FINAL STAGE アンソロジー1974 1970年代にはいり、ふたりのSF編集者バリー・N・マルツバーグとエドワード・L・ファーマンは大胆な企画にとりかかる。13人のSF作家にそれぞれひとつずつのテーマを与え、そ…
丸目はる
FINAL STAGE アンソロジー1974 1970年代にはいり、ふたりのSF編集者バリー・N・マルツバーグとエドワード・L・ファーマンは大胆な企画にとりかかる。13人のSF作家にそれぞれひとつずつのテーマを与え、そ…
人類が太陽系に進出して200年。人類は、地球、月、火星、小惑星帯から木星系、土星系とその生存圏を広げ、「人々はそこで子を産み、育て、そして死んでいった」のである。 このドラマは、分かりやすく言えば、モビルスーツが存在し…
VULCAN’S HAMMERフィリップ・K・ディック1960 ディック作品群最後の長編翻訳だそうだ。2015年に翻訳出版されている。初出は1960年。55年の時を経ての初翻訳。どうしてかというと、ディック…
CREWELジェニファー・アルビン2012 続き物だったのか。2012年に発表され2015年に翻訳出版された「時を紡ぐ少女」を手に取った。ジェニファー・アルビンのデビュー作とのこと。若い女性が主人公のSFファンタジー的…
人生に「もし(if)」は、ない。 それは出会えるべくして出会ったのだろう。 SF作家としての萩尾望都の名を世に知らしめた「11人いる!」は別冊少女コミック1975年9月~11月号に連載された。 1975年の冬のことで…
HEAVEN’S RIVER デニス・E・テイラー2020 しまったあああ。三部作じゃなかった。続編あるんだ。おおっと、「リングワールド」が出てきちゃった。リングワールドを旅するボブ! 人類の版図を広げるた…
吉田秋生1994 吉田秋生の作品の中で現在までもっとも長編となる作品が「BANANA FISH」である。小学館の「別冊少女コミック」(別コミ)で1985年5月から1994年4月までほぼ9年間にわたり途中休みをはさみなが…
THE ARROUW OF TIMEグレッグ・イーガン2017 「時間の矢」というのは不思議なもので、数学でも物理学でも時間の流れの過去と未来に区別はつかないが、エントロピーの増加や因果律という形で人類は時間の矢を感じて…
吉田秋生1981 吉田秋生の初長編作品で、1978年から1981年にかけて別冊少女コミックで連載された作品。1978年頃というと日本が高度成長期だったが第1次オイルショックやドル円関係が大きく変動していた時期である。海…
THE ETERNAL FLAMEグレッグ・イーガン2012 「エターナル・フレイム」は直交三部作の第3作目である。現実のこの宇宙とは違う物理法則の宇宙での物語。 数学と物理学の探究の物語であると同時に、実は性と出産、子…