2002.8.16〜31 |
2002.8.16(FRI) 最高気温:27.8℃ 最低気温:25.8℃ 最高湿度:63% 最低湿度:42% 天候:くもりのち雷雨 ねずみごはん(共通・1匹あたり):オリエンタルCR-LPF2g、プレーリーメンテナンス・パフォーマンス2g、殻むきそば実2g、もりもり野菜2g、花粉小さじ8分の1(+むぎとろ:紫イモとさらしあんとアガリクスのおだんご1個) 本日のおもちゃ:テレックス芯、様似牧草 わたしごはん:カプレーゼのランチ(パンサラダ、牛肉のボロネーゼ、ジェノベーゼ、グレープフルーツのシャーベット)、くくるの明石焼き&たこ焼き、井の頭自然文化園売店のジャンボフランク、金ちゃんカレーヌードル など | ||||||||||||||||||||||||||
りすの森 さくらちゃんを、ママのもとにお返ししてきた。 ほんとのおうちに帰ったさくらちゃんは、やはりのびのびとしているように見える。 よかったね。また来てね。 その足で、井の頭自然文化園で行われているイベント「涼風トワイライトガイド」に向かう。 金魚警報さんが掲示板で紹介してくれたものだ。 平日の夕方ということもあるが、園内はかなりガラガラである。 しかも、折りしもの雷雨。薄暗い園内は閑散としている。雨天中止とのことだが、大丈夫だろうか。 ガイドツアーは17:00からだが、16:00までに入園せねばならないので(あとでわかったが、納涼期間は17:00入園でよかった)、早めに園内に入る。 実は東京に住んでいながら、この動物園に来るのは初めての私だ。井の頭公園自体にはよくボートに乗りに来たりいせやのやきとりを食べながら散歩したりと遊びに来ていたのだが。 そして、知った。池の当たりから、動物園のある本園までは、けっこう遠い。 汗だくになりながら、薄暗い分園から本園まで、せっせこ歩く。 本園からは、帰る家族連れがぞろぞろ出てくる。りすのためだけにやってきた私はかなり遅い方の客だ。 園内に入って、とりあえずモルモットやうさぎなどを見物する。 15:00まではモルモットたちとのおさわりイベントが行われているのだが、それも終了して、もうモルたちはしまわれており、ごはんタイムだった。小松菜、生牧草、りんごなど、敷き詰められたごはんをおいしそうに食べている。 短毛、長毛と入り交じって、たくさんいる。もっさりして、たいへんに愛くるしい。嗅ぎたい。 はす向かいの飼育棟では、生後二ヶ月、三ヶ月、六ヶ月と分けてモルのこどもたちが暮らしていた。 生後二ヶ月とは言え、モルはやはり大きい。こどものせいか、少しのっぺりつるるんとしていて、みんな床にはりついて静かにしていた。 とことこ歩いて、アジア象のはな子さんのところへ。 彼女は来園50周年になるそうだ。夕方なのでもう象舎に入っていたはな子さんは、砂のシャワーを浴び、キャベツを食べていた。 歯が一本ないはな子さんのために、毎日飼育係はバナナなどのごはんをジュースにしてあげているらしい。 歯に問題のある子には、ねずみも象もすりつぶしごはんなのだな。しかし象のフルーツジュース、たいへんな量だろう。 りすツアーの集合時間は16:50である。ひとまわり園内を見物したが、まだだいぶん時間がある。 売店であまりおいしくないジャンボフランクにたっぷり練り辛子をつけて食べていたら、ぽつぽつ雨が降り出した。ひとりでなにやってんだ、私。 ああ、まずいなあ。と思いつつ、集合時間前にりす舎の前に行くと、自転車でヒゲの飼育係の方が現れた。 「中止ですか?」 「うーん、大したことやるわけじゃないから、いいですよ」 ラッキーだ。ツアー客は私の他に、子連れの若いママ二組だ。暗い雨の中、よく来たね。 その5人で、「りすの小径」に入る。ここは金網で覆われたりすの森だ。 入り口は二重扉になっている。屋根があるわけではないので、ヒトは傘をさして入る。 入り口に近い通路で、係の方の説明を聞く。 彼が見せてくれたりすのごはんは、けっこうゴージャス。 くるみ、ひまわりの種、麻の実、ミルワーム、煮干し、、ゆで玉子、ドッグフード、りんご、にんじん、小松菜、みかん。 くるみは当然大人気で、こうして並べるとくるみから先になくなってゆくそうだ。1日・1匹につき1個、と決めているとか。 しかし、こうして見るとたんぱく質が中心の食事なのだな。スナネズミとはずいぶん違う。 量やバランスには、飼育係の方達も気を配っているはずなのだが、よく来る来園者の中に、勝手にむきくるみをばらまくおじさんがいて困るのだそうだ。 自分だけでなく、周囲の子供や来園者に配ってりすにやっているらしい。 きっと彼に悪気はないのだろうけど、ここのりすがもし私の家族だったら、彼を許さないだろう。 常連なので園もなかなか強くは注意できないらしいが、そういうえさばかりやることが、決してりすの健康によくはないのだということを、子供にもわかりやすく札などで掲示してはどうだろう。 そういう啓蒙が、ひいては飼い動物のえさを考え直すきっかけにも、なりはしないか。 ここのりすの小径には、約70匹、繁殖棟にも同じくらい、合わせて140匹程度のりすたちがいるそうだ。 いったいどうやって個々を識別しているのだろう、と質問すると、首だか背中だかのあたりにマイクロチップを入れ、十数桁の番号で管理しているそうだ。 では、それをいつどうやって付けるのか。小径内では、りす達がある程度勝手に繁殖しているのだ。 答えは、「年末、園が休みの時にまとめてやる」である。1日えさを抜き、トラップをしかけ、つかまったやつをどんどん入り口の二重扉の所にためる。そいつらを片っ端から調べて、チップが付いていない者には付けてゆくのだ。りすの棚卸しである。 この総数から、毎月の死亡者を引いて、大体の数がわかるのだそうだ。なるほど。 この小径にいるのは、ニホンリスである。ホンドリスとも言う。 本来多摩丘陵にもたくさんいたりすだが、開発のせいですっかり減ってしまった。 ここの園では、この小径でりすと人間が共存できることを実験し、いずれはできれば園内にりすを離して増やしたいのだそうだ。 しかし、カラスがいたり園から外に出てしまったりで、なかなか実現は難しいらしい。 小径の中には、あちこちに係の方のお手製の巣箱がある。これをあちこちにこしらえておくと、繁殖期にはりすが入って巣作りをする。巣材は、転がしてある丸太の樹皮だ。 小径内で繁殖しているりすたちは、この巣箱内を定期的にチェックすることで数や月齢がわかる。生後の日数は、子りすの体重で判断しているそうだ。 子育ての終わった巣箱はきちんと中を人間がそうじして空にしておいてやらないと、積み重なった巣材の上にまた新しい巣材を運び込んでしまい、入り口の穴から子りすが転げだしてしまうのだとか。 なかなか係の人の仕事も多い。 そうこうしていると、小径のあちこちからりすがちょろちょろ・ぴょんぴょんと出てきた。 えさバットのくるみをくわえ、走り去ってゆく。くるみの殻のつなぎ目をきっちり器用にくわえ、持ち去ってからゆっくりたべるのだろう。しばらくすると、森のあちこちからカカカカカ、と殻をかじる音がしてくる。 りすはくるみの殻を割れるのだな。えらいなあ。スナネズミには、できない。 この割り方にもうまいへたがあるそうで、要領のいいものは、1cm程度だけかじり、あとはこじってぱかりと殻を割れるのだそうだ。 大人だからうまい、というわけでもないらしい。 次に人気なのはミルワームやひまわりの種。「こういうものも食べるんですよ」と係の方がひとつかみのミルワームを足元にばらりと撒いたものだから、小さな女の子はかなり引いていた。わはは。 りすたちはと言えば、遠くで様子をうかがっている者もあれば、すぐ足元まで来てミルワームをむさぼる者あり、係の人によじのぼっている者あり、係の人の後ろにある飼料やくるみのストックが入っている箱に忍び込んで盗みをはたらいている者あり。慣れ度もいろいろだ。 ツアー終了後、「まだ閉めませんのでよかったらもう少し見ていってください」と言い残して、係の方は消えた。記念に、と、ポストカードをいただいた。 親子連れは帰ってしまい、私が残されたえさバットのあたりをうろうろしていると、ヒトが減ったので安心したのか、りすがたくさんバットにむらがってきた。 立っている私に足元からどんどん5匹ぐらいのりすが登ってきて、あわあわする私。 登ってみたものの、枝葉がないため降りづらく、はやりあわあわするりすたちであった。 ■井の頭自然文化園「涼風トワイライトガイド〜リスの小径」
※画像クリックで大きいりす りすを堪能して帰宅してみると、むぎの具合が良くない。 うずくまって、肩でどきどきと息をしている。横に、心配そうにとろがつきそっている。 ちょうど薬の時間なので、とりあえず飲ませる。むぎを手に持つと、心なしか体温が低いように感じる。 むぎのような病状の子だと、末梢血管まで血が回らないため、手足が冷たく感じることがあるという。それだろうか。 口元に薬をたらし、口元をめくって薬を染みこませる。これで、本当に飲み込めているのか、自分が信用できない。 いったん口のあたりに染みた薬は、きちんと飲み込めているのだろうか?それとも、あとで出してしまったりすることも、あるのだろうか? イモ玉もこしらえてむぎの横に置くが、半分ぐらいしか手を付けない。 呼吸がくるしいかと、酸素缶をスプレーしてみる。シュッという音に、二匹ともびくつく。 同居人の提案で、水槽にアミ蓋の上から布をかけ、一部をめくって酸素をスプレーする。 今はとりあえず猫の中で休んでいるむぎ。明日、朝イチで病院に電話し、指示を仰ごうと思う。
※画像クリックで大きいねずみ |
2002.8.17(SAT) 最高気温:27.4℃ 最低気温:25.0℃ 最高湿度:66% 最低湿度:49% 天候:くもり ねずみごはん(共通・1匹あたり):オリエンタルCR-LPF2g、おおばこハムフード2g、無農薬殻付き大麦2g、もりもり野菜2g、花粉小さじ8分の1、チンゲン菜1くき(+むぎとろ:紫イモと白あんとアガリクスのおだんご1個、かぼちゃフレークと大麦若葉のおだんご1個) 本日のおもちゃ:テレックス芯、様似牧草、ハムスターズランチの箱、リゾットの箱、ビオフェルミンの箱 わたしごはん:すいか、スクランブルエッグ、いちごジャムのマフィン、かつと夏野菜のカレー、甘長唐辛子の炒め物 など | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
情報収集 ゆうべむぎの具合が悪かったので、心配しながら早めに目覚める。 とりあえず、夜からさらにわるくなっているような様子はなく、相変わらずうずくまって少し荒い息をしている。 苦しいのだろうか。苦しいのが、私だったらいいのに。 9:00に動物病院が開くので、それを待って電話。今日は担当の先生が休みなのだ。どうしよう。 電話で受付の人に容態を話すと、他の女性の先生に代わって話を聞いてくれた。 先日来あまり容態がよくならないということ、薬がちゃんと飲めているのか不安なこと、などを話す。 とりあえず移動のストレスをかけたくないので、自宅で安静にして様子を見てください、とのこと。 今無理に動かして病院に連れて行っても、すぐにころっとよくなるような治療はできないだろうし、容態が急変してしまうことだってあるのだ。 薬の飲み方については、現状のやり方でよいようだ。歯の隙間からしみこませるだけで、飲めているのだろうかと不安だったのだが、口の回りの毛にしずくがついているだけならともかく、一度口の中に入った液薬を吐き出すということはないので、時間はかかっても徐々に中に入っていっているのだそうだ。 利尿剤と強心剤と気管拡張剤、今後効いてくるのだろうか。 とりあえず、現状でできることをいろいろ聞いておく。 呼吸が苦しそうであれば、市販の酸素スプレーを吹いてあげるといいこと、シューという音が苦手そうならば、小さいプラケースにテープで目張りをして、中に酸素を吹き込み、そこにねずみを入れてやるといいということ。 また、体温がこころもち低いようだと話すと、低体温状態だと容態が急変することもあるので、保温に気を遣って安静にさせるようにと言われた。 とは言え、夏場のことだ。カイロや湯たんぽまで使ってあたためてはかえって負担になりはしないか?と思い、とりあえず冷房が効きすぎないようにすること、水槽に布をかけて直接冷気が入らないようにすること、巣材としてティッシュを裂いたものを入れることで現状は対応し、あとはとろにあたためてもらうこととする。 また、呼吸が苦しいときには誤嚥の恐れがあるので、薬や水を飲ませるときには十分注意することが必要だそうだ。水分1滴でも危ないことがあるらしいので、薬を飲ませるときには慎重にせねばなるまい。 むぎは今のところあまり活動的でなく、給水器やえさ鉢を利用している姿が見られない。 利尿剤を使っているので、水分はきちんと補ってあげねばならないので、おだんごを練るときの水分をふやしたり、野菜を切らさないようにこころがけることにする。 できれば、投薬の時にジュースでも水でも、飲ませてあげられるとよいのだが…今は薬の二滴だけで精一杯だ。 ごはんについては、できるだけ自主的にえさをたべてくれる方がよいので、なんでもよいから好きなもの、おいしいもので、食べてくれるものをあげてください、とのこと。 少しずつではあるが、おいもの粉や豆の粉なのおダンゴは食べてくれるので、この病食は継続することにする。 基本は、紫さつまいも・さつまいも・さらしあん・白インゲン・かぼちゃフレーク・大麦若葉・アガリクスなどの粉末類を適宜ブレンドして、ヨーグルトやレメディの希釈液でこね、ハチミツ(マヌカハニー)を少量加えたものにしている。 とろがおオダンゴを盗むので、とろの分も十分足りるように入れる。通常のねずみごはんも、食べられれば食べて欲しいのでえさ鉢に入れておく。 おだんごは傷みやすいので、日に2〜3回はとりかえることにする。 柔らかく練ったおダンゴは、手が汚れるのをいやがってねずみはなかなか受け取らない。 表面にさらしあんをまぶすと、持ちやすくて香りもよくなるので積極的に食べてくれるようだ。 病院には、明日私だけ行って、追加の薬をもらってこようと思う。 ネットでも動物の心肥大や肺水腫について調べてみたが(ここなどが詳しい)、やはり投薬と安静ぐらいしか対処法がないのだ。 少しでも呼吸がラクになれば、と、プラケを少し改造して応急酸素室を作る。 常時入れっぱなしのものではなく、水槽内に設置して、苦しいときに入ってもらえるようなものにした。 入り口から酸素スプレーを吹き込み、むぎに入ってもらう。 しかしこの部屋にとろがいたく興味を示し、足繁く出入りするのでなかなかむぎが落ち着けない。 が、何回か酸素を吹いたりしているうちに、むぎも 「このシューをかぐとちょっとラク」 「シューの音がしたらこの部屋に入るといいみたい」 と覚えてくれたらしく、あまりシュー音をいやがらなくなったのはありがたい。 明日、追加の酸素缶を買ってこよう。 ■今日のむぎとろ
※画像クリックで大きいむぎとろ 午後、金魚警報さんのお宅で開かれるねずみ飼いの集いに出かける。 むぎの容態があまりわるいようなら遠慮しようと思っていたのだが、今私がおろおろしてもどうなるものでもないので、少しでも情報が得られれば、と出かけることにした。 ねずみサロンに集まる人たちは、みんな過去に病気のねずみをお世話したことのある先輩だ。 Mさんに簡易酸素補給ドームの作り方を教わったり、Sさんに本格的な酸素ボンベを使った酸素補給の体験談を聞いたりする。 保温については、やはり呼吸が苦しいときには、あまり温めるとかえって苦しいこともあるそうで、難しい。 また、みんながお見舞いに「ハムスターズランチひま種」のフィギュアやかじり材をくれた。一気にコレクションがそろってしまった。 みんなむぎのことを心配してくれ、過去の経験を話してくれる。こういうときに心強いのは、同じような経験をした人の生の声だ。 ねずみを大切にしている人たちをしゃべると、元気をもらえる。 金魚警報さんちのねずみたちにも、元気をもらって帰ってくる。 病気療養中のジャンガリアンのはむはむ嬢も、年齢を感じさせない美しさとプライドを皆に見せつける。 彼女に手の平をかまれても、みんなニヤニヤしてしまうのである。(血まで出た人もいるが) 今回は、念願の、ふっくん(ゴールデンハムスターの男の子)の写真をちゃんと撮ることができた。 しかも、おたまさん(玉…ギョクと呼ぶのが粋である)全開。立派ですなあ。 ヘレナちゃんは、私のカメラのえじきになるためにSさんに保定されてしまった。 彼女は保定が絶妙にうまい。キメられたヘレナちゃんは、獣医さんにキメられたねり子と同じ顔をしていた。 Sさんを、私の心のほてい様と呼ぶことにする。 ■金魚邸のねずみたち
情報と言えば、先日フードのトレードをしたKさんが、とてもいいことを教えてくれた。 それは、サファリタービンのかじられ防止法である。 Kさんは、ライラックのスナネズミの男の子「スゥリー」くんと「ムース」くんの二匹と暮らしている。 彼らは以前はサファリタービンのふちをかじって仕方がなかったそうだ。 しかし、タービンのふちに事務用品の「ガチャ玉(中)」をぴっちりはめることでそのかじり問題は見事に解決したのだ。 (写真はムースくん)
※画像クリックで大きい写真 けっこうしっかりはまるので、はずれるなどの危険はない模様。 これはよいことを聞いた。最近はムーシュもふちをかじるのに飽きているが、またそのうちやらかすに決まっている。 その時には、ぜひこの方法を採用させていただこうと思う。 |
2002.8.18(SUN) 最高気温:27.3℃ 最低気温:24.9℃ 最高湿度:67% 最低湿度:48% 天候:台風雨 ねずみごはん(共通・1匹あたり):オリエンタルCR-LPF2g、イースターどうぶつ村のハムフード2g、モルト2g、もりもり野菜2g、花粉小さじ8分の1、チンゲン菜1くき、かぼちゃとさつまいもとアガリクスのおだんご1個 本日のおもちゃ:テレックス芯、様似牧草、 わたしごはん:カレーライス、青山シュークリーム、カレーライスVol.2 など | ||||||||||||||||||||||||||
今日は安心 目覚めてすぐにむぎを見に行くと、昨日と打って変わって元気そうである。 ここのところ、調子が悪い時には常に四つん這いで細い目をして、じっとうずくまりながら荒い息をしていた。 今日は、以前のようにびょんっと後脚ではねるようにちょろついたり、タービンをまわしたり、酸素ルームの屋根にのってみたりと、やんちゃにしている。 それどころか、酸素室の入り口のプラ板にとりくんで、かじり広げている。かじり女王おむぎの復活。 ちょっと元気になると、すぐこれだ。タービンもがらがら回して、私をはらはらさせる。 今日一回目の投薬をするべくむぎをつかまえると、昨日より少し体温があがっているようで、ひんやりした感じがしない。 体温と言っても、きっちりねずみの体温を測れる体温計があるわけではなくあくまでも私の手のひらでの実感だけなのだが、やはり昨日よりは温かい。 しかも、暴れる。昨日までの投薬は、飲むのはいやがるものの、手の中でむぎはあまり動かなかった。 今日は、びちびちといやがる。たらした薬を歯の隙間から入れようと鼻面を押し上げると、がぶりと痛めの甘噛みをされた。 おお、元気だ。それでこそ、むぎだ。もっと元気になって、私の片腕ぐらい食いちぎるといい。 投薬後のおイモおだんごも、パチンコ玉大のをうまそうに1個ぺろりと平らげたし、チンゲン菜やえさ鉢の通常のねずみごはんも食べている。 この調子で元気になってほしい。 食後、全員分の体重を量る。 ぺち:100g ちびは:100g ねり:93g まめ:91g むぎ:90g ムーシュ:81g とろ:75g (重い順) 先日むぎを病院に連れて行ったときには96gあった体重が減ってきている。 ごはんの量が少なくて痩せてきているのか、それとも、利尿剤の効果か。 ■今日のむぎとろ
午後、雨の中を病院へ。台風が近づいてきている。 今日は薬をもらうために私だけゆくのだ。 担当の先生に昨日・今日の状況を話す。昨日の電話を受けてくれた先生が詳しい状況をカルテに記載して伝えてくれていたので、話が早かった。 酸素スプレーを使用していること、今日は元気が戻ってきていることなど話すと、やはり酸素がかなり効いているのだろう、とのことだった。 そのせいで、薬の効果が表れてきてもいるようだ。 体重が減っていることを先生に話すと、どうやら肺のまわりの水が抜けてきているかららしい。 それで、少し呼吸がラクになったのだろう。 腹水に比べて、肺水腫の水が薬に反応して抜けやすいのだという。 もちろん、胸の水だけが抜けるわけではなく、尿が出やすくなることで体全体の水分が少なくなってゆくので、脱水症状にはじゅうぶん気を付けた方がよい。 脱水症状が起きているかどうかを目で判断する方法に、テントテストというのを教わった。 ねずみの背中の皮をつまんで引っ張ってみて、話したときにぱっと戻れば大丈夫。体内の水分は足りている。 脱水症状を起こしていると、皮が弾力をなくしてしわがよったようになり、戻りにくいという。 帰宅後、さっそくつまんでみる。まずは元気でぱつんぱつんなねり子で練習。つまんで離すと、ぱっと戻る。 むぎも同じぐらいには戻った。ねり子ほどの張りはないが、これは年齢相応だろう。 自分で全く給水器の水が飲めず、野菜類も水分を含んだえさも食べないような時は、強制的に口に水を入れてやる必要が出てくるが、今日あたりはチンゲン菜も食べているので、ひとまず大丈夫だろう。 せっかく利尿剤で胸の水を抜いているので、あまり水分を与えすぎても意味がなくなってしまう。 また、チアノーゼや胸の中の出血を起こしている時には、口の中の色が紫色、白色になるので、気を付けてチェックするように、との指示。 もし体温が下がってきているようであれば、保温してやるのがよいそうだ。温度は、28〜30℃。 ただ、季節的にヒーターを使うほどでもないし、他のねずみのこともあるので、エアコンで室温を調整しつつ、むぎとろの水槽だけに布をかけたりキルトで巻いたりするとよいようだ。 一緒に暮らしているとろにとっては少し暑い環境になってしまうかもしれないが、今のところ彼女はいたって元気なのと、もともとスナネズミは気温の高い地方に暮らしていたねずみなので、湿度や摂取水分がきちんと管理されていれば、体調を崩すことにはなるまい、とのことである。 もちろん、とろがへばってしまうようならば考えるが、むぎの世話を献身的にしている状況であるし、寄り添って寝ているのは保温にもいい。 先生も、「二匹でいることが相乗効果となってよいこともあるので、とりあえずいっしょに暮らさせてください」と言ってくれた。 ひとまず今はむぎの様子も大丈夫なので、先日と同じ強心剤、気管拡張剤、利尿剤をいただく。 これを飲ませつつ、苦しそうな時には酸素でサポートしながら、来週後半に一度状況を伝える電話を入れ、それによってその後の薬の量や回数、濃度などをどうするか決めることとなった。 もちろん、それ以前でも気になることがあればいつでも電話を、と言ってくれるので心強い。 ちなみに、酸素スプレーだが、今入れているミニプラケ程度の大きさであれば、4秒程度の噴射で酸素が十分充満するので、それからねずみを入れてやるとよいとのこと。 できるだけ密閉してやった方が酸素の保ちがいいが、あまりぴっちりして高酸素症になるのもいけない。 今ぐらいのゆるさがちょうどよいだろう。 プラケに穴を開け、管を刺して外から酸素を送り込めるような仕組みを作るのもよいそうだ。 また、とろが酸素室に足繁く出入りしていること、そのことで健康上の危険はないのか、とお聞きすると、「全く問題ありません。ねずみとしても、多少酸素濃度の高い方が体がラクなので入るのでしょう。ただ、多少ハイになる子もいます」とのこと。 ハイに…。これ以上ちょびちょびしないでね、とろ。 帰りに駅前のビルにある薬局で別メーカーの酸素缶を二本買い足していく。 こないだ買ったのは、もう使い切ってしまったのだ。今回のは同じぐらいの容量なのに、値段は半分ぐらいだ。 昨日のねずみ会で聞いた話だと、酸素缶は薬局にあるが、どこも1〜2本程度しか置いてないので、次にいつ入るか、など確認しておいた方がよいそうだ。 また、けっこう置いてないところが多い。昨日、帰り道で2軒薬局に寄ったが、どちらも置いてなかった(片方のマツモトキヨシは、普段は置いているが切らしていた)。 緊急時に慌てぬよう、普段から置いてある店をチェックしておいた方がよかろう。 ここの薬局では、電話ででも注文しておけば、中二日で入るとのことだ。 ひと安心したうれしさに、つい『小学一年生』を買ってしまった。 これ欲しさである。へけ。 ああ、それにしても、むぎが元気なだけでこんなに私の気持ちもラクだ。 ねずみに、生かされている。
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2002.8.19(MON) 最高気温:27.9℃ 最低気温:25.5℃ 最高湿度:73% 最低湿度:60% 天候:雨 ねずみごはん(共通・1匹あたり):オリエンタルCR-LPF2g、バニーセレクションシニア2g、モルト2g、もりもり野菜2g、花粉小さじ8分の1、インゲン2分の1本、かぼちゃとさらしあんとアガリクスのおだんご1個 本日のおもちゃ:テレックス芯、様似牧草、 わたしごはん:モロトロ、蒸し茄子の酢の物、わら家のざるうどん、まぐろすきみ、冷ややっこ、ディアスープのコーンポタージュ、納豆、マヨいんげん、 など | ||||||||||||
台風通過中 午前中は酸素室の屋根にのぼってうんちをしたりしてやんちゃにしていたむぎだが、長い昼寝の後、夕方当たりはまた少し息を荒くして調子が悪そうだった。 掲示板にこずらさんが書かれていたように、気圧の変化がつらかったのかもわからない。 ヒトだって、こんな天気はしんどいもの。 今日は、二回の投薬とも、口元にたらした薬の水滴をちょびちょびとなめとったむぎ。 くちびるをめくってしみこませずとも、飲んでくれた。 数回、酸素室に酸素を補給。出入り口が開いているのであまり長保ちはしないが、少しでも楽になってくれればよいと思う。 ねずみ友達のMさんから教わった、簡易酸素室を作っている。 ドームの内側にチューブをらせんに貼り付け、外からチューブを通して酸素を吹き込むしかけである。 私が買っている酸素ボンベの吹き口がいまひとつ使いにくい(そもそもヒトが自分で吸引するつくりなので仕方ないのだが)ので、少し改良が必要だ。 完成したら写真とともにご紹介する予定である。 ここ数日、アガリクス入りのおだんごをみんなに配っている。 ベースはかぼちゃやさつまいも、さらしあんんの粉。 これを、フラワーレメディの希釈液でダンゴに練り、アガリクス粉を少々(7匹分で耳かきに2杯程度)を練り混む。 残してはイヤだし、おやつレベルのうまいだんごなので、ひと粒が直径5mm程度の小さなおだんごである。 表面にはさらしあんか紫さつまいもの粉をまぶす。見た目にもおいしそうなおだんご。 ねずみたちは皆喜んでこれを受け取り、他のごはんより優先して食べる。 元気な子らも、今のうちから少しずつ病気に対する抵抗力を付けておいてもらいたい。
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2002.8.20(TUE) 最高気温:27.8℃ 最低気温:24.2℃ 最高湿度:71% 最低湿度:43% 天候:秋晴れ・強風 ねずみごはん(共通・1匹あたり):オリエンタルCR-LPF2g、おおばこハムフード2g、こりこりコーン2g、もりもり野菜2g、花粉小さじ8分の1、小松菜ひとくき、かぼちゃとさつまいもとアガリクスのおだんご1個(+むぎとろ:さつまいもと白いんげん粉のおだんご1個) 本日のおもちゃ:テレックス芯、様似牧草 わたしごはん:カフェハイチのプレ・ブランシェのトマトピラフ添え、アイスコーヒー、なすの中華マリネ、徳島ラーメン、デザートに納豆 など | ||||||||||||||||
嵐去り、秋の風 目覚めたら、ゆうべのじめじめとぬくもった空気がすっかり消え、湿気がなくなっていた。 部屋から廊下に出ると、いやに涼しい。嵐が夏を連れ去ってしまったかのようだ。 ねずみ部屋には27℃設定でエアコンがかけてある(通常は26℃だが、今病ねずみがいるので少し高い)のだが、室温は24℃である。 久しぶりに、エアコンを消す。除湿機を止めても、湿度は50%以下だ。 気圧が一段落したせいか、むぎも昨日より元気そう。 アガリクス入りのおだんごを平らげ、小松菜もよく食べた。 午後からはまた少し気圧の変化があったようで(腰が悪い同居人も不調を訴えていた)、むぎはずっと眠っていた。 呼吸が苦しそうでないのが幸いだ。眠れるときには、ゆっくりおやすみ。 夜には、かぼちゃのおだんごに薬を練り混んで渡してみた。 小さなおだんごだったので、残さず平らげてくれた。食欲もあって、ほっとする一瞬。 このサイトの読者さんが、むぎへの応援メールや掲示板へのメッセージをたくさんくれる。 ありがたいことである。 むぎたちをお迎えしてからずっと綴っているこの日記を読んで、まるで自分の家族のねずみであるかのように、むぎたちを心配してくれる人がたくさんいるのは、ありがたく嬉しいことである。 みんな見守ってるからね。がんばろうね、むぎ。 午後、下北沢に出かける用事があったので、薬局を2〜3軒見て回り、酸素を探す。 金魚警報さんのお宅に行ったときに見せてもらったピップフジモト株式会社の「携帯酸素ACTIVE-MAX」があったので、買い足しておく。 この酸素缶は、吹き口が突き出してチューブをつなぎやすい形状になっている。 価格も、今までで一番安い。これが近所で手に入るといいのになあ。 今日は4〜5回、むぎ水槽の酸素室内に補給をした。比較的呼吸のラクそうな一日だった。よかった。
※画像クリックで大きいねずみ |
2002.8.21(WED) 最高気温:28.6℃ 最低気温:24.0℃ 最高湿度:55% 最低湿度:42% 天候:くもり ねずみごはん(共通・1匹あたり):オリエンタルCR-LPF2g、ムツゴロウラビフード2g、殻むきそば実1g、もりもり野菜2g、花粉小さじ8分の1、チンゲン菜ひとくき、紫さつまいもとアガリクスのおだんご1個(+むぎとろ:白いんげん粉のおだんご1個) 本日のおもちゃ:テレックス芯、、ハムスターズランチの箱 わたしごはん:なすとピーマンのベーコン炒め、納豆、じゃがいもとわかめとチンゲン菜の茎のみそ汁、ゆでなすのねぎごま酢びたし、ディアスープの夏野菜のグリーンカレー など | ||||||||||||||||
あまえんぼとろ 今日は、少しむぎの息が荒いながらも、元気そうではあった。 大きい息をしながら、えさ鉢でむしゃむしゃごはんを食べていた。食欲があることは、いいことだ。 今日も朝晩と、薬はおだんごに練り混んで食べてもらう。 保定して飲ませるよりは、心の傷が少ないだろうと思う。小さいおだんごだが、食べきってきれるとほっとする。 いもや豆の粉を練ってあげているおだんご、粉の種類によってすごく質感がかわる。 さつまいもや紫さつまいもの粉は、つながりやすく、弾力が出る。 きな粉は、ぼっそりざくざくした感じ。 さらしあん、白いんげんの粉は、ものすごくきめ細かくてさらさらしており、水分をたくさん吸う。 おだんごの大きさを想定して取り分けた粉が際限もなく水分を吸うので、予想外に大きなおだんごになてしまったりする。 できあがったおだんごはきめ細かくてしっとりしているが、そのままだと割れやすいので、つなぎにいもの粉を加えると粘りけがでていいようだ。 夜には、他のねずみたちにもアガリクスを入れておだんごをふるまっている。 まずはむぎの薬ダンゴを練り、続いて普通のおだんごを練っていく。なかなか手間がかかるが、ねずみのためにお料理ができるようで、割合楽しい作業でもある。 今日は、むぎの具合のいい時をみはからって、とろが甘えていた。珍しい。 むぎも体調がいいせいか機嫌が良く、とろの毛づくろいをしてあげていた。 うっとりとほほえみながら横たわるとろ。ねぎらいの時。 昨日あたり外泊中の妹がねりぺちを迎えに来るはずだったが、なかなか戻らないのでねずみそうじをやってしまう。 替える巣材がもったいないから、ねりぺちにはもう少しうちにいてもらおう。 涼しくなったので、洗浄作業もだいぶん楽だ。洗った後の水槽の湿気も早くとんでいく気がする。 夕方にはみんな草を切り終え、くたびれて眠っていた。君たちもごくろうさま。 もんさんが、メールで教えてくれた。 そうそう、にっきのお写真でむぎちゃん、丸くなって寝てますよね。 あの姿勢って肺が圧迫されるので、呼吸が苦しいとできないんです。 なのでだいぶ楽なんだろうなと思いました。 そうなのかな。そうだといいな。むぎが苦しくないと、いいな。 ---------- 今日の夕飯のおかずは、ゆでなすのごま酢びたし。 なすの皮をむく。2cm厚さの輪切りにする。塩水にさらしておく。 漬け汁を用意する。めんつゆ(ミツカン追いがつおがおすすめ)にレモン汁と練りごまを加える。小ねぎの小口切りをたくさん入れる。 鍋に湯をわかし、なすを4〜5分ゆでて、熱いうちに漬け汁にどぼどぼ入れていき、そのまま冷ます。 できあがり。 なすの熱でねぎにほんのり火が通ってうまい。 皮をむいたなすはなんとも優しくやわらかく、よいものです。 オリーブオイルと刻みトマトベースのイタリアンマリネもいいかもわからない。
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2002.8.22(THU) 最高気温:29.3℃ 最低気温:25.5℃ 最高湿度:57% 最低湿度:45% 天候:はれ ねずみごはん(共通・1匹あたり):オリエンタルCR-LPF2g、どうぶつ村ハムフード2g、モルト1g、もりもり野菜2g、花粉小さじ8分の1、小松菜ひとくき、さつまいもとアガリクスのおだんご1個(+むぎとろ:紫さつまいものおだんご1個) 本日のおもちゃ:テレックス芯、ハムスターズランチの箱 わたしごはん:キャベツ増量・ペヤング、牛と豚の鉄板焼き など | ||||||||||||||||
どきどきが、とまらないの。 今日はむぎの具合がわるい。 薬入りのおだんごを食べてくれないので、保定して飲ませる。 お口をむりやり指で押し上げて開いて、しずくを流し込む。 ごめんね、イヤだね。つらいね。イヤなことして、ごめんね。 でも暴れる元気もないんだね。しんどいね。 酸素を補給してあげようと、酸素室にスプレーを近づけると、中にぎっしり牧草が運び込んであるのに気付いた。 とろが、すみっこに積んであった牧草を足繁く運び込んでいる。 むぎが中で休めるように、寝床を移したのだろうか。中はふかふかのベッドになっている。 しかしむぎはなかなか酸素室に落ち着いてくれず、対角にあるL字型土管にこもっている。 酸素を吸ったら、いくらかでもラクになるだろうか。 四つん這いで、脇腹というか、肩というか、そのあたりがどきどきどきどきどきどきどきどきと鼓動している。 息が苦しいのかな。お薬、効いてないのかな。 むぎの体重は、90gまで落ちている。先日病院にかかった時に比べてマイナス6g。 肺の水が抜けているせいならよいのだが、ここのところ食欲がないので、そのせいで必要なお肉が落ちてしまっているのだとつらい。 午後、動物病院に電話する。現在の状況をお話しして、今後の指示を仰ぐことになっていたのだ。 酸素サポートをしながら、薬はこのまま飲んで、日〜月あたりに一度病院に連れて行き、場合によってはまたレントゲンをとってもらうことにした。 肺にまだ影があるようであれば、他の病気の可能性もあるからだそうだ。 利尿剤をあまり続けるのは、むぎの体にも負担が大きい。 苦しそうなむぎを見ているといてもたってもいられないが、先生を信じて投薬と酸素補給を続けるしかない。 してあげられることが本当に少ないのが、つらい。 ---------- 大阪の友人から残暑見舞いに蓬莱の豚まんと尭柱焼売が届いた。 私がこれらを大好きなことを知っているので、彼女はいつもたんまり送ってくれる。 以前私の留守中に豚まんが14個も届いたとき、受け取った同居人は「こんなにたくさん、あさっての賞味期限までに食べきらないと!」と頭の中が真っ白になったらしい。 いや、ラップして冷凍しておけば長く楽しめるのですが…。 彼女もそのつもりで送ってくれたのだが、彼女の夫君も「俺もパニックしてそう思うだろうな」と言っていたそうだ。 そんなには、食えません。
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2002.8.23(FRI) 最高気温:26.2℃ 最低気温:23.2℃ 最高湿度:61% 最低湿度:56% 天候:冷雨・霧 ねずみごはん(共通・1匹あたり):オリエンタルCR-LPF2g、バニーセレクションシニア2g、殻むきそば実1g、もりもり野菜1g、花粉小さじ8分の1、小松菜ひとくき、かぼちゃと白いんげんとアガリクスのおだんご1個(+むぎとろ:さつまいものおだんご1個) 本日のおもちゃ:テレックス芯、ハムスターズランチの箱、様似牧草 わたしごはん:蓬莱の豚まん、bunkamuraのホットチョコレート、十四夜月のお通し四種&ピータン豆腐&砂肝のポン酢漬け&豚ほほ肉の塩焼き&れんこんのチーズ焼き&エリンギの天ぷら&絹豆腐の豆乳小鍋立て&豆とひき肉のカレー&トマトのサラダ&苦瓜の豚肉の味噌炒め、オクラとエンツァイのおじや・八丁味噌添え など | ||||||||||||||||||||||||
「Do you bite me?」「Yes, I bite you.」 今日一回目の薬をむぎにあげるために、ねずみ部屋へ。 ゆうべ、寝る前に最後に見たむぎは息が荒くて具合が悪そうだった。 具合が悪いくせにひらりと酸素室の屋根に飛び乗ったりして(ステキー)、なおかつ降りられなくなったりして心配しながら床についたのだ。 今朝見ると、むぎはなんだか元気そうに活動している。 まだ息は多少荒いものの、草を切ったり回し車に乗ったりしている。 今日は雨降りだが、気圧が安定してラクになったのかもしれない。ほっとして、投薬。 元気なときのむぎは、以前のように暴れ者だ。 ここのところ弱っていたので簡単に手の中で静かになり、口元に薬を垂らされるがままになっていた。 今日のむぎは、ぶりぶりとあばれ、なかなか思うようにさせない。 薬を垂らしたところでぶんぶん頭を降り、水滴を降り飛ばし、私の指や水掻きをがぶりがぶりとちみくり噛みをする。 いたたたた。なんとか飲ませ終えると、むぎの頭から背中から、毛がぼっさぼさになり、大変不機嫌になっていた。 でも、よかった。それでこそ、むぎだ。ガブリガブリのガブリエル。 私の天使。(いてえ) 今日は雨のせいか、とても涼しい。夏期はエアコンを26〜27℃に設定しているねずみ部屋だが、室温は23℃。 さむいよ。牧草を足して巣材のたしにしてもらう。 様似牧草はおいしくてよく食べてしまうらしく、減りが早いので多めに入れないと巣材にまで回らないようだ。 午後から外出し、深夜に帰宅すると、相変わらずむぎは元気にふるまっていた。 しかも、何を思ったか、せっかくとろが酸素室に運び込んでくれた牧草を全部出しちゃっている。 呆然と立ちつくすとろ。 気まぐれ女王も復活である。 とろが心なしか元気がないのは、ままのワガママのせいだろうか。 食欲もある。小松菜やねずみごはんを、むっさむっさと食べている。 このままがんばろう。元気になろうね、むぎ。 とろは、ストレス発散のために、酸素室の横にはさんだテレックス芯の中に入り、ずっと掘り掘り作業をしている。 このテレックス芯、酸素室の裏側に回り込まれて、プラケースの足をかじられるのをふせぐためのものだ。 どうしても、あのちょっとした突起をかじりたいのだな…。 知人が、手作りしているすいか糖をねずみ用にと分けてくれた。 今日はこれをアガリクスだんごに練り混む。 作り方はこんなふうで、小ビンに詰められたそれは薄目のはちみつのよう。 細胞の老化・ガン化・心臓病の予防にもなるという、健康食品である。 ひとなめしてみると、ぎゅっと濃縮された甘味と香ばしい香り。 かぼちゃのおだんごに練り混むと、ねずみたちも大喜びで食べる。 みんなも、元気でいようね。 「すならいふ」をリニューアルしつつある。 まだ準備中のものも多いが、以前より見やすく整理したつもりである。 また、コンテンツに「酸素サポートのアイデア」を加えた。 ねずみ友達のMikaさんが、貴重な経験をもとに教えてくれたアイデアも掲載している。 ぜひご覧ください。(そして、誤植があったら教えてください…) ---------- 渋谷でスアル・アグンのジェゴグのコンサートがあったので出かけていく。 ジェゴグは「竹ガムラン」とも呼ばれる、太い竹製の木琴のような楽器で、バリ島で歴史の彼方に埋もれていたものを近年発掘し、再生した音楽文化である。 私はバリ島西部のヌガラという本場で数回体験しており、地べたを伝って背骨にずんずんとしみこんでくる響きとパワーがやみつきになり、国内公演にも何度か足を運んでいる。 ただ、このジェゴグ、屋外で聴く…というより、感じるのがいっとう気持ちよいのだ。 コンサートホールだと、どうしてもこぢんまりしてしまう。 ねっとり濃い南国の空気と湿度、甘い夜の香り、しんとした闇。 そんな背景の中でこそ生きる楽器もある。ああ、バリ、行きたいなあ。 ねずみたちが全員ばっちり元気になったら、考えよう。
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2002.8.24(SAT) 最高気温:27.8℃ 最低気温:23.9℃ 最高湿度:62% 最低湿度:53% 天候:はれときどきくもり ねずみごはん(共通・1匹あたり):オリエンタルCR-LPF2g、ニッパイソフトハムフード2g、サイコロ高野豆腐1g、もりもり野菜2g、花粉小さじ8分の1、小松菜ひとくき、さつまいもとアガリクスのおだんご1個 本日のおもちゃ:テレックス芯、ハムスターズランチの箱、様似牧草 わたしごはん:ルセットの@シナモン、カルディのデリランチ、サンデーブランチのカレーオムライス、深夜ぶっかけうどん など | ||||||||||||
少しやせましたか 今日のむぎの体重は88g。少しずつ、やせてきている。 もんさんに教わった方法で肉付きをみるが、やはり背骨のあたりが少しごつごつして、以前ほどのふっくらとした張りがない。 呼吸が苦しく、具合が悪い時にはあまりごはんを食べられないので、筋肉が落ちてきてしまっているのだ。 しっぽも、以前の方がりっぱでふっさりしていて、はたかれると痛いほどであった。 しかし今日もむぎは比較的元気に過ごしたようである。 回し車を回したり、草を切ったり。食欲もある。 今日はごはんにサイコロ状の高野豆腐を取り入れた。要は、フリーズドライのお豆腐である。 ぎゅっとお豆の栄養が詰まった高野豆腐はどのねずみも好物で、むぎも酸素室に駆け込んで完食した。 いいね、もっとお食べ。 酸素室と言えば、なんだかすっかりここの屋根の上はトイレになっている。 見かねて洗う。ビニールテープで目張りをしているので、これを全部はがして中を洗わねばならないのでなかなか大変だ。 そして、きれいにしてテープを貼り直した酸素室を入れると、早速むぎが駆け込んで中でシッコスを決める。 利尿剤が、きいているのねん…(涙)。 夕方、新宿に買い物に出て雑貨屋などを見ていると、ついつい「あのビンはねずみのトイレにどうか」「これはえさ鉢によいのでは」などとネズミ・アイで見てしまう。 妹に、「今、ねずみのことを考えていたでしょう」と指摘される。ばれたか。 そんな妹も、ネズミスト。 ---------- 母が遊びに来ているので、妹とともにお昼を食べたりしに出かける。 夕方、新宿にある「カタログハウスのお店」へ。 「通販生活」に掲載されている商品が展示されており、実際に試してみることができる店だ。 質の良い商品がそろっているとは言え、靴やふとん、椅子などは実際に試してみたいものだ。 私は、店舗でバラ売りされている中村屋のチキンカリーのレトルトを買ってくる。 かなり再現度が高く、うまいのだ。
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2002.8.25(SUN) 最高気温:27.1℃ 最低気温:23.2℃ 最高湿度:78% 最低湿度:50% 天候:はれときどき雨 ねずみごはん(共通・1匹あたり):オリエンタルCR-LPF2g、ニッパイソフトハムフード2g、サイコロ高野豆腐1g、もりもり野菜2g、花粉小さじ8分の1、小松菜ひとくき、かぼちゃとアガリクスとすいか糖のおだんご1個 本日のおもちゃ:テレックス芯、ハムスターズランチの箱、様似牧草 わたしごはん:レタスと豆腐のスープ、蓬莱のユウチュウシュウマイ、冷や奴、明治アイス「小倉」 など | ||||||||||||||||
なにもできないわたし むぎの体重は、87gになっている。今日は朝から調子がわるそうで、うずくまって荒い息をしながら、あまり動かない。 酸素室にこまめに酸素スプレーで補給をしてやると、その中で目を細くしてじっとしていた。 とろは、今日はずっとむぎによりそっていて、あまり外で遊ぼうとしない。 ここ2〜3日、とろもあまり元気がなくなってきている。心配。 夕方、むぎを動物病院に連れて行った。薬の効果を見るため、レントゲンを撮ってもらうのだ。 日曜の午後なので道は混み、しかも病院の近くで人身事故があったために診療終了時間を少し過ぎての到着になってしまったが、事前に電話を入れておいたこともあり、快く診てもらえた。 待合室には他の患者さん(というかその保護者さん)もふたりほどいて、プラケを開けて酸素スプレーを吹き込んでいると、おひと方がむぎを見て「うちで飼ってた子にそっくり!」とのこと。 その方もスナネズミを飼ってらしたようだ。 歳を聞かれ、むぎを見せながら「二歳過ぎです。もうおばあちゃんなんです」と答えると、「じゃあ、心臓かなにか…?じゃあ、プラケのふた、しめてくださって結構ですよ〜」と気を遣ってくれた。 小動物飼いさんの心遣いはあたたかだ。 診察室に呼ばれ、むぎを診てもらう。まずは毎回の体重測定。小さな紙箱にむぎを入れ、0.1g単位まで量れるデジタル秤にのせる。 86.8g。やせてしまった、むぎ。 小さな聴診器で呼吸音を聞いてもらうと、あまりよくない音がするという。 レントゲンを撮ってもらう間、とろと不安なきもちで待合室で待つ。 現像ができてきたレントゲン写真は、あまりむぎの具合がよくないことを表していた。 先日撮ってもらったものより、左右の肺の部分がへしゃげて、おしつぶされている。まともに機能しているのは、半分ぐらいだそうだ。 利尿剤を使っていて症状がおさまっていないところを見ると、肺の中に水がたまる肺水腫ではなく、外側にたまる胸水か、あるいは腫瘍などの肉様のものが肺を圧迫している可能性がある、という。 エコー検査やレントゲンでは、「それ」が何なのかは、わからないそうだ。ねずみは、小さいから。 ひとつ言えることは、今のむぎはかなり苦しいであろうということ。 人間で言えば、分厚いタオルに口と鼻を埋めて呼吸しなければならないような感じだ。 何しろ、肺が半分しか使えない状態で全身の換気をしなければいけないのだ。 また、肺を圧迫している「なにか」が、心臓にも負担をかけている可能性は大きい。 しかし、こうなってしまうともう、今使っている強心剤や気管拡張剤以外に、対処治療の術はないのだ。 相談の上、今の強心剤&気管拡張剤に加えて、漢方抗癌薬を出してもらうことにした。 「それ」が腫瘍なのかはわからないけれど、アガリクス配合のこの薬ならむぎの体に負担をかけずに処方してもらえる薬なのだ(もし腫瘍でなくとも、副作用はない)。 また、 「治らなくても、少しでも苦しみが少ない方がいい。残りの人生を楽に生きてもらえるには、どうしたらよいか」 と相談すると、 「根本的な治療になるわけではないが、ステロイド剤が効くことがある。腫れがおさまり、一時的に元気になる子がいる」 とのことなので、抗癌漢方薬のシロップにこれを混ぜてもらうことにした。 また、現在1日に2回飲ませている利尿剤は、1日に1回に減らし、その後はやめていく。 続けると脱水症状を起こしやすく、危険な薬でもあるのだ。 強心剤・気管拡張剤は、苦しそうであれば1回に2滴(現在は1滴)飲ませてもよいよのこと。 また、気管拡張剤には比較的即効性があるので、苦しいときはラクになりやすいらしい。 投薬後に酸素を十分に吸わせてやるのも効果的だそうだ。 他に、食事が採りにくいようであれば、犬猫用の高栄養の栄養食品(スタミノンのようなものかな?)を出してくれるそうなので、お願いしておく。 また、元気のないとろもついでに触診などの健康診断をお願いしたのだが、彼女はいたって健康であった。 呼吸音も内臓も異常なし。 元気がないのは、むぎを心配してのことだろうか。けなげなとろ。いとしいとろ。 私より、もっと心配だよね、とろ。 帰宅後、病院から留守電が入っていた。処方してもらうはずだった栄養食品をもらってくるのを忘れたので、明日また取りにゆく。 むぎととろを水槽に帰し、酸素室にたっぷり酸素スプレーを補給する。 ふたりは部屋に入って、じっと寄り添って休んだ。移動に疲れたのだろう。ごめんね。 ゆっくりお休み。 今日もらった薬を開けてみると、こんなかんじのものだった。 なんだかまずそうな色だが、シロップ剤なので甘く、好きな子は自分でペロペロなめてくれるらしい。 アガリクス粉が沈殿しているので、飲ませるときにはよく振る。 夜になって、強心剤&気管拡張剤とともに漢方シロップもむぎに投薬。 今日は元気がないので、噛まない。じっと私の手の中で固まっている。 薬を口元にたらす。くちびるをひっぱって、薬を口の中に染みこませる。 むぎが連れ出されている間、とろは水槽の中を走り回っている。ままは、すぐ帰すよ、とろ。 一日二回の投薬、酸素補給。私にできることは、たったこれだけ。 自分がふがいない。くやしい。 せめて、むぎが好きなおいしいものを、なるたけ食べさせてあげよう。 むぎは、ゆで小豆が好きだ。明日、煮てあげようね。 酸素缶も、いっぱい買ってこよう。
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2002.8.26(MON) 最高気温:27.8℃ 最低気温:24.9℃ 最高湿度:71% 最低湿度:53% 天候:はれ ねずみごはん(共通・1匹あたり):オリエンタルCR-LPF2g、イースターバニーセレクションシニア2g、もりもり野菜2g、花粉小さじ8分の1、小松菜ひとくき、デラウェアひと粒、かぼちゃとアガリクスとすいか糖のおだんご1個 本日のおもちゃ:テレックス芯、ハムスターズランチの箱、様似牧草 わたしごはん:味輝のパンプキンデニッシュ、コンビニサンドイッチ、デラウェア、鶏軟骨と玉ねぎの素揚げ、おくら納豆、ちくわとおかひじきのマヨ和え、キャベツサラダ、ゆでなすのごま酢浸し など | ||||||||||||||||||||||||||||||
ぶどうが好きでしたか。 いつも有機野菜を届けてもらっている箱の中に、今年初めてのデラウェア(ぶどう)が入っていた。 ぶどうをねずみたちにあげたことはないので、試しによく洗ってふるまってみる。 香りがいいのか、うまそうだと悟ったのか、みんな一斉に飛びついてくる。 そして、とても静かな時が流れた。そんなに好きだったとは…。 手が濡れるのもいとわず、真剣な瞳で黙々とぶどうを食べるねずみたち。 ねり子などは、怖い顔で食べている。まめは、どうやったのか皮を上手にむいて食べた。 食べ終えると、これまたみんな一斉に、指についたぶどう汁をなめている。 むぎは、今日は元気な日だ。 漢方シロップに入っているステロイド剤が効いたのだろうか。 多少やつれてはいるし息も荒いけれど、回し車やかじり材に積極的に取り組んでいる。 ちょっと動くと呼吸が苦しくなるのだけれど、ものをかじったりいさましく回し車で走るむぎは、とてもきれいだ。 午後、病院にむぎの栄養食をもらいに行った。 銀色の袋には「犬猫用経腸栄養食」と書いてある。 中身は粉ミルクみたいなもの。 ぬるま湯で溶いて、シリンジ(針なし注射器)で与える。 まだむぎは自分でごはんが食べられるので、食欲がない時や、食べられなくなってしまった時の補助用にいただいた。 スプーン1杯程度の粉を、同じぐらいのぬるま湯でどろどろに溶いてあげるのだそうだ。 ハムスターやスナネズミ的にはおいしいものらしいが、無理矢理ものを食べさせられることを好まないので、苦労しそうだ。 飲ませるコツは、とにかくねずみをひっくり返さず(食道が逆さにならないように)、まっすぐな姿勢で口に入れてやること。 もし飲み込まなくてむせそうなら、口元にティッシュを当てると毛細管現象で口の中に入ったミルクを吸い取ってくれる、など指導を受ける。 全く他のごはんが食べられなくなった場合にこのミルクだけで栄養をとる場合、量の目安は、むぎくらいの大きさのねずみなら1回に1cc、飲めるようなら3ccぐらいあげてほしい、とのこと。 たかが1cc、されど1cc。 ねずみにとっての1ccの量の多さは、ムーシュの採尿時にいやというほど思い知っている。 幸いまだむぎは食欲もあり、今日あたりはこりこりコーンなどをもりもり食べていた。 小松菜もおいしそうに食べている。 できるだけ自主的に、好きなものをおいしく楽しく摂る食事であってほしい。 食べることは、ねずみにとってかじることと同じくらい楽しいことであるはずだから。 ---------- 今日は自分の眼科通院と動物病院の時間がうまく噛み合わず、半日も外でうろうろするはめになってしまったのでだいぶんくたびれた。 むぎの調子がよいとはしゃぎ、わるいとずーんと沈んでしまうので、気持ちの浮沈も激しくて心身共に疲れているような気がする。 おだやかな仏様のようなこころもちでねずみたちのお世話をしたいものだが、まだまだ修行が足らないのである。 ちょっとのんびりしよう。 掲示板やメールのお返事もなかなか手が回らないでいますが、いっぱいいっぱいなのでどうかご容赦願いたい。
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2002.8.27(TUE) 最高気温:28.1℃ 最低気温:25.8℃ 最高湿度:71% 最低湿度:44% 天候:はれ ねずみごはん(共通・1匹あたり):オリエンタルCR-LPF2g、どうぶつ村ハムフード2g、もりもり野菜2g、花粉小さじ8分の1、小松菜ひとくき、さつまいもとアガリクスとすいか糖のおだんご1個(むぎは、かぼちゃとすいか糖とお薬二種のおだんご1個 本日のおもちゃ:テレックス芯、ハムスターズランチの箱、様似牧草 わたしごはん:そうめん、クル・ファスリエ、レタスとフェタチーズのサラダ、チャイ など | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
そっと酸素補給 むぎは、私が朝起きて見に行くと割と呼吸が苦しそうだ。 やはり、夜〜明け方の間はあまりこまめに酸素補給ができないせいであろう。 もっと再々入れてあげられればよいのだが、私も眠らないと死んでしまう不便な体なのでいたしかたない。 酸素室には、出入り口の穴から酸素スプレー缶で酸素を吹いて入れている。 この時の「シュー」という音が、ねずみ的には一大事。 せっかく部屋を酸素で満たしても、「なにごとか」と出てきてしまう。 そこで、DIYショップに出かけていって、アクリル製の箱を買い求め、隅に穴を空けてもらった。 この穴に外からチューブを差し込み、外部からそっと酸素を補給しようというわけである。 本当は、そうじがしやすいようにこうしたかったのだが、すでに箱になっているアクリルボックスに大きい穴を切るのは難しいらしい(割れやすい)ので、チューブ穴だけ空けてもらい、出入り口側はプラ板(またファイルの表紙を切った)でふさいで丸く出入り口を切った。 底があるので、そうじの時にはビニールテープをはがして洗わねばならない。 この新しい酸素室を今までのミニプラケ製のととりかえて設置し、中に少し牧草を入れてやると、むぎととろはすぐに中を探索し、寝床にしてくれたようだ。 サイズはこのくらい。 外から酸素を補給できるしくみ。 出入り口を大きく空けすぎてしまったので酸素がそこから結構逃げていってしまうが、まあ仕方ない。 今までのように直接酸素を吹き込むよりはねずみは落ち着くようになったが、それでもまだ、水槽外でのシュー音も多少気になるようで、吹くたびにふたりは飛び起きている。 チューブから酸素が出てくるのが気になるのかな? 昨日・今日といつもの焼き砂を切らしてしまったので、駅前のショップで買ってきた高級砂を使う。 8月は客ねずみがいたので、ストックの砂がすごい勢いでなくなってしまったのだ。 高級砂は小動物用のとても細かいもので、白くさらさらしている。 浴び砂は、細かいほど気持ちがよいらしく、ねずみたちは競ってぶりぶりと浴びる。 毛の間にうまく入り込んで気持ちがいいのだろうな。 ねりぺち姉妹は、飼い主のミナコのところではいつも高級砂をもらっている。お嬢なのである。 というか、底には粗い焼き砂を敷き、表面に細かいいい砂をかぶせることで、だまされている。 久々にきめの細かい砂をもらって、狂喜乱舞するねり子とぺち子。 掘り掘り掘りまくって、もう3分の1ほどを外にけり出してしまった。 ああ、もったいない…。 しかし、やはりよい砂を浴びたねずみたちはつやつやしていつも以上にかわゆらしい。 値段だけのことはあるな。 今日はアガリクスのおやつだんごを練るのに、みんなの分はさつまいも粉、むぎの分だけかぼちゃフレークを使った。 かぼちゃフレークを使っておだんごを練ると、この手の粉類の中ではいちばん甘く、しっとりしてもちもちのおだんごができる。 これに強心剤・気管拡張剤・漢方アガリクス剤・すいか糖を練り混んで渡す。 とろの分はさつまいものおだんごなので、とろはむぎのかぼちゃだんごをむちゃくちゃほしがる。 かぼちゃに比べるとさつまいもなんて魅力半減なのだろう。 暴れるとろをつかまえている間に、おいしいかぼちゃにごまかされて、むぎは薬だんごをぺろりを平らげた。 いいぞう。食べたら酸素室でひと休みおし、と思う間もなく、タービンで爆走するむぎ。 おちつきなされ。私の方がどきどきしてしまうよ。 しかし今日のむぎは食欲もあり、モルトも乾燥野菜も小松菜もよく食べていたようだ。よかった。 ---------- トルコ料理のクル・ファスリエをこしらえる。 白インゲン豆をことこと煮込んだシチュー。ごはんにカレーのようにかけていただく。 豆のうまみと甘味がじんわりしみる、おなかに優しいひと皿だ。 レシピはこちら。 時間はかかるが、大抵の仕事は鍋がやってくれるので手間いらずである。 そろそろ、煮込み料理がおいしい季節なのだ。
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2002.8.28(WED) 最高気温:28.6℃ 最低気温:26.0℃ 最高湿度:65% 最低湿度:43% 天候:はれ ねずみごはん(共通・1匹あたり):オリエンタルCR-LPF2g、ひかりムスター2g、もりもり野菜1g、ロールドオーツ1g、花粉小さじ8分の1、小松菜ひとくき、かぼちゃとアガリクスとすいか糖のおだんご1個(むぎとろは、+かぼちゃのおだんご1個)、ゆであずき3粒ずつ 本日のおもちゃ:テレックス芯、ハムスターズランチの箱、様似牧草 わたしごはん:クル・ファスリエ、メリーチョコレートのぷりん饅頭&カスタードプリン、たこ焼きまんじゅう、ゆで苦瓜のぽん酢漬け、焼きなす、キャベツとにんじんと野菜天の汁物、赤飯 など | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
ことことゆであずき 最近のねずみのお世話は、こんな流れである。 朝(というか私が起き出す昼頃)、かぼちゃフレークをおだんごに練る。 おだんごはふたつ。かぼちゃと水だけのとろ用のオトリ品と、薬を練り混んだむぎ用のもの。 フレークに薬3種(強心剤&気管拡張薬、利尿剤、ステロイド入りアガリクス漢方剤)をたらし、足らない分はフラワーレメディの希釈水を足して練る。 おだんごの大きさはBB弾程度の小さなもの。 まずとろにフェイクだんごを渡し、それを食べている間にむぎに薬だんごを渡す。 とろの方が食べ終えるのが早いので、大きめのを渡してある。 ここのところむぎは食欲があるので、甘いかぼちゃのおだんごは残さず食べきってくれる。 午後、何度か酸素補給をしながら過ごし、夜にそうじ等のお世話。 トイレを洗ってハーブ入りの砂を入れ、食器に残った古いごはんを捨ててあたらしいものを量って入れる。 給水器も洗って、レメディ入りの水(またはたんぽぽティー)を詰める。 まずはビオフェルミン錠剤をはさみで半分に割ったものを分け与える。 これを食べきってから、夜のアガリクスだんごを配る。これは全員。 むぎのだけ、薬二種(強心剤&気管拡張薬、ステロイド入りアガリクス漢方剤)が入っている。 おだんごは好評なので、すぐに平らげてしまう。 それからえさ鉢、トイレ、給水器をセットして、ねずみのひたいを嗅いで終了。 夜の間もちょくちょく様子を見つつ、むぎとろ酸素室に酸素を外から補給(こんなかんじ)する。 今日、ほぼひと月ぶりにねりぺち姉妹が妹のミナコのところに帰っていった。 迎えに来たミナコに、ねずみそうじを手伝ってもらう。でかい水槽を洗うのはひと苦労で、全部終わった後には汗びっしょりになっている妹。 いいエクササイズだ。 ねりぺちの分が減ったので、毎日にねずみ作業が少しだけ楽になった。 しかし、ちょっとさみしくもなった。 掃除後、草切り作業に疲れたねずみたちはひとまず巣も作らずに野良寝をする。 寝姿まるみえでうれしいが、むぎには酸素室で寝てもらいたいのに…。 はりきって草を切り、疲れてしまったむぎは仰向けでぜいぜいしながら寝ており、私をはらはらさせる。 今日はねずみのおやつに、小豆をゆでた。 ゆで小豆はどのねずみも大好きで、赤飯を炊いたりお汁粉を作るときの豆が煮えるニオイには、そろって騒然とする。 ことにむぎは小豆が好きで、コドモらの分もカツアゲして食べるほどであった。 市販のゆであずきにはこってり砂糖が入っているので、乾豆を買って自分でゆでるのが一番。 大豆と違って小豆は浸水もいらず、比較的早く煮上がる。 ざっと洗い、2度ほどゆでこぼしたらあとは水を足しながらコトコトと煮る。 指でつぶれるほどになったらできあがり。ゆで汁ごと冷ましておく。 冷めたらペーパータオルでよく水分をふき取り、ねずみに渡す。 甘くもないのに、目をキラキラさせながら食べる。むぎも3粒も食べた。 ---------- ねずみに小豆を煮たので、残りを分けてもらって赤飯を炊く。 赤飯は同居人の大好物で、にこにこしながら食べている。おたべおたべ。たくさんおたべ。 今日は到来ものがたくさんあった。 同居人の実家から、つやつやの佐土原なすやゴーヤ、生のずいきなど。 早速焼きなすにする。ぱりっと張った皮が、グリルの中でばぁんばぁんと次々に爆発していく。 ひゃあー。同居人が、「そういえば母は、切り込みを入れて押さえながら焼いていたなあ」。 早く言ってください…。夏の終わりの花火大会。 きょんさんから、牧草のお返しにと、大阪名物「たこ焼きまんじゅう」をいただいた。 お茶菓子にいただいた妹と同居人がそろって「たこ焼き味じゃないんだ」。 あんこ・カスタードって、書いてあるじゃん。この上ソースや青のりを希望するかね。 妹は、メリーチョコレートカムパニーの生菓子「ぷりんまんじゅう」と「カスタードプリン」を手みやげにくれた。 メリーの生菓子って初めて食べるが、プリンもまろやかでおいしいし、ぎゅうひのような皮でプリンとカラメルを包んだ「ぷりんまんじゅう」は、ぷゆぷゆしてかなりおいしい。 ふと、ジャンガリアンのさくらちゃんを思いだした。 皆様、ごちそうさまです。
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2002.8.29(THU) 最高気温:28.8℃ 最低気温:26.4℃ 最高湿度:65% 最低湿度:45% 天候:はれ ねずみごはん(共通・1匹あたり):オリエンタルCR-LPF2g、ビスカルハム2g、もりもり野菜1g、花粉小さじ8分の1、小松菜ひとくき、さつまいもとかぼちゃとアガリクスとすいか糖のおだんご1個(むぎは、かぼちゃとすいか糖とお薬二種のおだんご1個)、ゆでとうもろこし4粒 本日のおもちゃ:テレックス芯、ハムスターズランチの箱、様似牧草 わたしごはん:なすとじゃがいもとねぎのみそ汁、メルジメッキ・チョルバス、五分搗き米のえびピラフ、マカロニのかぼちゃくるみサラダ、壬生菜のえごま和え、ねずみのお残しとうもろこし など | ||||||||||||||||||||
屋根の上で むぎの体重はじわりじわりと減り続けていたが、先日の通院から87gでぴたりと止まっている。 薬が効いているせいか、食欲も出てきたのでそのせいだろうか。 しかし、ふくふくがっしりしていた体型は、流線型のすらっとしたスタイルにやせてしまった。 ちびのとろの方が、大きく見えるぐらいである。 今日は酸素室の屋根の上で四肢をつっぱらかしてじっとしていたので、ちょっと心配した。 胸が苦しくてこの姿勢なのかしらん? 「むぎちゃん、だいじょうぶ?」と声をかけると、のそのそと降りて行った。 今日はふたりとも水槽のすみっこの地べたで寝ており、あまり酸素室に入ってくれない。 今日はおやつにとうもろこしをゆでた。 白と黄色のまだらで甘い、ピーターコーンの有機栽培モノ。 ぷちんぷちんにはちきれそうなとうもろこし、どの子も目の色を変えて受け取る。 むぎも、4粒きっちり食べきる。 とうもろこしのおやつが腹にたまったせいか、夜の薬だんごに手を付けないむぎ。 仕方ないので、今日は強制投薬。イヤイヤガブガブをしながらなんとか定量飲んだむぎである。 しかし、お口の回りはびしょびしょだ。投薬の後のむぎは、機嫌がわるい。 特にアガリクス入りの漢方シロップは茶色くべたべたしているので、むぎの純白のくちもとを汚してしまう。 替えたばかりの砂場で、思いっきり砂浴びをしてべたべたを落としていた。すまんのう、へたくそで…。 今日も、むぎの具合をみはからってとろがあまえている。 最近、ふたりはとても仲がいい。むぎが弱っているので、今まで虐げられて働かされていたとろは、下克上するなら今なのだが、かいがいしくままをいたわっている。 とろをうちに残しておいて、本当によかった。ありがとね、とろ。 ---------- レンズ豆のスープをこしらえる。 オレンジ色の皮むきレンズ豆は、水に浸けておく必要もなく、ものの20分ほどで煮えてしまうので手の掛からない素材である。 どろどろに煮て、裏ごしして、チキンブイヨンと塩・こしょう、トマトペーストを入れる。 豆のポタージュの完成。トルコのおみそ汁のような飲み物である。 おだやかでほっとする味。豆はいい。
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2002.8.30(FRI) 最高気温:28.8℃ 最低気温:26.4℃ 最高湿度:64% 最低湿度:43% 天候:はれ ねずみごはん(共通・1匹あたり):オリエンタルCR-LPF2g、ニッパイソフトハムフード2g、もりもり野菜1g、殻むきそば実1g、花粉小さじ8分の1、小松菜ひとくき、さつまいもとかぼちゃとアガリクスとすいか糖のおだんご1個(むぎは、かぼちゃと経腸栄養食とすいか糖とお薬二種のおだんご2個)、ゆでとうもろこし2粒 本日のおもちゃ:テレックス芯、ハムスターズランチの箱、様似牧草 わたしごはん:ちくわと豚肉とキャベツの焼きそば、ゆでカリフラワ、冷や奴、なすとわかめのみそ汁、ざるうどん、ねずみのお残しとうもころし など | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
かじり人生 むぎがテレックス芯をかじっている。 打ち込みすぎて、ぜいぜいするほどにかじっている。むりしなさんな。 むぎはうちにいるねずみの中でいっとうものをかじるのが好きだ。 眠いときでも、かじり材を入れると半目でうとうとしながらもかじりついてくる。 左右から歯をかかかか、と順番に入れ、段取り良く的確に仕事をこなしてゆく。 あまりに熱心なので、一時は「ほんとうはかじり材を入れるのが気にくわなくて、早く破壊してやろうとやっきになっているのではないか」とも思った。 しかし、やはりこの作業は、きっとねずみにとって楽しいことだ。 回し車もかじり材も入れなければむぎの心臓に過度の負担をかける運動材料が減るので体のためにはよいかもわからないが、ねずみの楽しみを大きく奪ってしまうことになる。 私にはそこまでの権利はない。楽しんでね。苦しいときは酸素をあげるから。 むぎととろは、よく酸素室の屋根の上に乗っている。 平らで固い足場のよいところ。これはスナネズミが糞尿をする絶好の好条件。 今日も、ふとみるたびにクリアなアクリル板の上にうんち2〜3粒と尿がひとたらし、きっちりセットで置いてあった。 「するな」と言っても聞いてはいただけないので、そのたびにティッシュでふきとる。 最近ここがトイレ代わりになっているふしがあるので、幸い浴び砂はとてもきれいだ。 実は今日から、むぎとろユニットバスの分だけ、いい砂を使っている。 お嬢様方、よいお風呂を。 今日のむぎの薬だんごには、先日病院でもらってきた「犬猫用経腸栄養食」を半分混ぜた。 粉ミルクのような高カロリーのこの粉末はねずみ的にはおいしいはずで、むぎももりもりとよく食べた。 食欲がなくなってくると、むぎは今までに食べたことのないものを「アヤシイ」と判断して口にしなくなる。 ちょっとでも元気なうちに、この味に慣れておいてもらおう。 ちなみに本日のむぎの体重は89g。ふとったなっ。 「ひまわりの森」というサイトにリンクを張らせてもらった。 ペットロスやターミナルケア、家族として暮らす大切な動物たちのための暮らしのアイデアなどをみんなで考えるサイト。 私も、アロマテラピーやハーブ、レメディなどのアイデアを投稿する予定である。 愛する家族を亡くした経験を持つ方の経験談や、体に障害のある子のためのDIYの工夫など、犬猫が中心だがねずみのためにできることを考えるのにもとても参考になる。 ぜひのぞいてみてください。 ---------- 明日は引っ越しの手伝いにかり出されるため、更新できないと思います。
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2002.8.31(SAT) 最高気温:28.1℃ 最低気温:26.4℃ 最高湿度:68% 最低湿度:52% 天候:蒸し暑いはれ ねずみごはん(共通・1匹あたり):オリエンタルCR-LPF2g、ムツゴロウラビフード2g、もりもり野菜1g、クコの実+パスタポーン計1g、花粉小さじ8分の1、小松菜ひとくき、さつまいもとかぼちゃとアガリクスとすいか糖のおだんご1個(むぎは、かぼちゃと経腸栄養食とすいか糖とお薬二種のおだんご2個) 本日のおもちゃ:テレックス芯、様似牧草 わたしごはん:コロッケドッグ、あんぱん、ポテトサラダ、鶏の唐揚げ、赤飯むすび、魚がし寿司の寿司盛り込み など | ||||||||||||||||||||
本日の体重ランキング。 ちびは:104g まめ:91g むぎ:89g ムーシュ:84g とろ:77g ちびは・ムーシュ・とろ増。 むぎも体重の減少は止まっている。経腸栄養食入りのおだんごが効いているのだろうか? まめは律儀に+−ゼロ。 ここのところむぎにかかりきりなので、すねっこムーシュがすねそうなものだが、割合幸せそうにつやつやしているのはなぜだ。 ムーシュの水槽はむぎとろ水槽のとなり。お世話の時にムーシュ水槽のふたの上に酸素缶だの小鉢だのを置いたりして申し訳ないので、「ごめんね、ムーシュ。今日もかわいいねぇ」などと声をかけるようにはしている。 ムーシュも察して、気を遣ってくれているのかしらん。 外出先(ふたつ隣の県)の大きなドラッグストアで酸素缶を売っていたので、置いてある4缶をむぎへのミヤゲに買い占めてくる。 F市の喘息の人、ごめんなさい…。 1日外出すると、むぎのことが気になって仕方がない。 ---------- 今日は知人の引っ越し作業を手伝うため、早朝から出かけた。 昼飯用にむすびや唐揚げなどの弁当をこしらえ、むぎに食べさせる薬だんごを同居人に託して出発。 徹夜で出かけたので、着いた頃には80%以上の体力を使いきっていて役立たずのわたくしなのであった。
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