グリーン・マーズ GREEN MARS キム・スタンリー・ロビンスン 1994 「レッド・マーズ」に続く、火星三部作の二作目である。前作は、2020年代にはじまり、2061年に火星に住む人たちが地球に対して起こした革命と…
丸目はる
グリーン・マーズ GREEN MARS キム・スタンリー・ロビンスン 1994 「レッド・マーズ」に続く、火星三部作の二作目である。前作は、2020年代にはじまり、2061年に火星に住む人たちが地球に対して起こした革命と…
レッド・マーズ RED MARS キム・スタンリー・ロビンスン 1993 火星植民地ものである。超長編三部作のはじまり。 本書をはじめて読んだとき、深く印象に残ったのは宇宙エレベーターが破壊されて、そのケーブルが赤道…
宇宙兵ブルース BILL, THE GALACTIC HERO ハリイ・ハリスン 1965 戦争SFの代表作に本書を上げるのを忘れていた。「宇宙の戦士」「エンダーのゲーム」などにならぶ戦争SFの代表作である。てか。本書…
宇宙のランデヴー RENDEVOUS WITH RAMA アーサー・C・クラーク 1973 70年代クラークの代表作である。先日読んだグレッグ・ベア「永劫」と似たような設定だが、もちろん、こちらがオリジナル。2130年…
人間がいっぱい MAKE ROOM! MAKE ROOM! ハリイ・ハリスン 1966 舞台は、ニューヨーク。時は、1999年夏からミレニアムまで。主人公は、アンドルー・ラッシュ刑事。殺されたニューヨークの顔役の捜査。…
永劫 EON グレッグ・ベア 1985 1980年台後半のアメリカを中心とする西側陣営のソ連を中心とする東側陣営に対する技術的優位は決定的なものとなり、1993年にいわゆる「小破滅」が起こる。東西両側が導入した宇宙防衛…
巨人頭脳 gigant hirn ハインリヒ・ハウザー 1962 「ドイツSFの本邦初紹介」だそうだ。書かれたのは1958年で、著者の没年が1960年、出版が1962年、邦訳出版が1965年。翻訳者のあとがきによると、西…
猫と狐と洗い熊 CATSEYE アンドレ・ノートン 1961 最初、この作者に出会ったとき、名前から男性作家だと思っていた。今や、ノートンといえば、PC界の大物の名前になってしまったが、私にとってノートンは、SF作家の…
火星のタイム・スリップ MARTIAN TIME-SLIP フィリップ・K・ディック 1964 ディックの作品の中では作品そのものが「つじつま」のあわないことも多い。翻訳者泣かせであろう。本書は、ディック作品の中では「…