かこにっき
2003.2.16〜
2003.2.9(SUN)
最高気温:23℃ 最低気温:18℃ 最高湿度:45% 最低湿度:30% 天候:はれ
ねずみごはん(共通・1匹あたり):オリエンタルCR-LPF2g、ハムスターセレクション2g、煎り玄米1g、サフラワーシード1g、乾燥キャベツ2g、花粉小さじ8分の1
本日のおもちゃ:トイペ芯、牧草
わたしごはん:オムレツオムライス具だくさんみそ汁切り干し大根の煮付け、スコーン、ちょうしたのさんま蒲焼き缶納豆
少しずつ、むぎのことを書こうと思う。

先日、入江紀子『ただいま』という単行本を読んで不覚にもバスの中で涙す。
妻をなくしてひとりで息子を育てている主人公が、新しい恋に出会う。このひとを好きになってしまったら、前の奥さんは消えてしまうんだろうか。幸せになって、いいんだろうか、という葛藤。
しかし、夢に現れた奥さんは言うのだ。

 消えやしないよ 
 知ってるくせに
 一生消えない
 忘れない
 あなたたちのしあわせをねたむほど、
 あたしはケチくさくない

ああ、むぎだ、と思った。
ぷりまを迎えて、いつものように他のねずみのお世話をしながらも、私の中にどこかに罪悪感が住んでいる。
私が悲しくなくなることで、むぎのこともなかったことになるのじゃないか、と思っていた。
たぶん、むぎはそんなことを軽々と超越して、ナサケナイ私を鼻で笑って、そして心配しているに違いない。
「そんなんでだいじょぶなの。あたしのかわいい子らを、幸せにできるの?こまるわよ、しゃんとしてくれないと」
はい、がんばります。

夕べ遅くに妹から電話があった。ぺち子の腕の付け根に腫れがある、とのこと、
とりあえず翌朝病院に連れて行くように言う。
今日、あいにく担当の先生はお休みだったものの、他の先生に診てもらったとメールがあった。
レントゲンで見る限り、良性の腫瘍のようだ、このまま置いておいても小さくなることはないので、体力のあるうちに切除したらどうか、とのこと。
今日は消炎剤をもらって帰ってきたそうだ。
手術…決断には力がいる。それ自体、ストレスにもなり体力もいることだ。
でも、妹が決めるしかない。

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知り合いにいただいたきんかんで甘露煮をつくる。
はちみつもたっぷり加えたので、煮汁が上等のシロップになった。のどに優しいきんかんドリンクができる。
今年のインフルエンザはものすごいらしい。少しでも防御策を用意して守りに入ろう。
人混みに出ないのが、いちばん。

はみだしとろ かわいいいぶし銀 ちびはも元気だす きょとーん だめになるぷりま
※画像クリックで大きいねずみ


2003.2.10(MON)
最高気温:22℃ 最低気温:18℃ 最高湿度:52% 最低湿度:45% 天候:くもりのちあめ
ねずみごはん(共通・1匹あたり):オリエンタルCR-LPF2g、日清ラブリーハムフード2g、オートミール1g、スドー乾燥パパイヤ1g、乾燥野菜2g、、おから少々、花粉小さじ8分の1、小松菜1枚、給水器にEM-X少量+バッチフラワーレメディー(ウォルナッツ、ミムラス)
本日のおもちゃ:消毒用アルコールの箱、トイペ芯
わたしごはん:あごだし素うどん自家製豆腐冷や奴れんこんサラダねぎみそ大根とねぎと長芋のみそ汁冷や奴 など
山は春の準備

今日は曇っていたが、一日なんとなく暖かい日だった。
ねずみたちのかまくらも低くなり、でれんと寝ている者もいる。
もう一日中エアコンをつけっぱなしにしているでもなく、日中は切っている。
水槽の下に敷いてあるホットカーペットだけで、温度計は18度以上をキープしている。
山の桜の木もほんのり色づいたようだし、紅葉の木は枝を伸ばしつつある。
着々と、春の気配である。

3月になると、わが家の長老、まめは3歳の誕生日を迎える。
大勢わちゃわちゃとしている中からお迎えしたので正確な誕生日はわからないのだが。
以前に比べると、すっかり足腰が弱くなったまめ。回し車に乗るときも、ガラスびんトイレの出入りの時も、よたつきが目立つ。
それでも、瞳は以前のままののほほん、きょろん、とした輝きのままだ。
まだまだがんばろうね。わが家のいぶし銀。

昨年12月、ぷりまがうちにやってきた時のことである。
最初は35cmのミニ水槽で数日を暮らしたぷりま。直接合わせたわけでもないが、ねずみたちは彼女の来訪を知っているようで、どことなく様子が違った。
なによりそわそわしていたのは、まめである。何かを期待しているような、ほんのりうれしそうな表情で落ち着かない。
ぷりまがまだ慣れずに紙箱に入りっきりの時も、トイレが覚えられずにうろうろしている時も、
「こどもがいるよ。ひとりでいるよ。かわいそうだよ」
と言いたげなまめ。まめは、こどもが大好きなのだ。
もしかして、こどもがもらえるのだろうか。という期待が彼にあったのかもしれない。
数日後、とろとぷりまが無事お見合いに成功し、一緒に暮らし始めた後のまめの落胆ぶりと言ったらなかった。
以前、むぎやコドモたちと引き離された時にそっくりだ。声のかけようもない。
しかし、なぜわかるのだろう…。

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最近豆腐作りを楽しんでいる。豆腐、というより闇の目的はおからだ。私はおからが好物なのだ。
干し椎茸と昆布とかんぴょうを甘辛く炊いて細かく刻み、それらのだしとかつおぶしの粉、すりごま、刻みにんじんなどごたごた入れて、ふかふかの卯の花を炊きあげる。
汁気たっぷりめに仕上げるのがこつだ。翌日、しんみりと冷え渡ったところがうまい。
ごはん茶碗で、もりもり食べる。繊維質の嵐。花山大吉のように、強くなれるだろうか。
おからをこしらえると、副産物として豆乳ができる。(逆だろう…)
これを鍋物に仕立てても素敵だし、面倒ならニガリを打って豆腐に固めてしまえばいい。
素人が絞ったおからにはまだまだ豆乳成分がたっぷり残っていて、ほの甘い。
ねずみにもおすそ分けする。もちろん大好きである。
ムーシュを
呼んだかね
まめがうまいよ なんかないかな おやじのぼりぼり ぎゅむっ
※画像クリックで大きいねずみ


2003.2.11(TUE)
最高気温:22℃ 最低気温:16℃ 最高湿度:55% 最低湿度:45% 天候:くもり
ねずみごはん(共通・1匹あたり):オリエンタルCR-LPF2g、WILD野菜ハムフード2g、モルト2g、乾燥野菜2g、、花粉小さじ8分の1、小松菜1枚、給水器にEM-X少量+バッチフラワーレメディー(ウォルナッツ、ミムラス)
本日のおもちゃ:紅茶の箱、トイペ芯
わたしごはん:卯の花金ごまいわしねぎとじゃがいもとワカメのみそ汁椎茸とかんぴょうの煮物さつまいも卯の花スパゲティ など
今日はぜいたくにトイレットペーパーの芯を二本ずつふるまう。
やはり、ものを一生懸命かじっている時のねずみの姿はかわいい。
かじってこその、齧歯類。

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スパゲティを軽く炒めたものに、少し汁気多めに炊いた卯の花をのっけていただく。
スパゲティ・ウノハーナ。意外とうまい。
ムーシュ
うずもれる
まだねむい
まめ
びっくりちびは 上に何があるの 「うりゃうりゃうりゃ」
「ほよよよよよ」
※画像クリックで大きいねずみ


2003.2.12(WED)
最高気温:23℃ 最低気温:17℃ 最高湿度:52% 最低湿度:35% 天候:くもり
ねずみごはん(共通・1匹あたり):オリエンタルCR-LPF2g、ハムスターセレクション2g、煎り玄米1g、ドライフルーツミックス1g、乾燥野菜2g、花粉小さじ8分の1、小松菜1枚、給水器にEM-X少量+バッチフラワーレメディー(ウォルナッツ、ミムラス)
本日のおもちゃ:稲わら、菓子箱
わたしごはん:卵とトマトのホットサンド塩さばアジの三五八漬け過ぎとろろわけぎと豆腐と長いもとねぎのみそ汁 など
エアコンごうごう

今日は久々にきゅんと冷え込んだ。一週間ぶりぐらいに、日中からエアコンを入れる。
ねずみたちも、巣でうつらうつらと眠っている。ふくらねずみだ。

ぺち子の手術は、2/14に決まったそうだ。手術後、3〜4日は入院するそうだ。
今までねり子とぺち子は、片時も離れたことがなかった。
どちらも心配。ねずみの3日は長い。

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最近、わが家でホットサンドが流行っている。電気式でなく、ぱたんとはさんで直火で焼くホットサンドメーカーを購入したからだ。(うちのは「ダブル」というタイプ。端がくっついて中身が閉じ込められる。)
中身は溶けるチーズやトマト、目玉焼きなど。バリ島では安宿の朝食にホットサンドが「ジャッフル」という名で出てくる。
バナナなどはさんでもうまいものだ。いいものを手に入れた。

おねいちゃんは
どこかな
「らぶりーえんじぇるずよっ!」
「ずよっ!」
うしろすがたの
しぐれてゆくか
ちびは、
ダイエットしてみる。
まめちゃんに
まめちゃんに
そのいなわらを
くれないか
くれないか
※画像クリックで大きいねずみ


2003.2.13(THU)
最高気温:23℃ 最低気温:18℃ 最高湿度:50% 最低湿度:35% 天候:はれときどきくもり
ねずみごはん(共通・1匹あたり):オリエンタルCR-LPF2g、バニーセレクションシニア2g、圧扁大麦1g、乾燥野菜2g、花粉小さじ8分の1、大根葉1くき、給水器にEM-X少量+バッチフラワーレメディー(ウォルナッツ、ミムラス)
本日のおもちゃ:牧草、カレーの箱
わたしごはん:たこ昌たこ焼き根菜類と麩の煮物まめまめ汁(おから、豆腐、油揚げ、味噌) など
ねずみ友達、金魚警報さんの若いジゴロ、ふっくん(ふくくん)が闘病中である。
一時は危なかったらしいが、彼女の献身的なお世話で持ち直し、がんばってごはんを食べているらしい。
わが家のねずみからもエールを送りたい。

明日はぺち子の手術。ねり子としばしのお別れをして、ひとりでがんばる。
でも、ひとりじゃないよ。みんなが応援している。ね。がんばろう。元気に帰ってこよう。
むぎママも見ているよ。

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関西の友人Hから寒中見舞いにたこ焼きが届く。冷凍で、レンジやトースターであたためるもの。
私の子どもの頃のたこ焼きと言えば、国道沿いの小さな店で売っている、ほとんどメリケン粉のぼてぼて粉っぽいものであった。
あれはあれなりに好きだったが、大人になって、外側カリリ・中とろりの「銀だこタイプ」やふわふわ・とろーんの熱いマシュマロみたいな「大阪タイプ」を経験してのけぞった。
なんだなんだ、うまいじゃないか。
「たこ昌」は、以前からHが「うまいうまい」と騒いでいたものである。お店の焼きたてのものもぜひ一度試してみたいが、冷凍物なのに香り高くて、こいつはなかなうまい。
ソースはオタフクとマヨネーズ。花かつおをたっぷりかけていただいた。ごちそうさま。
ふと。 さみいさみい まめちゃん
だってね、
まだまだ
げんきですよ。
なでるのか?
ムーシュを。
わちゃわちゃと


2003.2.14(FRI)
最高気温:23℃ 最低気温:18℃ 最高湿度:50% 最低湿度:35% 天候:はれ
ねずみごはん(共通・1匹あたり):オリエンタルCR-LPF2g、バニーセレクションシニア2g、から付きエンバク1g、くこの実1g、乾燥野菜2g、花粉小さじ8分の1、かぼちゃの種1粒、大根葉1くき、給水器にEM-X少量+バッチフラワーレメディー(ウォルナッツ、ミムラス)
本日のおもちゃ:牧草、カレーの箱
わたしごはん:緑碧茶園緑碧麺クレープフルーツジュレと金柑のシロップ煮、ロールケーキ、生ハムと野菜の炒め物納豆 など
ぺちこはがんばった

今日はぺち子の手術の日。病院で妹と落ち合って、私も付き添った。
傷跡や切除した腫瘍の写真などもあるので、見たくない方にまでお見せしないようにページを分けた。
興味のある方は、こちらをご覧ください。


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緑碧茶園のカフェで昼食。
ランチは緑碧飯(るーぴーはん)と緑碧麺(るーぴーめん)の二種類。妹とそれぞれを頼む。
どちらも、外食にしては思い切りのいい野菜の使い方で、じんわり優しくおいしい。
ごはんの方には青菜たっぷり。麺の方には根菜たっぷり。
おいしいお茶に漬け物、デザートが付く。これで\800はお値打ち。
お茶にはポットでお湯がつくので、のんびりくつろげるのも素敵だ。
「うりうりうりりりり」
「もけけけけ」
いいたいことがあるのよ 所用中。 おとうちゃんは
しんぱいでしんぱいで
でれーん
※画像クリックで大きいねずみ


2003.2.15(SAT)
最高気温:23.6℃ 最低気温:16.3℃ 最高湿度:57% 最低湿度:36% 天候:はれ
ねずみごはん(共通・1匹あたり):オリエンタルCR-LPF2g、日清ラブリーソフトハムフード2g、殻付き粟1g、サフラワーシード1g、乾燥野菜2g、花粉小さじ8分の1、大根葉1くき、りんごひとかけ、給水器にEM-X少量+バッチフラワーレメディー(ウォルナッツ、ミムラス)
本日のおもちゃ:牧草、チョコレートの箱
わたしごはん:納豆チャーハン大根と菜っぱと豆腐のみそ汁クリームシチュー など
はみでたちゃん

ぷりまをお迎えしたときに購入した、輪くぐりリングハウスというのがある。
ジャンガリアンハムスター用らしく、入り口や輪が小さいので「ちびのうちのおもちゃに」と買ったものだ。
ふたりが同居後もちびのぷりまやスリムなとろは気に入って使っていたのだが、なにしろ木製。
だいぶかじられ、輪っかははずされて粉砕消滅。
今は箱だけがかろうじて残り、ふたりのねどこになっている。
しかしこの寝床、大きくなってきたぷりまととろのふたりでは、やはりせまいのだ。
いっしょに寝ていると寝苦しいらしく、しばらくするとどちらかが入り口からはみだしてくる。
その寝姿がまた、こたえられないかわいさなのだ。
ことにぷりまの緊張感のないはしたないだれぐあいは、いい。

闘病中だったゴールデンハムスターのふっくんが、今朝天国に旅立った。
ジゴロとして飼い主の金魚警報さんを手玉に取ったおとこだが、最後までかっこよく旅立ったそうだ。
かっこいいぜ、ふっくん。
向こうには今むちむち・熟れ熟れのレディーたちが待ちかまえているよ。ハーレムだ。
むぎにもよろしくね。
さようなら。

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わが家は保安林のある崖の上に立っているのだが、崩落防止のためとかで、家の裏手部分の工事が始まっている。
うちからだと工事の音はするが、様子は見えない。今日、散歩がてら川を挟んだ崖の向かい側まで煎って眺めてみた。
すると、わが家の真裏のほぼ垂直に立ったガケに、みのむしのように5人ばかりの作業員がぶらさがって壁面工事をしているのが見えた。
すでにわが家の真下の部分は間近の数本の樹を残して切られ、杭が打たれて鉄骨で格子状が組まれている。
確かにまだ工事をしていない他の部分は、地層が露出して木の根が見えているところがある。
大雨が降れば崩れ落ちる危険性があるだろう。
しかし、森は着実に減りつつある。近所にも、私達が越してきたときには森だった部分が削られて建ったマンションがある。
野鳥のすみかがまた少しせまくなった。トイレの窓からキツツキが見られる暮らしも、長くはないのだろう。

でれ。 でれれー ありゃー 「けづくろいしたげる」
「あらわるいわね」
「あきたー」
「…いいのよ。」
※画像クリックで大きいねずみ




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