2002.7.1〜15 |
2002.7.1(MON) 最高気温:27.9℃ 最低気温:23.9℃ 最高湿度:71% 最低湿度:55% 天候:雨 ねずみごはん(共通・1匹あたり): オリエンタルEF+ムツゴロウラビフード:計4g、インコのえさ2g(男子は1g)、もりもり野菜2g、花粉小さじ8分の1、枝豆数粒 本日のおもちゃ本日のおもちゃ:テレックス芯、さぼてん、牧草、トイレットペーパー芯 わたしごはん:すがきやのオリエンタルマースカレーうどん、しずみんうどん(しょうゆ)、おいなりさん、いりこの天ぷら など | ||||||
床材いろいろ 雨続きでくさくさするので、ねずみそうじを敢行する。 こんな日はヒトもじめじめしていやな気持ちだが、ねずみはもっとイヤであろう。 最近、新しい床材をいろいろ試してみている。 紙のコヨリ状の「ペパーレミックス」や、無漂白のコーヒーフィルターくずを利用した「ごきげん快適マット」など。 これらは牧草やウッドチップに比べて吸水性がよく、ダニが沸きにくいという、 掘り具合はあまりよくないし値段も高めなのだが、梅雨時にはこれらに切り替えた方がいいように思ったのだ。 確かに吸水性はよく、ねずみがタービン内でシッコスを決めたときなどにすばやくペパーレを数粒放り込むと、すっと吸い取ってくれる。 ペパーレをほぐすのはねずみにとっても格好のひまつぶしのようだ。 今日は、新しい敷き材「コーンクリーンベッド」を入れてみる。 小さめのつぶつぶがざらざらと入っている。トウモロコシの穂軸を加工したものだそうだ。 はじめは、食べてしまったらどうしよう…と迷ったが、入れてみるとそんなこともなく、さらさらして掘りやすく、愉しそうだ。 ざっかざっか掘り散らしても、焼き砂のように粉塵が立たないのもよい。 吸水性はまだ未知数だが、これと牧草を入れておくとなかなか快適そうに見える。 ルックス的にも、砂漠っぽくてねずみのカラーリングにもよく合うのだ。 気持ちよく使ってもらえるといいけれど。 ---------- うどんを打ってみた。 うどん用の中力粉に塩水で水回しをして団子にまとめ、ビニールに包んで踏む踏む踏む。 これをねかしてのばし、畳んで切る。そして、たっぷりの湯でゆで、水で洗い締める。 結論から言おう。固かった。 私の根性は麺生地を伸ばすところで消滅し、ガンガン太めに切ってしまったのが敗因である。 つやつやうまそうな仕上がりだが、甲州名物「ほうとう」のように太い麺にできあがった。 生麺って、予想外にふくれるなあ。 そもそも私は、せん切りを作るとざく切りになり、みじん切りにしたつもりが乱切りになっているような庖丁人なのである。 コシがあると言えば聞こえはいいが、コシがあればいいってもんでもないのだな、うどんは。 次回に期待。
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2002.7.2(TUE) 最高気温:26.9℃ 最低気温:24.8℃ 最高湿度:64% 最低湿度:52% 天候:くもり時々雨 ねずみごはん(共通・1匹あたり): オリエンタルEF+イースタープレーリーメンテナンスセテクション:計4g、殻むきエン麦2g(男子は1g)、もりもり野菜2g、花粉小さじ8分の1、チンゲン菜ひとくき 本日のおもちゃ本日のおもちゃ:テレックス芯、さぼてん、牧草、トイレットペーパー芯 わたしごはん:いりこうどん、すみたのおでん&かしわざる、サフォーク焼き肉 など | ||||||
本日の事故:タービン吸盤1個 さきほど、同居人が「あ゛ー」という顔で知らせに来てくれた。 犯人は、おむぎ一味である。 幸い、以前ムーシュがタービン本体をだめにした時の予備吸盤がひとつあるが、罰として今夜はタービン抜きで過ごしていただく。 後ろで壁にゴンゴン土管を打ち付けて抗議する女性団体の怒りは気にしないことにするのである。 吸盤といえば、うちで使っているタイニの給水器。 ふたつある吸盤が、かじられて使えなくなった場合には、吸盤だけ売ってもらえることになった。 キャー、ステキー。 「ペット屋さん.com」で注文時に、備考欄に「タイニ交換用吸盤×注文数」を記入して申し込む。 価格は、1組(2個)で\200。多少取り寄せ時間がかかることもあるようなので、詳しくは問い合わせを。 さっそく5組取り寄せた私。 今までガムテープで対応してきたみじめなスタンドに燦然と輝く新品の吸盤たち。 さあ、かじるならかじれ。でもなるべくならかじるな。 って言うかかじるな。 ---------- ゆうべの暴れ馬うどんは、ひと晩冷蔵庫で落ち着き、今朝いりこだしで煮込んだらようやくかみ切れる優しいうどんに落ち着いた。ふう。 お昼には、友人と落ち合って十条のすみたにうどんを食べに出かける(またもやうどんかい)。 ここは本格讃岐うどんの店で、讃岐で修行したご主人がつやつやのうどんを打ち上げると評判。 東京では貴重なうどん屋だ。 おでん盛り合わせをぱくつきながら待って、出てきたのは「かしわざる」。 鶏肉の天ぷらがのっかったざるうどんである。ぎゅっとコシがありながら、なめらか・しなやかにとぅるるん、とのどに滑り込んでゆくうどん。 ああ、こういうのが食べたかったのだ。 思いの外たんまりのった鶏の天ぷらも、じゅわっとジューシーでうまい。 ますますうどん界から逃げられなくなってしまうのである。
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2002.7.3(WED) 最高気温:28.0℃ 最低気温:25.2℃ 最高湿度:66% 最低湿度:48% 天候:くもり ねずみごはん(共通・1匹あたり): オリエンタルEF+abシートンチモシーダイエット:計4g、モルト2g(男子は1g)、もりもり野菜2g、花粉小さじ8分の1、小松菜ひとくき、ぬかヨーグルト少々 本日のおもちゃ本日のおもちゃ:テレックス芯、トイレットペーパー芯 わたしごはん:マーロウのプリン、納豆、小アジの南蛮漬け、小松菜のおひたし、ちくわ天&いりこ天&長いも天、ぶっかけうどん など | ||||||
寄る年波 だいぶん、ねずみたちも歳をとったなあ、と思うことがある。 むぎも、栄養に関係なく以前より毛づやがわるくなってきたし。前ほどぶりぶりに凶暴…いや、元気ではなくなった。 まだヨボヨボではないが、まめやムーシュも若々しさが少しずつ減っている。 とろとちびはままだまだコドモっぽいが、それは保護者といるからだろうか。 ねずみ、満二歳過ぎ。健康と環境にますます気を付けて、長く幸せに生きていただきたい。 ---------- 雨上がりの木の下に、突如でかいきのこが出現しているのを同居人が報告してくれた。 さわってみると、ふがふがと軽い。しいたけに空気をたくさん抱き込ませたようなかんじだ。 きのこというのは、条件が整うと、ふっとそこに突然現れる。 一度きのこ工場で見たが、ふだんは不定型な菌糸状でうぞうぞしており、子孫を増やす必要が生じると、ぼはっと形になるのだ。 おもしろいやつめ、きのこ。
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2002.7.4(THU) 最高気温:27.4℃ 最低気温:24.7℃ 最高湿度:60% 最低湿度:44% 天候:蒸し暑い晴れ ねずみごはん(共通・1匹あたり): オリエンタルCR-LPF+イースターバニーセレクションシニア:計4g、こりこりコーン2g(男子は1g)、もりもり野菜2g、花粉小さじ8分の1、かぼちゃの種1粒 本日のおもちゃ本日のおもちゃ:テレックス芯、トイレットペーパー芯、バイシンの箱、シルコットの箱、レモン汁の箱 わたしごはん:La Piccola Tavolaのピザ&パスタ(マルゲリータ&マリナーラ&オルトラーナ&トマトの冷製カッペリーニ)、元気チャーハン、魚河岸揚げ など | ||||||
あたらしいごはん バニーセレクション・シニアという新しいフードをためす。 先日ねずみ会の時に金魚警報さんからいただいたハムスターセレクションの、うさぎ版。 こちらにも、アガリクスが配合されている。 ねずみの食い付きはまずまずで、平たい顔をしてもりもり食べている。 粗脂肪、たんぱく質がかなり低配合なのでこれだけではねずみの栄養に物足りないが、他のハムスター用フードと組み合わせればヘルシーなごはんになる。 しかし、1.5kg…トレードに出しますので、よろしく。 今日はものすごく久しぶりにかぼちゃの種を差し入れる。 もう、こんなおいしいもの忘れてしまったかとも思ったが、みんないそいそ・うきうきと受け取って食べている。 むぎ・とろは、受けとるとお互いだだーっとかけまわって結局同じ場所に落ち着き、しりをくっつけて食べている。 もはやその意図不明。しかしかわいらしいので、これでいいのだ。 ---------- 母からプリンの差入れ。行ったことはないが、葉山にあるおいしいレストランの品である。 このプリン、耐熱性のビーカーに入っている。目盛りがあり、別売りの密閉ぶたもあるので、食後にたいへん重宝する。 湿気やすいねずみフードを保存するのにもおすすめだ。 特においしかったのは、生クリームプリンと黒みつプリン。 濃厚で、まろやか。しかも、目盛りでわかるとおり、たっぷり200cc入っている。 おいしいプリンというものは大抵、「ああ、もうちょっと食べたいな」というところで終わってしまうものだが、これはたんまり楽しめる。 ラインナップには生チョコもある。生チョコ味のプリンではなく、生チョコがみっちり200cc流し込んである。 これ、食べでがあるよう。
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2002.7.5(FRI) 最高気温:27.5℃ 最低気温:25.0℃ 最高湿度:53% 最低湿度:43% 天候:蒸し暑い晴れ ねずみごはん(共通・1匹あたり): オリエンタルCR-LPF+ブリスキープレーリードッグペレット:計4g、そば実2g(男子は1g)、もりもり野菜2g、花粉小さじ8分の1、かぼちゃの種1粒 本日のおもちゃ本日のおもちゃ:テレックス芯、トイレットペーパー芯 わたしごはん:ぶっかけうどん、鶏とじゃがいものオーブン焼き、じゃがいもとねぎのみそ汁、丸おくら、冷ややっこ など | ||||||
寝ずみ こう気圧の変化が著しいと、ヒトも頭が痛くなり、なんだかぼよよ〜んとして気持ちが悪い。 ねずみたちもだらだらと寝ている姿が多く、心配になる。 むぎなど、私がねずみそうじをしようとトイレをとりのぞいたその跡地のへこみにすかさずはまりこんでぐーぐー寝ていたりして、一瞬死んでいるのではないかと慌てたりする。 しかし、若いときに比べて、ねむっていることが多くなったのは事実だ。 おとろえているのだなあ。 くさくさしているねずみに、かぼちゃの種を差し入れる。 こないだ買ってきたかぼちゃに、よく肥えたいい種がついていたのだ。 かぼちゃの種はうちでは買うことはなく、かぼちゃについてくるものを乾燥させて使っている。 きおい、かぼちゃを選ぶときには、「いい種がついているもの」を基準に選んでしまう。 種はざるにこすりつけるようによく洗い、わたをとりのぞく。 乾燥している時期なら天日干しにするのだが、今の時期では確実にかびてしまうので、120℃のオーブンでからからに乾燥焼きする。 めったにもらえないおいしいおいしい種に興奮・感動するねずみたち。 滋養をつけて、梅雨を乗り切っておくれ。 ---------- 同居人のノートパソコンが壊れた。 液晶が割れたのである。一瞬の出来事であった。 画面に広がる虹色の空。 ああ、きれいだ…。 精密機器は、取り扱いに気を付けましょう。
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2002.7.6(SAT) 最高気温:27.4℃ 最低気温:24.9℃ 最高湿度:53% 最低湿度:43% 天候:蒸し暑い強風&晴れ ねずみごはん(共通・1匹あたり): オリエンタルCR-LPF+ムツゴロウラビフード:計4g、モルト2g(男子は1g)、もりもり野菜2g、花粉小さじ8分の1、かぼちゃの種1粒、小松菜ひとくき(まめ・ちびはのみぬかヨーグルト) 本日のおもちゃ本日のおもちゃ:テレックス芯、トイレットペーパー芯 わたしごはん:冷ややっこ、さば水煮缶、そば粉とキャベツのお好み焼き、かけうどん など | ||||||
まめちびは大喧嘩 とうとう、ふたりがやらかした。 今日の夕方激しく争ったらしく、ごはんタイムに同居人がまめのけがに気付いた。 左目の下あたりに、ほんのり血が付いている。 急いで体をチェックしてみると、首のうしろから脇あたりに点々と噛み傷のようなものが。 ちびはも見ると、こちらも背中に噛み傷がいくつも。 取り急ぎ全体にレスキューレメディの希釈液をスプレーし、ふたりの傷に応急手当のためのオイルを綿棒で塗る。 オイルは、炎症をおさえるククイナッツオイルに、傷によいと言われるティートリーのエッセンシャルオイルを落としたもの。 毛が濡れてしょぼしょぼになったが、あまりあばれずに塗らせてもらえた。 飲み水には、レスキューレメディとクラブアップルのレメディーを落としておく。 とりあえずふたりとも落ち着いてはいるが、ひどくへこんでいる。 ちびはは、トイレにこもって出てこない。 まめの方がひどい傷に見えるが、心配げにトイレをのぞき込んだりしてうろうろしている。 ふたりともショックのあまり食欲が落ちているようで、いつものごはんにほとんど手を付けない。 精米器から出たぬかをヨーグルトで溶いただんごをあげると、いそいそと食べていた。 顔の回りに傷があるので、固いものを噛むのがいやなのだろう。 まめは、かぼちゃの種を受け取ったものの、割るのが難しいようなので割ってから与える。 えさ鉢に、比較的食べやすいこりこりコーンや麩を入れておく。 明日の朝一で、獣医さんに行く予定。
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2002.7.7(SUN) 最高気温:27.2℃ 最低気温:23.5℃ 最高湿度:52% 最低湿度:41% 天候:蒸し暑い晴れのちくもり 通常のねずみごはん(共通・1匹あたり): オリエンタルCR-LPF+おおばこハムフード:計4g、殻付きエン麦2g、もりもり野菜2g、花粉小さじ8分の1、乾燥りんごひとかけ、煎り黒豆1粒 まめちびはごはん:もりもり野菜2g、こりこりコーン2g、花粉小さじ8分の1、はちみつ団子1個、乾燥りんごひとかけ、かぼちゃの種1粒、小松菜1くき、スーパーレモン小さじ2分の1、ぬかヨーグルト玉1個 本日のおもちゃ本日のおもちゃ:テレックス芯、稲ワラ わたしごはん:すだちおろしうどん、肉野菜炒め、ぶっかけうどん など | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
かなしみの別居 ひと晩過ごしたまめとちびは、よたよたしたりぐったりしたりということはなく、比較的元気そうではある。 ただ、ちびはがだいぶんへこんでいる。 ふたりとも、いつもは寄り添って眠っていたのに、ゆうべからは対角の位置に離れて休んだ。 どちらも傷はひどいものの、結果的にはちびはが負けたらしく、まめの動きにいちいち反応しては、びくびくしている。 今まで甘えていたのが、力の差を見せつけられてしまったのであろう。 「優しかったおとうちゃんが、あんなひどいことを…」と落ち込むちびは。 まめはまめで、息子を心配しつつ、へこんでいる様子。 ちびはの様子を見に行ってなめてあげようとすると、びくっと固まる息子。 おそらくは、いつものようにちびはが「おとうちゃんおとうちゃん」としつこくラブアタックし、ついにまめの堪忍袋が、切れたのであろう。 私が気付いたときにはすでに諍いは全て終わった後だったので推測でしかないのだが。 お互い、左脇腹に近い背中の当たりに集中的に噛み傷があるので、巴になって噛み合ったものと思われる。 痛かろう、つらかろう。 寝室にまめちび水槽を持ってきて床につくが、まんじりと眠れない。 夜が明けて、朝一で動物病院に出かける。 日曜日も営業しているのはありがたい。 しかも、スナネズミに詳しいかかりつけの先生が出勤している日だったのはラッキーだ。 早速診ていただく。 予想通り、どちらもかなりの噛み傷。ただ、足の指が欠けていたり、ひどく皮膚が切り裂けていたり、ということはないようだ。 まめは目の下と耳のあたり、ちびはは口唇と鼻のあたりと、ひどく噛まれている。 わりと元気で、先生が棒でまめの口を開けようとしたら、その棒をばりばりかじり始めた。わあ、すみませんすみません。 ちびはの方が、傷が多いらしい。やはり負けたのは、ちびはだろう。 ねずみの歯は鋭く長いため、おなかなどを噛まれると内臓に達してしまい、そこから腹膜炎を起こしてしまうこともあるそうだ。 とりあえず急性腹膜炎の兆候は見られず、どちらも運動性に問題はなさそうなので、薬をもらって様子を見ることになる。 いただいたのは、抗生物質と消炎剤。抗生物質が入っているので、いっしょにビオフェルミンも配合してもらった。 軽いけがであれば3〜5日間の投薬で済むそうだが、傷が多いので1週間分薬を出してもらい。けがの快復の具合を見ながらまた診てもらうかどうか決めることにする。 ちなみに、昨日応急的に塗っておいたティートリーオイルだが、こちらの病院でも使うことがあるとのこと。 ただ、100倍程度に希釈したものを、カビなどの特殊な症状の殺菌用に使うことが多いということで、今回のような傷の消毒用には使わないそうだ。 エッセンシャルオイルは天然のものとは言え、成分の強いものだし、相手が小さいので使用には注意が必要である。 また、希釈するオイル(油)は、かえって傷を化膿させることもあるので、なるべく使わないようにした方がいいそうだ。 そして、覚悟していたことではあるが、やはりまめとちびはの別居を勧められる。 けんか後の二匹にしては、病院で診てもらっている間も水槽の中で寄り添ったりしていて仲はいいようだが、今度けんかをしたら致命傷になるかもしれないということ、また、再度けんかする場合、ほぼ確実に前の傷をねらうであろうということ。 かわいそうだし残念だが、別居を決める。 ゆうべ寝ていないせいもあり、ひとまず安心したのか私まで貧血で目が回ってくる。 人騒がせな患者たちである。 家に帰り、ゲスト用の45cm水槽をふたつ引っ張り出してくる。 巣材は当面、ペパーレミックスと柔らかい三番牧草。 ココハウスも給水器もえさ鉢も土管も予備があったのはありがたい(ねりぺち姉妹のために余分があるのだ)。 まめとちびはにお別れをさせ、水槽を分ける。 ■さようならおとうちゃん
※画像クリックで大きいねずみ さて、投薬である。 いただいた薬は、人間のと同じように回数分の袋に分封されている。 しかし、中身の量はねずみサイズ。よく見ないとわからぬほどに少ない。 この粉末のほとんどはビオフェルミンで、抗生物質などかなりわずからしい。 残さず飲んでもらわないと効かないので、気を付けねば。 先生のアドバイスは、「苦いので、果汁やシロップに溶いてスポイトであげるといいですよ」とのこと。 とりあえず、オレンジジュースに溶いて駒込ピペット(なぜかうちにはあるのだ)で目の前に差し出してみる。 しかし、ふたりとも頑として、なめようともしない。おいしいよ、おいしいのに。 次に、このオレンジジュース薬を、最近好物の自家精米米ぬかと「スーパーレモン」にしみこませ、さらにはちみつまで練り合わせて団子にしてみる。 いつもだったらあげない高カロリーおやつ。さあ、どうだ。 まめは、薬さじからがつがつと食べてくれた。ありがたい。でも、さじの棒までかじらなくていい。 問題は、ちびはである。 ただでさえ、生まれてこの方ひとりぐらしをしたことのないこの男。 ちびの頃から、まめパパになめるようにかわいがられて過ごしてきた。 巣作りだって、毛づくろいだってパパ任せであった。 食いしん坊だが、パパが食べたところを見たものでないと、食べないという保守的なところもある。 このおいしいおいしい「はちみつ団子」に、口を付けようとしない。 「おとうちゃんはどこ?こんなもの、いrなあいよ。痛いよ、だるいよう」 ジュースに溶いた薬を乾燥りんごや麩に染みこませても、食べない。 口元を噛まれているので痛いのであろう、固いものは食べられないのか、と思っていたら、かぼちゃの種はばりばり割って食っているし、ワラも切っている。くそう…。 明日はこのわがままぼっちゃんのために、久しぶりにペットミルクを買ってくるつもりである。 ちびはくん、おねがいです。薬をのんでください。しずみんは熱が出ちゃいました。 ■薬だんご
※画像クリックで大きいねずみ 今後のことを考えると気が遠くなりそうだが、こうなってしまったものは仕方ない。 いつかはこうなる、運命だったのかもしれない。 おとうちゃんおとうちゃんと甘えて育ったちびはも、ちびはと出会う前の暗く沈んだ時期を知っているまめも、私が精一杯かまってあげよう。 そして、それをじっと見ているムーシュも、まんべんなくかまおう。 ねずみのケアに優るケアは到底できないであろうが、がんばるしかない。 とにかく、ふたりには早くよくなってもらわねば。
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2002.7.8(MON) 最高気温:27.0℃ 最低気温:23.9℃ 最高湿度:55% 最低湿度:45% 天候:蒸し暑いくもり 通常のねずみごはん(共通・1匹あたり): オリエンタルCR-LPF+イースターどうぶつ村ハムフード2g:計4g、こりこりコーン2g、もりもり野菜2g、花粉小さじ8分の1、乾燥りんごひとかけ、クリームチーズ少々 まめちびはごはん:オリエンタルCR-LPF2g、イースターどうぶつ村ハムフード2g、もりもり野菜2g、こりこりコーン2g、花粉小さじ8分の1、カスタムラックペットミルク玉1個、乾燥りんごひとかけ、小松菜2くき、スーパーレモン小さじ2分の1、クリームチーズ少々 本日のおもちゃ本日のおもちゃ:テレックス芯、稲ワラ わたしごはん:豚キャベ炒め、おかひじきと揚げの酢の物、カツオの刺身 など | ||||||
がんこむすこめ。 今日もちびはに薬を盛るのに失敗する。 粉薬を水で溶いてはちみつで味を付け、ちびはをつかまえ、プラスポイトで口元に流し込もうとするが、ほよほよの口元をぎゅっと結んで、頑としてなめない。 動物病院の先生がやっていたようにぎゅっと保定して口をこじあけ、流し込んでしまえればよいのかもわからないが、ふたりとも耳や背中(写真はまめ)に集中的に傷があるので、痛そうでつらく、しっかり固定できないのだ。 そのうちちびはは大暴れして私の手をがぶがぶと噛みだした。興奮しているので、薬どころではない。 この液体でスーパーレモン粉末を練って、半割にしたかぼちゃの種に盛りつけて置いてみたが、一度は手に取ったものの、ぷいっとほっぽらかした。 「あやしいものは、食べないよ」 がんこな息子。 仕方ないので、薬を乾燥りんごにしみこませてえさ鉢に入れておくが、現時点で手を付けていない。 夕方、おいしいペットミルク(ナッツ入り)を買ってきてオレンジジュースで練ってあげてみた。ちびははこれにも口をつけようとしない。 この乳玉は、むぎがちびはやとろの授乳中にあげていたものを、ちびはも横からくすねて食べたことがあるので、「食べたことのないものは、食べない」ちびはの保守的なポリシーからすると大丈夫かと思ったが、やはり食べてくれない。 クリームチーズを好むスナネズミもいる、とどこかのサイトで見たので、これも買ってきてみた。 しかし、これもなめてくれない。 「これには薬を入れていないよ。だいじょぶだよ、おいしいよ」 と説得するも、聞き入れず。 かと言って、全然食欲がないかと言うとそうでもなく、こりこりコーンのポン麦や小松菜はバリバリ食べているし、ワラもけっこう切ったり食ったりしている。 要するに、何かアヤシイと察知したものに手を付けないでいるのだ。 今まで、全ておとうちゃんにおんぶにだっこで生きてきたちびは、もう、何をどうしたらよいのかわからない。 今日は、まめの方に入れていた、まめとちびはの同居時に使っていた給水器とえさ鉢をちびはの方に移した。 なるべく、以前使っていたものの方が違和感がなくてよいかと思ったのだ。 しかし、ちびはは一日中びくびくして、しょぼんとココハウスにこもっていた。 たまに外に出て壁みがきなどしているので、けががひどく悪いと言うことでもないらしい。 なにしろ、おとうちゃんなしの生活がこたえているのであろうと推測する。 一方、まめは薬もスポイトから素直にこくこくと飲み、乳玉も受け取ってうまそうに平らげた。クリームチーズも、残さずなめる。 ちびはのことが心配なのか、うろうろと落ち着かなそうにはしているが、元気だ。 まめの方が、早く傷も回復するのではないかと思う。 今ふたりを一緒に戻せば、とりあえず仲良く再同居できるタイミングだろう。 しかし、この先またいつけんかになるかは、わからないのだ。 そのリスクを犯す勇気も、ずっとずっと監視している根性も、私にはない。 とりあえず、私にできることは、薬を飲ませる工夫をすること、傷が化膿しないように巣やトイレを清潔に保つこと(日に二回砂を替える)、顔にけががあるため食べにくいであろうごはんを食べやすく工夫すること、ぐらいであろうか。 ハードペレットは、石鉢で砕いて小さめにして入れた。 量を食べなくてもカロリーが採れるよう、高カロリーのハムスターフードを加える。 また、穀類も食べやすいこりこりコーンなどを中心にする。 青菜類を欠かさない。 食欲がわくように、スーパーレモンをふりかける。などなど。 今日、生のりんごも買ってきたので、あすはこれで薬を試してみよう。明日は、 ついでに、むぎとろやムーシュにもクリームチーズや乳玉、乾燥りんごをおすそ分けする。 思わぬおやつにほくほくする女子連なのであった。 ---------- ネットランナーという雑誌の8月号に、「すなぶろっく」の紹介記事が掲載されたそうである。 むぎのあられもない姿が、出版物に…。 脱衣ブロック崩しの紹介ページであるらしい。 いや、確かに脱衣モノで、女の子だけどね。 よかったら、本屋さんで見てみてください。
※画像クリックで大きいねずみ |
2002.7.9(TUE) 最高気温:27.7℃ 最低気温:25.5℃ 最高湿度:53% 最低湿度:42% 天候:蒸し暑いくもりのち大雨 通常のねずみごはん(共通・1匹あたり): オリエンタルCR-LPF+おおばこハムフード2g:計4g、モルト1g、もりもり野菜2g、花粉小さじ8分の1、乾燥りんごひとかけ、ぬかヨーグルトだんご1個 まめちびはごはん:オリエンタルCR-LPF2g、おおばこハムフード2g、もりもり野菜2g、こりこりコーン1g、乾燥りんごひとかけ、花粉小さじ8分の1、ぬかヨーグルトだんご1個、スーパーレモン小さじ2分の1 本日のおもちゃ本日のおもちゃ:テレックス芯、稲ワラ、トイペ芯 わたしごはん:蒸しなすのあさぽんがけ、ゴーヤと豚の冷やし中華、ねぎといんげんとワカメのみそ汁、じゃがいもと豚肉の揚げ炒め、玉ねぎとオイルサーディンのサラダ、揚げなすマリネ、ちりめんわかめ、温泉玉子 など | ||||||||||||||||||||||||||
ちびはが噛んだ 小指がイタイ 今日もちびは投薬問題に寝不足な頭を悩ませつつ、原点に立ち返ろうと、オレンジジュースで薬を溶く。 ハチミツもおまじないに1滴入れ、昨日購入してきたプラスポイト(\10。安っ!)で吸い取る。 まめの口元に差し出すと、ちゅーちゅーとおりこうに吸い始める。 指に少しずつ力を加えてちょうどよいそくどで液が出るようにしてやると、ほどなくまめは薬ジュースを飲み終えた。 ステキー! ■スポイト投薬
※画像クリックで大きいねずみ まあ、噛んだりはしたわけですが。\10でよかった、スポイト。 さて、問題のちびは王子である。 同じように薬を溶いて準備し、王子をふんづかまえる。手の中でひと暴れなさる殿下。 はしたのうござりますぞ。 うまく保定はできないものの、豊満なその体を私の胸に引き寄せてなるべく固定し、がっしと結んだほよよクチの端をむにっと引っ張って歯を出させ、無理くりジュースのしずくをしたたらせる。 放尿、脱糞なさる王子。おやめくだされ…。 ものすごく屈辱的なお顔をされ、私の小指にがぶりと一口くださった後、なんとかこの脱糞王子は薬ジュースを飲みきってくれたのだった。 ブラボー、マルセリーノ! パンと葡萄酒! 痛いけど、よかったよかった。 水槽に戻すと、ほうほうの体でココハウスにこもる傷心のちびは殿下。 「…嫌われた、な。」 私のつぶやきを聞いていたのは、おしっこをしに起きてきたムーシュだけだったという。 どうせはなっから愛されてなどいないのだからいいや、と開き直り、夜の投薬。 もはや私のことなど一個も信じられないふとりねずみが、構えてそこにいる。 同じようにていねいに薬を溶き、ちびはをふんづかまえる。 「こいつにつかまると、ひどいことをされる」と学習したちびはは(おお!学習能力!)、激しくあばれる。 私もあばれてみる。なんとか押さえつけておくちをホヨヨと開かせ、ジュースをしたたらせるが、敵も噛むものかみつくもの。 液が口に入らないようになんとか下を向こうともがき、だらだらと白い胸毛にジュースをしたたらせる。 あー。あー。 実際に口に入ったのは3分の2ぐらいであろうか。 しかし後で毛づくろいをしていたので、胸にたれた薬はなめてしまったことであろう。 人獣ともに、こんなにも激しく体力と精神力を消耗する作業、その名は投薬。 明日もまたがんばろう。 まめの背中の毛に、見やすいように少し水をつけて確認したところ、赤く痛々しかった噛み傷に半透明の黄色い血漿のかさぶたができつつある。 特にじゅくじゅく化膿したようなところもなく、かきむしっている様子もない。 ひとまずほっとする。このまま順調に快復してほしいと、心より祈る。 ---------- 同居人の実家より、今年もおいしい佐土原なすの到来物。 このなすは長なすの一種で、宮崎原産らしい。 肉質が密でみずみずしいため、傷みやすいせいか、なかなか東京までは流通してこない。 なす好きの私が、特に好む品種である。 これを素揚げしてかつおだしとしょうゆ・酢のマリネ液に浸けた「揚げなすマリネ」や、レンジでチンして酢としょうゆをかけまわした「チンなす」は、私の大好物である。 明日は、焼きナスをこしらえよう。 ごちそうさまです。おいしくいただきます。
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2002.7.10(WED) 最高気温:27.5℃ 最低気温:25.5℃ 最高湿度:54% 最低湿度:44% 天候:台風 通常のねずみごはん(共通・1匹あたり): オリエンタルCR-LPF+ニッパイソフトハムフード2g:計4g、モルト1g、もりもり野菜2g、花粉小さじ8分の1、小松菜ひとくき まめちびはごはん:オリエンタルCR-LPF2g、ニッパイソフトハムフード2g、もりもり野菜2g、モルト2g、小松菜ひとくき、花粉小さじ8分の1、カスタムラックスペットミルク小さじ2分の1 本日のおもちゃ本日のおもちゃ:テレックス芯、稲ワラ、トイペ芯 わたしごはん:カレーマルシェ、なすとひき肉のカレー、ゆでじゃがいも など | ||||||
脱力大賞は 昼過ぎに、本日第一回目の投薬。 昨日のように、オレンジジュースで粉薬を溶き、今日は注射器シリンジで吸い取って飲ませる。 まめは今日もこくこくと何事もなく完飲。 さて、ちびは。昨日の夜はかなりいやがって暴れたので、今日当たり懲りて飲まないのではないかと心配する。 ところが。 つかまえるまでもなく、差し出したシリンジの先から、こくこくと素直に飲み始めるではないか。 全部素早く飲み終えると、シリンジをつかんで先っぽをカリカリとかじり、 「もうないのか」 とこちらを見上げる始末。 なんなんだ、お前は。なんだ、そのかわいいお顔は。 ようやくちびはにとって、この薬の味が「知らない味」でなくなった、ということなのだろうか。 ともかく、よかった。 嬉しいので、ムーシュ・むぎ・とろにも2〜3滴ずつオレンジジュースをふるまって祝う。 しかし、ちびはは相変わらずにびくびくしている。 まめといっしょにいた時のように、だらだらとくつろぐ姿は見られない。 ココハウスか壺トイレにこもってうつうつとしているか、人の気配がしたり他のねずみの物音がすると、びくっと土管に走り込んだり。 ひとりぽっちで、どうしたたよいのやらわからないのであろう。 とりあえず、よいこだ。ちびははよいこだ、とほめておく。 台風のおかげで、ヒトも体調がわるい。砂漠のねずみたちはさぞや不快であろう。 むぎの機嫌もわるく、とろを追い回して頭をボサボサに毛づくろいして憂さを晴らしていた。 早くいっちゃうといいねえ、嵐。 ---------- 私は台風が来ると妙にレトルトや缶詰、ビスケットなどが食べたくなる。 子どもの頃、台風が来るたびに押入の上段・下段にこもって「陸の孤島ごっこ」をしていたからだろう。 電気スタンドとまんがを持ち込み、「非常食料」と称してコンビーフやかにぱんを食べる。 サバ水煮缶なんかもうまかったな。 そのせいか、未だに私にとって缶詰やレトルトは、「何かあったときに楽しみに食べるもの」という位置づけになっている。 今日も、台風が来たのでレトルトのカレーマルシェをおいしくいただいた。 非常時だ、仕方ない。おいしいなあ、もぐもぐ。
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2002.7.11(THU) 最高気温:27.9℃ 最低気温:25.3℃ 最高湿度:56% 最低湿度:45% 天候:台風一過、あほみたいな晴れ 通常のねずみごはん(共通・1匹あたり): オリエンタルCR-LPF+ムツゴロウラビフード2g:計4g、殻むきエン麦1g、もりもり野菜2g、花粉小さじ8分の1、小松菜ひとくき、ゆでインゲン2分の1本 まめちびはごはん:上記+カスタムラックスペットミルク小さじ2分の1、かぼちゃの種1粒 本日のおもちゃ本日のおもちゃ:テレックス芯、稲ワラ、トイペ芯 わたしごはん:カプレーゼのパスタジェノベーゼ&手作りソーセージ、なすとひき肉のカレー、ゴーヤチャンプルー、納豆、ゆでインゲン、おかひじきのサラダ など | ||||||
ちびは・いじけむし 傷の具合は良くなってきたようだが、こころの傷はなかなか癒えないふたりである。 まめはいつもせわしなくあたりをきょろきょろしているし、ちびはは壺にこもってうつうつとしている。 そしてふたりとも、物音や私の手を必要以上にこわがってびくびくしている。 大喧嘩・大けがの後だから無理もないが、いたしかたないいことなのだろうか。 思えばまめは、昨年のむぎの出産後、むぎの気に入らずに追い出されてしまい、大好きな子ねずみたちの育児に参加させてもらえずにひとり暮らしを余儀なくされ、ひどく落ち込んでいた。 ココハウスにこもり、ハウスのふちにあごをもたせかけて、うつろな半目で日がな一日ぼんやりと過ごしていた。 今のちびはが、そんな感じである。 そんなまめの暗い毎日を救ったのは、ねずみ天使・ちびはの登場なのである。 すぐに仲良くうち解けたふたりはいつでもいっしょになかよく暮らし、まめもなめるようにかわいがって息子を育てた。 ちびはがぐんぐん育ち、ぐんぐんぐんぐんぐんぐんぐんぐん育ってこんなにでかくなったのだ。 一対一の濃密な関係にあったふたりが、今こうして別居している。 シャワーのように降り注ぐおとうちゃんの愛が絶たれたちびはが落ち込むのは致し方ないことではある。 思えば、濃密すぎたからこそ決定的なけんかに発展してしまったのかもしれない。 仲良くする相手も、けんかする相手もお互いしかいないのだ。 感情のやりどころが一点集中してしまい、ふっとバランスを崩すといきつくところまで争ってしまうのではなかろうか。 しかも、せまい水槽。逃げ場はない。 かえって集団で生きる動物というのは、もっと多い、たとえば5匹、10匹以上ぐらいの方が、感情や欲望を分散できてうまくいくのではないだろうかなどと想像する。 中には暴れん坊や、どうしても相性の悪いものも出てくるだろうが、大家族や集団の中での役割分担が自然とできてくると、コミュニティとしてうまく回っていけるのではないかなあ、と思ったりしてみる。 今日はまたちびはのご機嫌が思わしくなく、シリンジの薬を飲まない。 仕方ないのでつかまえて、口元をびしゃびしゃにしながら流し込む。 ああ、これでまた嫌われる。 いいさ、嫌わば嫌え。愛されてなんかいないさ。ルールールルー。 ---------- ちょっと必要があって点滴してきた。 私は点滴が好きでない(好きな人なんていないだろうが)。体質上、あまり早く点滴が落ちてくれないのだ。 点滴中、ずっと腕が重く、じんわりしびれている。 しかも、終わった後2〜3日は、大きな虫に食われたように腫れる。 できればさけてとおりたい治療法である。 私はこんなにおりこうにいやな点滴を500mlも受けてきたのだから、ねずみ諸氏はおとなしく薬を飲んでいただきたいものである(無茶)。
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2002.7.12(FRI) 最高気温:27.7℃ 最低気温:25.1℃ 最高湿度:55% 最低湿度:45% 天候:晴れ 通常のねずみごはん(共通・1匹あたり): オリエンタルCR-LPF+イースターバニーセレクションシニア2g:計4g、枝付き粟玉1g、乾燥さつまいも1g、もりもり野菜2g、花粉小さじ8分の1、りんごひとかけ まめちびはごはん:上記+スーパーレモン小さじ2分の1、りんご果汁少々 本日のおもちゃ本日のおもちゃ:テレックス芯、稲ワラ、トイペ芯 わたしごはん:冷たいいりこだしぶっかけうどん、パステルの抹茶プリン&キャラメルプリン、おくら納豆、ナスの煮浸し、チンなす、冷やし中華、鶏胸肉のグリル など | ||||||
くふう 今日も第一回の投薬時にちびはがいやがって暴れたので、二回目には趣向を変えた。 オレンジジュースではなく、生りんごをおろしてしぼった果汁で溶いてみたのだ。 そろそろオレンジジュースに飽きがきたのでは、と思ってのこと。 りんご果汁は受けがよく。ふたりともうまそうに平らげた。 残りのりんごを食べてみたが、季節はずれなこともあり、薄くてあまりうまくない。 でも、こっちの方がよかったのねん。 これに飽きたら、今度はすももでも絞ってみようか。 みんなの体重測定をする。重い順に発表。 ちびは:102g むぎ:93g まめ:88g とろ:82g ムーシュ:76g ああ、ちびははこの間動物病院に行ったときに量ったら96gで、まめと差がなくなってきたなあ、と思っていたのに、少し甘やかすとすぐ肥える。 家畜としてはよい生き物と言えよう。 皮の下についた脂がたまらなく肉感的なちびは。カリカリに焼いたらうまかろう。 まめは今回のストレスもあってか、むぎより軽い。 ムーシュは、夏やせか? もっともっとかわいがらねば。 ---------- 以前佐渡の漁師さんに分けてもらったトビウオの焼き干しでだしをとり、なすを煮る。 ことことよく煮含めて冷やしたおかずは、なつの楽しみだ。 魚の味の濃厚なおだしか、なすからじゅーっとしみ出してくる。 そうめんや冷やし中華のアテにもいいものだ。 今日は他にもそうめん用のだし(トビウオ・しいたけ)をこしらえたりいなりの皮やしいたけを煮たりして、だしの香りが立ちこめる午後であった。
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2002.7.13(SAT) 最高気温:27.7℃ 最低気温:25.1℃ 最高湿度:49% 最低湿度:40% 天候:くもりのち小雨 通常のねずみごはん(共通・1匹あたり): オリエンタルCR-LPF+おおばこハムフード2g:計4g、こりこりコーン2g、もりもり野菜2g、花粉小さじ8分の1、小松菜ひとくき、スーパーレモン小さじ2分の1 本日のおもちゃ本日のおもちゃ:テレックス芯、稲ワラ、トイペ芯 わたしごはん:徳島ラーメン、一滴八銭屋の牛すじおでん&ぶっかけうどん など | ||||||||||||||
投薬終了
今日の夜の分で、投薬終了である。
りんごをしぼった果汁にはちみつをたらし、シリンジに詰める。
簡単でお利口なまめに薬を飲ませ、わがままぼうずのために準備する。
まずは水槽のふたを開け、シリンジを差し出すが…。
■さいごの薬だよ
※画像クリックで大きいねずみ やはり飲まないので、とっつかまえることにする。 ちびはのぶるぶりと太い胴を左手でくるむようにつかみ、私の腹に引き寄せて逃げ場をなくす。 あまり強くつかむと痛かろう、内臓が苦しいと気の毒だ、と仏心を出すばっかりに、大暴れするちびはに何度も逃げられそうになる。 なんとか押さえつけて口元をむにっとシリンジで押し上げ、歯の隙間に薬液をたらす。 たらされた分は、観念してちょびちょびとなめとるちびは、しかし途中でやはりぶりぶりっとあばれ、またこのくりかえし。 しかしどうにか、投薬終了である。私のシャツにはちびはの落とし物が三粒ほど残された。 お代はいりませんよ。 一週間の闘薬…いや、投薬生活を終え、まめとちびはの傷もよくなってきた。 傷は乾いてかさぶたになっており、特に化膿したりかきむしったりしている様子もない。 明日、動物びょいんに電話して、このまま家で様子を見ることにします、と伝えようと思う。 まめとちびはは相変わらず落ち込んでいる。 ことにちびはは、 「この世でもっとも不幸な少年(?)は、おいらだ」という顔で巣に横たわっている。 まめも心配しているから、早く朗らかなねずみに戻っておくれ。 ---------- 新宿に出る用事があったので、かねてより興味のあったうどん屋「一滴八銭屋」へ。 新宿西口、ソフマップやヨドバシ時計館の近くである。 以前串焼き居酒屋「949(くしきゅう)」があった場所をそのまま利用して、讃岐うどんや讃岐料理で居酒屋をやっている。 ぶっかけうどんはかなり固いコシがあり、食べ応えあり。この店の売りは、あたたかい創作うどんだそうで、「白肉うどん」「黒肉うどん」など不思議な名前がメニューに並ぶ うどんのおかずにとったおでんの牛すじは関西系のアキレス。とろん、ぷるんと甘く煮上がっていて、静岡おでんの好きな私の舌の傾向によく合う。うまい。 夜のメニューのうどんは、飲んだ後のちょっとした腹ふさぎ用らしく少な目の盛りだそうなので多めにしてもらったら、コシが思いの外強かったので食べきるのに苦労した。 小さめのやつでも良かったかと少し後悔。ダシは関東風にかつおを強めにしてある濃い味のもの。 あれでいりこ臭が強ければもっと好みだなあ。
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2002.7.14(SUN) 最高気温:27.9℃ 最低気温:25.5℃ 最高湿度:48% 最低湿度:41% 天候:強風くもり ねずみごはん(共通・1匹あたり): オリエンタルCR-LPF+ハムスターセレクション2g:計4g、モルト2g、もりもり野菜2g、花粉小さじ8分の1、小松菜ひとくき 本日のおもちゃ本日のおもちゃ:テレックス芯、稲ワラ、トイペ芯 わたしごはん:そうめん(あごだし)、三分搗きおむすび、煮うなぎ、白菜と揚げ玉の煮付け、豆腐の煮染め、きゅうりサラダ、プチトマトなど | ||||||
嵐の予感 またもや台風が近づいているようだ。 しかも、今度も今のところ本州直撃コース。耳がキンキンして、あほなおつむがますますぼんやりする。 ねずみたちもあまり機嫌が良くなく、ふてくされたように寝ている。 今日はここのところおざなり気味だったムーシュをかわいがる。 回し車のふちにあごをもたせかけ、ひたいをかいぐりかいぐりなでられるムーシュ。 少し夏やせ気味なのでかぼちゃの種をおやつとする。 音に気付いてちびはが走り出てきたが、君は十分だ。ペレットをたべなさい。 まめとちびはのけがの具合をチェックする。 そのままでは毛深くてわからないので、スプレーでほんのちょっと毛を濡らして分け分けし、けがのひどかったあたりをさぐる。 ちびはは、もうほとんど傷のありかがわからない。分厚いおにくのおかげで、傷が深くならなかったのだろう。 まめも、黄色いかさぶたもほとんどとれて、傷のあたりにほんのりピンクの跡がのこるばかり。 もう、大きな心配はいらないだろう。よかった、よかったねえ、ふたりとも。 あとは、早く気持ちが元気になってくれればよいのだが、同居時のようにのんびりだらりというわけにはいくまい。 ---------- 私はどうやらプリンが好きなようで、あれこれ買ってきてはおやつにしているのだが、お気に入りのひとつにパステルの「なめらかプリン」がある。 こいつは、これを見てわかる通り二層に分かれており、1個で二度おいしい。 名前の通り、ほんとになめらかで、とろけてしまいそうなプリンである。 プリンというより、クリームに近いかも知れない。 紅茶や抹茶、キャラメルなどいろいろ種類も豊富で、私はことに紅茶のやつが好きだ。 こんなおいしいプリンが食べられるようになるとは、いい世の中になったものだ、としみじみ思いつつも、やっぱりハウスプリンエルやプッチンプリンも好きなのだから困ったものだ。 あいつら、麻薬でも入ってんじゃないか。
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2002.7.15(MON) 最高気温:27.5℃ 最低気温:25.2℃ 最高湿度:45% 最低湿度:41% 天候:夏日晴れのちくもり(嵐前) ねずみごはん(共通・1匹あたり): オリエンタルCR-LPF+abシートンチモシーダイエット2g:計4g、野菜パスタ2g、もりもり野菜2g、花粉小さじ8分の1 本日のおもちゃ本日のおもちゃ:テレックス芯 わたしごはん:「ねずみのこと」のカレー、すだちおろしうどん、ズッキーニとトマトのチーズ炒め、かぼちゃの煮付け など | ||||||
おとうちゃんおとうちゃん、魔王が来るよ 嵐が近づいてくる。 午後洗濯をしたが、シーツが風に煽られて激しくはためいた。 生暖かい、嵐の前兆。耳がキーンと鳴る。 おねずみさまたちは、おこもりである。まめとちびはだけでなく、みんなぼんやり巣に入っている。 ふとムーシュがおしっこに起きたと思ったら、回し車でなされた。 わああ、やめてくだされ、殿中でござる。 最近、ねずみたちのハードペレットへの食い付きがわるい。 まめちびはを甘やかしていた流れで、むぎとろやムーシュにもおいしいものをあげていた結果、ペレットが後回しになったのだろう。 妹曰く、「ペレットを食べているねずみは、おりこうに見える」。 じゃあ、ペレットをケトバシているむぎは…。 ペレットを食べなさいね、ペレットを。 ---------- 今日、八王子の通院帰りに、かねてより気になっていた喫茶店によって昼食。 店の名は、「ねずみのこと」。 古き良き時代の喫茶店がそのまま営業しているといった風の店で、あまり愛想のないマダムとマスターがふたりで切り盛りしているらしいカウンターだけの店。 メニューは、カレーにコーヒー、ヨーグルト、ミルク、ミックスジュースとあと数品ぐらい。 カレーも、喫茶店風のなつかしい感じのもので、ほっとする味。 なぜ「ねずみのこと」なのかはついには聞けずじまいであった。 ねずみねずみ。
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