2000.5.24〜31 |
2000.5.24(WED) 最高気温:27.0 最低気温:21.0 湿度:70% 天候:くもり ねずみごはん:ニッパイハードペレット、スドーハム基本フード、かぶの葉、フルーツチップ わたしごはん:かぶと鶏肉のトマトスパゲティ、ごぼうの炊き込みごはん、チーズオムレツ など | ||||||
きのう、うちにスナネズミがやってきた。 ハムスターは50匹以上飼っていたことがあるが、スナははじめてである。 ここのところずっと、ネズミ欲が濃厚になっており、あちこちのサイトをのぞいては「ネズミネズミ」と騒ぎ、ねずみの写真を見てはあほづらをくり返し、ペットショップをまわってはねずみによだれをたらすといった毎日だったのである。 里親サイトに書き込みをしておいたところ、獣医学部の学生さんであるIさんが、この春生まれたスナたちをゆずってくださるとのこと。昨日、S駅までお迎えにゆく。 妹Mとともにバス・電車を乗り継ぎ、待ち合わせ場所へ。Iさんはスナのように可愛らしい彼女と共に現れる。 5匹の兄弟スナたちはどの子も愛くるしく、目尻が下がる。産まれた時期が違う子たちが混じっているので、大きい子と小さい子がいてにぎにぎしい。 目移りするが、1匹は毛色の薄い女の子に決定。もう1匹の男の子は、女の子の方と体の大きさが同じくらいのノーマル茶色子に来てもらうことにした。お礼を言いかけると、「えっ。2匹でいいんですか?」とIさん。たくさん生まれて、お困りらしい。2匹でクラスより3匹以上の方が仲良くできる場合が多いとのこと、また、一度ケンカした2匹はなかなか関係修復がむずかしい、など言葉にほだされて、もう1匹いただくことにする。ちびで、びょんびょんとびはねながら自己主張していたノーマル茶色の子だ。 お礼に、ブルーベリーマフィンとビスコッティをお渡しする。ビスコッティは、イタリアの固い固いビスケットで、ナッツの他には油脂分を入れていないし、砂糖も控えめなのでねずみのおやつにもいけるものだ。 家に連れ帰る途中、雨が降り出す。人間は濡れても、ねずみは大事に、と抱えながら帰宅。 早速名前をつける。 女の子は、むぎちゃん。暗めの赤目にアプリコットの、なかなかの美人。 男の子は、まめちゃん。切れ長の眼が杉良太郎ばりのノーマル茶色。 ひとりだけちびの男の子は、妹の所有ということにして、妹が命名。ムーシュちゃん。フランス語で「蠅」だそうだ。今のところ、子バエ。 もうかわいくてかわいくて、ずっと見てしまう。 気がつくと、数時間もあほづらをしてねずみたちを眺めている自分がそこにいて、ちょっと人間としてやばいかんじ。 ねずみたちはすぐに給水器の使い方も覚え(むぎちゃんだけ、ちょっと遅かったな)、思い思いの時間の過ごし方をしている。なにしろ、かわいい。 こうして私とスナネズミの蜜月が始まったのである。
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2000.5.26(FRI) 最高気温:25.0度 最低気温:22.0度 湿度:70% 天候:はれ ねずみごはん: ニッパイハードペレット3個、スドーハム基本フード小さじ2分の1、白菜少々、スナップえんどう1さや、塩土少々、乾燥いちご1かけ わたしごはん: そば、そうめん、きゅうりとトマトのサラダ、あじの塩焼き、紅白なます など |
今日は裏の病院で大運動会が開催されていて、だいぶうるさかった。 のに、スナたちは平穏に熟睡していた。 平和な生き物である。 イチゴを凍結乾燥したものと塩土を入れてみた。 いちごはかなり香るので、早速ちびが出てきて鼻をひくつかせ、一番にありついていた。 塩土もみんなかんじっていたが、「固いものだ。かじってやれ」といった風情で、ミネラルを摂取しようとしているようには見えない。 トイレットペーパーの芯は、もはや風前の灯火である。筒ではなくなってしまった。 |
2000.5.27(SAT) 最高気温:25.0度 最低気温:22.0度 湿度:70% 天候:あらし ねずみごはん: ニッパイハードペレット1個(追加)、スドーハム基本フード小さじ2分の1、 小松菜1ひら、ひまわりの種3粒、乾燥いちご1かけ わたしごはん: うに茶漬け、あじ寿司、コロッケ、冷やし中華、鶏の唐揚げ、ピータン など | ||||
今日は一日留守にしていたので、ねずみたちの様子がわからない。 朝、給水器の水を入れ替えて、えさ鉢をきれいにした時には、まめだけがフンフン起きてきていた。 どうも、まめがいちばんのくいしんぼうである。乾燥いちごの香りをかぎつけ、えさ鉢にどっしりと入り込んで早速むしゃむしゃやっていた。「ひとり1粒」と、計3個入れておいたひまわりの種も、ひとりじめした。そして一番良くねむる。おそらく、一番でぶちんになるのはまめであろう。 むぎは、食欲は普通なのによく働く。巣材の製作作業に一番熱心なのはむぎだ。女の子だからだろうか。 ムーシュは、ちょびちょびとよく動き、新しい種類のえさにとびついているようではあるが、よく見るとあまりたくさんありつけてはいない。大きなペレットや、肉厚のひまわりの種はまだ自分で食べることができないのだ。おにいちゃんたちのおこぼれや、小さな種、野菜などをしゃむしゃむと食べている。水はよく飲む。 巣材には、パインチップを敷き詰めた上に、チモシーロング牧草をがさがさ入れてやっている。これがねずみたちにはいたくお気に召したようで、ものすごい勢いでカジカジしてばらばらにしてしまう。 当初は、「こんな粗いわらみたいので、眠れるかしらん」と心配した物だが、かえって良かったようだ。ひとつかみのわらを、わずか数分で1.5cm長さにかじってしまう。特にむぎは要領が良く、長いわらを端から、まるで昔のタイプライターのようにこなしていく。「カタカタ、チーン。カタカタカタ、チーン」という具合。 同居人の考察によると、たぶん一番良く慣れて手乗りになる可能性の高いのは、ムーシュであろう、とのこと。 確かに彼が一番好奇心が強く、ちょびちょびとしている。まだ警戒心の薄いお年頃なのであろう。不審な音がすると、まめとむぎは巣に引きこもってしまうのに、ちびは立ち上がってきょろきょろしている。 そこがまた愛くるしいのである。 ---------- 昨夜は、思い立ってクリームコロッケの仕込みをした。冷凍してあるので、いつでも食べることができるのである。幸福の冷凍庫。
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2000.5.28(SUN) 最高気温:27.0度 最低気温:25.0度 湿度:75% 天候:快晴 ねずみごはん: ニッパイハードペレット3個、スドーハム基本フード小さじ1、 フルーツチップ2枚、ゆでそら豆1粒、ひまわりの種3粒、白菜1ひら わたしごはん: そら豆のペペロンチーノ、ポテトサラダ、ハム入りスクランブルエッグ、冷麺 など | ||||||
天気が良かったので、スナハウスの掃除と巣材換えをする。 ねずみたちが木箱のおうちに入って眠っているところを、箱ごとプラケースに移し、えさ鉢と共に閉じこめる。「なんだなんだ」と大騒ぎのねずみたち。 あわてふためく様が可愛くも情けないので、ひまつぶしの手慰みにと、トイレットペーパーの芯を入れる。これが最後のストックだ。やつら、だんだんカジカジがうまくなるので、我が家のトイレットペーパーの消費量にとてもおいつかない。半日以内に粉砕してしまう。 巣材を全てポリ袋にあけ、石けんを付けたスポンジで水槽を隅々までよく洗って日光に当てる。汚れた巣材は、裏の土にまいておけば、いずれ堆肥になってしまうだろう。 木の巣箱の屋根もはずして洗い、干す。ねずみたちがよくそこにのぼっておしっこをするからだ。うんちもよく落ちている。 スナネズミは、ハムスターと違ってトイレを一カ所に決めないそうだが、「足場の良い、固くて平らなところでする傾向にある」と、ものの本で読んだ。巣箱の天井がそうだというわけか。 乾いた水槽にパインチップを2cm深さに敷き詰め、牧草をたっぷり入れる。ねずみたちをつかまえて水槽に入れると、早速牧草カジカジをはじめた。 ねずみをつかまえるのは、なかなか難しい。彼らのパパのIさんとその彼女によると、「しっぽの付け根をつまんでぶら下げる」のがよいのだそうだ。しっぽの先をつかむと、皮がむけてしまうらしい。気を付けねば。 しかし、のたのたしたゴールデンハムスターと比べると、ちょろついてなかなかつかまらない。太らせれば動作が緩慢になるのでは、とわるいことを考える。 ようやく捕まえて巣に入れた後、「ああ、今体重を量っておけばよかった…」と後悔するが、あとのまつり。 ちびのムーシュは、どうもえさにありつける機会が少ないらしい。めぼしいえさはお兄ちゃん達にとられてしまい、おこぼれを食べている。そのせいか、毛並みも少し悪い。 食いしん坊のまめは、えさを入れると真っ先にえさ鉢をに入り込み、大きなお尻で占有してゆっくり食事をする。 ちびは、せっかくいいえさを見つけても、ウハウハと巣箱に持ち込むので、お兄ちゃん達にとられてしまうのだ。甘やかしてひまわりの種を手渡してみたが、巣箱に持ち帰ってしまったので、まめにとられていた。ちゅーちゅー言って抗議している様子が情けない。 しかも、ちびは負けるのがわかっていながら、しょっちゅうお兄ちゃん達にけんかをしかけている。気は強いのだ。 ムーシュは、まめたちと別居させた方がいいのかもしれない。その方がえさにも十分にありつけるし、一番好奇心が強いので、手乗りに育てられる確率が高い。 しかし、お兄ちゃん達と離したら寂しがるだろうか。 眠っているときはくっついて仲むつまじいので、考えどころである。 ---------- 懸賞のプレゼントである、コーンフレークが送られてきた。カルビーの「モーニン」という、朝食用の甘くないタイプ。 同居人と一緒に、さくさく食べてしまったが、本来は牛乳をかけていただくもの。かなり家畜の飼料っぽい味と食感。 人間の家畜化が進む今日この頃。
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2000.5.29(MON) 最高気温:25.0度 最低気温:22.0度 湿度:62% 天候:はれ ねずみごはん: ニッパイハードペレット3個、スドーハム基本フード小さじ2、 ひまわりの種1粒、乾燥いちごひとかけ わたしごはん: ごはん、みそ汁、ポテトサラダ、魚肉ソーセージ、揚げ豆腐の中華風、ヤキニク など ねずみ体重: まめ:54.0g むぎ:49.0g ムーシュ:31.0g | ||||
ねずみの体重を量る。 郵便物用の小さな天秤量りが、ギリギリ100gまで量れるので、これで十分であろう。 ビニール袋をつり下げ、ねずみを放り込む。 しっぽの付け根をつままれたねずみたちは、わたわたと大慌て。 まめはうんこをちびり、むぎはおしっこをちびり、ムーシュはその糞尿にまみれた。 ああ。 やっぱりムーシュは格段にちびだ。倍近く体重の違うまめに、えさ取り合戦に負けるわけである。 夜、ひいきしてひまわりの種を手渡してみたが、やはり巣箱に持ち込んでまめにとりあげられていた。一番よくチーチーと泣くのもまた、ムーシュだ。 今日はえさを多めに与えてみる。スドーのハムスター基本フードを、小さじ2杯。 食べ方を見ていると、まめの要領のよさが浮き彫りにされる。えさ皿を入れたとたんにまめが皿を占有し、めぼしいもの…ナッツ類やおいしい実、果物類を足元にかき寄せ、とられないように確保してゆっくり食べる。 ちびがもぐりこもうとするが、無駄である。 めぼしいえさを食べ終えると、ゆうゆうと去っていくまめ。 ちびが漁るときには、ろくなものは残っていない。 ニッパイハードフードはやはり人気が低く、最後まで残っている。むぎはよくこれを食べている、ヘルシーな女の子だ。 ちびは、惨たんたるえさ皿に、またもやチーチー不平を訴えるのであった。 ---------- 今日は吉祥寺に出かけた。東急百貨店のペット売り場で、愛くるしいチンチラを2匹見物する。 1匹はグレーの男の子、1匹はシナモンの女の子。可愛くて鼻血が出そうになったことは、ねずみたちにはないしょである。 ここにはゴールデンハムスター\980が以上にたくさんいる。大きさもいろいろ。さばききれるのだろうか。 東急の屋上には、気持ちのいいカフェがある。パスタやサラダもおいしそうなので、また出かけてみたい。
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2000.5.30(TUE) 最高気温:26.0度 最低気温:23.0度 湿度:70% 天候:はれ ねずみごはん: ニッパイハードペレット3個、スドーハム基本フード小さじ1、小松菜2枚 わたしごはん: ボンゴレロッソ、赤いんげん豆の煮込み、ささみのクリームコロッケ、ポテトサラダ など | ||||
ねずみの水槽をパソコンのある仕事部屋に移す。 エアコンをかけることが多いことと、部屋の密閉度が高いことがあり、この部屋の方がねずみ的には快適な気温と湿度だ。 ただ、少し電磁波の心配あり。 あいかわらずムーシュのえさ確保は要領が悪い。 まめは、新しいえさを入れると必ず飛び出してきて一番に食べ始める。 ムーシュは、冷たい水を飲んだりうろうろちょびちょびしているうちに、いちばんいいところを食べ損ねる。 水は、氷で冷やした冷たいものを入れている。冷たいうちの方がよく飲むようだ。 昨日、えさ鉢を割ってしまったので、臨時に人のオカズ用小鉢を入れている。 動物用のものは、ふちが内側にめくれているので、中の細かいえさが飛び散ることがないのだが、ヒト用のものはなめらかなカーブなので、ねずみがうろうろしたり蹴散らかして、あたりが汚れるのだ。 さすがねずみ用は(小鳥用か?)よくできている。 ---------- 最近引っ越した友人宅に遊びに行く。 手土産は自家製梅干しアソート。4年前のものから年代ごとに詰め合わせたもの。 お昼を御馳走になる。 帰りに駅ビルのペットショップで、割ってしまったねずみ食器の換えと、ちび別居計画のためのえさ鉢(黄色の可愛いもの)、給水器、土管を買う。
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2000.5.31(WED) 最高気温:26.0度 最低気温:23.0度 湿度:60% 天候:くもりのち雨 ねずみごはん: ニッパイハードペレット2個(追加)、スドーハム基本フード小さじ1、 白菜1ひら、フルーツチップ2枚、ミルワーム2匹 別に、ムーシュにペレット1個、基本フード小さじ1、ハムのまんま3〜4枚、白菜1ひら わたしごはん: カップ焼きそば、みそ汁、ごはん、ヨーグルト、稲庭うどん など | ||||
ムーシュ別居計画発動。 以前カブトムシの幼虫が入っていたプラケースをよく洗って消毒し、チップと牧草、給水器、えさ鉢をセット。とりあえず巣箱がないので、ティッシュの箱を改造した物を急ごしらえにおく。給水器は、マジックテープで壁にはるもの。 ちびをつかまえて放り込む。寝起きを突然違う環境に連れてこられたので落ち着かない。わたわたと走り回ったり、土管に隠れたり。ティッシュ箱は大きすぎたので巣箱と見なされなかったようで、後から小さく作り直す。狭いところが好きなのが、なんともねずみチック。 動揺してえさどころではなかったらしく、くたびれて途中で寝てしまうが、えさはあまり減っていなかった。水はたくさん飲んだようだ。 様子を見つつ、本格的に別居させるか、別荘生活にするか決めるつもり。 まめは相変わらずいつも食べている。しかし一番警戒心が強く、臆病なのもまたまめなのだ。 むぎは慣れてきたのか、あちこち触らせてくれる。アゴの下が柔らかくてすてきだ。まだまめは、しっぽをぶらさげて体重を量るときぐらいしかさわれないでいる。ムーシュはちょびちょびしているので、つかまえにくいが、人なつっこいところもあるのである。 そしてまめは、あまり働かない。巣材をこしらえるのはもっぱらむぎだ。丸くなるまめ。 ミルワームのことを書こう。ペットショップで、\200くらいで売っている、甲虫の幼虫だ。外皮は固めで、つるつるしている。生き虫も食べたかろうと思い、購入して冷蔵庫にしまっている。常温で置くと、どんどん羽化して甲虫になってしまうらしい。 えさであるふすまに埋もれて売っているが、元気に肥えておいしく育つように、ビスケットのかけらやふすま、米ぬかを足している。こういったものを食べるとは、こいつら害虫だな。 今のところ、食べる姿はまめしか確認できていないが、入れるたびになくなっているので誰かしらが食べているのだろう。獣医志望のパパ、Iさんによると、「消化が悪いのであまりたくさん与えない方がいい」とのこと。おやつに時たま与えることがベストだろう。 ---------- めいらくの「コーンポタージュ」は、うまい。 夏に冷たいまま飲むのはまた格別だ。初めて飲んだ「パンプキンスープ」もなかなかいける。原液ではもったいないので私は牛乳でゆるめて飲んでいるのだが、なめらかさと甘味がなんとも言えない。 ごはんを入れてかき回して食べるのも、貧乏人のごちそうである。
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