投稿者: 丸目はる

脳波

脳波 BRAIN WAVE ポール・アンダースン 1954  1990年、トルコ・イスタンブールの動物園に行った。ハゲワシが、飼育係の動きをじっと見つめ、簡単なかんぬきをはずそうと、くちばしでつついたり、棒を加えて引いた…

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ロカノンの世界

ロカノンの世界 ROCANNON’S WORLD アーシュラ・K・ル・グィン 1966  ル・グィンが手にしたはじめての長編であり、ハイニッシュ・ユニバース年代記のひとつである。この世界では、アンシブルという…

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はだかの太陽

はだかの太陽 THE NAKED SUN アイザック・アシモフ 1957 地球人刑事イライジャ・ベイリと、ロボット・ダニール・オリヴォーのコンビが「鋼鉄都市」に続いて再登場。前作は、鋼鉄都市=地球での宇宙人(地球外惑星に…

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鋼鉄都市

鋼鉄都市 THE CAVES OF STEEL アイザック・アシモフ 1953  はるか未来。地球上の人口は、限界の80億人に達していた。人々は、それぞれ平均して1千万人を擁する鋼鉄とコンクリートの洞窟都市シティで厳格な…

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マン・プラス

マン・プラス MAN PLUS フレデリック・ポール 1976  1919年生まれの作家である。本書の出版が、57歳の時である。1952年からSF作家をやり、編集者をやっているのである。超人である。  さて、本書「マン・…

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赤い惑星への航海

赤い惑星への航海 VOYAGE TO THE RED PLANET テリー・ビッスン 1990  火星ものである。政府機関が機関ごとに多国籍企業グループに買収されている21世紀初頭。20世紀末に起きた大恐慌がきっかけで、…

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幼年期の終わり

幼年期の終わり CHILDEHOOD’S END アーサー・C・クラーク 1953  創元社からは「地球幼年期の終わり」という邦題で出ている。私が読んだのは、早川書房の文庫版で福島正実訳のもの。はじめて読んだ…

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ドノヴァンの脳髄

ドノヴァンの脳髄 DONOVAN’S BRAIN カート・シオドマク 1943  ロシアの作家・アレクサンドル・ベリャーエフが1925年に出版したのは、「ドウエル教授の首」、こちらは、ドイツ出身のアメリカ作家…

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火星の砂

火星の砂 SANDS OF MARS アーサー・C・クラーク 1952  古典である。クラークの第2長編は、今(2004年)から50年以上前に執筆され、それから25年して翻訳されている。  主人公は、地球きってのSF作家…

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時空ドーナツ

時空ドーナツ SPACETIME DONUTS ルーディ・ラッカー 1981  ルーディの処女長編だぜりんりん。なんとアメリカでは絶版だって、もったいないねえ。どうして日本のSF界はルーディが好きなんだろうね。実のところ…

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