カテゴリー: 海外SF

妖魔の潜む沼

THE FELLOWSHIP OF THE TALISMAN クリフォード・D・シマック1978  原題を直訳すると「護符の仲間たち」なのかな。邦題の「妖魔の潜む沼」は、そういう話ではあるんだけど、そこ?という感じもある…

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ようこそ女たちの王国へ

A BROTHER’S PRICE ウェン・スペンサー2005  人類社会が女性に比べ男性の出生率が極端に少ないとしたら、男女の役割はどのようになるだろうか? その設定からは今日の現代社会における女性差別をは…

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宇宙からの訪問者(再)

THE VISITORSクリフォード・D・シマック1980  50歳代も終わりに近づき、短期記憶の能力低下は著しく感じていたが、長期記憶も実にあやしくなっていくのを実感した。 先頃、シマックの本が古書店に並んでいるのをみ…

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超越の儀式

SPECIAL DELIVERRANCE クリフォード・D・シマック1982  40年ぶりにシマックを読んでいる(気がする)。王道文学的SFの大作家である。当時読んでいたのは「都市」(1952)「中継ステーション」(19…

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タイム・マシン

THE TIME MACHINE H・G・ウェルズ1895  近代SFの祖といえば、ジュール・ヴェルヌとH・G・ウェルズ。古典SFとも言われるが、サイエンス・フィクション、空想科学小説を小説ジャンルとして確立、位置づけた…

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デスパーク

FIVE MINDS ガイ・モーパス2021  人口が増えすぎ環境負荷が高まった未来。「人口削減及び環境調和法令」が世界中で運用されていた。17歳になるとその後の人生について4つの方向の選択が迫られるのである。 現在の身…

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墓標都市

THE BURIED LIFE キャリー・パテル2014  ミステリーSF三部作の第一作目。おもしろいじゃないか。 なにか理由は知らないが、遠い昔に地上で人類は絶滅寸前の最終戦争を起こしたらしい。人々は地下に逃れ、地下に…

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火星へ

THE FATED SKY メアリ・ロビネット・コワル2018 「宇宙へ」の続編であり、第二部といったところ。1961年8月16日の月基地から物語は再開する。主人公の宇宙飛行士であり天才数学者のエルマ・ヨークは、月面の小…

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宇宙へ

THE CALCULATING STARS メアリ・ロビネット・コワル2018  現代版「月を売った男」、あるいは「地球最後の日」。懐かしくも新しい21世紀ならではの価値観で緻密に構成された本格的ハードSFの登場である。…

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