2001.12.1〜15 |
2001.12.1(SAT) 最高気温:24.3℃ 最低気温:16.0℃ 最高湿度:64% 最低湿度:40% 天候:はれ ねずみごはん(共通・1匹あたり): バンビハムフード+ニッパイラビヘルシープレミアム:計4g、殻付きエン麦2g、ふりふり野菜2g、 本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、トイペ芯 わたしごはん:鍋うどん、コロッケ、マカロニサラダ、レタス、トビウオうどん汁 など | ||||||
師走に走る とろが走る。タービンで走る。 最近は、右手をタービンのふちにちょいとかけながら走ったりもしている。 勢い余ってひとまわりしてしまうのをふせぐためだろうか。 夜中〜昼頃までタービンをはずされてしまうので、少しでも走りだめしようとするかのように、走るとろ。 心棒の減りも早かろう。 まめが、ちびはの寝ているすきに、ふりむきざまに構える練習をしていた。 相手に背中をとられないようにだろうか。 ばっと跳び、くるりとまわってさっと構える。 毛むくじゃらのガンマン。 ---------- ベーコンビッツが入ったサラダが好きだ。 「洋麺屋五右衛門」で出しているやつなどである。 細かく切ったベーコンをカリカリに揚げて、しゃっきりサラダにぱらりとふりかけてあって、歯触りも楽しく香ばしい。 先日、家でもこれをやろうと、食材店でベーコンビッツを買ってきてみた。 すると、まずい。私の好きなベーコンビッツは、これじゃない。 しかも、原材料は「大豆加工品」…。いろいろだまされた気分。 (ちなみに、おいしくなかったのは写真のこれ。今度はベーコン製の(写真真ん中)を買ってみよう…)
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2001.12.2(SUN) 最高気温:24.0℃ 最低気温:15.0℃ 最高湿度:62% 最低湿度:45% 天候:はれ ねずみごはん(共通・1匹あたり): HARIニュートリブロック+ダイソーハムフード:計4g、こりこりコーン2g、ふりふり野菜2g 本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱 わたしごはん:鍋うどん、コロッケ丼、もやし塩ラーメン など | ||||||
両者全く譲らず ちびは・まめ問題。 今日もまめにしつこくせまり、相手にされないちびは。 テレックス芯に顔だけつっこんですねてみたり、毛づくろいのふりをして近づいたり。 よくも飽きずに繰り返していることよ。 今日は両者立ち上がり、がっしと両手をつかみあったままじっとしていた。 柔道のようでもある。 まめもだいぶ慣れて体よくあしらっているが、いつケンカになるやもわからず、ハラハラものである。 いっそ別居させた方が…とも思うが、そこそこ仲はいい。 もう少し様子を見てみようと思う。 ちびはをしばらく出しておくと、まめが気づいて落ち着かなくなるのだし。 夜になって、軽い地震があった。 宮城で震度5。うちのあたりは1ぐらいだろうか。 ゆるいがけっこう長くゆれたので、さすがにねずみたちが気づいてきょろきょろしていた。 しかしすぐに飽き、まだゆれているというのに落ち着いて好きなことをしていた。 その剛胆さを見習いたいものである。 ---------- 今日のお昼に、同居人がコロッケ丼をこしらえてくれた。 昨日私が作ったコロッケと、玉ねぎ、だしなどであつらえたものである。 甘味があって非常においしい。 しかし、自分で作っておいてなんだが、コロッケがでかい。 私の手がでかいせいか。ものすごくボリュームがある。 もうちょっと平たくてもよかったな。 私のコロッケのひみつは、刻んだくるみを忍ばせてあることである。 いもは、キタアカリ。黄色くてほくほくで甘くてねっとり感もある、じゃがいも界のホープ。
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2001.12.3(MON) 最高気温:20.6℃ 最低気温:16.3℃ 最高湿度:59% 最低湿度:50% 天候:はれ ねずみごはん(共通・1匹あたり): バンビハムフード+無印ハムフード:計4g、ハトのエサ2g、ふりふり野菜2g 本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、ビオフェルミンの箱 わたしごはん:鍋うどん、菜焼き、東屋の納豆、トビウオだしの根菜汁、キタアカリのオーブンポテト、豆腐と鶏と白菜の鍋 など | ||||||
かじってみたよ 買い物から帰ると、落下して逆さになったタービンの上でムーシュが仁王立ちしてにこにこしていた。 「やったぞ。ムーシュはやったぞ。やりとげたぞ。おこるか?おこるのか?」 かわいいから、ゆるしてつかわす。しかしなあ。吸盤。 とろがテレックス芯を夢中でかじっている。 水槽のガラスの床はつるつるすべるので、必死でふんばるとまたがどんどん開いてゆく。 裂けますよ。 前はそんなに熱心にかじっていなかったとろだが、むぎの教育のおかげでだいぶ上手になった。 熱心なかじり手がいるおかげで、むぎとろ水槽のテレックス芯消化率は我が家No.1である。 ねずみがものをかじっている姿は、ひたむきで可憐だ。 ---------- 大阪に越した友人と携帯電話のメールでやりとりしている。 内容は、「今夜はおでんだった」「今からプールに行くよ」などのたわいもない無駄話だが、結構たのしい。 いつでもどこでも、ちょこちょこっと会話できる手軽さがいいのだ。 長い文章になる話は、パソコンのメールにする。 親指だけでちょみちょみと打つので最初は手間取ったが、かなり慣れた。 疎遠になっている友人が、突然身近になる。 不思議な発明品である。
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2001.12.4(TUE) 最高気温:20.0℃ 最低気温:14.8℃ 最高湿度:61% 最低湿度:51% 天候:くもり ねずみごはん(共通・1匹あたり): HARIニュートリブロック+ニッパイプチハムフード:計4g、殻付きエン麦2g、ふりふり野菜2g、小松菜1くき 本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、ビオフェルミンの箱 わたしごはん:鍋うどん、ヤマモリのタイカレー2種(蟹卵&チキングリーン)とサリークイーン など | ||||||
笑ってよ ぼくのために 笑ってよ 君のために ねずみを喜ばせるエンターテイナーになろうかと思う。 「また、ばかがなにか言い出したよ」 と思わないでください。 というのは他でもない、まめとちびはのことである。 今日、部屋を片づけていたら以前うつうつとしていたころのまめが使っていたココハウスが出てきた。 その後かわゆいちびはを迎えて使わなくなり、うつうつがウキウキに変わり、今やドキドキなまめであるが、そういえばと思ってこのココハウスを入れてみた。 ふたりとも、すぐに中に入っていろいろにして遊んでいる。 ねずみは空洞が好きな生き物なのだ。 さきほど見たら、仲良く中で寝ていた。こういう、何かしら興味を引く娯楽があると、ちびはの興味がおとうちゃんにばかりは向かず、まめも助かろうというものである。 しかし、きっとココハウスにもすぐに飽きてしまうであろうねずみたちに、定期的に目新しい娯楽を提供する人になろうと思う。 ねずみはシビアだ。ご祝儀の拍手はくれない。なかなか、茨の道なのである。 夜中に、タービンを取り上げられたとろがびょんびょん跳んでいた。 いや、びょんびょんどころではなく、もう天井まで届くジャンプを見せている。 同居人が写真を撮ろうとがんばっていたが、ねずみのジャンプをデジカメに収めるのはなかなかたいへんなのだ。 かろうじて1枚だけ撮れた。かわいい。 ---------- 知人のつてで、サリークイーンという米の玄米を手に入れたので、同居人が炊いてくれた。 最近日本で栽培されはじめた、インディカ種の米である。 今晩のメニューは、ヤマモリのレトルトタイカレー2種と、この長粒米。 パキスタンやインドで穫れるバスマティライスと似た香りで、細長くぱらりとしている。 生米の段階ですでにかなり香る。期待に胸ふくらませつつ、土鍋で炊飯する。 湯炊き方でなく、普通の炊き方でいい具合に炊きあがったのだが、予想外に香りは激減していた。 食べた感じも、よく言えば「くせがなく、食べやすい」。有り体に言えば「なんだかぼんやりした」味になってしまった。 私はタイ米やバスマティの濃厚な香りが好きなので、なんだかものたりない。 しかし、日本でもこの手の米が作られるようになったのはちょっと嬉しいことでもある。
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2001.12.6(THU) 最高気温:19.6℃ 最低気温:15.1℃ 最高湿度:60% 最低湿度:48% 天候:くもり ねずみごはん(共通・1匹あたり): HARIニュートリブロック+無印ハムフード:計4g、かりかりビーンズ2g、もりもり野菜2g 本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、ワラ、VAAMの箱 わたしごはん:納豆、かぶとねぎとわかめのみそ汁、鳥はむ、ミミガー、のりの佃煮、しば漬け、菜焼き、鳥はむとかぶ菜のごまあえ、かぶと大根のみそ汁、オーブンスイートポテト など | ||||||
わらわらわら ねずみたちの巣材が減ってきたので、同居人が米俵をくずしたワラをたくさん入れてくれた。 突然降ってわいた大量のおもちゃに、あわあわするねずみたち。 はしりまわってはかじり、かじってはワラにのり、崩れてきてはまたあわあわする。 ねずみがあたふたするさまは大変に愛くるしい。 もっともっと、あわあわさせてやりたい。 このワラ山も、帰宅したときには全て切られ、その隅でぐったりとねむるねずみたちの姿を見ることができた。 まめとちびはの水槽に先日入れたココハウス、ねどこにするかと思いきや、巣材を全く入れずに、あずま屋として利用している。 おいしいものを食べるときや、毛づくろいをする時に中に入るのだ。 ここに入るより、ホットカーペットのぬくもりが直接伝わってくる水槽の床を寝床にして、まわりに巣材を積み上げた方があたたかいからだろうな。 ---------- 中島みゆきのコンサートに行って来た。 3年半ぶり。けっこう早い時期の曲もやってくれたので、旧人類の私にもうれしい日であった。 しかしやはり、プロジェクトXの効果はすごいのだな。
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2001.12.7(FRI) 最高気温:19.0℃ 最低気温:12.2℃ 最高湿度:63% 最低湿度:44% 天候:はれ・さむ! ねずみごはん(共通・1匹あたり): HARIニュートリブロック+ニッパイプチハムフード:計4g、殻付きエン麦2g、もりもり野菜2g、りんごひとかけ、かぶ菜1くき 本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、ゼラチンの箱 わたしごはん:納豆、ねぎと豆腐と小松菜のみそ汁、鳥はむと小松菜のぽん酢和え、ミミガー、のりの佃煮、しば漬け、菜焼き、湯豆腐、かぶ菜の黒ごま和え、大根の鶏スープ煮、あじのフェ、大根葉の煮炒め など | ||||||
りんごかわいや かわいやねずみ ねずみたちは、りんごが大好きだ。 皮をむいて切っているときから、すでに鼻をひくひくさせて上空を仰ぎ見、うろうろして転んだりしている。 小さく切ったりんごを鼻先に差し出すと、ちょびちょびと食べ始め、やがてはっしとつかんで目を細めながら本当にうまそうにほおばりはじめる。 しかし、りんごは冷たく、ぬれている。ねずみは、冷たいものをつかんだり、指先がぬれることを嫌う。 特にとろはその傾向が強く、私にりんごを持たせたまま、むしゃむしゃ食べ始める。 手は、そっと下にたらしている。 手からものを食べてもらえるのはとても幸せで、またそのさまも愛くるしいものだが、なんて横着なんでしょう。 無理矢理胸元にりんごを押しつけると、一度ぼとっと取り落とし、仕方なく持ち上げて食べ始める。 しかし手が冷たくて、犬食いしてみたり。 大人たちは慣れているので、がっしとつかんでむしゃむしゃ食べている。 大人になるということは、鈍くなるということである。 日中でも、けっこう冷えるようになってきた。 12月だもの、仕方ない。防寒対策を見直さねば。 ---------- 青魚が食べたくなったので、アジとサバを買ってくる。 サバは3枚におろして塩で絞め、さらに酢で締めて冷蔵庫へ。 アジは2尾を壺抜きして塩を振り、冷蔵庫へ。これは明日焼いて食べる。 いま1尾は、3枚におろして皮をひき、細造りにする。 このまま刺身で食べてもいいのだが、しょうゆ・ごま油・韓国唐辛子の粗挽き・炒りごま・針しょうがを混ぜ、手でよく揉み混ぜて、韓国の刺身「フェ」にする。 韓国のおかずは、こうして「手でよく混ぜる」という行程が多く、おいしさのヒミツになっている。 野菜のごま和えや肉の下味も、手でぐいぐいよくこねまぜることによって、繊維の隅々まで味がしみわたっておいしくなるのである。 最高の道具は、やはり自分の手だ。
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2001.12.8(SAT) 最高気温:17.8℃ 最低気温:14.4℃ 最高湿度:62% 最低湿度:45% 天候:はれ ねずみごはん(共通・1匹あたり): バンビハムフード+ダイソーハムフード:計4g、ハトのエサ2g、もりもり野菜2g、かぶ菜1くき 本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、カレーマルシェの箱 わたしごはん:鍋うどんかぶ菜の黒ごま和え、大根葉の煮炒め、納豆、オータムポエムの辛子ごま和え、大根の鶏スープ煮、オーブンスイートポテト、アジの塩焼き、 など | ||||||
魔性の女 「うるおいテディ」というものを、懸賞で当てた。 顔に押し当てて計測すると、肌年齢をチェックしてくれるというおもちゃである。 肌年齢が若いと、画面のクマがきゃほきゃほ喜んだりする。 試しにむぎの毛深い腹にあててみた。とりあえず指を軽く噛まれた。 結果。「計測不可能」 むぎ、2歳8ヶ月。肌年齢不詳の女。 昨日から、むぎが跳んだり跳ねたり体当たりしたりして、まことにうるさい。 ごはんも足りているし水も出るので、発情期の情緒不安定と思われる。 むぎのニオイがするので、まめも落ち着かない。 お世話などでふたを開けると、すぐさま飛び出して逃げようとする。 しかし、ちびはは相変わらずまめのお尻ばかり追い回している。 本物のホモだと思われる。 ---------- 同居人の鹿児島の親戚が、さつまいもを送ってくれた。 白くてころんと丸い、珍しいおいもである。 先日いくつか同居人の実家からおすそわけしてもらった時に、あまりのうまさに私がぎゃあぎゃあ騒いで、「来年もくださいって言ってね!」と叫んでいたので、わざわざ送ってくださったのだ。 うれしい。ものすごくうれしい。 だって、このおいもは、私のいも人生の中でもピカイチにうまいのだ。 例によって、皮ごとざくざく切ってオリーブオイルをまぶし、オーブンポテトにする。 ぱりっと焼けた皮を噛みきると、ねっとりしてそれでいて軽やかな粘りのある中身が口の中で甘く薫る。 すでに生クリームと砂糖を練り混んでスイートポテトの生地に仕立てたようなおいもなのである。 うまいうまいうまい。いのししになって、こればかり食べて生きてゆきたい。 いもねえちゃんと呼んでくれてかまわないから。
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2001.12.9(SUN) 最高気温:17.8℃ 最低気温:14.4℃ 最高湿度:62% 最低湿度:45% 天候:はれ ねずみごはん(共通・1匹あたり): HARIニュートリブロック+無印ハムフード:計4g、殻付きエン麦2g、もりもり野菜2g、りんご1かけ 本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、ホットレモンの箱 わたしごはん:オーブンスイートポテト、ベンガルのキーマカレー、野菜ポトフ、しば漬け、ミミガー、うさぎ屋のどら焼き など | ||||||
韋駄天おむぎ 昨年の冬は、むぎは水槽の中で助走をつけ、ムーンサルトを繰り返していた。 その後、日々トレーニングをつみかさねた彼女は、今や助走なしに60cm水槽の天井までかろがろと舞い上がるようになった。 びしっと着地する脚に、ゆるぎはない。 何が彼女をハイジャンプに駆り立てるのか、そのわけは誰も知らない。 そんなむぎに誘発されて、とろもよく跳ぶ。 とろは体重が軽く、むぎほど筋肉が発達していない。 高く跳ぶことはできるが、足元はおぼつかなく、よくぴょんこぴょんこと跳び上がってはしりもちをついている。 その様もまた、愛くるしいものである。 ---------- 久しぶりに秋葉原詣で。 同居人と友人は、パソコンパーツショップの森に消えていった。 私は動物フィギュアを軽く物色し、もうすぐ閉店するアキハバラデパートでおいしいハチミツなどを買い込んだ後、とことこと末広町までお散歩。 老舗の和菓子屋『うさぎや』が目当てである。 庇の上にベネチアングラス製の白うさぎを頂いたこの店の自慢は、どらやき。しっとりした皮に、上品なつぶあんが忍ばせてある。私の大好物である。 もうひとつの名物は、うさぎまんじゅう。焼き印で耳を、紅で眼をちょんちょんとあしらった、やまといもたっぷりの可憐なおまんじゅうの中には、あっさりしたこしあんが包んである。 このお店を見つけたおかげで、秋葉詣でが楽しみのひとつになった。
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2001.12.10(MON) 最高気温:17.8℃ 最低気温:14.4℃ 最高湿度:62% 最低湿度:45% 天候:はれ ねずみごはん(共通・1匹あたり): HARIニュートリブロック+ひかりモット:計4g、かりかりビーンズ2g、もりもり野菜2g、かぶ菜1くき 本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、カレーマルシェの箱 わたしごはん:野菜ポトフの残り、うさぎやのうさぎまんじゅう、サバ寿司、豆腐チャンプルー、さつま汁、オーブンスイートポテト など | ||||||
ねずみのももねはよいももね ねずみのかわいいところを語ると尽きないが、本日のテーマは「ももね」である。 スナネズミのももねは、立派だ。ハムスターより走ったり跳んだりするのに適しているようで、筋肉がよく発達している。 ふんばって壁を磨いたり、掘った砂を後方にけとばしたり。 もりっと丸く、きゅっと細くなる足首を支えている。 その姿は、ニッガボッカをはいた鳶のようだ。 すべるガラスの地べたをふみしめて、ぐんぐん開いてゆくねずみの股。 そして丸くいとしいももね。ああ、ももね。 そのももねのために、我々は何を惜しもう。 まめが座って菜っぱをかじっている。 すると、寝床から出てきたちびはがのこのこ近づいてきて、わざわざまめのおなかの下をくぐってあずま屋に入っていく。 くぐると言ってもちびはの方が大きいので、まめはつんのめりそうになりつつも、黙って菜っぱを食べている。 それとなく大好きなパパの気を引きたいちびはではあるが。 ぜんぜんさりげなくないのがいい。 ---------- 木枯らしが吹き荒れる。森のアオサギも寒そうだ。 大阪の友人宅近辺では小雪がちらついたそうである。 すっかり冬だ。 そんな日は、あたたかいおうちの中でこたつに入り、サバ寿司に舌鼓を打つ。 先日から仕込んでいたサバがいい具合に締まってきたので、押し寿司にあつらえたのだ。 スーパーで安価に売られていたにも関わらず、身が厚く脂ののったいいサバである。 しょりしょりするほどの腹身をかみしめながら、冬の幸に陶然とするのであった。
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2001.12.11(TUE) 最高気温:20.2℃ 最低気温:15.6℃ 最高湿度:62% 最低湿度:48% 天候:はれ ねずみごはん(共通・1匹あたり): バンビハムフード+ニッパイプチハムフード:計4g、殻付きエン麦2g、もりもり野菜2g、りんごひとかけ 本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、ペンギンズランチの箱 わたしごはん:みそ汁ごはん、カレーライス、大根と鳥はむのゆず酢和え、キャベツの温サラダ など | ||||||
木枯らしぴぃぷぅ吹いている ぴぃぷぅどころか、空がごうごう鳴っている。本格的な冬の到来である。 室温もけっこう下がるので、エアコンをつける時間も長い。 ねずみたちは、ホットカーペットとの二段構えである。 室内が乾燥し、静電気が起こっているようで、今日タービンを取り付けると、とろが回した後にタービンの表面に草がくっついていた。 毛が生えているようで、笑った。 まめがりんごを食べるときの姿ほど、愛くるしいものはない。 ほほえみながら、それはおいしそうに、ゆっくりと味わって食べている。 ねずみがものを食べる姿はいつだって愛くるしいものだが、ことさらである。 我が家のうまいもん大賞を贈呈したい。 ---------- 『ペンギンズランチビスケット』というものを買ってみた。 チョコエッグの動物フィギュアを作っている海洋堂がペンギンのフィギュアを担当している、おまけ付き菓子である。 菓子は、北陸製菓というところのお魚ビスケット。なつかしい、ほの甘いビスケである。 ちびなのに、ちゃんとウロコ模様まであって愛しい。 ペンギンたちもよく作りこんであって、なかなかよいおもちゃだ。 しかし、チョコエッグと違って、開けても開けても出てくるのがペンギンでおかしい。 あたりまえだけれども。
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2001.12.12(WED) 最高気温:20.8℃ 最低気温:11.3℃ 最高湿度:57% 最低湿度:32% 天候:はれ ねずみごはん(共通・1匹あたり): HARIニュートリブロック+無印ハムフード:計4g、ハトのエサ2g、もりもり野菜2g、かぼちゃの種1粒、ゆでじゃがいも少々 本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、チョコエッグの箱 わたしごはん:カレーライス、タンメン定食、キャトル・エピスのプリフィクスコース(温泉玉子とラタトゥイユ、青豆のスープ、スズキのソテー・ソースアメリケーヌ、デザート盛り合わせ) など | ||||||
トレーニングの目的 むぎが日々体を鍛えていることは、前にも書いた。 今日、なんとなくその目的がわかった。 高くジャンプするためではない。もちろんそれもあるだろうが、本当はスタンピングのためではないのだろうか。 今日、いつものようにごはん前のちびはが、欲望のすべてをまめにぶつけて尻を追い回していた。 「おとうちゃんおとうちゃんおとうちゃあああぁぁぁん」 「やあめてえぇぇぇ」 そのドタバタに業を煮やしたのか、ついにむぎが怒った。 「すたたたたたん!すたたんっ!」 びしっ。全ての水槽の空気が凍り付く。おむぎさまの足踏みである。 私がどんなにおもちゃを入れたりおやつをあげたりして気を逸らしてもおとうちゃん追いをやめなかったちびはが固まっている。 まめも固まっている。 とろも固まっている。 ムーシュももちろん固まっている。 そして私も固まっている。 震源のむぎに目をやると、炎のように赤い眼をつりあげて、見栄を切っている。 「すたたたんっ!」 おむぎさまには、誰もかなわない。 全てを屈服させる、問答無用のスタンピングである。 ---------- 妹と、以前より気になっていた小さなビストロに夕ご飯を食べに行く。 小さな街の、小さなレストラン。テーブル席は4つしかなくて、若い男性シェフが切り盛りしている。 以前ランチを食べに行ったときに、そのコストパフォーマンスのよさにおどろいたが、ディナーもなかなかのものであった。 前菜・スープ・メイン・デザート・ライス込み込みで\2,000。一品一品が凝っていて、しかもじんわり・しんみりとおいしい。 妹があつらえた牛ほほ肉の煮込みはとろとろになるまで煮えていて、「ああ、滋養が詰まっている…」と涙ぐみそうになる味。 私の魚料理もとてもていねいにこしらえてあって、しかもボリュームがきちんとある。 フレンチの魚料理はなんだかちょびっとしていていつも不満だったのだが、これだけあれば男性でも満足であろう、というポーションであった。 付け合わせもいちいち凝っていて、シェフの力量がうかがわれる。野菜料理もうまい。 デザートの盛り合わせまで、気を抜かずに仕上げてある。シナモンのアイスクリームにアールグレイのババロア、煮りんごに、散らしたざくろの粒が紅梅のよう。 いい店を見つけたものである。
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2001.12.13(THU) 最高気温:20.8℃ 最低気温:11.3℃ 最高湿度:57% 最低湿度:32% 天候:はれ ねずみごはん(共通・1匹あたり): バンビハムフード+ニッパイプチハムフード:計4g、こりこりコーン2g、もりもり野菜2g 本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、チョコエッグの箱 わたしごはん:白菜とエリンギのおひたし、菜焼き、納豆、カレーの残り、大根葉の煮炒め、ねぎと油揚げのみそ汁、サバ寿司 など | ||||||
おんもはさむい ねずみはぬくぬくしている。 むぎは寝床に紙箱を引き込んでかじっている。とろはそれを手伝っている。 まめとちびははあずま屋で身を寄せ合ってふくれている。 ムーシュは砂風呂でペレットを食べている。 それぞれの、冬の午後。 ねずみたちの冬の野菜は、大根葉・かぶ葉などが多い。 うちでは毎週宅配の野菜が届き、その中からねずみ向きのものをお裾分けするのだ。 今週は大根もかぶも届いたのだが、葉を人間用に使い切ってしまったので、ねずみにはぴかぴかのチンゲン菜をあげることにする。 これもねずみ好きのする野菜のひとつである。 乾燥した冬の室内。ねずみはジュースかわりに、野菜をよくたべる。 ---------- 菜焼きというおかずが好きだ。同居人の得意料理である。 材料は、白菜・しょうゆ・ごま油。 ざく切りにした白菜を、中火で水分を出しながらじっくり・じっくり煮炒めにしたものである。 ほんとに味付けは醤油だけ!?と驚くほどに、じんわりとうまい。 白菜がおいしい季節だからこそ、こんなにもうまいのだろうが、シンプルなうまみに毎回脱帽である。 同居人は、こういう素朴で滋味深い料理が得意である。
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2001.12.14(FRI) 最高気温:20.2℃ 最低気温:13.0℃ 最高湿度:58% 最低湿度:45% 天候:はれ ねずみごはん(共通・1匹あたり): HARIニュートリブロック+ダイソーハムフード:計4g、殻付きエン麦2g、もりもり野菜2g、チンゲンサイひとくき 本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、チョコエッグの箱 わたしごはん:菜焼き、納豆、カレーの残り、大根葉の煮炒め、ビーフン鍋 など | ||||||
葉っぱ葉っぱらっぱー♪ 今日の葉物はチンゲンサイ。 旬の、肉厚な葉っぱがおいしそうである。 ひととおりトイレやごはんを新しくしたあと、菜っぱを入れる。 あたらしいものがふってきたわい、とばたばたするねずみたち。 そして、 「…これだけ…?」 という顔をする。(おもにまめちゃん) もっとおいしいものを、忘れていませんか? かぼちゃの種は、今日はくれないのですか? やがて、今日の差入れはこれだけ、とやっと理解すると、さくさくと葉を食べ始めるねずみたち。 これはこれで、すごくおいしいのだ。 ---------- ちょい風邪気味で、終日頭が痛い。 このところあちこちで風邪がはやっているらしく、ちょっと外出すると風邪を拾ってきてしまう。 鍋物であたたまり、しょうがをたくさん食べよう。
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2001.12.15(SAT) 最高気温:18.8℃ 最低気温:12.6℃ 最高湿度:48% 最低湿度:39% 天候:はれ ねずみごはん(共通・1匹あたり): バンビハムフード+ひかりモット:計4g、こりこりコーン2g、もりもり野菜2g、りんごひとかけ 本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、トイペ芯 わたしごはん:鍋雑炊、タンメン など | ||||||
ちいさなみはりばん 今日は、ねずみのごはんタイムが少し遅くなってしまった。 いつもの時間にごはんをもらえなかったねずみたちは、暴れ、そしてあきらめ気味に巣で草を噛んだりして温まっていた。 むぎもまたしかり。外に出ると寒いので、あたたかい床暖房のある巣でぬくぬくしている。 しかし、ごはんが来たらすぐに食べに行きたい。 そこで、みはりをたてるのである。それは、つまりとろだ。 とろは、ねむいのに外でじっと変化を待っている。 少し寒いので、毛をふくらまし、そして眠いので眼を細めて舟を漕いでいる。 私がごはんの計量をはじめると、すぐに巣にすっとんでいって、ままに知らせるのである。 押っ取り刀で、おむぎさまの登場。 よくしつけてあるものだな。 ---------- 久しぶりにケーキを焼く。 バターたっぷりのパウンド生地に、さつまいもとりんごを焼きこんだリングケーキである。 パウンドケーキは生まれてこの方もう飽きるほどの数焼いてきたが、どっしりして日持ちがするし、よいバターを使えばいつでもそこそこにおいしくできるので、おつかいものに重宝している。 家中に甘い香りが広がる。焼きたてを味見できるのは、手作りの醍醐味である。
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