BITTER ANGELS C・L・アンダースン2009 読み終わって解説に目を通すと本書の作者は「大いなる復活のとき」のサラ・ゼッテルの別名義であることを知る。「大いなる復活のとき」はゼッテルのSF第1作で1996年…
丸目はる
BITTER ANGELS C・L・アンダースン2009 読み終わって解説に目を通すと本書の作者は「大いなる復活のとき」のサラ・ゼッテルの別名義であることを知る。「大いなる復活のとき」はゼッテルのSF第1作で1996年…
FALLER ウィル・マッキントッシュ2016 「十分に発達した科学技術は魔法と見分けがつかない」とかのクラーク大先生は喝破した。そして、私達は確実に魔法世界に近づきつつある。そのような時期にSFは科学的背景を構築するの…
The Freeze-Frame Revolution ピーター・ワッツ2018 真夏の早朝、夜明け頃には目が覚めてしまった。年のせいだろうか、それとも2日間の長時間運転や比較的短い睡眠時間で身体が興奮していたからだろ…
FINAL STAGE アンソロジー1974 1970年代にはいり、ふたりのSF編集者バリー・N・マルツバーグとエドワード・L・ファーマンは大胆な企画にとりかかる。13人のSF作家にそれぞれひとつずつのテーマを与え、そ…
VULCAN’S HAMMERフィリップ・K・ディック1960 ディック作品群最後の長編翻訳だそうだ。2015年に翻訳出版されている。初出は1960年。55年の時を経ての初翻訳。どうしてかというと、ディック…
CREWELジェニファー・アルビン2012 続き物だったのか。2012年に発表され2015年に翻訳出版された「時を紡ぐ少女」を手に取った。ジェニファー・アルビンのデビュー作とのこと。若い女性が主人公のSFファンタジー的…
HEAVEN’S RIVER デニス・E・テイラー2020 しまったあああ。三部作じゃなかった。続編あるんだ。おおっと、「リングワールド」が出てきちゃった。リングワールドを旅するボブ! 人類の版図を広げるた…
THE ARROUW OF TIMEグレッグ・イーガン2017 「時間の矢」というのは不思議なもので、数学でも物理学でも時間の流れの過去と未来に区別はつかないが、エントロピーの増加や因果律という形で人類は時間の矢を感じて…
THE ETERNAL FLAMEグレッグ・イーガン2012 「エターナル・フレイム」は直交三部作の第3作目である。現実のこの宇宙とは違う物理法則の宇宙での物語。 数学と物理学の探究の物語であると同時に、実は性と出産、子…
THE CLOCKWORK ROCKETグレッグ・イーガン2011 あらゆる物語は現実世界で起きた出来事と、その解釈から生まれてくる。それはすべての文学にあてはまり、ファンタジーであれ、SFであれ、その派生物だ。 現実…