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ちいさなねずみにとって、尿検査は健康状態を知る大きな鍵になる。 触診は苦手な獣医師が多いし、採血は危険を伴う。 結石や糖尿病、血尿など、尿検査でかなりのことがわかるそうだ。 しかし、ねずみの採尿はなかなか難しい。 「1ccあれば、たいていのことはわかる」 と獣医師は言うが、たかが1cc、されど1cc。 スナネズミの尿は1回にわずか0.5cc以下なのである。 丸々採れても、20回分。けっこうハードだ。 1ccなくても検査はできることが多いと言うが、できるだけ採りたいもの。 獣医では目薬用の容器をくれるが、ほんのちょっぴりの尿をこの容器で吸い取るのは至難の業だ。 もんさんが「注射器を使うといいよ」とアドバイスしてくれたので、やってみたら、意外とうまくいった。 しかし、やはり回数採らねばならないので大変には大変だ。 1滴の尿も、無駄にしたくない。そこで、注射器を使った無駄ない採尿を写真と図にまとめてみた。 参考にしていただければ幸いである。 ※うちの場合、ガラス製のトイレで尿をする習慣がすいているので、比較的楽だったと言える。 習慣づいていないねずみの場合、何も入っていないプラケースに入れてどきどきしてもらい、もらしていただく、という方法もある。 |
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