろちゃん
便所で毛割れ どっしり
おむぎ

※画像クリックで大きいネズミ





2001.8.29(WED)
最高気温:27.4℃ 最低気温:25.2℃ 最高湿度:63% 最低湿度:46% 天候:晴れのちどしゃぶり
ねずみごはん(共通・1匹あたり):
ニッパイハード+たんぽぽフード:計4g、ハトのエサ1g、もりもり野菜2g、小松菜1くき
本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、練り歯磨きの箱
わたしごはん:れんこんサラダ、冷やし中華、ゆでなすのごまだれ、アドボ、ナスキャビ、さば寿司、なすとゴーヤのゆでびたし、油揚げと小松菜のみそ汁、れんこんと里芋の煮物、炊き込みごはん、桃 など
ドーと出た

ねずみをする時にふと見ると、ムーシュの水槽の給水器が食い破られて、水が全部出切っていた。
床材はびしょぬれ。ムーシュはココハウスですやすや。
いろいろ彼に言いたいことはあるが、ともかくだまって水槽を替え、新しい巣材にムーシュを移す。
突然環境を替えられてあたふたし、憤るムーシュ。
わるいのは誰だ。

とろは、ちびだ。
6匹きょうだいの中で、いちばんちびであった。
とろいのでごはんにありつける確率が低かったせいもあるかもしれないが、もともと体格が小さい。
今はむぎとふたりぐらしなのでごはんは潤沢に食べられるし、えさ鉢にはまりこんでけっこうがつがつ食べている。
でも、ちびだ。
ちょっとムーシュに似ているところもある。肥えにくい体質でもあるのかもしれない。
それにくらべて、ちびははどうだ。
まめに追いつけ!追い越せ!の勢いでむくむく育ち、最近は寝ているとどちらだかわからないこともある。
肥満とまでは行かないが、かなり効率よく成長している。
きょうだいの中で一番体格も大きかった。
動物に「ちび」という名前を付けると、それに反してでかくなる、というのは迷信ではなかったのだな。

----------

なすの皮をむき、縦4つに切る。
これをしんなりするぐらいにゆでる。
練りごまを酢でゆるめ、めんつゆやみりんで調味したものを、なすにからめる。
冷やす。できあがり。
これで、かなりおいしいなすのおかずができる。冷やし中華にも、そうめんにも合う。
毎日、なすとねずみのことばかり考えている。


おべんとつけて
どこいくの
えまにえる夫人 とろちゃんに
なんかよう?

※画像クリックで大きいネズミ





2001.8.30(THU)
最高気温:27.4℃ 最低気温:25.4℃ 最高湿度:61% 最低湿度:46% 天候:晴れ
ねずみごはん(共通・1匹あたり):
ニッパイハード+ハイペットラビットダイエットフード:計4g、キクスイ雑穀ミックス1g、もりもり野菜2g、小松菜2くき
本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱エビオスの箱
わたしごはん:れんこんサラダ、なすとゴーヤのゆでびたし、油揚げと小松菜のみそ汁、れんこんと里芋の煮物、炊き込みごはんの焼きおにぎり、焼きそば など
夏ばて知らず

ヒトであれば夏ばての症状が出てくるのはそろそろであるが、ねずみたちはばて知らずである。
体重をはかってみた。

 まめ:90g
 むぎ:80g
 ムーシュ:77g
 ちびは:83g
 とろ:54g

皆、着実に少しずつ肥えている。
とろは格段にちびであるが、毛づやはいい。
ちびははとうとうむぎの体重を超してしまった。
しかし、まだむぎのおしりの方がビジュアル的にはでかい。
オスの方が骨格がしっかりしているのかもしれない。

ご報告が遅くなったが、まめむぎ夫妻のこども、「竹」と「に」は、関西のマキさんのところにもらわれていった。
スナ飼育の経験もあるマキさん宅なので、安心して送り出すことができた。
新しいなまえは「竹ちゃん」「すぅちゃん」。
竹ちゃんはそのままなじんでしまったのですね。申し訳ない。

----------

私は炊き込みごはんのおにぎりが好きだ。
一番の好物は、テンジンヤの鶏めしむすびだ。
いつか10個ぐらい一度にぱくつきたいぐらい、好きだ。

しかし、今は近くに店がないので、たまに自分でこしらえて満足している。
干し椎茸5〜6枚を水にもどして細かく刻む。
にんじんをマッチ棒ぐらいに切る。鶏は、入れても入れなくってもいい。
米を3合とぎ、300ccの水につけておく。
しいたけの戻し汁にしょうゆ大さじ4、みりん大さじ4、水を加えて400ccにしたものを加え、炊く。
炊けたら、あたたかいうちにおむすびにする。
のこったおむすびは、やきむすびにするとこれまたうまい。
フライパンにごま油をしき、弱火でゆっくりゆっくり両面を焼く。
レンジで中まで温めてから焼くとほかほかを食べられる。


ねむ… いつもいっしょ 構えのポーズ

※画像クリックで大きいネズミ





2001.8.31(FRI)
最高気温:27.1℃ 最低気温:25.4℃ 最高湿度:63% 最低湿度:48% 天候:雨
ねずみごはん(共通・1匹あたり):
ニッパイハード+イースターどうぶつ村のミニラビフード:計4g、殻ムキエン麦1g、もりもり野菜2g、小松菜2くき、かぼちゃの種1粒
本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、妖怪根付けの箱
わたしごはん:カプレーゼのスペアリブランチ、れんこんと里芋の煮物、銀だこのたこ焼き、さば寿司、焼きそば、塩さば、モロトロ、納豆 など
雨の降る日は、しとしとねずみ

雨の日は、とろとろと寝ているねずみ。
今日は皆、よく寝ていた。
そろそろエアコンなしでも快適に過ごせる気温。
くっつきあって、天然毛皮同士でねむるねずみたちは、気持ちよさそうである。

うちの裏は、保安林。いろいろな動物が住んでいる。
今日、窓の外で
「キイィィィィ〜ッ!! ギギーーーッ!キュイ〜〜ッ!!……」
と激しく鳴く声がした。鳥と言うより、動物っぽい声。
暗闇なので何が起こってるのか不明。しばらくして、声は止んだ。
なんだろうなんだろうなんだろう…。

フルタ製菓から新発売した「妖怪根付け」
妹が早速仕入れてきたのだが、そのなかにラインナップされている「分福茶釜」を見て、はっとする。
まめちゃん…。
前からタヌキに似ているとは思っていたが。いやはや。

----------

友人宅を訪れ、近くのトラットリアでランチ。
スペアリブのランチコースに陶然とする。
バジルの青く深い香り。夏の終わり。

その友人の関西土産に『旭ポン酢』をもらった。
とてもおいしいポン酢なのだが、私は実はこのポン酢をひとからもらうのは3度目だ。
なぜ、ひとは私に旭ポン酢をくれるのか。
謎は深まる。でも、うれしい。これ、ゆでた野菜にかけると絶品なのだ。


「むぎちゃん地獄絞め!!」
「ギブギブ!」
のひょ。 なんだかねえ

※画像クリックで大きいネズミ





上に参ります いちばん上にのぼる


日記才人に登録しています。
よろしかったら、投票ボタンを押してください。

もどる これより前の日記 つぎの日記へ つぎへ