バリ島西部、ヌガラ。 ここで、毎月第一・三日曜日に行われている公演がある。竹ガムラン、「ジェゴグ」の公演である。 現在ポピュラーな青銅製ガムランよりずっと昔からバリにあったジェゴグは一度は廃れ、歴史の中に埋もれていた。 近年、オランダによって復興され、グループも増えてきているという。 ウブッから3時間もかけてヌガラまで聴きに行くのは、ジャゴグが一番いい音で響くのが、湿度の程良いヌガラの地以外にないからである。ジェゴグに使われる太い竹も、この地域でしか育たないという。 居酒屋「影武者」と「情報センターAPA?」によって企画されているこのツアーには、夕食のお弁当が付く。どうやらウブッの食堂「Warung Kacu」で作ってもらったものを運んでいるらしいこのブンクスは、紙の箱に入ったナシチャンプルー。 箱を開けると、緑のバナナがごろりと転がっているのに度肝を抜かれる。「まさかこれがお弁当…」と一瞬ひるむが、ご心配なく。バナナの下の紙をめくると、ごはんとおかずが出てくる。 すこしパサつき気味の白ごはんに、揚げた鶏肉やミーゴレン、レバーの唐揚げ、牛肉の佃煮、野菜炒め、などなどのおかずがちょこちょこっと盛り合わさっている。ほとんど辛くなく、お味はなかなか。サンバルかカレーの汁気があったらもっとおいしかったなあ…と思える1品。 プラスチックのレンゲがついてくるので、取っておくと後々ブンクスを買ったときなどに便利。 他に、ミネラルウォーターが1本、アツアツのバリコピ、オヤツ3種(バナナちまき、椰子砂糖あんの春巻き、ピサンゴレン)がついて、ジェゴグ鑑賞料・送迎料込み35US$。 | ||||
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