楽園炎上

楽園炎上
BURNING PARADISE

ロバート・チャールズ・ウィルスン
2013

 第2次世界大戦が起きず、紛争がなくなったもうひとつの地球。シミュラクラがいる地球。電波層というあらゆる電波を反射する層のある地球。真実を隠された地球。真実を知らずとも人間は幸せ?
 単発の長篇作品だが、「時間封鎖」「クロノリス」と同様に、地球にある状況が挿入され、私たちが知る歴史と違う歴史で、私たちと似たような人たちが右往左往する物語である。SFらしいといえばとてもSFらしい。
 この世界は、第1次世界大戦後、大きな内戦や紛争、戦争が起きなかった。1914年に第1次世界大戦は休戦する。私たちが知る歴史よりも早く第1次世界大戦は終わっていた。そうして、舞台は2014年、休戦100周年の年にはじまる。主人公は18歳のキャシー・アイヴァースン。2007年に両親を殺害され、叔母と弟とともに偽装人間(シミュラクラ)を恐れ、ひっそりと暮らす女性。
 もうひとりの主人公はイーサン・アイヴァースン博士。「連絡協議会」という秘密組織で、シミュラクラと「電波層」の正体を追及してきた組織の生き残りのひとり。キャシー姉弟を育てたネリッサの元・夫であり、2007年以降、ひとりでシミュラクラを避けて生きてきた。
 2014年11月。キャシーやイーサン、そのほか、生き残りの何人かの元へシミュラクラが再びその姿を現す。「それ」から逃れるための逃避行をはじめたキャシーと弟たち4人の子どもたち。同じく逃避行をはじめたネリッサとイーサン。
 なぜ、彼らはふたたび追われる身となったのか?
 地球はなぜ戦争が起きない世界になったのか?
 シミュラクラと「電波層」とは何者なのか、宇宙のどこから来て、何をしようとしているのか?彼らは侵略者なのか?
「楽園炎上」の世界は、人間が戦争を起こさない世界。それは、ある意味で楽園なのだろう。しかし、同時に、真実を知らされない世界でもある。真実を知らないままに、真実を少しずつねじまげながら、戦争が起こされず、人々が生きている世界。その真実の一端に気がついた人々が殺された世界。殺されたことさえ、報じられない世界。真実の一端を知る生き残りがおびえながら生きていかなければならない世界。
 しかし、もし、この楽園の異物を追いだしたら、果たして人間はふたたび戦争を起こすのではなかろうか? もし、この真実を皆が知ったら、果たして人間は他者を信じて生きていけるだろうか? 楽園は楽園のままがいいのか? 楽園から追放された人間は、生きていけるのだろうか?
 そういうふうに書くと、楽園を追放されたアダムとイブという聖書の記述が思い起こされる。そういうふうに読むと、キリスト教社会における作品の読み方と、非キリスト教社会での読み方には違いがありそうな気がする。
 作品は、シミュラクラが出てくるとか、歴史がずれているとか、とてもディック的なのだけれど、ディックのような意図/意図しないわかりにくさ、不気味さはなく、映画のシナリオのような分かりやすい世界の展開、ストーリー展開になっているので万人受け。映画化されてもおかしくない。

(2015.9.11)

子供の消えた惑星

子供の消えた惑星
GRAYBEARD
ブライアン・オールディス
1964
半世紀前に書かれたSFである。1964年ということは、私が生まれる前であり、世界は冷戦期であった。米ソ対立と核開発、ベトナム戦争の激化。作品はその時期に書かれ、20年後を予見し、60年以上先を想像する。
本書の未来は、1980年代初頭までに、大気圏核実験が盛んに行われ、それが地球に大きな変動をもたらしてしまう。大量死滅とまではいかなかったが、ほ乳類、特に、人類、犬や猫、家畜などには大きな影響を与えた。人類は、子供がほぼまったくといっていいぐらい生まれなくなってしまったのだ。舞台は2030年前後のイギリス。主人公は50歳代となった最後の子供たちのひとり「灰色ひげ」ことアルジャーノン・ティンバレン氏。妻や少数の仲間とともに崩壊する社会の中で生きている。物語は、彼の回想と現在の生活が交互に示されながら、進んでいく。子供のいない、いや、青年もいない、荒涼とした風景の中で、ささやかな希望、生きる望み、生きていくための行為を続ける「灰色ひげ」。
私はちょうど50歳になったところで、古書店にて本書を見つけた。中高生の頃、田舎の本屋で手に取り、それほど魅力を感じなかったことを記憶している。舞台は核戦争も起きていない地球、登場人物は老人ばかり(いや、今となっては私も50歳なのだが、当時からすれば、主人公さえ老人だったのだ)。おもしろそうな要素はなにひとつない。
こういうのも縁なのだろう。
自分自身が50歳となり、日本は少子高齢化が急速に進み、周囲でも子どもの数は明らかに減っている。仕事でちょっと農山村に行けば、学校の統廃合、数十人規模の小中学校などがあちらこちらにある。都心だって、少子化での統廃合が起きている事態だ。
幸いなことに、21世紀の現在、社会は安定している。かろうじて、だが。
この安定性を保ちながら、ひとりひとりが生きる喜びを持って暮らしていけるのか。
そのためには、どんな社会やコミュニティをつくればいいのか。
身につまされるような作品となった。
しかし、20歳、30歳の時に本書を読んでいたら、まったく違った感想をいだくのだろう。
読むタイミングというのは重要だな。
(2015.9.4)

ゼンデギ

ゼンデギ
ZENDEGI
グレッグ・イーガン
2010
(twitter)読了。イーガンの著作の中ではもっとも分かりやすいSF。近未来イランを舞台に広げられる子を持つ親の物語。
 今、新幹線の中で、スマホ(スマートフォン)の音楽を聴きながら、ノートパソコンで書いています。音楽は、CDから取り込んだもので、圧縮したときには、WMAでしたが、その後、MP3化したものです。圧縮→方式転換で2回劣化していますね。CDにする際にも、原音からデジタル化する過程で音を減らしています。そうなるとマスターテープから3回劣化。さらに、再生する装置、ソフトによってデータの扱い方が変わり、音は変質します。
 パソコンの画面では、平行してSNSからの写真が流れています。こちらもまた、デジタルカメラで撮影され、補正され、圧縮され、展開されて、再生する装置、ソフトによってデータの扱い方が変わり、絵は同じではなくなります。
 デジタル化、ハードウエアとソフトウエアの混合によるデータの処理は格段に高速、大容量化し、便利になりました。この原稿だって、キーボードで流れるように書くことができ、悩んだときには、FEPが、変わりの語や、文の乱れや、変換する漢字を教えてくれます。しかし、それは時には、思考を誘導してしまいます。
 ロジカルな誘導は気になりません。メタ思考をしない限り。
 ロジカルでない場合、ノイズとして気がつきます。
 たいていの場合、ノイズはすぐに忘れてしまいます。継続したノイズでない限り。
 デジタル化。デジタルアーカイブ化。
 まだ、化学物質の反応系である匂いや味は再現されていませんが、やがてこれらもハードウエアとソフトウエアの混合物によってデータ化されるのでしょうか。
 そうなると、思考や環境もデジタル化されていくのでしょうか。
 見る、聞く(光と音)については、ずいぶんデジタル化され、光と音とで構成される環境は主にゲームの世界を中心に技術が進歩しています。
 この先に何があるのでしょうか?
 人間をシミュレートすることが可能になるのでしょうか?
 イーガンは、常に、思考と環境の関係を考え、SFの小説形態を使って問い続けます。
 その問いは、時には分かりにくく、5年、10年後になってようやく理解可能になるものもあります。
 それに比べると、本書「ゼンデギ」は直近の未来を描いた作品であり、現代(近過去)を踏まえて書いてある故に、分かりやすくなっています。
 不死。
 それは人類のひとつの夢であり、物語でもあります。
 デジタル化、アーカイブ化された、そのデータは、果たしてその人でしょうか。
 ねえ、このテーマってずっと、ずっと、ファンタジーの頃から続いてきましたよね。
 どう思いますか?
(2015.08.21)

星の涯の空

星の涯の空
THE CHILDREN OF SKY
ヴァーナー・ヴィンジ
2011
 2014年3月26日読了。「遠い神々の炎」の続編だが、今回はひとつの惑星での人類と異星集合知性体との物語。歴史修正主義はいかにして生まれ、育つのか。本書が上梓されたのが2011年。読んだのが2014年3月。このタイミングで読んでいたのはとてもよかったのだと思う。権力を思考する知性は、過去を容易に変更する。都合の悪い過去は書き換える。
 もちろん、そんな読み方をする必要はない。私が、いや、現在の日本がそういう風潮を持っているからそういう読み方になるだけなのだ。前作で登場した集合知性生物。複数の個体が群れで行動し、思考音を共有することで、高度な知性を持つことになる。集まることで論理や記憶、感性といったものが高度になっていく。個体と集合知性の関係性が、社会性動物である人やハチ(アリ)の中間にあるような感じだ。
 そこに、異星人である人がやってきて、騒動がおきる。それが前作。騒動を収めたものの。異星人である人は、自らの属する情報社会から隔絶されている。宇宙規模の闘争から逃れてきた世界で、別の社会固有の闘争に巻き込まれる。という物語だ。
 私たちは普段、何気なく、親子、兄弟、パートナー、同僚、民族、国家、社会、同一言語、宗教などを語り、行動するが、それらひとつひとつには重ね合わさる部分があり、共同幻想の部分もある。個と社会は常に相互作用をしながら緊張関係にあると言える。
 そういうことを考える思考実験としてもおもしろい。
 そういうことをまったく考えずに、状況のストーリーとしてもおもしろい。
 さて、本書は、前作、本書と、大きなストーリーが回収されていない。続編はまだ先なのかなあ。
(2015.6.20)

外交特例

外交特例
DIPROMATIC IMMUNITY
ロイス・マクマスター・ビジョルド
2002
 2014年5月3日読了。これが現段階での最新作でようやく翻訳されたもの。シリーズだから、背景を知っていないとおもしろさは半減するが、SFミステリーである。寄港中のステーションで兵士が失踪。そこからはじまる大騒動。ビジョルドの別の作品である「自由軌道」で登場する遺伝子改変された無重力生活に適応した人類クァディーの世界で事件解決と外交を繰り広げる中年のマイルズ・ネイスミス・ヴォルコシガン聴聞卿。
 ビジョルドのSF世界の総仕上げといった感じである。ファンタジー作品が人気なだけに、今後、マイルズシリーズが続くのか、心配。
(2015.6.20)

21世紀潜水艦

21世紀潜水艦
フランク・ハーバート
THE DRAGON IN THE SEA
1956
 原題が、「海のドラゴン」だが、半世紀前の作品だと未来感満載の「21世紀潜水艦」だよなあ。今なら、「22世紀潜水艦」、ほら、おや?
 米ソ冷戦、核戦争、石油危機への恐怖。1950年代を色濃く反映した作品である。すでに核戦争は起き、石油をめぐる紛争が激化する戦時下の世界で、原子力潜水艦に新たな任務(原油の強奪)が課せられる。閉鎖空間での精神的なトラブル、スパイの潜入、深海での海戦。「デューン」の作家の初の長編作品。個々人の心理と関係といったあたりは、その後の作品の片鱗を思わせる。
 今ならSFというより、近未来戦争サスペンスといった感かな。
(2015.6.20)

白熱光

白熱光
Incandescence
グレッグ・イーガン
2008
 2013年12月30日読了。いやあ、難しい。でも、壮大でおもしろい。人格って何だろう。存在ってなんだろう。生命ってなんだろう。目的はあったほうが人生は充実するよね。
 まあ、ずーっと先の先の先の未来だ。人類は他の知性体や非物質的な知性体が織りなす世界の一端に存在する。人類に出自があると言ったほうがいいかもしれない。
 世界は、物質世界と電脳世界があり、それは相互に融合しながらある。
「個」は存在し、コミュニティや社会、世界も存在する。ただし、様々な条件、設定、あり方、関わり方がある。物質世界も電脳世界も、そこに生きる「個」も当然だが、物理的な法則、宇宙の法則には影響する。主観時間は主観時間なのだし、相対時間は相対時間だ。だから、個と個の関係は物理法則と時間軸により変わりゆく。同じ物理法則、時間軸、世界ルール(物質世界であれ電脳世界であれ)を生きるなら、その個と個はつながりのある家族であったり、パートナーであったり、友人などなどであるだろう。旅は道連れである。
 さて、主人公が旅に出る。旅に出れば、出会いがあり、発見がある。
 それは物語になる。
 個が複数いれば、そこに物語が生まれる。
 それが、生である。
 いやあ難しいね。
(2015.6.20)

ズー・シティ

ズー・シティ
ローレン・ビュークス
ZOO CITY
2010
 2013年12月1日読了。刑罰として特定の動物と精神的にリンクされ、特殊能力を発揮する犯罪者。それ以外は、南アフリカの現状をどこまで反映しているのだろう。読み方にとまどう1冊だった。
 なんだろう。呪術をSFに仕立て上げた、SFファンタジーの南アフリカ版?
 自分の文化的コンテクストでは読み解きにくい作品。しかも、翻訳だからなあ。
 舞台は近未来。現代社会を色濃く反映した南アフリカ。
 もう一度、時間を置いて読んでみたい。保留。
(2015.6.20)

地獄への門

地獄への門
RE-ENTRY
ポール・プロイス
1981
 初読。前作が「天国への門」で、同じ舞台の数百年後だからって、邦題を「地獄への門」とするのはいただけないけど、直訳で「再突入」とするわけにもいかないし、意味合いとしては、ブラックホールへの再突入だけでなく、「やりなおし」とか「もういっかい」みたいな意味もあるので邦題をつけるのが難しいのはわからなくもない「タイムパラドックス、多元宇宙論」作品。
 前作で発見された二重ブラックホールによるいくつかの星系へのジャンプの可能性。それを追及した結果、二重ブラックホールのネットワーク「宇宙の多島海」が開拓され、居住可能な星系に人類は広がりを見せていた。そうして数百年の時が経った。惑星ダーウィンは、恐竜生態系などが復元された観光を主産業とする辺境惑星である。ここに生まれ育ったフィリップ・ホールダーは、地球に暮らし、時を経て惑星ダーウィンに戻る宇宙船に乗っていた。彼は、ある目的を持っていた。
 アンジェリカ・クレイモアは地球の特別捜査官のようなもの。ブラックホール内で着陸艇を強奪し、いずこかに消えたフィリップ・ホールダーを調査するよう政府高官から求められた。ホールダーは、政府高官が権力を握るきっかけともなったある宇宙船事故で高官と同乗し、生存したひとりだったのだ。
 彼女は、地球でホールダーに二重ブラックホールによる多元宇宙と時間遡行の可能性を伝えた老科学者クラリッサ・サイクリックとともに、フィリップ・ホールダーの時間線を追うことにした。
 ということで、多元宇宙論とタイムトラベルものを組み合わせたような展開。これはSFの中でも一番難しいんだよね。単なるタイムトラベルものならば、時間線はひとつ。時間旅行者が自分自身と出会うことによるタイムパラドックスをどうするか、あるいは、それにより改変される歴史と、その未来をどうするか、という設定を考えればいい。多元宇宙論だけならば、無限にいる(可能性が実現化された)自分というものを軸に組み立てれば良い。多元宇宙論とタイムトラベルを組み合わせると話がとてもややこしくなる。なぜならば、タイムパラドックスは複数の時間線でのできごとであり、起きた現実を過去に変えようとすれば、それは別の時間線での結果になる。因果律はひとつの時間線では成立するが複数の時間線では因果律は破綻する。そこに、時間線を渡る者の主観というのも発生する。つまり、時間線を渡り、かつ、自分が存在していた時間よりも遡行したという行為によって近くの時間線の過去に行き、未来を変えたときに、はじめて、主観上、未来が変わったことになる。ね。ややこしいでしょう。
 ややこしいのを何とか書き上げようと努力したのが、本書「地獄への門」つまり、二重ブラックホールネットワークというアイディアを空間だけでなく時間に延長した作品を書こうとしたことで、「地獄への門」を開いてしまったのは、当の作者だったってことではなかろうか。
 私は読んだ端から忘れていくので、ストーリーを追いかけるのが大変でした。2回続けて読むと、展開が理解できるのだろうね。しかも、本作品は、ホールダーを仮想犯人、クレイモアが犯人を追う刑事という謎解きサスペンスものにしているからややこしい。そこに、さらに、全体に大きく影響する「サイクリック」という名前からして怪しい科学者が出てくるからややこしい。あーややこしい、ややこしい。だって多元宇宙だから。
(2015.6.13)

道を視る少年

道を視る少年
オースン・スコット・カード
PATHFINDER
2010
「道を視る少年」オースン・スコット・カード 2010 読了。カードらしい少年成長譚。タイムトリップものだが、ここもまたカードらしい設定。ちょっと分かりにくいが、「読ませる」カード。ところで、映画は見ていないけれど、ビーン続編の翻訳まだあ?
(2014.3.13)
 でさあ、本書の続編もまだあ?
 軽く紹介しておくと、どっかの惑星に人類がいる。産業革命以前って感じの惑星社会のようだ。リグっていう少年がいて、パスが見える。つまり人間や動物が通った跡(時間線)を見ることができる特異な能力を持っている。他にこういう人間はいないようだ。
 さて、この星の暦はちと変わっている。暦の起点が11191年で、そこから毎年カウントダウンされていく。でもって、物語は、マイナス3年。つまり、この惑星で人間の暦がはじまってから11194年目。なんだって、暦の起点が11191年なんだ? ってのがもうひとつの謎。
 それから、間に挟まるラム・オーディンと彼が率いる移民船の物語。地球で人類は滅亡の危機を迎え、2隻の移民船をつくった。1隻は通常空間を光速の1割で進みながら船内で世代交代を繰り返す船。もう1隻は、移民者が冷凍睡眠し、7年かけて太陽系を離脱、時空の折りたたみに成功すれば90光年を飛び越えて地球型惑星に到着、飛び越えられなければ、みな起きて、世代交代を行うことになるこの2隻目で唯一、パイロットとして生きて、起きた人間としているのがラム・オーディンなのである。彼は、消耗体と呼ばれる高度な人工知能を備えたアンドロイドや船内のコンピュータに試されながら、決断者として存在していた。
 リグの父親が死に、その後起きた事件をきっかけにリグは済んでいる村を離れることになる。そうしてリグの成長、出世?譚がはじまるのであった。
 で、タイムトリップものです。間違いなく。それ以上書くとネタバレになるけど、タイムトリップものであることは、著者の後書きにも書いてあるし、明記しておきたい。
 それに「異能」者が加わる。それにしても、それにしても、異才、異能だ。
 あ、この作品はシリーズで、第1作だからこれだけ読んでも読めるけど、「続きの翻訳まだあ」です。
(2015.6.13)