ロバート・J・ソウヤー1994 90年代から00年代にまとめて翻訳された人気作家ロバート・J・ソウヤーの初期作品である。「星雲賞」もとっている佳作。タイトルは日本の後付けで、まあしかたないが、タイトルで手を出さないこと…
丸目はる
ロバート・J・ソウヤー1994 90年代から00年代にまとめて翻訳された人気作家ロバート・J・ソウヤーの初期作品である。「星雲賞」もとっている佳作。タイトルは日本の後付けで、まあしかたないが、タイトルで手を出さないこと…
順列都市(再)PERMUTATION CITY グレッグ・イーガン1994 2004年以来の再読。この直前に短編集の「ビット・プレイヤー」を読んで、あらためて一通り読み返そうかなと思った次第。 2045年、ポール・ダ…
荒れ狂う深淵 FURIOUS GULF グレゴリイ・ベンフォード 1994 さて、「星々の海をこえて」から10年。前作「光の潮流」からも5年が過ぎて、発表されたのが「荒れ狂う深淵」。いよいよ、キリーン、トビーらビショッ…
魔法の船 THE SHIP WHO WON アン・マキャフリー&ジョディ・リン・ナイ 1994 歌う船シリーズの第5弾は、キャリエルとケフのコンビ。キャリエルはかつて事故に巻き込まれ、宇宙空間で隔絶された経験を持ち、それ…
虚空のリング RING スティーヴン・バクスター 1994 「時間的無限大」に続き、ジーリー年代記の長編にあたるのが本書「虚空のリング」である。宇宙論の仮説を大胆に活用して、宇宙のはじまりから終わりまでを、まるでゾロアス…
ミラー・ダンス MIRROR DANCE ロイス・マクマスター・ビジョルド 1994 ネイスミスシリーズの時系列に並べた長編第5弾である。文庫のあとがきには、ヴォルコシガンシリーズとして、マイルズ・ネイスミス・ヴォルコシ…
竜とイルカたち THE DOLPHINS OF PERN アン・マキャフリイ 1994 パーンの竜騎士シリーズ本編9作品目である。第1作「竜の戦士」が1968年に発表され、以来、正編、外伝ともに長い人気を誇っている。最…
アグレッサー・シックス AGGRESSOR SIX ウィル・マッカーシイ 1994 「バベル-17」(サミュエル・R・ディレーニイ)を再読して、本書に臨む。なぜかといえば、解説に「宇宙の戦士」(ロバート・A・ハインライン…
ハッカーと蟻 THE HACKER AND THE ANTS ルーディ・ラッカー 1994 ネット社会、テレビのデジタル化、ITバブル、カーナビ、自己増殖するワーム、グローブと追随可能なモニターによる仮想現実(バーチャ…
順列都市 PERMUTATION CITY グレッグ・イーガン 1994 「宇宙消失」「万物理論」とならぶ、量子物理学を背景にした観察者の宇宙論SF。この3冊の中では一番読みやすい。再読だからか? いや、そうではあるまい…